1501_sodo_&_kigyo_kitami

Download Report

Transcript 1501_sodo_&_kigyo_kitami

コミュニティ・ビジネスと社会企業家が、
くらしを、地域を、日本を、支える・変える!
&
自治を回復し、まち・むらの課題を、
まち・むらの力で解決するために
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
Inspiring Social Innovations since 1994.
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+非常勤1名、東京(新川)、約3900万円
個人的には
・(特)ETIC.主催の各種プログラムの支援
アントレプレナー・インターンシップ・プログラム
 チャレンジコミュニティ創生事業(経済産業省委託)
 Style創設時からの審査員
 社会起業塾イニシアティブ(旧・NEC社会起業塾) 塾長(!?)
 東海若手起業塾(ブラザー工業100周年記念プログラム)

・(般社)ソーシャルビジネス・ネットワーク 理事
・経済産業省 ソーシャル・ビジネス推進研究会 委員
・関西独自の社会起業家支援プログラム「edge」

創設+実行委員
・大分県 コミュニティ・ビジネス補助金審査委員長
・個人ブログもご参照ください。http://blog.canpan.info/dede/
山内さん(北海道でてこいランド)のお話から
・町社協:給食、安心コール、男の料理教室
・人材活用センター:670件・1883万円/年
(町133+企業138+個人399件)
・あいおい道の駅(12人)観光客+住民向け=1億円/年
71戸124人 高齢者57.3% 地区行動計画
・北海道でてこいランド 92~95年 住民寄付で建設!
スポーツ合宿など受入れ+グリーンツーリズム多数
特別支援学校修学旅行受入れ:鮭の大きさ体感!
とうがらし栽培:焼きそば麺も
・あんしん生活サポートセンターほっと:成年後見
2010(H22)年:後期高齢者>前期高齢者
高齢者のうち独居世帯:1990年15.3%→12年38.8%
2015(H27)年度 養成講座開催
上ところ地域住民協働組織・山本さんのお話から
・09年8月、上ところ小校区内29団体、2393人・高齢33%
・交付金141万円(13年度)、環境改善・保健福祉・交流・
文化・体育・安全・子ども育成など19事業
・ふれあい道路(1.5km!)木製設備補修(10年度~)
・さくら公園 参詣階段70mの手すり設置
・高齢(70歳~)・障碍世帯除雪支援:玄関から2m~
@1千円×5回まで+燃料費@200円
実績:除雪機10台 3/8町内会、22世帯・のべ125回利用
・認知症サポーター養成(隔年)+サポートチーム+訓練
登録32名、2名1組・2時間×2日以内、燃料・通信弁済
・祭は実行委員会で実施
・50・60歳代中心
・道道拡大時花壇設置要望→「自主管理!」でも数年後。。
まちの力は、関係の密度がつくる!
人口密度より人「交」密度!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う
 自分が住み続ける地域の未来の
ために、本当に大切なことを
実現できるように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
2020年の世界・日本は?
中国のGDPは、日本よりいくら多い?
 原油、鉄、レアメタルなどの価格は?

日本の国民一人当たりGDPは何位?
 日本の高齢者率は?
 国債の残高は?
 既存インフラの補修コストは?





橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過!
施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割!
下水道:陥没は年5000か所以上!
道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 消費税は、いくら必要?

