第3回ppt(2008年10月20日版)
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プロジェクト管理
第3回
(2008年10月20日版)
• タイム・マネジメント
• コスト・マネジメント
http://www.campus.myu.ac.jp/~miyanisi/2008project/index.html
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
1
プロジェクト管理シラバス
講義計画(2008年度)
• 09/29 [1] 情報システム開発とプロジェクト
プロジェクトとは
• 10/06 [2] PMBOKの内容-1
スコープ、コミュニケーション
• 10/20 [3] PMBOKの内容-2
タイム、コスト
• 10/27 [4] PMBOKの内容-3
品質、人的資源
• 11/10 [5] PMBOKの内容-4
リスク、調達
• 11/17 [6] PMBOKの内容-5
統合
• 12/01 [7]トピックス CMM
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
2
プロジェクト管理シラバス
講義計画(2008年度)
• 12/08 [8] 演習、事例研究
プロジェクト計画
• 12/15 [9] 演習、事例研究
進捗管理
• 12/22 [10] 演習、事例研究
原価管理
• 01/19 [11] 演習、事例研究
品質管理
• 01/26 [12] 演習、事例研究
変更管理
• 01/27 [13] まとめ
• 02/02 [14] 期末試験
筆記試験
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
3
記述の一般形
X・マネジメント
• X・マネジメントとは
•
•
•
•
•
•
X・マネジメントのプロセス
X.1 プロセス
X.2 プロセス
・・・・
X.n プロセス
・・・・
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
4
X・マネジメント
•
•
•
•
•
X.n プロセスとは
X.n.1 プロセスのインプット
X.n.2 プロセスのツールと技法
X.n.3 プロセスのアウトプット
X.n.3 プロセスのアウトプットに記載され
る項目
• X.n プロセスに関する特記事項
注)X.n.m はPMBOKの章番号、節番号
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
5
6.タイム・マネジメント
• 6.タイム・マネジメントとは
プロジェクトを工期通りに完成させるためス
ケジュールを計画、管理する種々のプロセ
ス
• 6.タイム・マネジメントの5つのプロセス
6.1 アクティビティ定義
6.2 アクティビティ順序設定
6.3 アクティビティ資源見積り
6.4 アクティビティ所要期間見積り
6.5 スケジュール作成
6.6 スケジュール・コントロール
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
6
6.1 アクティビティ定義
• 6.1 アクティビティ定義
WBSに基づいて、実際の作業(アクティビティ)
を定義する(ワークパッケージ→アクティビティ)
WBSの最下層を詳細の作業に要素分解する
• 6.1.1 インプット
–
–
–
–
–
–
2008年度
組織体の環境要因
組織のプロセス資産
プロジェクトスコープ記述書
WBS
WBS辞書
プロジェクトマネジメント計画書制約条件
プロジェクト管理(3) 62pages
7
6.1 アクティビティ定義
• 6.1.2 ツールと技法
– 要素分解(1週間程度の作業単位までブレークダウン)
– テンプレート
– ローリング・ウエーブ計画法(段階的詳細化)
Rolling Wave Planning
– 専門家の判断
– 計画構成要素
• 6.1.3 アウトプット
–
–
–
–
2008年度
アクティビティ・リスト
アクティビティ属性
マイルストーン・リスト
要求済み変更
プロジェクト管理(3) 62pages
8
6.1 アクティビティ定義
• 要素分解の留意点
– 全体を把握して分解する
– 管理のしやすさを考慮した細分化(1WK程
度)
– レベルでの重複をなくす
– 展開されるべき作業レベルを5から9にする
– プロジェクトの進行とともに詳細化する
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
9
6.2 アクティビティ順序設定
• 6.2 アクティビティ順序設定
アクティビティ間の順序関係を定める
(ある作業を行うには、前段で終わっていなければならな
い作業がある、これを識別する、すなわち作業依存関係
を明らかにする)
• 6.2.1 インプット
–
–
–
–
–
2008年度
プロジェクト・スコープ記述書
アクティビティ・リスト
アクティビティ属性
マイルストーン・リスト
承認済み変更要求
