「利益感覚」の希薄化

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Transcript 「利益感覚」の希薄化

第2章 組織はかく思考する
プラム
次の学習障害についてあなたの身の回りの事例で考えてください。
(7分)
2. 「 敵は向こうに」
4.個々の出来事に
とらわれる
3. 積極策の幻想
6. 体験から学ぶという
錯覚
まとめ
JAL(日本航空)
http://diamond.jp/articles/-/16623?page=2
JAL(日本航空)は2010年に経営破綻
コスト管理の甘さが指摘されてきたJALは、運
行トラブルによる客離れとリーマン・ショックの
影響を受け、2010年1月に会社更生法の適用を
申請しました。(経営破綻)
なぜJALは経営破綻したのか・・・
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
1.「職務イコール自分」
機長 小川良のインタビュー
40年近く、JAL一筋に働いてきて、小川自身は経
営破綻の原因がどこにあったと考えていますか。
いろいろあったと思いますが、一つにはやはり会
社の経営とパイロットの仕事というのを分けて考
えていました。JALという大きな組織の中で、
自分たちのやるべきことは、安全に、そしてお客
様に喜んでいただくフライトをすることで、業績
や利益は経営が考えるものだ、という意識があり
ました。
http://diamond.jp/articles/-/16391?page=2
1.「職務イコール自分」
機長 小川良のインタビュー
40年近く、JAL一筋に働いてきて、小川自身は経
営破綻の原因がどこにあったと考えていますか。
いろいろあったと思いますが、一つにはやはり会
社の経営とパイロットの仕事というのを分けて考
えていました。JALという大きな組織の中で、
自分たちのやるべきことは、安全に、そしてお客
様に喜んでいただくフライトをすることで、業績
や利益は経営が考えるものだ、という意識があり
ました。
http://diamond.jp/articles/-/16391?page=2
1.「職務イコール自分」
機長 小川良のインタビュー
40年近く、JAL一筋に働いてきて、小川自身は経
営破綻の原因がどこにあったと考えていますか。
いろいろあったと思いますが、一つにはやはり会
社の経営とパイロットの仕事というのを分けて考
えていました。JALという大きな組織の中で、
自分たちのやるべきことは、安全に、そしてお客
様に喜んでいただくフライトをすることで、業績
や利益は経営が考えるものだ、という意識があり
ました。
会社の経営と職務の分離化
http://diamond.jp/articles/-/16391?page=2
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
5.ゆでられた蛙の寓話
数字を見る人間がいない
当時のJALは「JALは絶対に潰れない」という
意識があり、「利益よりも安全が絶対」「公共
交通として地域の要望があれば赤字路線でも飛
ばすべき」という考えだった。
これは確かに美しい考えだが、利益があってこ
その安全運航であり、路線の維持だ。そのこと
が理解されていなかった。
http://toyokeizai.net/articles/-/11238
5.ゆでられた蛙の寓話
数字を見る人間がいない
当時のJALは「JALは絶対に潰れない」という
意識があり、「利益よりも安全が絶対」「公共
交通として地域の要望があれば赤字路線でも飛
ばすべき」という考えだった。
これは確かに美しい考えだが、利益があってこ
その安全運航であり、路線の維持だ。そのこと
が理解されていなかった。
「利益感覚」の希薄化
http://toyokeizai.net/articles/-/11238
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
7.経営チームの神話
空港スタッフ 小島えりのインタビュー
最前線の現場にいて、破綻前のJALの問題
点はどのように映っていたのか。
上の人が仕事をしない――ですかね。
破綻前は、席に座ってるだけっていう
上司がいました。例えば、サービスの
改善の提案をしても、「それは無理、
無理」とか、「前例がないから」と
か、結構門前払いのこともありまし
た。
7.経営チームの神話
空港スタッフ 小島えりのインタビュー
最前線の現場にいて、破綻前のJALの問題
点はどのように映っていたのか。
上の人が仕事をしない――ですかね。
破綻前は、席に座ってるだけっていう
上司がいました。例えば、サービスの
改善の提案をしても、「それは無理、
無理」とか、「前例がないから」とか、
結構門前払いのこともありました。
新しい取り組みに消極的な体質
JALの抱える課題
会社の経営と職務の分離化
「利益感覚」の希薄化
新しい取り組みに消極的な体質
JALはどのように再建していったのか
JAL再建の道
京セラの創業者稲盛和夫による経営再建
社員の意識改革
部門別採用制度
http://diamond.jp/articles/-/16623?page=2
http://president.jp/articles/-/5241?page=2
http://u-note.me/note/47489634
JAL再建の道
社員の意識改革
JALフィロソフィー手帳の配布
「第1部 すばらしい人生を送るために」
「第2部 すばらしいJALとなるために」
の2部構成で、全部で40の目標が掲げられ
ている。
狙い・・・社員一人ひとりの意識や考え方、
価値観を揃えるため
すべての社員が会社全体の利益を考えるように!
JALをよりよくしていくために部門リーダーを集めた会議
利益追求のためなら新しい取り組みに積極的に!
JALの抱える課題
会社の経営と職務の分離化
「利益感覚」の希薄化
新しい取り組みに消極的な体質
JAL再建の道
京セラの創業者稲盛和夫による経営再建
社員の意識改革
部門別採用制度
http://diamond.jp/articles/-/16623?page=2
http://president.jp/articles/-/5241?page=2
http://u-note.me/note/47489634
JAL再建の道
部門別採用制度
「大きな組織を独立採算で運営する小集団に分けて、その小
さな組織にリーダーを任命して、共同経営のような形で会社
を経営する」経営管理の手法。
運航本部
整備本部
客室本部
部門ごとの利益を見える化するされ、
社員に採算意識を持たせることに成功
http://www.data-max.co.jp/2012/05/21/jal
JALの抱える課題
会社の経営と職務の分離化
「利益感覚」の希薄化
新しい取り組みに消極的な体質
7つの学習障害
1.「職務イコール自分」
5.ゆでられた蛙の寓話
7.経営チームの神話
JALの抱える課題
会社の経営と職務の分離化
「利益感覚」の希薄化
新しい取り組みに消極的な体質
JAL再建の道
京セラの創業者稲盛和夫による経営再建
社員の意識改革
部門別採用制度
http://diamond.jp/articles/-/16623?page=2
http://president.jp/articles/-/5241?page=2
http://u-note.me/note/47489634
JALの抱える課題
会社の経営と職務の分離化
「利益感覚」の希薄化
新しい取り組みに消極的な体質
ご清聴ありがとうございました!