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関係各位
ライフワーク・グループ
(仮称)
事業化計画(案)
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2012.11.11
株式会社デジタルメディア研究所
橘 川 幸 夫
Document Form : soUA4Y50S-M710[n] © Shikumi Origination Inc. 2003-2009
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2012.11.11
■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
企画趣旨
● 21世紀型のビジネスモデルは、孤立した才能や単独の組織によってではなく、開か
れた関係の融合による生成型ビジネスモデルになると考えます。
● 本企画は、インターネット空間に、さまざまなテーマの下に集まるコミュニティを発生さ
せ、それらの活動の成果によるメディア表現、事業組織の社会化を推進するものです。
●クラウド・ファンディングは、不特定多数の資金提供による新規事業創出、新規メディア・
表現創出として大きな可能性がありますが、特別な能力や才能のある人だけを対象にして
いく限り、かつての「イカ天」や「スター誕生!」のように、才能を狩り尽くして終わりになりま
す。独自のテーマを持ち、能力ある人材の相互交流を保証するスペース(ライフワーク・グ
ループ)を成立させることによって、新しい可能性が続々と発生します。
ライフワーク・グループ 橘川
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
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事業概要
インターネット上に、テーマ別コミュニティである「ライフワーク・グループ(LG)」を作ります。
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新規に呼びかけて作る場合もありますし、趣旨に賛同した既存のコミュニティサイトも合流
出来ます。
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こうしたグループのポータル・リンクサイトを作り事務局とします。
事務局では、外部の企業・団体などと提携してライフワーク・グループへのサポート・サービ
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ス を行います。ライフワーク・グループが出版したい時は出版社を紹介し、セミナーを実施した
い時はリーズナブルな施設を紹介するという具合です。
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同時に事務局として、クラウド・ファンディングの仕組みを構築し、ライフワーク・グループの
中 から、事業化提案が上がってきた場合に対応します。
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
事業概要
■事業スキーム
ライフワーク研究会(フォーラム)
◇テーマごとのコミュニティ
◇地域ごとのコミュニティ
外部協力企業・団体など
Lifework group
(LG)
◆ニコ動ブロマガ◆
◆スペース提供情報◆
共同利用
フリーもしくは安価で借りられるス
ペース、会議室などを紹介。
◆電子書籍発行◆
事務局
支援
統一ブランド方式
◆メディア化支援◆
◆共同イベント開催◆
○電子書籍発行サポート
○一般書籍発行サポート
○その他
シンポジウムなど
◆事業設計◆
金融・財務・人材サポート
一般社会
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
事業概要
■ライフワーク・グループの分類
(1)一般ライフワーク・グループ(趣味、生活、メディア、学術などをテーマにします)
(2)職能ライフワーク・グループ(編集者、音楽家、料理人など職業別のグループになります)
(3)地域ライフワーク・グループ(都道府県、市、町などを単位とする地域コミュニティになります)
■現在稼働中のライフワーク・グループ(2012年11月10日現在)
①石花研究会(石花ちとく)
日本のロックバランシング「石花」を世界に向けてアピールす
べく、積んで撮ってアップするのがメイン活動です。宅積みは
各自、外積みは皆で探して積みに行って、様々な場所に石
花の足跡を残します。
②台所研究所(淵上周平)
台所は、人の生活の口である。
台所は、人と自然のあいだの口である。
台所は、世界の口である。
③編集者グループ(橘川幸夫)
編集経験者を中心にネットワークしていきます。情報交換、共
同研究、実践をしていきたい。
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④真崎・守図書館(最中義裕)
70年代前半を疾走したマンガ家「真崎守」の時代と作品を研
究する会です。
⑤本のある場所(氏原茂将)
本のある場所なら、図書館、書店、古本屋はもちろん、本棚
のあるカフェや駅の文庫コーナー、はては自宅の書斎まで…。
場所について考えたり、いっしょにつくったりします。
⑥ソーシャルカード研究会
gimme5のような新しい名刺ソリューションが登場しました。
ネットとリアルを結ぶ、「ソーシャルカード」の活用法を研究し
ていきます。
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
事業概要
■事業運営の流れ
