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ケアマネージャー研修会 2012.07.07
脳卒中とは?
リハビリテーションとは?
(公財)東京都保健医療公社豊島病院
リハビリテーション科 中島 英樹
今回のお話
●脳卒中について
・脳卒中の主な種類と原因
・脳卒中の危険因子について
●脳卒中のリハビリテーション
・医療でのリハはどのように行なわれているか?
・トピックスは?
人口動態統計及び国民生活基礎調査より
1 脳卒中の主な種類と原因
●脳卒中=脳血管障害、Stroke、Cerebrovascular disease
●脳卒中とは、「脳の血管に異常(破裂、閉塞)が生じて、
中枢神経系に障害が生じる病態」の総称である。
●脳卒中は、以下の3つのタイプに分類できる。
→⑴脳内出血 ⑵クモ膜下出血 ⑶脳梗塞
*⑴と⑵を合わせて、脳出血ということがある。
●我が国では、脳卒中のうち、脳梗塞が最多で約3/4を占める。
(脳卒中データバンク2009より)。
⑴ 脳内出血
⇒ 動脈硬化によって傷ついた脳深部の(微小)動脈が、
破裂して出血するもの。
●血圧が急激に上昇した際(運動時、
用便時、入浴時など)に発生しやすい。
●頭痛、気分不快、意識障害、片麻痺
などで急激に発症して、数分以内に
症状が完成することが多い。
●好発部位は、被殻、視床、脳幹(橋)、
小脳及び大脳皮質下である。
●重症の場合は、外科的治療
(血腫除去術)を行う。
錐体路
その障害→運動麻痺
視床出血
被殻出血
⑵ クモ膜下出血
⇒ 脳表面のクモ膜下腔(軟膜とクモ膜の間)に突然の出血を
きたすもので、脳動脈瘤の破裂がその原因の約8割を占
める。(これ以外の原因は、脳動静脈奇形、もやもや病など)
●突然の激しい頭痛(頭をハンマーで殴られた
ような衝撃的な痛み)、吐き気、意識障害で
発症する(片麻痺はないことが多い)。
突然死の原因にもなりうる。
●脳動脈瘤の発生(中大脳動脈、前交通動脈
などに多い)には、先天的要因が大きい
(家族歴があることが多い)。
●治療法として、クリッピング術(開頭手術による)、
コイリング術(血管内治療による)がある。
⑶ 脳梗塞
⇒ 脳動脈が閉塞して、それより末梢部への血液供給が途絶
することで、脳組織が壊死するもの。
その原因から3つのタイプに分類される。
① アテローム血栓性脳梗塞
② ラクナ梗塞
③ 心原性脳塞栓症
* 一過性脳虚血発作(TIA)
脳の血管が一時的に閉塞して脳梗塞と同様の症状が出現
するが、24時間以内に消失するもの。
脳梗塞の本格的な発作の前兆としてとらえるべきである。
① アテローム血栓性脳梗塞
→ 脳の太い動脈(主幹動脈という)が動脈硬化によって傷つき、
閉塞することで発症する。比較的広い範囲の梗塞巣が生じ、
その発症もゆるやか(数時間かけて進行する)なことが多い。
② ラクナ梗塞
→ 脳の細小動脈(穿通枝という)が動脈硬化によって傷つき、
閉塞することで発症する。梗塞病巣は径15㎜以下であり、
意識障害や高次脳機能障害を伴うことはない。
比較的予後のよい脳梗塞のタイプである。
③ 心原性脳塞栓症
→ 心臓疾患(心房細動、弁膜症、人工弁、心筋症、心内膜炎
など)があるため、心臓内で血のかたまり(栓子)が形成されて
しまい、それが脳動脈に至り、動脈を閉塞することで発症する。