プロジェクト管理(3) 62pages
10
6.2 アクティビティ順序設定
• 6.2.2 ツールと技法
–
–
–
–
–
PDM
ADM
スケジュール・ネットワーク・テンプレート
依存関係の決定
リード(進み、先行所要時間)とラグ(遅れ)の適用
• 6.2.3 アウトプット
–
–
–
–
2008年度
プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図
アクティビティ・リスト更新版
アクティビティ属性更新版
要求済み変更
プロジェクト管理(3) 62pages
11
6.2 アクティビティ順序設定
• 依存関係
– 強制依存関係
ハードロジック、強い依存関係
– 任意依存関係
ソフトロジック、弱い依存関係
– 外部依存関係
顧客などプロジェクト外部からの依存関係
2008年度
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12
6.2 アクティビティ順序設定
• PDM プレシデンス・ダイアグラム法
Precedence Diagram Method
– Activity on Node (AoN)
ノードにはアクティビティを描き、その間の順序
関係を有向辺(→)で結ぶ
– 4つの順序関係
FS(完了-開始) Finish to Start
FF(完了-完了) Finish to Finish 同時に完了
SS(開始-開始)Start to Start 同時に開始
SF(開始-完了) Start to Finish
FS(完了-開始)が一般的
2008年度
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13
6.2 アクティビティ順序設定
• ADM アロー・ダイアグラム法
Arrow Diagram Method
– Activity on Arrow (AoA)
ノードには日程を描き、その間を結ぶ有向辺
の上にアクティビティを描く
– 順序関係
FS(完了ー開始)およびダミー
ダミーは、アクティビティを伴わず、順序関係
のみを示す
2008年度
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14
6.2 アクティビティ順序設定
• PDMの例
例を示す
アクティビティ1
アクティビティ2
• ADMの例
例を示す
アクティビティ1
日付1
2008年度
日付2
所要時間1
プロジェクト管理(3) 62pages
15
6.3 アクティビティ資源見積もり
• 6.3 アクティビティ資源見積もり
各アクティビティの実行に必要な資源の使
用可能性、組織の方針を考慮して、必要な
資源の種類と量を算定
• 6.3.1 インプット
–
–
–
–
–
–
2008年度
組織の環境要因
組織のプロセス資産
アクティビティ・リスト
アクティビティ属性
資源の可用性
プロジェクトマネジメント計画書
プロジェクト管理(3) 62pages
16
6.3 アクティビティ所要期間見積もり
• 6.3.2 ツールと技法
–
–
–
–
専門家の判断
代替案分析
見積もりデータ
プロジェクトマネジメントソフトウェア
(Project 2003、2007)
– ボトムアップ見積り
• 6.3.3 アウトプット
– アクティビティ資源に対する要求事項
– アクティビティ属性更新版
– 資源ブレークダウン・ストラクチャ
– 資源カレンダー更新版
– 要求済み変更 プロジェクト管理(3) 62pages
2008年度
17
6.4 アクティビティ所要期間見積もり
• 6.4 アクティビティ所要期間見積もり
各アクティビティの所要期間を推定する
• 6.4.1 インプット
–
–
–
–
–
–
–
–
2008年度
組織の環境要因
組織のプロセス資産
プロジェクト・スコープ記述書
アクティビティ・リスト
アクティビティ属性
アクティビティ資源に対する要求事項
資源カレンダー
プロジェクトマネジメント計画書
プロジェクト管理(3) 62pages
18
6.4 アクティビティ所要期間見積もり
• 6.4.2 ツールと技法
–
–
–
–
–
専門家の判断
類推見積り(過去のプロジェクト実績)概算法
係数見積り(基準値による)FP法、標準タスク法
ボトムアップ見積もり標準タスク法
3点見積もり(最頻値、楽観値、悲観値)
確率(4/6、1/6、1/6)
• 6.4.3 アウトプット
– アクティビティ所要期間見積もり
– アクティビティ・リスト更新版
2008年度
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19
6.4 アクティビティ所要期間見積もり
• ソフトウェア開発の見積もり方法
– 概算法(過去の類似例から工数、コストを見積もる)
– 積算法(積上げ法)(WBSのワークパッケージ1つずつの工数、
コストを見積り、積み上げる)
– 標準タスク法(積算法を標準化したもの)
– COCOMO法(人月=3×(LOC)×調整要因)
Constructive Cost Model, Line of Code
開発規模から工数への変換
