Transcript 資料 - 京都大学医学部附属病院

診療録データの臨床研究利用
のための仕組み
データ抽出システム
大阪大学医学部附属病院
医療情報部
村田 泰三
システム全体像
既存システム
XMLパース
電子カルテ
サーバ
GW
１
各科臨床研究用システム
1 value
1 record
データ
ウェアハウス
データ抽出
GW
２
1 case
1 record
各プロジェクト別
臨床研究用
データベース
データ
閲覧・集計
データ登録
操作用PC
操作用PC
1 value 1 record
患者ID
データウェア
ハウス
臨床研究用
DB
Date
Template
1001
10/12
血圧
\収縮期血圧
root
収縮期血圧
120
1001
10/12
血圧
\拡張期血圧
root
拡張期血圧
60
1001
10/12
血圧
\血圧測定部位
root
血圧測定部位
右上腕
1001
10/12
血圧
￥左右差チェック
root
左右差チェック
あり
1001
10/12
血圧
\左右差チェック\あり
左右差
チェック
血圧測定部位2
左上腕
患者ID
Date
ｘPath
収縮期血圧
親項目
親値
あり
項目
拡張期血圧
血圧測定部位
測定体位
値
左右差チェック
1001
10/12
120
60
右上腕
座位
あり
1002
10/12
134
64
左上腕
座位
なし
1001
10/14
124
68
右上腕
座位
あり
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
1 case 1 record
抽出可能なデータ

文書で入力されたテン
プレート情報

経過記録で入力され
たテンプレート情報
抽出可能な項目
赤枠で囲まれたテンプ
レート入力された箇所の
み抽出設定可能。
各科臨床研究用ＤＢで必要な設定

項目の設定

抽出対象患者の設定

閲覧および抽出のアクセス権限の設定
項目の設定


アトム（項目）群を作成
項目のグループ化を行う。

別のテンプレートで入力された同じ意味の項目
をひとつの項目として設定。
アトム（項目）
Ｔ001 Ａ001 血圧
Ｔ002 Ａ100 血圧
アトム（項目）群
Ａ001 血圧
Ｔ001 Ａ001 血圧
Ｔ002 Ａ100 血圧
項目の設定

アトム（項目）群の名称をチェックする

項目名称は、ＤＢのフィールド名となるので、重
複した名称は、許されない。
グループ化？
アトム（項目）群
Ａ010 大きさ
Ｔ001 Ａ010 大きさ
・・・
・・・
・・・・
・・・
→意味が異なる
Ａ010 大きさ →腫瘍の大きさ
Ａ020 大きさ →病変の大きさ
所見
腫瘍
・・・
・・・
重複
・・・
Ａ020 大きさ
Ｔ001 Ａ020 大きさ
大きさ
病変
大きさ
・・・
項目出力制限

複数選択可のテンプレートの対応

（checkbox）
１項目選択の場合
２項目選択の場合
カンマで区切る
心雑音
心雑音
汎収縮期雑音,収縮期雑音
汎収縮期雑音
フィールドを増やす
心雑音01
心雑音02
汎収縮期雑音 収縮期雑音
項目出力制限
心雑音
なし
収縮期雑音
収縮早期雑音
収縮中期雑音
収縮後期雑音
汎収縮期雑音
拡張期雑音
12項目
拡張早期雑音
拡張中期雑音
拡張後期雑音
前収縮期雑音
連続性雑音
ブランコ雑音
最強点
伝達方向
ピッチ
性状
変化
最強点
伝達方向
ピッチ
性状
変化
5項目
複数選択項
目の下位層
すべてに同じ
項目がある。
・
フィールドを増やした場合

異常所見のすべての項目
のフィールドを用意する必
要がある。



12×5＝60項目
すべての項目を抽出する必
要性は低い。
一度に選択される項目数は
、２～３項目程度
・
・
最強点
伝達方向
ピッチ
性状
変化
項目ごとにフィールドの生成数の
制限を設定可能にした。
必要な項目を設定

テンプレートの中には、抽出設定に必要のない項
目は除き、必要な項目を設定する
各項目の単位
タイトルとして表記されている項目
データ入力されること
のないコントロール
Suffix
Insert
Title
ラベル
必要な項目および表示順を設定
抽出対象患者の設定

同じ文書の抽出したい対象患者が異なるケースが考えら
れる。
 自科だけを抽出
 内視鏡レポート 消化器外科と消化器内科を分けて
抽出
 全科は必要ないが、複数科のデータを抽出
 循環器内科と心臓血管外科が入力したデータのみ
抽出
 治験患者だけを抽出 …etc


対象患者は、匿名化する必要がある場合
匿名化→患者IDの置換え、患者氏名の非表示
閲覧および抽出のアクセス権限の設定





どの文書を閲覧・抽出するか
どのテンプレートを閲覧・抽出するか
どのグループが閲覧するか
どのユーザが閲覧するか
閲覧できる端末を限定
各科臨床研究用DBの利用方法



院内ＨＰから設定依頼書を医療情報部長宛
に提出
依頼書から抽出設定の相談を行う
必要な項目を選択し、抽出設定作業
設定時間
１文書につき、約0.5～２時間
→構造および改訂回数によって、変動
診療情報管理士１名（医療情報技師資格有）