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資料３
大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会
第1回 全体検討部会
都市基盤施設長寿命化計画（仮称）の策定
～効率的・効果的な都市インフラの長寿命化をめざして～
議論テーマ１：効率的・効果的な維持管理手法の確立
大阪府都市整備部
事業管理室
戦略的な維持管理の推進に向けて
論点整理
議論テーマ１：効率的・効果的な維持管理手法の確立
劣化進行要素
外 力
・荷重
・地震
・洪水 等
経過年数
（経年劣化）
施工技術
使用環境
・設置位置
・気象条件
・地盤条件等
設計基準 等
材 料
劣化要因
都 市 基 盤 施 設
護 岸
防潮堤
橋
水門等設備
梁
下水道
トンネル
事後保全から
予防保全への拡充等
最適な維持管理手法
の設定
点検の検証や
データの蓄積、活用
土木構造物
公
最適な
補修タイミングは？
新設への長寿命化
技術の反映
園
施設にとっての
更新時期を見極める
サインは？
長寿命化に資する
新材料・新技術・
新工法は？
鉄鋼（鋼）
コンクリート
鋼とコンクリート
鋼構造物
コンクリート構造物
複合構造物
腐食
疲労 など
中性化、塩害、アルカリシリ
カ反応、疲労など
中性化、塩害、アルカリシ
リカ反応、腐食、疲労など
電気機械設備
性能低下、故障、腐
食 など
点検・診断・評価・計画・維持管理・更新の一連の業務実施プロセスの充実と明確化
戦略的な維持管理の推進に向けて 部会の役割と関係
審議会の審議事項
１．効率的・効果的な維持管理手法の確立
１）点検、診断、評価の手法や体制等の充実
２）施設の特性に応じた維持管理手法の体系化
３）補修や更新時期を見極めるための判断基準
４）新たな技術、材料、工法の活用と促進策
５）維持管理を見通した新設工事上の工夫
２．持続可能な維持管理の仕組みづくり
１）人材の養成と確保、技術力の向上と継承
２）現場や地域を重視した維持管理の実践
３）維持管理業務の改善と魅力向上のあり方
４）新たな技術、材料、工法の活用と促進策（再掲）
※現場技術者のための具体的な行動指針となるよう、現在の取り組み
の評価・検証と一連の業務実施プロセスの充実と明確化が必要。
大阪府都市基盤施設維持管理技術審議会
全体検討部会
１．審議会における検討の方向性、論点の提示
２．各分野部会への検討指示、全体調整
幹事会
方針等
（横串機能）
３．審議会の検討成果のとりまとめ（中間・最終）
各分野部会
・幹事会・全体検討部会の方針
等のもと各分野施設毎に詳細に
検討
フィードバック
・全体検討部会へのフィードバック
・各分野の検討成果とりまとめ。
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都市基盤施設長寿命化計画（仮称）のアウトプットイメージ
都市基盤施設長寿命化計画
行
動
指
針
（
総
論
）
仮称
（総論）
１.戦略的維持管理の方針
２. 効率的・効果的な維持管理手法の確立
１）点検、診断、評価の手法や体制等の充実
２）施設の特性に応じた維持管理手法の体系化
３）補修や更新時期の見極めるための判断基準
４）日常的な維持管理の着実な実践
５）維持管理を見通した新設工事上の工夫
６）新たな技術、材料、工法の活用、促進策
７）事業評価（効果）の検証
３.持続可能な維持管理の仕組みづくり
（各論）
実
施
計
画
（
各
論
）
総論を踏まえて、各分野・施設毎に作成。
1.戦略的維持管理の方針
・方針、PDCAｻｲｸﾙ、重点化の考え方（優先順位）
2.戦略的な維持管理の推進
1)点検、診断、評価の手法や体制等の充実
点検、診断、評価等の充実・明確化
2)施設の特性に応じた維持管理手法の体系化
維持管理手法の設定
3) 補修や更新時期の見極めるための判断基準
・管理水準の設定
・最適な補修時期・手法、更新時期
の見極め等考え方(フロー)、評価・判断基準
※更新時期の検討(ケーススタディ)
・優先順位つけ（重点化）
4)日常的な維持管理の着実な実践
5)維持管理を見通した新設工事上の工夫
6)新たな技術、材料、工法の活用、促進策
7)事業評価（効果）の検証
4.維持管理費経費の推計 など