介護ニーズは80歳代で急増する
計
人数
介護+予防
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-
85-
29,484 8,272
7,018
5,992
4,376
2,454
1,029
342
3,825
318
620
969
1,004
620
268
1,892
3,968
170
人口比
13.5%
2.1%
4.5% 10.3% 22.1% 40.9% 60.2% 78.2% 49.4%
総数比
(100)
4.3%
8.0% 15.6% 24.4% 25.3% 15.6%
要介護3-
1,661
68
121
226
人口比
5.6%
0.8%
1.7%
3.8%
総数比
(100)
4.1%
7.3% 13.6% 21.1% 24.5% 18.7% 10.6% 53.9%
’15 +予防
4,865
200
352
655
1,110
1,309
860
378
2,547
要介護3-
2,068
80
135
239
402
531
432
249
1,212
10→15
+406
+12
+13
+13
+51
+124
+121
+73
+317
’20 +予防
5,742
168
415
731
1,186
1,531
1,151
559
3,241
要介護3-
2,489
67
159
267
430
621
578
368
1,567
15→20
+422
-13
+24
+28
+28
+90
+146
+119
+355
’25 +予防
6,529
146
349
869
1,334
1,660
1,384
788
3,832
要介護3-
2,879
58
133
317
483
673
695
518
1,887
20→25
+390
-9
-25
+50
+54
+52
+117
+150
+320
351
407
331
6.7% 47.7%
176
895
8.0% 16.8% 30.3% 51.5% 23.4%
北見市も、これまで20年と、これから20年は違う
計(人)
1990年 2000年 2010年 2020年 2030年
129725 132125 125689 116355 104082
▲17%
▲3%
0~14歳
24521
15~64歳:A
89596
19214
15286
11758
▲41%
▲37%
89207
(生産人口)
78450
8930
64594
54763
61% ▲30%
87% ▲12% 72%
65歳~:B
高齢者率
14758
23640
31952
40003
40389
11.4%
17.9%
25.4%
+116%
34.4%
38.8%
+26%
A÷B
6.0人
75歳~
3.7人
9349
2.4人
15900
1.6人
21052
1.3人
25986
+70%
+32%
+23%
85歳~
1658
4302
7732
9954
259% +159% 466%+79% 600% +28%
2020年の北見市は?

高齢者率は?→34.4%(全国より15年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.6人!
75歳以上は?→2.1万人(6人に1人以上)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康=地域の資源+資産!


生産人口は? → 17%減(00年比 27%減) !
生産人口比:55.5%→1925年と同水準!
 市税収入は?


既存インフラの補修コストは?


道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
北見市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
2000年
132125
2005年
129365
2010年
125689
2015年
121357
2020年
116355
高齢者
23640
27987
31872
37123
40003
後期高齢者
9349
12382
15858
18894
21052
7.1%
9.6%
12.6%
15.6%
18.1%
世帯数
53900
55335
56012
55237
53532
高齢者単身
3303
4343
5612
6900
7640
人口(千人)
801+2502 1064+3279 1360+4252 1664+5235 1839+5801
後期高齢者
単身
1422
2116
3110
3929
4508
316+1106
457+1659
674+2436
853+3076
979+3529
後期単身率
15.2%
17.1%
19.6%
20.8%
21.4%
高齢者夫婦
3981
5112
6040
7136
7753
後期 夫婦
789
1311
1981
2531
2918
高齢世帯率
13.5%
17.1%
20.8%
25.4%
28.8%
後期世帯率
4.1%
6.2%
9.1%
11.7%
13.9%
北見市の財政はどう推移する?
単位:億円
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
公債(同)
05年度
10年度(05比)
12年度(同)
632.3
136.1(21%)
42.0( 6%)
14.8( 2%)
57.1( 9%)
58.1( 9%)
705.0
138.6(19%)
49.9( 7%)
12.1( 1%)
55.3( 7%)
73.0(10%)
651.0
139.9(21%)
52.3( 8%)
12.3( 1%)
52.9( 8%)
82.9(12%)
15年度?
10年 個人住民税
39,739円/人
生産人口
10年比 - 9%
05年比 -15%
630.7
歳出
68.7
職員給与
1,014
職員数
92.3
公債償還
78.6
公営事業繰入
(国民健康保険)
(10.7)
(上下水道)
(47.7)
(他(介護保険 等)) (19.1)
扶助費(歳出比)
60.5( 9%)
646.8
699.8
54.4(-20%)
51.5(-25%)
917(-9%)
895(-11%)
92.1
87.7
57.7
63.2
(11.7)
(16.6)
(16.9)
(19.7)
(28.8)
(31.4)
87.4(12%)
95.0(14%)
人件費・扶助費・
公債費を除く
歳出額(≒調達額)
371.2億円(57%)
将来負担
785.9
10年625,299円/人
(対 税収)
地方債残高
支出予定
積立金
861.2
(6.3倍)
856.1
107.8
102.7
839.0
(5.7倍)
(6.0倍)
833.0( - 2%) 843.9( - 1%)
82.6(- 23%) 122.2(+13%)
129.7(+26%) 127.2(+23%)
後期高齢者
10年比 +18%
05年比 +52%
津別町も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(人)
8,061
0~14歳
1,350
15~64歳(A)
5,315
2000年
6,789
901
3,987
(生産人口)
2010年
2020年 2030年
5,646
4,615 3,668
▲30%
▲35%
573
374
248
▲57%
▲56%
2,964
2,102 1,642
▲44%
41%
74%▲44% 52%
65歳~(B)
高齢者率
1,396
1,901
2,109
17.3%
28.0%
37.4%
+51%
A÷B
3.8人
75歳~
2.1人
783
1.4人
1,152
85歳~
164
2,139 1,778
46.3%
48.5%
▲15%
0.9人 0.9人
1,209 1,229
+47%
+4%
+1%
328
459
481
200%
+100% 279%
+39% 293%+4%
2020年の津別町は?
・高齢者率は?→46.3%(全国より50年以上早い)!

