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物理化学
第1章6 Ver. 1.0
福井工業大学 工学部
環境生命化学科
原 道寛
物理化学:1章原子の内部
(メニュー)
1-1.
• 光の性質と原子のスペクトル
1-2.
• ボーアの水素原子モデル
1-3.
• 電子の二重性:波動力学
1-4.
• 水素原子の構造
1-5.
• 多電子原子の構造
1-6.
• 元素の諸性質と電子配置との関わり
1-6. 元素の諸性質と電子配置との関わり
A
B
元素の物理的性質
(ionization energy),
(electron affinity)
イオン化エネルギー(ionization energy):
C
にある D の取れ易さ
K


L
M
状態の気体の F 原子から
G を一つ取り除くのに
I
必要な H の
J
=
E
中性原子から電子を奪うために仕事をしなければならないので、
二番目の電子を取り除くのに必要なエネルギー
=
という。
O
P

N
Q
である。

R
1-6. 元素の諸性質と電子配置との関わり
1-6. 元素の諸性質と電子配置との関わり
A
希ガス型の
を持つ電子の殻
=非常に B
第一イオン化エネルギーが C
1族元素
第1イオン化エネルギーは小さくても
第2イオン化エネルギーは D 。
同じ周期の元素の中でも一番 E
s
F
に1個の電子をもつもの⇒一個とれると
※そこからさらに電子を取り除くことによる
希ガス構造を壊すのは難しい。
G
型
元素の諸性質と電子配置との関わり
原子
B
A
の傾向と
で一致
原子半径
C
≒原子核の電荷が増加
D
➣電子を引寄せる。
E
Ne→Na:イオン化エネルギー
=希ガス型+ F のため。
核電荷の影響:内部の電子による G のた
Be め。
vs. B は 2s電子より2p電子のほうが拘束が
N vs. O は2p軌道に I あり、
J
常に反発いているため取れ
。
H
。
元素の諸性質と電子配置との関わり
族の中では
下に行くほど A 。
周期の中では、
右へ行くほど B 。
1-6. 元素の諸性質と電子配置との関わり
元素の物理的性質
A
(ionization energy),
B
(electron affinity)
電子親和力(electron affinity):
基底状態の気体の
中性原子に
電子が C
されたときに
D
エネルギー

E(g)  e (g)  E (g)
エネルギーの面から起こっても差し支えないとき、
電子親和力の大きいとき
F
=放出されるエネルギーが
G
=原子が電子を
やすい。

。
E
1-6. 元素の諸性質と電子配置との関わり
元素の物理的性質
A
(ionization energy),
B
(electron affinity)
ハロゲン原子
付加される電子⇒
C
に入り、⇒核と強い
⇒
は大きい
E
希ガス
付加する電子
⇒核と離れた所:
⇒電子親和力は
F
H
D
をもつ
作用のある内殻電子より外側の
なる。
G
へ