平成25年度 審議会を踏まえたアウトプットイメージ
１．戦略的維持管理の方針
○基本理念は、「都市経営の視点に立ったインフラ・マネジメント」
○取組方針は、「効率的・効果的で持続可能な維持管理の戦略的推進」
・日常管理をはじめ、ＰＤＣＡに基づく維持管理業務の着実な実践。
・予防保全による長寿命化を基本に、施設更新についても見極める。
・将来を見据え、人材養成や技術継承、地域単位の維持管理を推進。
２．効率的・効果的な維持管理手法の確立
１）点検、診断、評価の手法や体制等の充実
・点検等の考え方（点検及びデータ活用の検証により点検等の充実。）
２）施設の特性に応じた維持管理手法の体系化
・維持管理手法の選定の考え方（事後保全・予防保全・更新）
３）補修や更新時期を見極めるための判断基準
・最適補修タイミング及び手法の考え方
・管理水準の考え方
・更新時期の見極めの考え方
・更新に至るまでのフロー、更新を見極めるためのサイン（評価・判断指標）、
・優先順位の考え方（重点化指標）
４）日常的な維持管理の着実な実践
・１），２）,3)を踏まえた、日常維持管理（点検・修繕等）へのフィードバック
・府民の理解と参画（府民協働）
５）維持管理を見通した新設工事上の工夫
・維持管理を踏まえた新設へのフィードバックの考え方（しくみづくり）
６）新たな技術、材料、工法の活用と促進策
・新材料、技術、新工法の開発、促進策の検討
７）事業評価（効果）の検証
３．持続可能な維持管理の仕組みづくり
・人材の養成と確保、技術力の向上と継承
・現場や地域を重視した維持管理の実践
・維持管理業務の改善と魅力向上のあり方
各分野部会で検討・とりまとめ
全体検討部会で
検討・とりまとめ
3
１ １ 全体検討部会での本日の検討事項 （例示）
１．中間とりまとめ（アウトプットイメージ）の確認
・検討にあたっての項目や中身に漏れがないかの確認
２．効率的・効果的な維持管理手法の確立
１）点検、診断、評価の手法や体制等の充実
・点検及びデータ蓄積の検証の基本方針、検証ポイントやその様式
２）施設の特性に応じた維持管理手法の体系化
・維持管理手法の検証（事後保全・予防保全）の基本方針やその様式
現在の維持管理手法から将来目指すべき維持管理手法を設定。
将来の維持管理に向けた課題、今後、必要となる点検やデータを抽出する。
・以上を検証するために、標準的な考え方（維持管理手法の分類、定義、イメージ）
を設定する必要。
３）補修時期の考え方
・最適な補修時期・手法の考え方を導くための考慮するポイントの確認
・コンクリートや鋼部材など部材単位で共通する劣化予測や最適な補修タイミングは？
４）更新時期の見極めの考え方
・更新時期の見極めの考え方を導くための考慮するポイントの確認（統一的な尺度の整理が必要）
・物理的に補修より更新した方がいい施設は？
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１ ２-1 点検及びデータ蓄積の検証のイメージ
各分野施設毎の点検検証等
点検の検証の「視点」
・着眼点 どこをみるのか、どのタイミングで、どのようにして？
・診断・評価 だれが、どのタイミングで、どのようにして？
・データ蓄積（活用）
１．致命的な不具合を見逃さない
（第3者被害防止）
２．維持管理・更新に資する効率的・
効果的な点検及びデータ蓄積
・最適な補修タイミング
・更新時期の見極め など
３．府民の理解と参画
・協働による点検やモニタリング等
何を、何のために、どのように利用するのか、その蓄積方法は？
（各分野施設毎のアウトプット）
・実施体制とフロー策定
（体制：直営or委託,フロー：簡易、緊急、定期、詳細、データ蓄積等）
・実施内容の整理（目的・実施方法・頻度、データ活用）
など
（点検の分類）
施
設
状
態
の
必
要
性
の
分
類
緊
急
的
定
期
的
緊急点検
（臨時点検）
簡易点検
日常パトロール
遠望目視
詳細点検
(モニタリング含む）
定期点検
【点検の実施手法による分類】
[簡易点検]
日常的に施設を目視できる範囲内で行う点検（パトロール）
・施設の不具合（劣化・損傷等）を早期発見、早期対応す
るための巡回。
・府民等ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱなど協働による点検
