IPv4 vs IPv6(2)
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IPv4とIPv6 について
作成者
4400061 清水広幸
4400067 高崎衛
4400117 米倉章良
IPv4(Internet Protocol version 4)と
は何か?
現在のインターネットのプロトコル
32bitのアドレスとして表現
非常によく設計されたプロトコル→インター
ネットが広く普及
20年前に設計されたプロトコル
IPv4の限界
代表要因として・・・
アドレス不足
経路制御情報の増大
細分化、ヘッダ処理によるルータ負荷の増大
サービス要求に対する機器拡張
などがあげられる
IPアドレス枯渇まで1800日
IPv4で表現できるアドレス空間は2の32乗(4
2億9496万7296個)
→80年代にはほぼ無限と同様の意味を持った。
しかし90年代インターネットの商用利用が認
められ、一般に開放されるようになる。
→グローバルでユニーク(一意)なIPアドレスを
維持することが困難であることが推定されるよ
うになった。
IPv6の登場
このようなIPの危機が叫ばれる中、次世代イン
ターネットプロトコルの検討が始まった。それが
IPv6である。
IPv6の急務はアドレスの枯渇を防ぐこと
32bit→128bitに拡張された。
128bitでは人類全員が複数のコンピュータ、携
帯、家電を持っていると仮定し、その一つ一つに
IPアドレスを割り振っても余裕がある。
IPv6のメリット
経路情報の集約
単純化されたヘッダ形式と拡張ヘッダ
ステートレスアドレス自動設定
セキュリティ
経路情報の集約
→IPアドレスを階層化することでルータにかか
る負担を減らす。
NLA(次階層集約子)は分割して使うことができ
るため,TLA(最上位階層集約子)を割り当てら
れた組織はNLAを使って自由な階層を表現でき
る。これは,経路制御にとって有効である
集約可能グローバルユニキャストアドレス
単純化されたヘッダ形式による処理
効率の向上
IPv6のヘッダ形式では、これまでのIPv4ヘッダ内にお
ける事実上不要な部分(フラグメントやチェックサム)を
取り除き、重い処理を簡略化してルータでの処理を軽
減する構造になっている。また、IPv6ヘッダでは、ヘッダ
長が固定されているが、その代わりに先頭ヘッダの後
に拡張ヘッダを付加することができることにより、将来的
な機能追加に備えている。拡張ヘッダには、認証や暗
号化などの機能や、モバイルIPを実現するための拡張
などが盛り込まれており、IPv4のときには期待されなが
らも実現が難しかった要求を容易に実現できるように
なっている
IPv4ヘッダ形式
IPv6ヘッダ形式
ステートレスアドレス自動設定
→IPv6では,ホストの起動時に自動的に
IPv6ネットワークに接続するための機能を
提供する
セキュリティー
→IPv6では,認証および暗号化のため
の拡張機能を必ず実装しなければなら
ないことになっている。
IPv6の普及
IPv6はすでに実行されつつある。ルータ、コ
ンピュータにもIPv6対応製品が見かけられ、
ISPでもIPv6に対応しているところがある。
しかしIPv4とIPv6には互換性がない。IPv4
からIPv6に完全に移行するのはデメリットが
多すぎる。
現在ではIPv4とIPv6の技術を共存させて、
問題を発見しながら使っていくのが理想とい
えるだろう。
参考文献
ASCII24.com http://www.asii24.com
毎日キャリアナビhttp://career.mycom.co.jp/