Transcript 海外投資による派生的効果

篠崎ゼミ
一関 圭吾 ・ 高橋 裕 ・ 中山 拓 ・ 平井 佑樹
はじめに
どんな影響があ
るの？
先進国
直接投資
発展
途上国
2
 世界に発展途上国と呼ばれる国々は
ている。
全世界のうち80％と言われ
発展途上国
3
※世界銀行評価
4
出所：DAC資料より
5
資本による発展途上国の経済発展要因
海外直接投資
経済援助
貿 易
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海外直接投資
水平的直接投資
現地での市場獲得を目的とした投
資
垂直的直接投資
海外のより安価な生産要素の利用を目的
とした投資
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スピルオーバー効果
スピルオーバー効果とは・・・
→直接投資による資本移転が現地の労働生産性
および技術水準をも高める効果
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投資国
投資受入国
親会社
現地子会社
・模倣
・技術流出,指導
・競争促進
地元企業
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スピルオーバー効果は受入国
にとって企業誘致の要因となる
な
ぜ？
直接投資がスピルオーバー効果
を持たないと優遇・誘致に利益が
発生しないからである
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 先行研究ではスピルオーバー効果につい
て
理論・実証的に成果が得られている。
 Aitken
and Harrison(2009) ： ベネ
ズエラ
 Blomstrom
ンドネシア
and Sjoholn(1999) ： イ
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マレーシアにおいて
労働生産性
直接投資受入額
回帰統計
重相関 R
0.962913
重決定 R2
0.927202
補正 R2
0.924854
標準誤差
9249.172
観測数
33
1980年 1982年 1984年 1986年 1988年 1990年 1992年 1994年 1996年 1998年 2000年 2002年 2004年 2006年 2008年 2010年 2012年
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UNCTADより作成
負のスピルオーバー効果と海外直接投資の関
係
投資国
投資受入国
親会社
現地子会社
・模倣
・技術流出,指
導
・競争促進
投資受入国の
技術吸収力が低い
地元企業
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現地子会社
地元企業
模 倣
技術力が高く模倣できない
技術力が高く模倣できない
技術流出・指
導
教育水準が低く技術を習得できない
競 争
競争が激化し、地元企業の規模の経済性が
損なわれる
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負のスピルオーバー効果

Aitken and Harrison (1999)
産業内の競争を激化させ、市場を侵食する。

Bloom et al (2008)
技術・製品の近接性により競合の負の効果が発生する。

Findlay (1978) , Kokko (1994) , Takii
(2005)
受入国の技術吸収力がスピルオーバー効果の大きさを
左右する。
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発展途上国
スピルオー
バー
効果
誘致活動
多国籍企業
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まとめ
 正のスピルオーバー効果が企業誘致の要
因となっているが、負のスピルオーバー
効果が存在し、これは受入国側の誘致要
因として
不安定な存在となっている。
 スピルオーバー効果を得るためには受入
国の技術吸収力が必要である。
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