[定期点検]
施設状態を定期的に把握するための点検
・第三者被害防止と施設の各部位の劣化、損傷等を把握・評
価し、対策区分を判定する点検。
[詳細点検]
施設の劣化・損傷状態を詳細に把握するための点検
・補修の必要性や補修方法の検討のために劣化・損傷状態を
より詳細に調査する点検。
近接目視又は各種試験
等
点検実施手法による分類
[緊急点検]
施設の劣化・損傷状態の有無を把握するための点検
・地震や台風、集中豪雨等の災害や社会的に大きな事故が
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発生した場合に必要に応じて実施する点検。
1
検討項目
（施設）
2-2 点検及びデータ活用の検証様式イメージ （たたき台）
点検
分類
体制
頻度
致命的な不具合を見逃さない
視点の検証
（追加する点検内容等を記載）
維持管理・更新に資する効率的・効果的な点検
の視点の検証
（追加する点検内容、データ蓄積等を記載）
備 考
点検等検証の視点
・第三者被害に被害を及ぼす損傷を見逃さない点検になっているか
・維持管理・更新に資する点検、データ蓄積・活用になっているか
全体検討部会で検証ポイントや整理様式を検討し、
各部会にて検証・整理
6
1
2-3 点検の現状(参考）
戦略的維持管理の検討
主要な施設の定期点検状況
区分
道
路
頻度
（1回／●年）
対象施設
点検内容
路面性状調査要領
道路防災点検要領
定期点検
定期点検
3年
5年
舗装
道路法面
ひびわれ、わだち掘れ等
法面の変状
橋梁
大阪府橋梁定期点検要領（案）
定期点検
5年
道路橋
近接目視、打音
トンネル
大阪府TN点検マニュアル（案）
定期点検
5年
トンネル
近接目視、打音
定期点検
1年
河川管理施設
施設の損傷等を職員が目
視・計測
定期調査
5年
河道
縦横断測量による堆積・洗掘
状況調査
定期点検
年1回以上
水門・樋門
排水機場 等
動作状況確認
分解整備 等
河川安全点検旬間実施要領
維持管理アクションプログラム
河川
（設備）
ゲート点検・整備要領（案）
砂防
維持管理アクションプログラム
定期点検
3年
砂防・急傾斜・
地すべり施設
施設機能の維持状況
ダム
ダム操作規則及び同細則に基づく点検整備基準、調
査測定基準
定期点検
月1回（堤体）、
年2回（設備）
堤体、ダム設備
堤体等の変状について目
視・計測・放流設備の点
検・整備
定期点検
年1回以上
水門・樋門
排水機場 等
動作状況確認
分解整備 等
カメラ点検等
原則10年
下水管渠
腐食状況確認
海岸
（設備）
管渠
下
水
道
点検の
種類
道路
河川
治
水
準拠基準等
揚排水機場設備点検・整備指針（案）同解説
ゲート点検・整備要領（案）
揚排水機場設備点検・整備指針（案）同解説
下水道維持管理指針
下水道管路施設点検調査マニュアル 等
設備
下水道維持管理指針
維持管理アクションプログラム 等
定期点検等
年1回以上
ポンプ設備
処理設備
動作状況確認
分解設備 等
土木
構造物
下水道維持管理指針
維持管理アクションプログラム 等
目視点検
日常
水処理施設
土木躯体等
腐食状況確認
施設
大阪府港湾施設
維持管理基本計画
定期点検
詳細点検
5年
10年
係留施設
外郭施設等
目視点検等
公園
大阪府営公園 公園施設安全管理要領
日常点検
定期点検
毎日
月1回(精密年1
回)
遊具
目視、打音など
モノレール
大阪モノレール点検要領（案）
定期点検
5年
軌道桁等ｲﾝﾌﾗ施設
近接目視、打音等
港湾
7
1
3-1 維持管理手法の検証様式イメージ（たたき台）
検討項目
（施設）
現在の
維持管理手法
将来の
維持管理手法
○○○
〇〇○○
○○○○○
将来の維持管理に向けた課題
○○○○○
今後必要となる
点検やデータなど
○○
現在の維持管理手法から将来目指すべき維持管理手法を設定。
将来の維持管理に向けた課題、今後、必要となる点検やデータを抽出する。
全体検討部会で検証ポイントや整理様式を検討し、
各部会にて検証・整理
8
1
3-2 維持管理手法 道路・橋梁等施設 (例 示)
検討項目
現在の
維持管理
手法
将来の
維持管理手法
将来の維持
管理に
向けた課題
橋梁
予測計画
状態監視
更新・予測計画型
(劣化を予測し、最適なタイミングで修繕。