– FP法(ファンクションポイント)
機能を5つのタイプに分類してFPを計算、開発規模を推定
– COCOMOⅡ法
FP法とCOCOMOの融合
参考図書: 「ソフトウェア開発のすべて」、日本実業出版社
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
20
6.5 スケジュール作成
• 6.5 スケジュール作成
各作業の開始日、終了日を設定する
各作業の依存関係を示すネットワーク図と
所要期間を考慮して、
• フォワードパス
開始日から時間軸を前進して、最早終了日を求
める
• バックワードパス
終了日から時間軸を後退して、最遅開始日を求
める
簡便法は、こちらのみを求める
2008年度
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21
6.5 スケジュール作成
• 6.5 スケジュール作成
• クリティカルパス
最も所要日数の多いパス
このパス上におけるアクティビティの遅延が、プ
ロジェクト全体の遅延になるので注意
余裕のないパス
2008年度
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22
6.5 スケジュール作成
• 6.5 スケジュール作成
• トータルフロート
(単にフロート、またはスラック)
全体としての余裕
終了日-最早終了日または
最遅開始日-開始日
• フリーフロート
アクティビティごとの余裕
2008年度
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23
6.5 スケジュール作成
• 6.5 スケジュール作成
これ以外に
• ガントチャート(情報システム開発で最もよく使わ
れる)
バーチャートともいう
求めたスケジュールを表現する
アクティビティごとに開始日から終了日まで水平
の直線で表現する
基本的にアクティビティ間の先行関係は、表現し
ないが、若干の変更で、表現する場合もある
• 数理的な手法にCPMとPERTがある
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
24
6.5 スケジュール作成
• 6.5.1 インプット
–
–
–
–
–
–
–
–
–
2008年度
組織のプロセス資産
プロジェクト・スコープ記述書
アクティビティ・リスト
アクティビティ属性
プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図
アクティビティ資源に対する要求事項
資源カレンダー
アクティビティ所要期間見積り
プロジェクトマネジメント計画書
プロジェクト管理(3) 62pages
25
6.5 スケジュール作成
• 6.5.2 ツールと技法
– スケジュール・ネットワーク分析
– クリティカルパス法(数理解析)
– 所要期間の短縮(クラッシング、ファスト・トラッ
キング)
– シミュレーション
– 資源平準化の経験則
– プロジェクトマネジメント・ソフトウェア
– カレンダーの適用
– リードとラグの調整
– スケジュール・モデル
26
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
6.5 スケジュール作成
• 6.5.3 アウトプット
–
–
–
–
–
–
–
–
2008年度
プロジェクト・スケジュール
プロジェクト・モデル・データ
スケジュール・ベースライン
資源に対する要求事項更新版
アクティビティ属性更新版
プロジェクト・カレンダー更新版
要求済み変更
スケジュール・マネジメント計画書
プロジェクト管理(3) 62pages
27
6.4 スケジュール作成
• スケジュールベースライン
承認されたプロジェクト・スケジュール
スケジュールの実績測定、報告の基準となる
• CPM(Critical Path Method)
最小の余裕日をもつ作業パスがクリティカルパスである、
これを見出す
• PERT(Program Evaluation and
Review Technique)
ネットワーク図、各作業の所要期間を与えて、プログラム
でスケジュールをもとめる
所要期間見積もりは、3点見積もりの加重平均を使用す
る
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
28
6.4 スケジュール作成
• スケジュール短縮方法
– クラッシング(crashing)
所要期間を短縮するのに、追加の工数を投入する
追加投入のコストとスケジュールのトレードオフをはか
る
– ファスト・トラッキング(fast tracking)
クリティカルパス上で、ある作業間のFSの依存関係を
くずし、前段作業が終了していないのに、後段の作業
を開始する
並列作業によってスケジュールを短縮する
FSを崩したことによるリスクに注意
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
29
プロジェクト計画の概要
• スケジュール技法(日程管理、工程管理)