突然発症して、梗塞病巣も大きく、意識障害や高次脳機能
障害を伴うことが多い。
脳卒中診断のための検査
拡散強調画像(Diffusion Weighted Imaging: DWI)
●MRI検査の一部
●発症後1時間以内の超急性期脳虚血病巣を検出できる。
脳卒中診断のための検査
MRA ( Magnetic Resonance Angiography )
●MRIの検査と同時に行える。
●造影剤を使わず、脳の血管の状態をみることができる。
●脳主幹動脈閉塞、脳動脈瘤の検出に有用。
脳動脈瘤
MCA起始部
閉塞
脳梗塞急性期の血栓溶解療法
t-PA療法
組織プラスミノゲンアクチベーター(t-PA、アルテプラーゼ)
の静脈投与は
●発症から3時間以内に治療可能な脳梗塞で
●慎重に適応判断された患者に対して
強く推奨される。 (グレードA)
脳卒中ガイドライン 2009
2 脳卒中の危険因子について
●脳卒中の危険因子は「修正できない危険因子」
と「修正できる危険因子」とがある。
よって、脳卒中を予防するためには
「修正できる危険因子」を改善するように、
日頃から注意していく必要がある。
⑴ 修正できない危険因子
① 年齢:55歳以上では、10歳ごとに脳卒中発症
リスクが約2倍になる。
② 性別:男性は女性よりも、ハイ・リスクである。
③ 脳卒中の家族歴:両親、祖父母に脳卒中の
既往がある場合、脳卒中リスクが高くなる。
⑵ 修正できる危険因子
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
高血圧
糖尿病(高血糖)
脂質異常症
心房細動などの心疾患
喫煙
飲酒
肥満(メタボリック・シンドローム)・運動不足
⑵ 修正できる危険因子
① 高血圧
●血圧が高いと、血管壁が強い刺激を受けることになり、
傷ついてしまう(動脈硬化になる)。
●高血圧は、脳卒中の最大の危険因子であり、血圧が高い
ほど脳卒中の発生率は高くなる。
●降圧剤投与によって脳卒中の発症が減少することは、
多くの臨床研究で確認されている。
≪目 標≫
●高齢者は140/90㎜Hg未満、
若年・中年者は130/85㎜Hg未満、
糖尿病や腎障害合併例には130/80㎜Hg未満
が推奨される (脳卒中治療ガイドライン2009より)。
⑵ 修正できる危険因子
① 高血圧
≪対 策≫
●定期的に血圧を測定する(自己測定が望ましい。起床後と
就寝前)。
●高血圧の合併症を、眼底検査、心電図、尿検査などで
定期的にチェックする。
●食塩を摂りすぎない(理想的には、塩分摂取量を6g/日
未満にする →薄味にする、減塩しょうゆを使うなど)。
●過剰なストレス(精神的・身体的)を避ける(疲れたら無理
をしない、気分転換をするなど)。
●急激な寒暖差を避ける(暖かい部屋から寒い廊下に出る
時、突然にクーラーにあたるなど)。
●入浴の際は、ぬるま湯にそっとゆっくりと入る(ぬるめの湯
は血管を拡張する)。
●定期的に有酸素運動(例えば、散歩を毎日30分間)を行う。
⑵ 修正できる危険因子
② 糖尿病(高血糖)
●糖尿病は、インスリンの作用不足によって、血糖値が上昇する
病態である。
●糖尿病は、脳卒中のうち特に脳梗塞の危険因子として重要
である。
≪目 標≫
●空腹時血糖が110mg/dl以下、ヘモグロビンA1c(HbA1c=
過去約1カ月間の血糖値を反映する)が5.8%以下(優)を
