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非同期分散型の活動を支援する
研究室向けグループウェアの改善
社会情報システム学講座4年
0312002025 大村亮憲
指導教員:鈴木克明 市川尚
卒業研究の成果
鈴木研究室を対象とした
非同期分散型の活動を支援する
研究室向けグループウェア
改善
&
鈴木研究室での運用・評価・改善
研究室で使えるシステムができた
先行研究では・・・
2004年度 岩手県立大学 卒業論文
「非同期分散型の活動を支援する
研究室向けグループウェアの開発」
社会情報システム学講座 野呂 俊太郎


研究室のグループウェアに必要な機能をまとめ
た
タスク管理、活動記録管理を支援するシステム
(旧システム)の開発を行った
旧システムの問題点と改善点
新規プロジェクト発足に対応できない


新規プロジェクト発足への対応を可能にした
個人のスケジュール・タスクが追加できない


個人レベルでのデータ管理を行うこととした
管理ツールが存在しない


ユーザ・プロジェクト管理ツールを開発した
研究室での運用を行っていない


研究室での運用結果に伴った改善を行った
本システムの機能

スケジュール管理機能




個人・プロジェクトのスケ
ジュールの追加、編集、削除
重複スケジュールに対しての
警告機能
出欠確認機能
タスク管理機能



個人・プロジェクトのタスクの
追加、編集、削除
タスクの実施報告・承認機能
タスクの活動記録管理機能

伝言機能



伝言の送受信
既読・未読確認機能
ユーザ・プロジェクト管理機能



ユーザの追加、編集、削除
プロジェクトの追加、編集、削
除
ユーザのプロジェクト所属管
理機能
それではデモをご覧ください
仮運用

仮運用の目的


仮運用の対象


鈴木研究室に所属する学生
期間


本システムの操作に慣れる
1週間
仮運用の方法


新規プロジェクトを立ち上げたという仮想的なシナリオに従って
試用してもらった
その後、個人ごとに自由に使ってもらった
本運用




本運用の目的
 操作しづらい点がないか評価するため
 必要な機能、不必要な機能を洗い出すため
 本システムの有用性を確かめるため
本運用の対象
 鈴木研究室に所属する学生
期間
 2週間
本運用の方法
 実際に存在する講座内のプロジェクト(ランチョンセミナー,講義のツ
ボ,ネコの手OJTと,各学年の演習,個人のスケジュール)を対象と
し,プロジェクト管理機能,スケジュール管理機能,タスク管理機能、
伝言機能をそれぞれ使用してもらった
本運用中の各プロジェクトの活動
ランチョンセミナー
講義のツボ
・ランチョンセミナーの活動タスクを登録し、活動を行った
・毎週の講義内容をアップするタスクを登録し、活動を行った
・タスク進捗発表日のスケジュールを登録し、活動を行った
・タスクを実施していない人に伝言を送信した
ネコの手OJT
・伝言機能を用い、バイトをやりたい人を募った
ソフトウェア演習B
・演習のスケジュールを登録し、活動を行った
・スケジュール日程変更の伝言の送信を行った
情報システム演習A
・ゼミのスケジュールを登録し、活動を行った
情報システム演習C
・ゼミのスケジュールを登録し、活動を行った
情報システムゼミB
・卒論に関するお知らせの伝言を送信した
・ゼミのスケジュールを登録し、活動を行った
・卒論要旨提出のタスクを登録し、メンバーがタスクを実施した
個人
・個人スケジュールを追加した
・他のスケジュールと重複があった場合の出欠確認を行った
・個人タスクを追加して、タスクを実施した
・各自の個人的な伝言を使用した
プロジェクト活動の一例

講義のツボ



タスク管理機能を用いて毎
週の仕事を管理し、実施し
ていた
タスクの進捗状況チェック
日のスケジュールを登録
し、チェックを行っていた
タスクを実施していない人
には、伝言機能を用い、警
告を送信していた
ユーザビリティ評価