高齢者1人を支える生産人口は、わずか0.9人!
・75歳以上は?→1209人(町民4人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康 = 地域の資源 + 資産!

・生産人口は?→29%減(00年比47%減) !

町税収入は?
・既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
・町債残高は?
・消費税は、いくら必要?
津別町の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(人)
高齢者
後期高齢者
2000年 2005年
6,789
6,222
1,901
2,091
783
1,023
2010年 2015年 2020年
5,646
5,113
4,615
2,109
2,156
2,139
1,152
1,219
1,209
11.5%
16.4%
20.4%
23.8%
26.2%
2,615
264
2,500
325
2,353
373
2,171
404
1,979
413
63+201
75+250
89+284
98+307
100+312
138
181
220
241
244
27+111
31+150
44+176
51+190
53+190
高齢者夫婦
17.6%
359
17.7%
409
19.1%
430
19.8%
449
20.2%
449
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
75
23.8%
8.1%
124
29.4%
12.2%
164
34.1%
16.3%
186
39.3%
19.7%
191
43.6%
22.0%
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
津別町の財政はどう推移する?
単位:億円
05年度
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
地方債
50.2
5.6(11%)
1.8( 3%)
0.4( 0.8%)
2.8( 5%)
3.1( 6%)
歳出
職員給与
49.7
7.6
職員数
10年度(05比)
60.5
5.5(
2.0(
0.4(
2.6(
5.2(
9%)
3%)
0.7%)
4%)
8%)
59.7
6.8(-10%)
108
103(-4%)
8.4
5.9
(0.7)
(2.7)
(0.3)
(0.01)
(2.1)
4%)
2.8( 4%)
公債
公営事業繰入
(国民健康保険)
(下水道)
(簡易・上水道)
(介護サービス)
(他(介護保険等))
扶助費(対 歳出)
11.5
4.9
(0.9)
(2.2)
(0.1)
( --- )
(1.6)
2.1(
将来負担(対 税収)
地方債残高
支出予定
積立金
61.5(10.9倍)
76.6
1.2
16.3
19.0(3.4倍)
48.6(- 36%)
0.6(- 51%)
30.2(+84%)
12年度(同)
15年度?
51.9
5.8(11%)
2.0( 4%)
0.4( 0.9%)
2.8( 5%)
3.8( 7%)
10年 個人住民税
35,940円/人
生産人口
10年比 -15%
05年比 -26%
51.2
人件費・扶助費・
6.0(-20%)
公債費を除く
92(-14%) 歳出額(≒調達額)
6.1
32.7億円(64%)
5.8
後期高齢者
(0.7)
10年比 + 5%
(2.7)
(0.3)
05年比 +19%
(0.1)
(1.9)
2.9( 5%)
8.0(1.4倍) 10年336,634円/人
46.5( - 39%)
0.6( - 50%)
39.0(+139%)
コミュニティ・ビジネス(CB)とは?
コミュニティによる、
コミュニティと社会のためのビジネス
(× コミュニティの、コミュニティによる、コミュニティのためのビジネス)
社会起業家(Social Entrepreneur:SE)とは?
社会の課題解決や理想実現に、事業を
通じて取り組み、成果を生んでいる人
・挑む課題や理想は何か?
・事業のビジネスモデルは?
(× もうからなさそうな社会っぽいテーマに、取り組んでいるだけの人)
ニーズの代弁者であると同時に、
実現プロセスのプロデューサー
最近、脚光を浴びているものとしては、
 先輩ママによる病児保育(フローレンス)
 産後ママのための体操・相談(マドレボニータ)
 漫画家・作家志望者のための「平成のトキワ荘」、
ニートを生まないための「中退予防白書」
(NEWVERY)