目指す。(良は6.5%未満)
* 2012年4月よりHbA1cの数値が変わりました(国際標準化)
HbA1c(JDS) → HbA1c(NGSP) 約0.4%高値となります
HbA1c(JDS)
HbA1c(NGSP)
糖尿病診断基準
コントロール目標値
6.1%以上
6.5%未満
6.5%以上
6.9%未満
⑵ 修正できる危険因子
② 糖尿病(高血糖)
≪対 策≫
●定期的に医療機関で血糖を測定する(食前採血が望ましい)。
●糖尿病の合併症を、眼底検査、心電図、尿検査などで定期的
にチェックする。
●食事カロリーを減らす(エネルギー摂取量を減らす)。
●偏食傾向を治す(バランスのよい食事摂取を心がける)。
●定期的に有酸素運動(散歩、ジョギングなど)を行う。
●規則正しく、疲れすぎない生活を送るようにする。
●医師の指示通りに、経口血糖降下剤を内服、またはインスリン
注射を行う(インスリン注射を行っている場合には、血糖自己
測定が望ましい)。
●インスリン注射を行っている場合、低血糖症状を正しく理解して、
その対処法(例えば、アメをなめるなど)を知っておく。
⑵ 修正できる危険因子
③ 脂質異常症
●脂質異常症とは、
高コレステロール血症(高LDL-コレステロール血症)、
高トリグリセリド血症(高中性脂肪血症)、
低HDL-コレステロール血症 を指す。
●高コレステロール血症が、脳卒中のうち特に脳梗塞の危険因子
として重要である。
●高LDL-コレステロール血症は、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心
症)の危険因子としても重要である。
≪目 標≫
●他の冠動脈疾患の危険因子(年齢、高血圧、糖尿病、冠動脈疾
患の家族歴など)の有無によってLDL-コレステロールの目標
値は異なるが、できれば「LDL-コレステロール120~160mg
/dl以下、HDL-コレステロール40mg/dl以上、トリグリセリド
150mg/dl以下」を目指すべきである。
(動脈硬化性疾患予防ガイドラインより)
⑵ 修正できる危険因子
③ 脂質異常症
≪対 策≫
●動物性脂肪(肉や乳製品に多く含まれる)の摂りすぎに
注意する(一日のコレステロール摂取量は300mg以下
にする)。
●食物繊維(野菜、海そう、穀類、豆類に多く含まれる)を
多く摂る。
●植物油、大豆、緑黄色野菜を多く摂る。
●定期的に有酸素運動を行う。
⑵ 修正できる危険因子
④ 心房細動などの心疾患
●心房細動は、脳梗塞(心原性脳塞栓症)の危険因子である。
●心臓弁膜症がない患者における心房細動のことを、非弁膜
症性心房細動(NVAF)という。
●ワーファリン内服による抗凝固療法を行うことで、脳梗塞の
発症率が低下することが確認されている。
≪目 標≫
●ワーファリンを適切に内服して、定期的に医師の診察を
受ける。
⑵ 修正できる危険因子
④ 心房細動などの心疾患
≪対 策≫
●過剰なストレス(精神的・身体的)を避ける(無理をしない)。
●心症状(動悸、息切れ、めまい、胸痛など)が出現したら、すぐに
医療機関を受診する。
●過剰な水分摂取を避ける(体内水分が過剰になると、心臓に負担
がかかる)。
●医師の指示通りに、ワーファリンを内服、定期的にプロトロンビン
時間(INR)を測定する→INRを2.0~3.0(高齢者では、1.6~