状況に応じ更新。)
劣化予測の精度向上
更新時期の見極め
舗装
予測計画
状態監視
状態監視
(劣化や変状を評価し、必要と認められた
場合に修繕。)
劣化予測
トンネル
状態監視
状態監視
(劣化や変状を評価し、必要と認められた
場合に修繕。)
劣化予測
最適補修工法・タイミング
地下道
（地下歩
道）
状態監視
状態監視
(劣化や変状を評価し、必要と認められた
場合に修繕。)
劣化予測
最適補修工法・タイミング
歩道橋
状態監視
状態監視
(劣化や変状を評価し、必要と認められた
場合に修繕。)
劣化予測
最適補修工法・タイミング
擁壁
（H=5m
以上）
状態監視
状態監視
(劣化や変状を評価し、必要と認められた
場合に修繕。)
劣化予測
最適補修工法・タイミング
今後必要とな
る点検やデータ
など
9
1
3-3 維持管理手法の分類と用語の定義
維持管理手法の分類（案） 全体検討部会で標準的な分類・定義を設定。
維持管理
更新・撤去
予防保全
事後保全
予防保全：安全性・信頼性を損なう不具合が発生する前（規定
の間隔又は基準に従って目標管理水準を下回る前）に対応を講
じる。予防保全管理には、状態監視型、予測計画型、時間計画
型がある。
事後保全：施設
の機能や性能に
関する明らかな不
具合が生じてから
（限界管理水準
を下回った後）修
繕を行う。
状態監視型
時間計画型
状態監視型：劣化や変状を評
価し、必要と認められた場合に
修繕等を行う。
時間計画型：施設の信頼性
から定期的に交換・更新を行う。
更新：物理的に問
題がある場合、補修、
補強を繰り返すこと
が経済的に不利な
場合や、機能的な
問題が大きい場合
等。
撤去：代替施設の
整備等により施設が
不要となった場合等。
予測計画
予測計画：劣化を予
測し、最適な補修タイミ
ングで修繕を行う。
「下水道施設では「更新(撤去含む)」と「長寿命化
(大規模補修)」を合せて「改築」と定義されており、
予防保全の一部とされている。
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1
3-4 維持管理手法のイメージ
維持管理手法のイメージ 全体検討部会で標準的なイメージを設定。
予防保全
事後保全
限界管理水準
限界管理水準
時間
時間
状態監視型
時間計画型
取り替え
性能
目標管理水準
限界管理水準
不測の事態を考慮。目標管理水準と
限界管理水準の間の余裕幅を考慮。
限界管理水準
時間
目標管理水準
定期的な点検
性能
発見
性能
パトロール等
性能
定期的な点検
時間
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１ 4-1 最適な補修時期・手法の考え方の論点整理（たたき台）
最適な補修時期・手法の考え方（全体検討部会で考慮するポイントを整理）
• 施設の補修における課題を抽出。
• 施設の重要度（不具合が発生した場合の社会的影響度や代替性など）を考慮。
• 施設の特性（材料、設計基準（設置時の施工技術）、使用環境、経過年数、
施設が受ける外力など）を考慮。
• 予防保全型維持管理の導入とLCC最小化を考慮。
（劣化予測が可能な施設、部位など）
※上記を踏まえて、各分野施設毎に目標とする管理水準、施設が確保すべき信頼性のあり方を示す。（各分野部会）
※最適な補修タイミングの評価・判断基準は、別途検討（各分野部会）
12
1
4-2 コンクリート劣化の最適補修タイミング
コンクリート部材の劣化
分野施設の共通的なコンクリート劣化
予測手法や最適補修タイミングを整理
塩
害
A S R
中性化
疲 労
13
1
4-3 鋼劣化の最適補修タイミング
鋼部材の劣化
分野施設の共通的な鋼劣化予測
手法や最適補修タイミングを整理
塗装の劣化、腐食（橋梁）
鋼部材の疲労亀裂（橋梁）
塗装の劣化、腐食（鋼矢板護岸）
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1
5 更新時期の見極めの考え方の論点整理
更新時期の見極めの考え方（全体検討部会で考慮するポイント（統一的な尺度）を整理）
• 物理的に更新すべき施設の有無。
「こういった施設は更新」「こうなったら更新」
※見極めるための兆候（サイン）など評価・判断基準は別途検討（各分野部会）。