カンボジアの少女買春被害者の生活支援・予防
(かものはしプロジェクト)
女性がん患者のための格安かつら(ピア)
 バングラディシュの女性にカワイイ下着を(undo3)
 児童/搾取労働のないエシカル・ジュエリ(HASUNA)
 20人前後のミニイベントで地域活性化(オンパク)

→ 決して「他国に遅れて、21世紀に新登場!」ではない
80年代以降、すでにあったものとしては、
 有機・減農薬野菜の共同購入や宅配事業
 365日・24時間の障碍者の自立生活支援
 障碍を持つ人たちが中心に働く店
焼きたてのパン屋
 クッキーの通販、居酒屋
 ワインの製造・販売


お母さんたちが設立・運営する店


お惣菜・お弁当の製造・販売・宅配
自然環境や歴史・文化を活用した事業

自然体験活動
→ 以前からあったのに、なぜ今、注目される?
CB/SEの意義と
社会の変化が重なってきた

地域間競争だった過疎が、「地域内資源再編」
が必要な段階にまで進んだ。
大型店舗に対抗できない(しない)商店街
 バブル後と並行した高速高齢化による市場期待低下


大手企業の雇用削減 → プレゼンスの低下
起業もSOHOも認められる存在に
 女性、若者、退職者にも、社会の担い手としての存在感


ニーズに、事業で取り組む団体が増えてきた。
CB/SEを
拡充しやすくなった環境の変化

インターネットという身近なインフラの整備
広報範囲の拡大 → 顧客の拡大(全国に)
 広報コストの削減 → 多数に瞬時に大量に伝えられる
 24時間・365日営業可能