2.6)にコントロールする。
●ワーファリンを内服している場合、ビタミンKを多く含む食品(納豆、
緑色野菜など)の摂取を避ける。
●ワーファリンを内服している場合、出血傾向に気をつける(打撲、
切り傷で出血しやすい)。
⑵ 修正できる危険因子
④ 心房細動などの心疾患
* 最近、ワーファリンと同様な効果の薬として、プラザキサ
という薬が発売されている。この薬は、INRを定期的に
測定する必要がなく、また食物との相互作用がないため、
食品の摂取制限は不要である。
腎機能が低下している患者には効きすぎることがある
ので注意を要する。
⑵ 修正できる危険因子
⑤ 喫煙
●喫煙は、脳卒中のうち、特に脳梗塞とクモ膜下出血の危険
因子である。
●ニコチンは、血管を収縮させて、高血圧や動脈硬化を一層
悪化させる。
●受動喫煙も、脳卒中の危険因子と考えられている。
≪目 標≫
●禁煙する(タバコは、「百害あって一利なし」である)。
≪対 策≫
●タバコを買わない、灰皿やライターを捨てる。
●皆の前で「禁煙宣言」をする。
●禁煙外来を受診して、専門的な治療を受ける。
⑵ 修正できる危険因子
⑥ 飲酒
●飲酒量が増えるほど、脳内出血とクモ膜下出血の発症率は高く
なる。
●脳梗塞の発症率は、少量~中等量の飲酒者ではむしろ低くなる
が、大量飲酒者では高くなる(大量飲酒は、脱水を誘発して血液
を濃くして、固まりやすく=詰まりやすくする)。
≪目 標≫
●摂取アルコール量を一日30g以下(日本酒で1合以下、ビール
で大びん1本以下、ワインなら240㏄以下に相当する)にする。
≪対 策≫
●アルコールを買わない。
●「飲み会」「宴会」への参加を控える。
●「休肝日」をつくる。
⑵ 修正できる危険因子
⑦ 肥満(メタボリック・シンドローム)・運動不足
●肥満やメタボリック・シンドロームは、新たな脳卒中の危険因子
として注目されている。
●メタボリック・シンドロームの診断基準は、「ウエスト周囲径が男性
85㎝以上、女性90㎝以上」であり、「トリグリセリド150mg/dl
以上かつ/またはHDL-コレステロール40mg/dl未満、収縮期
血圧130㎜Hg以上かつ/または拡張期血圧85㎜Hg以上、空腹
時血糖110mg/dl以上」のうちの2項目以上が存在することと
されている。
≪目 標≫
●BMI{ 体重(㎏)÷身長(m)2 }を25未満にする。
≪対 策≫
●過剰なカロリー摂取(エネルギー摂取)を避ける。
●毎日、体重やウエスト周囲径を測定(自己への動機づけを行う)。
●定期的に運動を行う(散歩、早歩き、ジョギング、自転車など)。
<脳卒中予防10か条(日本脳卒中協会)>
日本脳卒中協会が発表している、脳卒中予防のポイント
1:手始めに、高血圧から、治しましょう。
2:糖尿病、放っておいたら、悔い残る。
3:不整脈、見つかり次第、すぐ受診。
4:予防には、タバコを止める、意志を持て。
5:アルコール、控えめは薬、過ぎれば毒。
6:高すぎる、コレステロールも、見逃すな。
7:お食事の、塩分・脂肪、控えめに。
8:体力に、合った運動、続けよう。
9:万病の、引き金になる、太りすぎ。
10:脳卒中、起きたらすぐに、病院へ。
今回のお話
●脳卒中とは
・脳卒中の主な種類と原因
・脳卒中の危険因子について
●脳卒中のリハビリテーション
・医療でのリハはどのように行なわれているか?
トピックスは?
