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1.異型花
花の形が異なることにより、交配できる
ミゾハギ
プリムラ
ミヤマカタバミ
ソバ
夏ソバと秋ソバ・・・
東北,北海道では夏ソバ,
長野以西では,中間型,秋型など
(短日性あり)
2.同形花
花に形態的変異がない
自家受粉では不和合となる
配偶体型と胞子体型にわかれる
a.配偶子型(バラ科(ナシ,リンゴ),ナス科,マメ科,イネ科:ライ
麦)
・自己の花粉は発芽し、柱頭に進入するが花柱内で侵入を停
止.配偶子の持つ遺伝子型(アレル)により和合性が決定される.
母親形質(雌蕊側は共優性)
ナス、バラ科など
S1S2ではS1をもつ花粉とS2の花粉管伸長できない
S1S3ではS1S2の花粉のうち、S2のみ発芽、後代はS1S2,S3S2
b.胞子体型(キク科;コスモス,ヒルガオ科:サツマイモ,
アブラナ科:キャベツ,白菜)
・自己花粉が発芽しない、発芽しても柱頭に侵入でき
ない
・S複対立遺伝子を仮定.雌蕊の遺伝子と花粉の持
つ遺伝子型(母親由来)が同じであるときに不和合性
を示す.S1,S2が雌蕊で共優性である場合,S1S3(S3
優性なら)からの花粉はS1,S3双方とも進入できる.
(8)雄性不稔
特徴:
・雌蕊の形態も機能も正常であるが,雄蕊が
できなかったり,機能しない.
・育種に利用できる.
・核,細胞質型がある
*核遺伝子型
a.胞子体型 rrのみ不稔
b.配偶体型 Rrは50%稔性
図II-28を説明
q:パネットスクエアーを用いて下記を説明
Rr型の花粉をrr個体に交配,R:r,r:r
Rr個体の自殖にてRR:Rr=1:1
*細胞質型
•核の稔性回復遺伝子について:RR,rr
•トウモロコシではRf1,Rf2
•細胞質はCMS-T,S,C型T型にはRf1,Rf2
•S型にはRf3
•C型にはRf4
•T型にゴマ葉枯れ病がおかされて生産に甚大な被害,複数の
細胞質不稔型が求められるようになった.