評価方法

本運用終了後に本運用に参加してくれた鈴木研究室
の学生10名にアンケートを行った
ユーザビリティ評価の結果

5段階評価の結果
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
計
スケジュールの閲覧はスムーズに行えた
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
スケジュールの追加・編集・削除はスムーズに
行えた
5
4
5
5
5
5
5
4
5
5
4.8
重複スケジュールに対しての処理,出欠確認は
スムーズに行えた
5
4
5
3
4
5
5
4
3
5
4.3
タスクの閲覧はスムーズに行えた
5
4
5
5
5
5
5
4
5
5
4.8
タスクの追加・編集・削除はスムーズに行えた
5
4
5
5
4
5
5
3
5
5
4.6
タスクのクリア申請・クリア承認・活動終了処理
はスムーズに行えた
5
4
5
5
5
4
5
4
5
5
4.7
伝言の閲覧はスムーズに行えた
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
伝言の送信・返信はスムーズに行えた
4
5
5
5
5
5
5
5
5
5
4.9
スケジュールとタスクの違いがわかった
5
5
5
5
5
3
5
3
5
5
4.6
各ページの右のボックス群について,それぞれ
何を表示しているのか把握できた
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
何をするためのシステムかわかった
5
3
5
5
5
5
5
4
5
5
4.7
ユーザビリティ評価の結果

自由記述項目の結果
25の意見が出された

スケジュール管理機能について








表示に時間がかかるときがあった
長期スケジュールの追加時、日付がわからな
かった
登録後、毎回今月のカレンダーに戻されるの
が気になった
アイコンにマウスが乗ると説明が出ればよ
かった
当日にならないとスケジュールが表示されな
いので、何日か前に表示して欲しい
優先度がわかるようにして欲しい
その日のスケジュールを時間順に表示して欲
しい
タスク管理機能について



「管理中のタスク」画面で、メンバーがはじめ
から表示されると長くなるので、ダイジェスト表
示ができるといい
右上のマイタスクに、プロジェクトのタスクと個
人タスクがまとめて出るので区別がつかない
スケジュールのカレンダーにタスクの期限が
表示されたほうがよい

伝言機能について








伝言を10件表示とかにして欲しい
返信要求ありのとき,返信済み伝言と未返信
伝言を分けて表示して欲しい
一斉送信の場合は,送信履歴に1つとして表
示して欲しい
伝言の並べ替え機能
伝言の削除
全部返信できるようにして欲しい
プロジェクトと個人のメッセージの区別がつく
ようにして欲しい
その他について


ロゴマーククリックでトップに戻りたい
トップページの最新情報のところが長くなって
しまうので,3件ずつなどにして欲しい
以上の19個について
改善を行った
有用性の調査

頻繁に利用した人3名とあまり利用しなかった人3名にインタ
ビュー

3名の利用しなかった理由



「プロジェクトに参加しておらず、利用の必要がなかった」
「運用時期にスケジュールがほとんど存在しなかった」
実際に研究室に導入した場合に有用性があると思うか?



「毎日見るのが苦にならず習慣化しやすいシステムだった」
「旧システムと比べ完成度が高く、実用可能だと思う」
「プロジェクトを運営する上で全員が毎日チェックする習慣さえできれ
ば便利だと思う」
考察

ユーザビリティ評価の結果、高い平均点を得ることができた。
また、アンケート結果に伴った改善を行った

本システムを使用しなかった理由はユーザの環境的要因が
大きい。また、全員有用性が高いと考えており、全員に利用
する意欲がある

以上の結果、本システムは鈴木研究室のプロジェクト活動を
するにあたって有用であることがわかった

さらに有用性を高めるためには研究室のメンバー全員の意
欲的な継続利用が必要不可欠であることを認識した
まとめと今後の課題

研究室向けグループウェアの改善と鈴木研究室
においての運用評価を行った




個人、プロジェクトのスケジュール管理、タスク管理を
実現した
新規プロジェクトの発足に対応した
運用・評価を実施し、鈴木研のニーズに合わせた改
善を行った
今後の課題

長期運用による問題点の発見と改善