既存建物のリノベーションに際しての材料選択 〜Herzog & de Meuron

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既存建物のリノベーションに際しての材料選択
〜Herzog & de Meuron と安藤忠雄〜
8班
出井基晴 徳田哲司 中村剛史
中山広樹 樋口智久
歴史的建造物の保存の重要性
• 人間が都市で暮らしてきた歴史、景観
を都市のストックとして残し次世代に
引き継ぐ
• 新たに建造することによる環境への負
荷
テート・ギャラリー現代美術館コンペ
イギリスの国家的プロジェクトでありながら1948年
に建てられた元火力発電所を改築し、現代美術館に転用
するというもの
建造物自体は歴史的な価値は持たないが、テムズ川沿い
に建つ高い煙突の姿が街の人々の記憶に残るものであっ
た
大英博物館の増築やミレニアムブリッジの建築といった
ミレニアムプロジェクトの一環であった
ガラスのボックスの挿入という手法
H & de M と安藤忠雄の偶然の一致
Herzog & de Meuron
固定したイデオロギーやスタイルを持たない
そのプロジェクトが持つポテンシャルを引き出す
与えられたコンテキストを緻密に読解し論理的に構築
↓
(とくに表層に関して)様々な材料を用いる
プラダ エピセンター
人、プラダの商品、街が交錯する場
内外の異なる風景を発見するためのツール
として3種類のガラスを利用
安藤忠雄
コルビュジエの影響「近代の建築3材料」
コンクリートという普遍的な材料を用いながらも
そこに自然の要素を取り込み地域性を持たせる
イサムノグチ「石をいじりすぎると石が死ぬ」
↓
打放しコンクリート
実現案(H & de M)
・既存建物と水平なガラ
スボックスを上にのせ
る形
・40mの吹き抜けのタービ
ンホールを見渡せ、均
質な内部空間を創造
伝統とモダニズムのハイブリッド
調和
国際子供図書館(安藤忠雄)
明治時代の建造物の改築。
テート・モダンの案の発展形と言える
・ガラスボックスを角度をつけて
貫通させる形で挿入
・建物の内外において新旧の対立
的な共存を象徴
過去を現在に生かしてこそ
残すという行為が意味を持つ
衝突
Conclusion
ガラスを軽量感・透明感に溢れる近代的な材料と捉え、
重厚な煉瓦の既存建物との対比を意図
新旧の調和衝突
H & de M 表現→それをあらわすのに適した材料
安藤忠雄 材料→そこに自分の表現をどう表すか
思考のプロセスの差が材料に対する考えの違い