Transcript 音楽業界の現状と未来
音楽業界の現状と未来 ~日本は音楽不況なのか!?~ 音楽は私たちの身近なものです。 しかし、音楽をとりまく環境については ハッキリとしたことが分かりません。 今どのようなことが起こっているのか 調べてみました。 シングル・アルバム合計 ネットの普及 日本レコード協会調べ ニコニコ動画 YOUTUBE 不正ダウンロード YOUTUBE 動画を選択 し、サイト に移動 スア ク セ 利用者 TUBEFIRE ダ ウ ン ロ ー ド 不正ダウンロードは年間12億件 平成22年度正規ダウンロードは4億4千件 1曲あたり約200円なので(itunes storeで は) 音楽市場で2400億円の損失になる。 携帯電話の普及 CDを買うよりも携帯の料金に 消費をするようになった。 ↓ CDレンタルをする人が増える 携帯電話の普及の影響 • 着うたや着メロの売り上げが伸び ている • さらにスマートフォンにする人が 増え、いつでもYouTubeやニコニ コ動画が見れるようになる ブーム説 ドラマとのタイアップによってCDは売れていた。 92年『素顔のままで』 平均視聴率31.9% 主題歌『君がいるだけで/米米CLUB』 累計289万 枚 93年『振り返ればやつがいる』 平均視聴率16.8% 主題歌『YAH YAH YAH/CHAGE&ASUKA』 累計200万枚 98年『GTO』 平均視聴率25% 主題歌 『POISON/反町隆史』 50万枚 ウォークマンが流行った 音楽を聴いていることがステータスだった オシャレの一つ 今が売れていないのではなく 昔が売れすぎてしまっていた 音楽ビジネスは変化している! 変化前 変化後 ジャンル 従来のロック、ポッ プス 作品形態 サウンド ライブ形態 制作主体 主たる収入 源 主たる市場 音楽 AKB48 アニソン K-POP 映像+斬新な音 バンド コンピュータ コンサート 物販イベント レコード会社 プロダクションほか CD販売、権利ビジ ネス 入場券、グッズ販売 日本を含む音楽先進 国 日本を含むアジア CD販売、権利ビジネ ス ロック、ポップス 入場券、グッズ販売 アイドル、アニソン、 K-POP 音楽CD売上げ配分(販売価格1000円) アーティスト 9円 音楽出版社 17円 作詞家 17円 作曲家 17円 原盤制作者 90円 JASRAC手数料 4円 日 本 レ コ ー ド 協 会 調 べ 小売店 300円 レコード会社 546 円 業界注目ビジネス! ファンクラブビジネス レコード会社 個人データ 電子チケットの配布 物販などの収益 消費者 電子チケットを 見せ、入場す る。 コンサート 業界注目ビジネス! ファンクラブビジネス レコード会社 お金 CD CD+粗 利 CD お金 消費者 お金 CDショップ グッズ Tシャツ2000~4000 円 CD、DVD1000円~3000円 タオル1000~2000円 キャップ2000円~ 3000円 2010年10月 103万枚 2011 2月 107万枚 5月 157万枚 8月 155万枚 AKB48 CDの売り方 CD 握手券 イベント 参加券 生写真 投票権 CDの売り方 韓流音楽について K-POPの普及の始まり 2004年の冬ソナブームに伴い、日本で 活動するアーティストもどんどん増加 していき韓流ブームもあって徐々に浸 透していった。 KARA 少女時代 東方神起 シングル最高売り上げ枚数 28.5万枚(東方神起) アルバム最高売り上げ枚数 54万枚(少女時代) シングルCD なぜ売れるのか? ダンス 歌唱力のレベルの高さ。 日本の音楽番組 情報番組出演な どの日本の後押し トレンド(流行)を作る仕事をしてい る会社(広告代理店)の力の大きさ。 日本で活動する理由 韓国の音楽市場は小さくて、逆に日本の音楽市場 は世界第2位の大きさ(韓国の30倍)を誇っていて 売れれば韓国より儲かるので日本に進出してく る。 韓国における音楽の市場規模が縮小を続けているか ら。 韓国のアーティストの人達は韓国で成功した後、日本 で成功することが本当に売れたという考えを 持っているから。 韓国の音楽市場が縮小した背景 • 法音楽交換が日本以上にネット上で横行 していること。 • 単価の高いCDから単価の安いネット配信 用の楽曲に市場ニーズが移っていった 事。 • アルバム単位ではなく楽曲単位で音楽を 聴くスタイルの若者が増えていること。 韓国アーティスト を後押しする理由 円高 ウォン安によって日本人アーティストよ り安価な労働力と化した韓国人アーティストは ビジネスリスクが低い上に育成の手間も省け、 ヒットした場合のコストパフォーマンスが良い ため。 様々な売り方 雑貨屋での目を引く映像、販促ツール そしてインストアイベント、 無料LIVEによる直接販売 ・雑誌サイズCD ジャケットをA4サイズ で作成。 雑誌のような見た目にC Dを入れ、 ファッションブランドと のコラボレーションに よる 付録をつけたりして、販 売をUPさせている。 現在はCD不況なことに変わりはありま せん これからは配信が中心になると思います しかし、音楽市場の拡大のためにはコアなファ ンを満足させ、持続的な音楽ファンを育てる必 要があります そのためにはCD店の活用は必須となってくる 現在はCD不況であって も音楽不況ではない!! 参考文献 http://www.riaj.or.jp/ http://tsq.ngu.ac.jp/ccsdata/ freefolder/2011441+354000 01/94/20111104145347/200 90527004-2.pdf http://tsq.ngu.ac.jp/ccsdata/ freefolder/2011441+354000 01/93/20111104145234/soft user2010.pdf 日本レコード協会 音楽産業のビジネス モデル研究会報告書