野口英世 看護学部2年 185074 藤井華穂 誕生 1897年11月9日

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野口英世
看護学部2年 185074
藤井華穂
誕生
1897年11月9日、福島県に父・野口佐代助と母・シ
カの長男として生まれ、清作と名付けられた。
1歳の時に囲炉裏に落ち、左手を大火傷する。
学術優等―小学校時代
・小学校へ入学する児童が少ない中、母の勧めで
通学できるようになった清作は家が貧しいため新
しい教科書も購入できないにもかかわらず、一生
懸命勉強して優秀な成績を修めた。
・そうしたなか、新しく赴任してきた松本順次郎先生
は清作の優秀さと境遇を考慮して、生長(生徒が先
生に代わり教えること)に推薦し、手当も支給され
るようにした。
写真:現代の風景より
高等科時代
手の障害を嘆く彼の作文が猪苗代高等小学校の教
頭であった小林栄を始めとする教師や同級生らの
同情を誘い、彼の左手を治すための手術費用を集
める募金が行われ、会津若松で開業していたアメリ
カ帰りの医師・渡部の下で左手の手術を受ける。そ
の結果不自由ながらも左手の指が使えるようになる。
この手術の成功に感激したことがきっかけで医師を
目指す。
写真:野口英世博士の
あれこれより
19歳の旅立ち―上京して医学の道へ
1896年(明治29)9月、医術開業試験受験のため会場医
院で会った血脇守之助を頼りに上京した。貧しい農家出身
の清作が医師試験に挑戦することは「太陽が西から昇る」
ほどの大事件であった。
上京した1か月後には前期試験に合格、引き続き翌年の1
0月には後期試験に合格し、弱冠20歳で医師の資格を取
得した。
写真:東書文庫より
血脇先生の厚意で高山歯科医学院の講師となるが、順天
堂医院に移り、さらに細菌学研究のために伝染病研究所
に移る。
清作から英世に改名
1898年(明治31)の夏、坪内逍遥著の小説を
読んだ。その中には、田舎出身の医学生・野々口
精作が将来を期待されながらも次第に酒色にお
ぼれていく様子が描かれていた。二次違いのよく
似た名前で、当時の生活を顧みた清作にとって
自分と二重写しになっていることにショックを受け
た。
この際、名前を変えて心機一転したいと小林先生
に相談したところ、小林家で代々継承されている
「英」の字をとって「世」に名を成す人との願いを込
めて「英世」と名付けた。
写真:内閣府より
世界からの学位・勲章
英世がアメリカへ渡り、本格的な医学研究を始めて研究成
果をあげるとともに世界各地から注目されるようになった。
特に1913年に約3ヶ月にわたって行った欧州各地での講
演旅行は大成功を収め、博士の名声は不動のものとなった。
世界15ヶ国から学位や勲章が与えられ、1914年、15年、
20年の3回にわたっては、ノーベル賞の有力候補となった。
ノーベル賞は第一次世界大戦の勃発のため「該当者なし」
となったので、惜しくも受賞はできなかった。
写真:偉人研究より
英雄
・ロックフェラー医学研究所の黄熱病委員会の責任
者となった、元アメリカ合衆国陸軍軍医総監のゴー
カスは、流行の中心地エクアドルのグアヤキルに調
査隊を派遣した。その中の細菌学担当が英世で
あった。
・英世は着任後9日目で病原菌を発見し、これを「レ
プトスピラ・イクテロイデス」と名付けワクチンを作っ
て、50パーセントから90パーセントに及ぶ死亡率
を10パーセント台まで減少させた。
写真:野口英世の生涯より
・エクアドルでは黄熱病のため、大変困っていたの
で英世は人々から感謝されて英雄として称賛された。
英世―死期が近づく
1928年(昭和3)野口自身が軽い黄熱病
だと診断する症状を発症し入院したが7日
後には回復し退院、研究を再開した。その
約4ヶ月後黄熱病と診断され入院した。病
状が悪化し5月21日昼頃病室で死亡した。
英世は51年の生涯を閉じた。
1000円札・野口英世
1000円札に使用される博士の肖像写真は、
英世のお気に入りの写真!!
この1000円札に使用される肖像の写真は、1
918年に中南米のエクアドルで黄熱病の病原
体を発見したころに撮影されたものだ。このころ
が英世が研究者として最も脂がのっていた時期
で英世自身知人へ写真を送る際に、好んでこの
写真を使い、そこには直筆のサインをしていた
そうだ。
写真:ザ・雑学王!と
楽天市場より
参考文献
Wikipedia,野口英世,
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E8%8B%B1%E4%B8%96,
2014年7月5日
野口英世のあれこれ,
http://www3.boj.or.jp/fukushima/matuhana.htm,2014年7月8日
財団法人野口英世記念会,1996,
人類のために フォトドキュメンタリー人類のために 野口英世