通販を容易にするサービス → 宅配、決済
 空店舗活用、起業促進など、政策との連携
 CB/SEのコミュニティを育む団体(ETIC.)の活躍



CB/SEは「群生」によってのみ成長する!
マスメディアと大学の「社会起業家バブル」!
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長
に提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と
「避難所の課題確認」訓練(別府市)
自治会・町内会は、
行事を半減して、事業=福祉+経済を!
【現在】
親睦も安全も福祉も行事の連続。。
→地域の住民が気軽に付き合い、
日常生活に必要な情報交換や
安全確保などを行なうとともに、
地域生活をより快適にするため、
自主的・自発的に共同活動しな
がら、まちづくりを進める。
問題解決 (交通安全、防火・防災、
防犯・非行防止、資源回収)
生活充実 (福祉、青少年育成、
健康増進、祭礼・盆踊り、
運動会、文化祭など)
環境・設備維持 (清掃・整備、
集会所管理など)
広報・調整
【今後】
「小規模多機能」自治!
→行政機能の集約化を補い、
住民減少・高齢化などに伴い
必要性が高まる安全・安心の
確保のための「適地適作(策)」
型の地域づくりを進める。
共通の「基本機能」と
独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心の維持
・文化・伝統の継承
・経済的な競争力の維持・向上
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
NPO
協
働
?
当事者
専門家
行政
学校
公共サービスを担う
(教員+生徒)
意欲とスキル
総
働
事業者
金融機関
行政
NPO
「1対1の業務・責任分担」から「多様な主体による協働」へ
「団体の支援」から「(小規模多機能)自治の確立・維持」へ
すべての部署・業務が、調達も含め、よりよい成果へ
→定義・ねらいも、進め方も抜本的に見直す「協働2.0」へ!
雲南市の地域自主組織のすごさ
・「公民館」から「地域交流センター」へ
・共益的な生涯学習施設から、住民自治の拠点へ
・多様な主体の「総働」による「小規模多機能自治」
・行政機能縮減を補う「適地適作(策)」の地域づくり
・幼稚園放課後に住民主導で預かり保育(海潮)
・旧・農協で産直市&100円喫茶(中野・笑んがわ市)
・水道検針を受託し毎月全戸訪問(鍋山)
・共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心をどう維持するか?
・文化・伝統をどう残すか?
・経済的な循環・競争力をどう維持するか?
→年2回の「自慢大会」と課題別「円卓会議」で事例共有
真地(まーじ)団地自治会(那覇市)
・1981年開設の市営住宅、400世帯
・車両部で買物支援
「移動も寄り道も生きがい」、今後は役所にも!
・2011年度に「地域福祉部」新設!
「第1次福祉計画」(11-13年度):
見守り、活性化、運行、資金造成
・見守り:同棟の支援者、新聞・宅配も協力
・木曜:「ふれあいデイサービス」(14-16時)
・金曜:「百金食堂」(100円昼食会)
・土曜:カラオケ!
60人のお年寄りのために
77歳の看板娘が営むコンビニ「ノーソン」
(大分県中津市 旧・耶馬渓町)
・03年農協閉店、05年合併:「役場も店も遠くなる」
・農協から店舗を買い取り、日用品販売&お茶飲み
・調味料、菓子、種苗など300品目、年商400万円
・住民がつくった野菜・果物を市街地大型店に出荷
→ 年商400万!→耕作放棄地が相次いで畑に!
・中島さん「田舎には、仕事を探しに来る人じゃなく、
仕事をつくれる人に来てもらいたい」
独居高齢者のための
厳冬期限定共同住宅「のくとい館」
(岐阜県高山市)
・全14室、各室に台所・浴室完備、月額2万2千円
朝夕食は食堂で
・旧・教職員住宅を活用(08年12月)