– CPM、クリティカルパス法、
PERT/CPMともいう
作業日程に余裕(フロート)のない経路(パス)
を見出す
– 最早(スタートから)、最遅(終了から)の考え
– 最早結合点日程、最早開始日
– 最遅結合点日程、最遅開始日
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
30
プロジェクト計画の概要
• 各作業の順序関係
• 各作業の所要日数(時間)
• アローダイアグラムの作成
• 全体(作業ネットワーク)としての日程
の設定
• クリティカルパスの認識
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
31
プロジェクト計画の概要
• 作業ネットワークの例(ADM, AOA)
2
3
A1
2
1
A2
A4
4
ダミー
3
6
0 A5
4
7
A3
5
5
B
5
6
C1
C2
2
4
C3
8
5
A6
10
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
32
プロジェクト計画の概要
作業の日数の例
• 作業の例
A1 2
• 作業の順序関係
A2 3
A1 なし
A3 5
A2 A1
A4 6
A3 A2、A4(ダミー作業が追記される)
A5 4
A4 なし
A6 10
A5 A4
B 5
A6 なし
C1 2
B A3、A5、A6
C2 4
C1 B
C3 5
C2 C1
C3 B
参考プログラム
33
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
http://www.myu.ac.jp/~miyanisi/index.files/miniprograms/SchedulingProgram.xls
プロジェクト計画の概要
2
0
0
3
A1
2
1
A2
A4
4
ダミー
0
3
6
7
A3
5
A5
4
5
B
5
6
C1
C2
2
4
C3
8
5
A6
10
最早結合点日程: 開始から日数(時間)を計算し、大きいほうを記入
最遅結合点日程: 終了からの作業時間を減算し、小さい時間を記入
クリティカルパスの認識:最早結合日程と最遅結合日程が等しいパス
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
34
プロジェクト計画の概要
6
2
A2
2
0
0
A1
2
1
6
A4
3
18
4
ダミー
0
3
6
A3
11
5
A5
4
16
5
B
5
6
7
C1
C2
2
4
C3
22
8
5
A6
10
最早結合点日程: 開始から日数(時間)を計算し、大きいほうを記入
最遅結合点日程: 終了からの作業時間を減算し、小さい時間を記入
最早結合点日程: 最も長くかかる作業を含めて、最も早くできる日にち(相対日数)
全体の所要日数:22日
2008年度
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プロジェクト計画の概要
6
6
2
3
A2
2
0
0
A1
2
A4
1
6
6
3
18
18
4
ダミー
3
0 A5
4
6
A3
5
11
11
5
16
16
B
5
6
7
C1
C2
2
4
C3
22
22
8
5
A6
10
最早結合点日程: 開始から日数(時間)を計算し、大きいほうを記入
最遅結合点日程: 終了からの作業時間を減算し、小さい時間を記入
最も遅く着手してもよい日にち(開始からの相対日数
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
36
プロジェクト計画の概要
6
6
2
3
2
0
0
A1
2
A4
1
6
18
18
A2
4
A3
3 ダミー
6
5
0
6
A5
3
4
11
11
5
16
16
B
5
6
C1
7
C2
2
4
C3
22
22
8
5
A6
10
最早結合点日程: 開始から日数(時間)を計算し、大きいほうを記入
最遅結合点日程: 終了からの作業時間を減算し、小さい時間を記入
クリティカルパスの認識:最早結合日程と最遅結合日程が等しいパス
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
37
プロジェクト計画の概要
• スケジュール技法(日程管理、工程管理)
– 4つの順序関係(Finish、Start)
FS(Finish to Start)、
FF(Finish to Finish)、
SS(Start to Start)、
SF(Start to Finish)
– スケジュール短縮方法
• クラッシング(crushing)
• ファスト・トラッキング(fast tracking)
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
38
プロジェクト計画の概要
• スケジュール技法(日程管理、工程管理)
– ガントチャート、バーチャート
• 作業間の順序関係(依存関係)を表現しな
い(ネットワークダイアグラムではない)
• 見やすい
