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神奈川県立保健福祉大学学生居住支援事業(概要)
【事業目的】
神奈川県立保健福祉大学の学生が、谷戸上部の空き家にシェアハウスの形態で居
住し、居住地周辺の高齢者の買い物やゴミ出し等のサポートをすることにより、空き家
の解消及び高齢者の生活環境の改善を図るものとする。
【助成内容】
① リフォーム補助 工事費用の2/3かつ上限100万円(うち国庫補助50万円)
② 家賃補助
1棟につき毎月1万円(地域活動報告書の提出があった場合に限る)
【居住家屋】
建築時期:昭和41年
床面積:46㎡
家賃:3万円
その他:階段250段
空き家期間10年間
【居住者】
① 保健福祉学部 社会福祉学科 男子学生1名
② 保健福祉学部 リハビリテーション学科 男子学生1名
神奈川県立保健福祉大学学生居住支援事業(居住家屋)
神奈川県立保健福祉大学学生居住支援事業(サポート活動)
【現在実施している活動】
①夜間パトロールへの同行
②資源ごみ搬出のサポート活動
③町内清掃活動への参加
④谷戸地域生活環境改善対策連絡会への参加
【今後実施していきたい活動】
・買い物のサポート活動
【課題】
①より深い地域への溶け込み
②継続的な居住学生の確保
③女子学生の居住について(防犯面の問題)
④他の谷戸への事業拡大の検討
神奈川県立保健福祉大学学生居住支援事業(サポート活動)
神奈川県立保健福祉大学学生居住支援事業(関係者の反応)
【周辺住民・町内会】
・若い人が住んでくれるだけでうれしくなる。
・空き家だった所に明かりがついていると安心感がある。
・サポート活動も期待はしているが、近くに若い人が住んでいると、いざという時の安心感が持てる。
【学生】
・階段はそれほど苦にならない。交通の便もよく、通学の時間も大幅に短縮できた。
・もっと地域に溶け込んで、いろいろ頼られる存在になりたい。
・この事業に参加できることは、自分の大学での専攻からも貴重である。
【大学】
・カリキュラムがタイトであり、経済的に安く居住できるというのは大きなメリットである。また、学生の
通学時間が大幅に短縮される。
・核家族化が進んでいる中で、高齢者を支援することを経験することは、大きな意味がある。
・大学として、社会学的な研究テーマになりうる。
【空き家の所有者】
・10年間空き家だったので、壊すしかないと思っていたが、生活してきた家を残しておきたい気持ちも
あった。このような事業に利用してもらって感謝している。