・市社協の提案+国交省「新たな公」補助金で実現!
・「まちなかに暮らす息子と同居しても、
知り合いがいないけど、ここだと一日が早い」
分散が支えられず、孤立の急増
集落内
周辺・近隣
通院
買物
買物 移動
販売
病院・
介護
商業
施設
商店
補助
利用
公民館
集落外(中心部)
直営
行政
孤から共(協)へ、待・受から動・助へ
集落内
周辺・近隣
通院
買物
集落外(中心部)
病院・
介護
商業
施設
商店
運営
配達
往診・
&
ミニデイ
利用
移動 地域
指定管理
センター
販売
行政
もう一歩踏み込んで考えるために
 当たり前ですが、5年経つと、周囲も、自分も
5歳ずつ年を取る
 できない・難しい・時間がかかることが増える
 時間は同じな(減る)のに、優先順位が違う
 対応力が落ちるのに、突発事項は増える
「残す・減らす・増やす・始める」は冷静に!
 予防・緩和できることは、始めておく!
 「団体ごとに行事」ではなく、「地域のための
機能・役割」
 「自主防災組織」より「合同災害対応訓練」
人口減・85歳以上増に備えるには、
時間の使い方を変えるしかない
・行事の棚卸し
→ますます行事<事業=福祉+経済!
・組織の棚卸し
→会・団体・自主組織の部会は毎年白紙に
(会の数だけ役がある!)
・会議の棚卸し
→時間を最大限に活用するために、
話す・調整するより、現場で動く時間を!
次の10年に求められる自治組織の機能?
・人口構造の見通し(予測)をつくる!
→何年後までにどうなりそうかを見通す
・住民調査で「事業・サービスへの評価」と
「困りごと・不安」「これなら手伝える」確認!
→部会メンバーの希望<住民の需要!
+ 提供できる事業を、少しずつ積み重ねる
・部・部会は、継続より進化・再編を!
→①被災者支援訓練 ②子どもの地域参加
③料理で女性の世代間交流 ④「夜」行事
地域の人口構成を年齢別に把握する
男
●●●●●●●
●●●●●●●
●●●●●●●●
●●●●●●
●●●●●●
●●●●●
●●●●●
●●●●●●
●●●●●●●
●●●●●●●
90~
80代
70代
60代
50代
40代
30代
20代
10代
~10
女
●●●●●●●●
●●●●●
●●●●●●
●●●●●●
●●●●●●
●●●●●●
●●●●●
●●●●
●●●●●
●●●●●●
「若い人」を巻き込むなら
「若い人」の都合も考える!
 早く決める、文句言わずまかせる
子どもの行事と連動する!
スポ少、おけいこ、PTAとの連携
料理好きな女性は活躍する!
伝統料理の勉強会は、
地域の先輩との交流機会!
行政は総働をどう促すか?
(団体自治偏重から、住民自治充実へ)
地縁団体は「行事・活動→事業」
「役割・運営→経営」へ
行政は「要望を聞いて対応
→事業と組織の経営支援:
定量情報の提供+基盤の整備」
(→地域が自ら現状を理解して、
小規模多機能化を進める支援を)
地域が「自治=経営」者として自ら現状を知り、
小規模多機能化を進めるために
まず行政がすべき準備
⓪小規模多機能自治の必要性を
首長・議会・職員に徹底する
← 長期見通し(±10年)をつくる
+地域状況を定量化・相対化する
+先進地域から学ぶ
①小規模多機能自治を促す制度
・施策をつくる
(例:公民館→自治拠点)
②小規模多機能自治の必要性を
住民に伝え、取り組みを促す
③「自慢大会」や「円卓会議」で
状況や知恵の共有を促す
④次世代育成を促すために、
雇用者に働きかける
地域が自ら進めるべき取り組み
①地域状況を長期的・定量的・
相対的に把握・共有する(知る)
②地域内外から学び続ける
地域の詳しい見通しをつくる
(後期)高齢者率、独居世帯率
→買物、移動、見守り、配食、
清掃・雪下ろし、耕作放棄 など
生活必須ニーズの推移予測
③行事・会議・組織を棚卸しする
地域の行事(小規模も含む)、
会議、組織をすべて書き出し、
労力(=時間)を可視化する
④多機能化の取り組みを進める
⑤組織づくりを進める
地域の持続可能性を把握するための指標項目案