• よく使われている
• 実績の表示→イナズマチャート
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
39
プロジェクト計画の概要
• ガントチャート、バーチャート
工程表(全体)
工程表 様式1
表題
番号
作業項目
担当
期限
xx作成
xx作成
xx作成
xx作成
xx作成
xx作成
xx作成
備考
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
40
6.6 スケジュール・コントロール
• 6.6 スケジュール・コントロール
計画し承認されたスケジュール(スケジュール・
ベースライン)通りに作業が進捗するようにコント
ロールする
もし変更が不可避ならば、それを正式化する
• 6.6.1 インプット
–
–
–
–
2008年度
スケジュール・マネジメント計画書
スケジュール・ベースライン
実績報告書
承認済み変更要求
プロジェクト管理(3) 62pages
41
6.5 スケジュール・コントロール
• 6.5.2 ツールと技法
–
–
–
–
–
2008年度
進捗報告
スケジュール変更管理システム
パフォーマンス測定 EVMS
プロジェクトマネジメント・ソフトウェア
差異分析
プロジェクト管理(3) 62pages
42
6.5 スケジュール・コントロール
• 6.5.3 アウトプット
–
–
–
–
–
–
–
–
2008年度
スケジュール・ベースライン更新版
パフォーマンス測定結果
要求済み変更
提案済み是正処置
組織のプロセス資産、教訓
アクティビティリスト更新版
アクティビティ属性更新版
プロジェクトマネジメント計画書更新版
プロジェクト管理(3) 62pages
43
6.5 スケジュール・コントロール
• システム開発時の留意事項
アクティビティ定義
– すべてのアクティビティを列挙
機器設置工事関連、
開発環境整備、教育などを見落としがち
– 顧客、他ベンダー担当分も含める
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
44
6.5 スケジュール・コントロール
• システム開発時の留意事項
所要期間見積もり
– 人的資源、開発環境に関する資源、作業場所、
予算の確認
– 過去の類似経験を活用
– メンバーのスキルを考慮
– システムの特性、技術の成熟度、顧客特性
– 顧客の参画度合い
– プロジェクトマネージャが見積もりを確認
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
45
6.5 スケジュール・コントロール
• システム開発時の留意事項
スケジュール作成
– 稼働日(休日以外)、稼動時間の考慮
– ファストトラッキングを行わない場合の終了日
と要求されている終了日
– スケジュール・コントロールのルール
2007/10/22
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
46
7.コスト・マネジメント
• 7.コスト・マネジメントとは
プロジェクトを予算コスト内で完成させるた
めの種々のプロセス
• 7.コスト・マネジメントの4つのプロセス
7.1 コスト見積り
7.2 コストの予算化
7.3 コスト・コントロール
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
47
7.1 コスト見積り
• 7.1 コスト見積りとは
必要な資源のコストを見積もる
• 7.1.1 インプット
–
–
–
–
–
–
2008年度
組織の環境要因
組織のプロセス資産
プロジェクト・スコープ記述書
WBS
WBS辞書
プロジェクトマネジメント計画書
(スケジュール・マネジメント計画書)
プロジェクト管理(3) 62pages
48
7.1 コスト見積り
• 7.1.2 ツールと技法
–
–
–
–
–
–
–
–
2008年度
類推見積り(トップダウン見積り)
資源単価
ボトムアップ見積り
係数モデル見積り
プロジェクトマネジメント・ソフトウェア
ベンダー入札の分析
予備設定分析
品質コスト
プロジェクト管理(3) 62pages
49
7.1 コスト見積り
• 7.1.3 アウトプット
–
–
–
–
2008年度
アクティビティ・コスト見積り
アクティビティ・コスト見積り詳細資料
要求済み変更
コスト・マネジメント計画書更新版
プロジェクト管理(3) 62pages
50
7.1 コスト見積り
• 見積り方法
– 類推見積り → 概算法
– 係数モデル見積り → FP法、COCOMO法
– ボトムアップ見積り → WBSから積算法、標準タスク
法
• 見積り精度(1)
–
–
–
–
–
–
2008年度
プロジェクトの進行にともない精度は向上
超概算見積り
概念見積り
予備見積り
確定見積り
管理用見積り
プロジェクト管理(3) 62pages
51
7.1 コスト見積り
• 見積り精度(2)
– システム開発の場合
• 初期見積り(予算確保のため)
• 概算見積り(RFP対応)
• 詳細見積り(基本設計終了時)
