どのような種類の要約か。 - IFFS-UIT

Download Report

Transcript どのような種類の要約か。 - IFFS-UIT

概要の書き方
ポール・デブロイ医学博士
IFFS教育ディレクター
The material was supported by an educational grant from Ferring
不妊について考える
2009年11月
どのような種類の要約か。
どのような種類の研究か。
•
•
•
•
•
•
•
既存コホート研究
レトロスペクティブおよび分析
ラボベースの研究
系統的レビューおよびメタ分析
in vitroおよびin vivo研究
臨床試験
レトロスペクティブ非ランダム化試験
出典:不妊 2009年11月
どのような種類の要約か。
どのような種類の研究か。(続き)
•
•
•
•
•
レトロスペクティブコホート研究
レトロスペクティブ症例シリーズ研究
レトロスペクティブ臨床試験
レトロスペクティブデータレビュー
横断研究
出典:不妊 2009年11月
どのような種類の要約か。
どのような種類の研究か。
•
•
•
•
予備研究
プロスペクティブコホート研究
メタ分析
系統的レビュー
出典:不妊 2009年11月
• ランダム化比較対照試験
不妊 2009年11月には記載なし
どのような種類の要約か。
どのような種類の研究か。
避けるべき
既存コホート研究
望ましい
プロスペクティブコホート研究
レトロスペクティブ非ランダム プロスペクティブランダム化
化試験
比較対象試験
レトロスペクティブ症例シリー
なし
ズ研究
系統的レビューおよびメタ分
析
系統的レビュー
系統的レビューおよびメタ分
析
メタ分析
望ましい概要および研究
望ましさのレベル
予備試験
++
プロスペクティブコホート研究
+
ランダム化比較対象試験
+++
メタ分析
++
望ましい概要および研究
許容可能性
予備研究
++
プロスペクティブコホート研究
+
予備研究
+++
メタ分析
+++
既存コホート研究
-
予備研究
• 革新的発想
• 反応機構研究
• 小規模サンプル
• 肯定的な判断
• 試験を開始するための結論
– ランダム化比較対照試験が望ましい。
ランダム化比較対照試験
• 最先端
– 盲検化
– 密封封筒
•
•
•
•
•
コンピュータランダム化リスト
主要エンドポイント(1つのみ)
副次的エンドポイント
検出力の計算
意義のレベル
ランダム化比較対照試験(例)
RCT
主要エンドポイント
1日3個および1日5個の胚子の置換 進行中妊娠率
アンタゴニストサイクルにおける、h
CG誘発およびhCGアゴニスト誘発
MII期の卵母細胞数
エストロゲンプライミングありまたは
週末の卵母細胞回収
なしの場合のアンタゴニストサイクル
を避ける
のプログラミング
概要デザインの提案
目的
第5日ETが第3日ETより望ましいか。
デザイン
方法
主要エンドポイント
ランダム化比較対照試験
顕微授精
妊娠率
結果
第5日ET後に妊娠率が15%上昇した。
結論
第5日ETは第3日ETより望ましい。
参考文献
XYZ
概要はどのように使用されるか。
• 科学会議で発表する
– 口頭による発表
– ポスターによる発表
• 概要として、引用される。
• ピアレビュー済みの雑誌に執筆する
• 文献とて引用される。
文書化がうまくいっていない概要(例)
目的
デザイン
方法
主要エンド
ポイント
精索動脈瘤は、精巣体積に影響するか。
レトロスペクティブ臨床試験
精索動脈瘤不妊患者150例、精索動脈瘤のない不
妊患者299例
精液分析、血清FSH、LHおよびテストステロン値
結論
精液密度と血清FSHは、精索動脈瘤のない患者で
抗ガン体積と相関した。
精索動脈瘤の存在は、睾丸機能に影響している。
参考文献
Bonde JPE, et al Lancet 1998
結果
不妊について適切に執筆された概要の評価
2009年11月
デザイン
概要 (n=26)
プロスペクティブ
9 (35%)
非プロスペクティブ
17 (65%)
不妊について適切に執筆された概要の評価
2013年3月
デザイン
概要 (n=35)
プロスペクティブ
12 (34%)
非プロスペクティブ
23 (66%)
ヒトの生殖について適切に執筆された概要の評
価 2012年
デザイン
概要 (n=23)
プロスペクティブ
6 (26%)
非プロスペクティブ
17 (74%)
生殖の生物医学オンラインで適切に執筆された
概要のhっヨウ化 2013年
デザイン
概要 (n=13)
プロスペクティブ
2 (15%)
非プロスペクティブ
11 (85%)
結論
結論
• ほとんどの既報の概要は、エビデンスベース
の医学に準拠していない。
• 正しい試験デザインで開始することは非常に
重要なことである。
• レトロスペクティブおよび既存の研究は避ける
べきである。
結論
• プロスペクティブ研究は、必須であり、より望ま
れる。
• すべての概要は、ピアレビューされた雑誌の高
頻度で引用される文献として読まれなければ
ならない。
終わりに
• 当センターで許容される研究は以下に基づい
ている。
– 予備研究
– プロスペクティブ研究
– ランダム化比較対照試験
• この種の研究は、競争に直面しない。
終わりに
• 概要および原稿の許容率の高さは、予測でき
る。
• ランダム化比較対照試験(RCT)は、メタ分析
に引用される傾向がある。