リハビリテーションの流れ
福祉
医療
急性期
回復期
入院
維持期(生活期)
通院
地域支援サービス (介護保険・
自立支援法・他)、就労支援など
急性期リハ
回復期リハ
維持期(生活期)リハ
廃用症候群の予防
早期座位・起立
機能回復、ADL向上に
向けた「集中的」訓練
生活機能の維持・向上
患者説明用パス
回復期リハビリテーション病棟入院対象患者
状態
期間
●脳血管疾患、脊髄損傷等の発症後、もしくは手術後2か月以内
150日
(高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び
頭部外傷を含む多発外傷の場合)
180日
●大腿骨、骨盤、脊椎、または膝関節等の骨折又は手術後2か月以内
90日
●外科的手術又は肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群を
有しており、手術後又は発症後2か月以内
90日
●大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経・筋・靭帯損傷後
1か月以内
60日
●股関節又は膝関節の置換術後1か月以内
90日
リハビリの保険診療上の算定日数制限
脳血管疾患等:180日
呼吸器:90日
運動器:150日
心大血管疾患:150日
除外項目
●失語症、失認および失行症、高次脳機能障害
●重度の頸髄損傷、頭部外傷又は多部位外傷
●慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心筋梗塞、狭心症
●リハビリの継続が必要であると医学的に認められる場合
H20年4月:算定日数制限を過ぎても月13単位
以内のリハビリは医療保険で可能となる
(H26年3月末まで:脳血管、運動器)
脳卒中急性期リハビリ
内科的・外科的治療と併行して、機能的予後を
左右する重要な時期に集中したリハビリを実施
● 廃用症候群の予防
早期離床 mobilization (四肢の他動・自動運動)
● 座位・起立訓練
運動機能(麻痺)
言語機能・認知機能の回復
早期の歩行獲得
ADLの改善
廃用症候群
中枢神経レベルで
生じる廃用
末梢の骨格筋・関節
レベルにて生じる廃用
学習性不使用 (learned nouse)
運動野の萎縮、認知機能低下
数時間の不動化にて始まる筋組織の変性
(結合組織脂肪組織の増加・筋繊維短縮/弾性低下
→筋紡錘の興奮性増大
→深部腱反射亢進、痙縮・同時収縮)
静脈環流量低下、心肺機能低下、起立性低血圧、
循環器系における廃用
末梢循環不全、深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症
麻痺の回復
100%
初期の回復
脳浮腫の減退、脳血流の改善
ischemic penumbraの改善
3カ月
6カ月
時間
一般的に3ヵ月で8〜9割の回復が終了し、6ヵ月にはプラトーに達する
麻痺の回復:リハビリテーションによる違い
100%
●病巣周囲の脳組織の活性化
早期から効果的な
リハビリテーション
不十分な
リハビリテーション
3カ月
6カ月
時間
脳卒中回復期リハビリ
機能回復および日常生活動作(ADL)向上
に向けた「専門的」「集中的」訓練
1日9単位までのリハビリ可能、365日のリハビリなど
在宅復帰を目標
●在宅復帰のkeyとなるADL
・歩行
・排泄(移乗、トイレ動作含む)
・食事(経口摂取)
麻痺の回復とADLの改善
ADL
麻痺
1カ月
3カ月
6カ月
時間
脳の可塑性(機能的再構築)へのアプローチ
①健側に対する感覚
脳梁抑制
高頻度
低頻度
入力減少
②麻痺側感覚入力増強
及び運動訓練
(CI療法・川平法)
③麻痺側近位の感覚
入力減少
④障害側運動野の興奮
使用抑制
性を増加させる
(経頭蓋磁気刺激)
⑤健側運動野の興奮性
を低下させる
(経頭蓋磁気刺激)
痙縮に対するボツリヌス療法
●痙縮とは、筋肉が緊張しすぎてしまう状態のことで、脳卒中で
みられる運動障害の一つ。
●ボツリヌス療法とは筋肉を緊張させている神経の働きを抑える、
ボツリヌストキシンという薬を筋肉内に注射する治療法。この
療法により、手足の筋肉がやわらかくなり、動かしやすくなる
ことで、日常生活動作が行いやすくなります。
●効果は注射後2~3日目から徐々にあらわれ、通常3~4か月
持続します。その間、リハビリテーションを併用することで効果
の更なる持続が期待できます。
在宅でのリハビリ
●機能維持:「廃用予防」を目的
●在宅での生活スタイルの再構築
(よりよく生活するために)
介護保険サービス:訪問リハビリ・通所リハビリ
短期入所(短期集中リハビリ)
自主訓練(ホームエクササイズ)
●脳卒中そのものに関する理解を深める
●脳卒中の予防に関する理解を深める
●脳卒中のリハビリテーションの概要を理解する。
(利用者が医療でのリハビリテーションをきちんと
受けてきたかどうかを確認)
廃用をおこさないようにするにはどうしたらよいか、
利用者が在宅において、よりよく生活するにはどうしたら
よいかを常に考えて、ケアプランを立ててください。