• 見積り手順
–
–
–
–
2008年度
単価決め
専門家の判断
見積り
コスト・マネジメント計画書作成
プロジェクト管理(3) 62pages
52
7.2 コストの予算化
• 7.2 コストの予算化とは
見積もったコストを正式にし、コスト・ベースライン
を設定する
実行予算(限度予算)作成
時間軸上の展開
• 7.2.1 インプット
– プロジェクト・スコープ記述書
– WBS
– アクティビティ・コスト見積り
– アクティビティ・コスト見積り詳細資料
– プロジェクト・スケジュール
– 資源カレンダー
– 契約
– コスト・マネジメント計画書
2008年度
プロジェクト管理(3) 62pages
53
7.2 コストの予算化
• 7.2.2 ツールと技法
–
–
–
–
コスト集約
予備設定分析
係数見積り
限度額による資金調整
• 7.2.3 アウトプット
–
–
–
–
2008年度
コスト・ベースライン
プロジェクト資金調達に対する要求事項
コスト・マネジメント計画書更新版
要求済み変更
プロジェクト管理(3) 62pages
54
7.3 コスト・コントロール
• 7.3 コスト・コントロールとは
コストの統制、ベースラインから逸脱しない
ように監視、変更の管理
• 7.3.1 インプット
–
–
–
–
–
–
2008年度
コスト・ベースライン
プロジェクト資金調達に対する要求事項
実績報告書
作業パフォーマンス情報
承認済み変更要求
プロジェクト・マネジメント計画書
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7.3 コスト・コントロール
• 7.3.2 ツールと技法
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2008年度
コスト変更管理システム
パフォーマンス測定分析(EVM)
予測
プロジェクトのパフォーマンス・レビュー
プロジェクトマネジメント・ソフトウェア
差異マネジメント
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7.3 コスト・コントロール
• 7.3.3 アウトプット
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2008年度
コスト見積り更新版
コスト・ベースライン更新版
パフォーマンス測定結果
完成時予測値(コスト)
要求済み変更
提案済み是正処置
組織のプロセス資産
プロジェクトマネジメント計画書更新版
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7.3 コスト・コントロール
• システム開発における考慮点
資源計画
– 所要スキルと所要人数
– 設備、ハードウェア、ネットワーク、データ投入、
情報表示
– 購入ソフトウェア、開発ツール、検査ツール、
購入データ、知的財産権
– サービス、保守、教育、導入据付、技術サ
ポート、データ変換作業
– プロジェクト作業場所、備品、消耗品
2008年度
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7.3 コスト・コントロール
• システム開発における考慮点
コスト見積り
– 労務費(クラス別単価)
– 調達費(請負外注費)
– 設備費(ハードウェア機器)
– ソフトウェア費(購入ソフト、開発ツール、検査
ツール)
– サービス費(保守費、教育費、セットアップ費)
– 経費(フロア費、用力費、備品・消耗品)
2008年度
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7.3 コスト・コントロール
• システム開発における考慮点
コストの予算化
– プロジェクトの見積りコスト
– プロジェクト受注金額
– プロジェクト予定コスト(外注先値引き交渉な
どの原価削減努力後のコスト)、これをベース
ラインとする
2008年度
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7.3 コスト・コントロール
• システム開発における考慮点
コスト・コントロール
アーンド・バリュー・マネジメントを使用
– 作業の出来高は成果物ベースで評価
– 費用は期間に連動した費用のみ抽出
– 作業に要した費用は実績作業期間と作業者の単価を
かけて計算する
– 出来高グラフで表示する
– 予実対比でプロジェクト完了時のコストを予測
– コストが超過しそうであれば、是正処置を講ずる
2008年度
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第3回のまとめ
• 今回の内容で、あなたにとって最も勉強に
なったと思われる知識を重要な順に、3つ以
内あげよ
• または知識が既知であった場合には重要な
順に、3つ以内あげよ
• レポート用紙1枚
• 期限:次回の最初に回収
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