(市区町村、すべて過去20年推移をもとに今後20年を予測)
人口 社会増減率
(地域貢献企業優遇制)
人口密度
扶助費、対 歳出率
転入後5年未満住民比率
行政職員1人あたり住民数
6歳・18歳未満同居世帯率
行政職員の地縁組織役員率
高齢世帯数・率
高齢者の運転免許保有率
後期高齢者数・率
耕作放棄面積
後期高齢者世帯数・率
空家数、空家率
後期高齢者独居世帯数・率
「協働環境」整備施策
個人住民税額・市民1人あたり 「小規模多機能自治」促進施策
法人住民税額・対 歳入率
・自治拠点の小規模多機能運用
産業出荷額(産業別)
・補助金の事業審査+一括交付
事業所数、開業率・廃業率
・自慢大会
総合評価方式入札 活用度
・円卓会議
地域の持続可能性を把握するための指標項目案
(集落、すべて過去20年推移をもとに今後10年を予測)
社会増減率、転入5年未満率
健康づくり活動の活性度
人口密度、6・18歳未満世帯率 寄合・サロン活動の活性度
高齢(+後期)世帯数・率
見守り・配食活動の活性度
後期高齢者独居世帯数・率
買物支援活動の活性度
耕作放棄面積、空家数・率
子ども向け活動の活性度
【共生(対内交流)指標】
備災・訓練の活性度
組織・団体一覧
【受入(対外交流)指標】
自治会・町内会加入率
コミュニティ観光活動活性度
主な組織の役員在職年数
(まち歩き、体験、学校など)
+女性役員比率
定住受入れ活動活性度
主な会議の住民出席比率
就農者など受入れ活動活性度
活動一覧(祭から地域清掃まで) 特産品・サービス販売活性度
「困りごと」 ランキング
SNS活用度
小規模多機能自治を進めるロードマップ
準備 →
導入(~50%) →
全域+拡充
知 (自治体アセスメント実施→)
(経過モニタリング)
る 自治連合会役員、首長、議員、
・ 行政幹部職員対象 研修・勉強会
学 ・市内外の事例
ぶ ・前後20年の経緯・見通し
同様他市と
推進連合
自治体:中長期基本方針策定 →
小規模多機能自治推進に向けて
・自治拠点の整備・拡充
備
・補助金制度改定
え
(集落アセスメント 詳細設計→)
る
行政事務
委託・移管
条例+計画化
地域貢献企業優遇
※総合評価入札活用
地域説明会開催
アセスメント実施
+共有研修
※組織・行事・役職 棚卸し
+小規模多機能 計画策定
「自慢大会」開催
相互視察
※市内全地域から5~7分で発表 ※自慢大会で好事例発掘
育
「○○円卓会議」開催
合同研修
て
※防災、福祉等テーマ・部会単位 ※人口・特性の似た集落で
る
若者のチャレンジ支援施策と連動
※上位と地縁団体とのマッチング
ふりかえり・
改善会議
業務・機能別
研修
「社会事業家」とは?
 「社会の」課題解決や理想の実現
に事業を通じて取り組み、成果を
生んでいる人
目的は「より良い社会の実現」!
挑む課題や理想は何か?
事業のビジネスモデルは?
ニーズの代弁者であると同時に、
実現プロセスのプロデューサー
「ビジネスモデル」とは?
誰に、何を、いくらで提供するか
顧客をどれだけ分けられるか?
収入を、どれだけ多様化できるか
利用者・参加者だけでなく支援者・協力者も
期待を上回る価値か?
健全な自転車操業もアリ!
本気で社会を変えるなら、
「社会を変える計画」が必要!
 計画の6W3H
 ニーズの2W1H
Why(ニーズと、その原因)、for
Whom、How far
 プロセスの3W1H
What
& How、When、Where
 資源の1W1H
Who、How
much
始める・動き出すなら
 まず、ニーズを体感する
 深い共感や憤りこそが原動力!
 ニーズの全体像と、解消すべき原因・
背景を正確に知る
 対処療法に陥るな!
 ビジネスモデルの仮説を磨く
 思いつき・思い込みにしがみついてもムダ
 先輩のチカラを効果的に生かす
 軒先を借りる・就業させてもらう手もある
CB/SEの5つのカベ
「商品づくり」のカベ
「リピート率」のカベ
「事業化」のカベ
「地域力活用」のカベ
「ひとづくり」のカベ
→解決のカギは、
「NPOマネジメント」第54号参照!