インターネット上のユニークサイト
ベンチャービジネス
クラウド・ファンド
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4 プレゼン
Lifework group
(LG)
テーマ別コミュニティ
6 資金サポート
7 リターン
(気持ち、商品、金銭など個別)
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個人参加
5 出資
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グループ参加
成果事業
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事務局
支援
支援装置
◇スペース情報提供
◇メディア・ソリューション提供
◇各種コンサルティング
成果公開
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一般社会
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
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ライフワークグループ宣言 橘川幸夫
●人類は、無の空間から立ち上がり、種の進化を遂げ、やがて共同体を生み出すようになりました。そして、更に自
然発生的なムラの共同体からはみ出た者は、近代意識を核とした都市へと集合しました。そして私たちは更に都市
からサイバー空間へと、共同体の合理性を求めて進んできました。
●サイバー空間においては、地縁・血縁などは無縁だし、社会的評価や権威ですら無意味になっていきます。ある
テーマや感性を核に不特定多数の人が集まります。
●インターネットの最初の共同体はフォーラムと呼ばれているものでした。そこでは、共通の問題意識や関心事項を
目印にさまざまな人が集まりました。もともと他人ですから、ちょっとしたことで争いになりましたが、それもまた活性化
の現れであったのでしょう。
●インターネット以前において、ニフティサーブのフォーラムが、一番、本格的に新しい時代の共同体を模索してい
ました。しかし、それは一企業が会議室を提供し運営したので、ニフティとシスオペとの間は契約で縛られていました。
何か問題が起こるとニフティの責任になるので、問題のタネは早めに消しておきたいというのも当然かも知れません。
●やがて、インターネットのビッグバンがあり、誰もが自分でサイトを立ちあげたり出来るようになって、ニフティの意味
は消滅しました。フォーラムの動きは、一部は2ちゃんねるに向かい、他方はMixiに向かいました。Mixiはフォーラム
がビジネスモデルではなかったので、ニフティほど活発なものは少なかったと思います。
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
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ライフワークグループ宣言 橘川幸夫
●そして、現在は、Facebookが大きな勢力になりましたが、Mixiと同じで、現実の仲間たちの集まりの延長なので、そ
こから何か新しい動きが発生するとは思えません。
●僕は、ニフティサーブの時代に、FMEDIAというフォーラムのシスオペをしていました。メディアに関心のある人の
フォーラムですが、僕自身が何かをやったというより、サブシスを10人指名しました。その中の一人が田口ランディで
あり、深水英一郎でした。そして、深水くんが「まぐまぐ」というメールマガジンの企画を発明し相談に来たので、がん
がんやれと煽りました。そしてデビュー前のランディが深水くんと相談してメルマガに原稿を書き始めたら、あっという
間に10万人の読者が付きました。そこから作家の道が始まったのです。
●共通のテーマの下に不特定多数の人が集まるフォーラムというものが、インターネット空間の中でやはり必要だし、
可能性を秘めていると思います。ニフティの時代と違い、今は誰もが簡単に自分でフォーラムの会議室を作れますし、
課金も自由です。更に、電子書籍やYouTubeなどさまざまなフォーラム支援装置が手軽になってきました。
●僕は70年代後半に「ポンプ」という全面投稿雑誌を発行していのですが、そこの最初にも「ライフワーク研究会」と
いう企画を推進していました。食とか交通とか、それぞれのテーマの勉強会を開き、そのアウトプットをポンプに掲載
するという試みでした。この企画はうまく機能しませんでしたが、インターネット環境が整いだしてきた今こそ、フォーラ
ム=ライワークグループが必要なのではないかと思いました。
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■株式会社ライフワーク・グループ(仮称)
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ライフワークグループ宣言 橘川幸夫
●故・林雄二郎さんは、80年代に、ネットワーク上のコミュニティは「閉鎖系である」ということと「ファンクショナル・コ
ミュニティだ」ということを教えてくれました。テーマに応じて、自由に参加したり離脱出来る共同体こそが、私たちの
進化の果てに到達した新しい社会なのだと思います。
●まだまださまざまに解決しなければならない問題があります。だからこそ、その問題は個人で抱え込んだりするもの
ではなく、共通の問題意識を共有出来る仲間たちと協議していくべきではないかと思います。
●2012年末、ライフワークグループの活動を開始することを宣言いたします。
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