• 安全性、信頼性、施設の重要度や特性、経済性、社会的影響度、技術的制約、
維持管理の難易度などを考慮。
• 維持管理、更新を判断するための寿命の考え方の整理。
物理的寿命、機能的寿命、経済的寿命、社会的寿命
以上を踏まえた、標準的な維持管理更新見極めフローの作成
用語の定義
（寿命について）
物理的寿命：自然条件と荷重などにより逐次その機能を減耗し、通常の維持・修繕を加え
てもやがて使用に耐えなくなる限界としての寿命
機能的寿命：施設が建設された時点でのプロジェクトの機能が、その後の情勢によって
変化し、これに施設の仕様が対応できない場合の寿命
経済的寿命：引き続き維持修繕によって使用するより、取替えを行う方が経済的に得策と
なる限界としての寿命
社会的寿命：他のプロジェクトを要因とする環境の変化や新しいプロジェクトの出現により、
当初の施設を引き続き使用することができなくなる場合の寿命
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長寿命化計画策定に向けた部会の役割 イメージ（たたき台）
構成案
１．戦略的維持管理の方針
全体検討部会
部会（分野別）
○基本理念
「都市経営の視点に立ったインフラ・マネジメント」
○取組方針
・業務プロセスでのPDCAの明確化
「効率的・効果的で持続可能な維持管理の戦略的
推進」
２．効率的・効果的な維持管理
手法の確立
１）点検、診断、評価の手法や
体制等の充実
・点検及びデータ蓄積、活用の基本方針
・基本方針を踏まえ、点検及びデータ蓄積、活
用の検証の留意点を作成
・点検等の棚卸、検証
・点検方針、ﾃﾞｰﾀ蓄積、活用法の明確化
・点検（データ蓄積）の実施フロー策定
行 ２）施設の特性に応じた維持管
動 理手法の体系化
指
針
・維持管理手法の分類（維持管理手法の定義）
・維持管理手法の検証・設定
３）補修や更新時期を見極める
ための判断基準
→事後保全・時間計画保全・予防保全に分類
・維持管理手法の基本的な選定フローの作成
→施設の重要度や特性に応じた維持管理手法を
選択 ※総論的に考え方を示す。
・維持管理手法の検証様式の作成
・最適な補修時期の考え方
→考慮するポイントを示す
例：施設の重要度や特性、ＬＣＣ最小化、
信頼性など考慮
・更新時期の見極めの考え方
→考慮するポイントを示す
例：安全性、信頼性、施設の重要度、特性、
経済性、社会的影響度、技術的制約、
維持管理の難易度などを考慮
※総論的に考え方を示す。
→基本フローを踏まえて、各分野毎（道路・河
川・港湾等）に応じた選定フローを策定し、維
持管理手法を設定。
→将来的に維持管理手法（状態監視から予
測計画等）が変更となる施設は、そのために
必要な点検及びデータ蓄積の明確化。
・最適な補修時期、手法に関する課題抽出
・更新時期の見極めに関する課題抽出
物理的な寿命の見極めは？など
・補修タイミングや更新時期を見極めるため
の評価・判断基準（判定フローなど）
・管理水準の設定
・優先順位設定（重点化）
・優先順位の考え方(重点化指標）
次ページに続く
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長寿命化計画策定に向けた部会の役割
構成案
全体検討部会
部会（分野別）
４）日常的維持管理の着実な
実践
・日々の維持管理における考え方
（きめ細やかな維持管理の実践）
日々の維持管理における留意点や取組みの
明確化（直営作業の充実強化）
５）維持管理を見通した新設工
事上の工夫
・維持管理を踏まえた新設へのフィードバックの
考え方（しくみづくり）
維持管理を踏まえた新設へのフィードバック
（具体的な取組みを明記）
６）新たな技術、材料、工法の
活用、促進策
新材料、技術、新工法の開発、促進策の検討
（しくみづくり）
維持管理に資する、新材料、技術、工法の
活用の検討。
７）事業評価（効果）の検証
事業評価（効果）指標の考え方
府民への説明責任どのように広報するか
事業評価（効果）指標の設定
３．持続可能な維持管理の仕
行 組みづくり
動
指
針
人材育成、維持管理体制などの課題抽出と方
向性 （具体的な提案）
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