今年度の行事・活動の一覧表をつくる
4
5
6
7
8
9
伝統文化系
祭・神楽など
生活安全系
見守り・巡回、避難訓練、
雪降ろし/寄せなど
生活環境系
清掃、草刈り、花づくりなど
レクリエーション/健康づくり系
体操、花見、料理など
10
11
12
1
2
3
来年度求められる進化を付箋に!
4
5
6
7
8
9
伝統文化系
10
11
12
1
2
3
【例】毎年→隔年開催に
祭・神楽など
3日を2日に
配食増に備えて栄養教室を
生活安全系
A会・B会・C団 合同会議を
見守り・巡回、避難訓練、
いきいきサロンで買い物も!
雪降ろし/寄せなど
生活環境系
清掃、草刈り、花づくりなど
レクリエーション/健康づくり系
体操、花見、料理など
今年度の一覧をもとに、来年度を再検討する
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1
2
3
今
年
度
来
年 新しい書式に、人口変化をもとに、
「どんな活動・事業を、どう増やす・始めるか?」
度 「どの行事を、どう減らすか?」
という案をつくる。
今年から来年にかけて、進化する5つのポイント?
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1
2
3
今
年
度
来
年
度
〇〇祭:
隔年開催検討
(偶数年開催)
見守り:
希望者には
品目限定で
買物代行も
避難訓練:
スポ少に打診
サロン:産直開始
(移動販売打診)
一斉清掃:
スポ少に打診
ちょっと頭を整理してみましょう(~15:10)
ご所属・おなまえ
「自分の課・団体で
講師の話・事例から
しなきゃ!できそう!」と
感じたこと・
感じたこと
気付いたこと
★市・町で協働・総働が ★市・町で協働・総働を
進まなきゃいけない
進めるために必要な、
理由とテーマ?
「すぐ」 +「数年内に」
(5つ以上!)
すべきこと(5つ以上)
例:理由:多老化、・・
例:出前講座、
テーマ:健康づくり、・・ 自治会・団体 出会いの場
「★市が協働・総働すべき5つの理由・5つのテーマ」と
「協働を進めるための5つ以上のアクション」(~15:50)
★市で官民が
協働を進めるための
協働しなきゃいけない 5つ以上のアクション
5つの理由+テーマ (しくみづくりを念頭に)
(具体的に数値も示す!)
【例】①独居後期高齢者○人増
→寄り合いの場づくり!
②税収減、医療・福祉費用増、
職員数○%減
→高齢者の健康・活躍の場づくり
③市内企業の外国向け売上増
→子ども・若者向け新興国講座
【例】:しくみ整備→実践加速
(前提:総計での位置付け確認)
①市長に合同インタビュー
②先行地調査:文献、視察、研修
③議員向け研修
④指針・条例づくり
⑤町内会とのマッチング
⑥「こんなことできます」リスト
⑦・・・、⑧・・・、⑨・・・、⑩・・・
協働・総働が求められる理由・テーマ+必要なアクション
・財政難→収入創出
・除雪
・高齢化(3) 生きがいづくり、・出会いの場
施設、見守り、災害関連 ・ネットワーク
+健康長寿
・健康づくり講座
・能動的活動→参加
・学びの場
・弱者活動→雇用創出
・先進地調査(2)
・人口減(2)→PR
・しくみづくり
・国の事業待ち
・異動後も変わらぬ仕組み
・孤立している人
+制度化
・住む場所への自信
・個人・団体の特性リスト
・データ活用されず
+シート
・小さな声を聴く
・声掛け+コーディネート
・独居者への声掛け
・外の目
・行政との戦い
・小学生から聴く力WS
・居場所/たまり場づくり
・おひとり様お元気ですか
・くらし続ける交流の場
→大学、健康づくり
・資金不足
・空家活用
・就労
・小学生増 地域:施設活用
・観光参入⇔既得権・規制 ・支援員同士の交流
・団体・自治会のお見合い
・頭が固い人への研修
・(高齢者間の)見守り
⇔個人情報:自発的に
・かかわりの必要性
集まる場所・イベント
・災害・健康づくり:周知
・自治体行政職員の参加
・実行プロジェクトチーム
・除雪:企業広告協賛