プレゼンテーション資料 - 五十嵐研究室
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ペン入力による電子カルテシステム
Serpent
五十嵐 健夫1)
永田 啓3)
芦原 貴司2) 八尾 武憲2)
高田 雅弘4)
坂地 広之5)
鈴木 亨6) 中沢 一雄6)
東京大学電子情報学専攻1) 滋賀医科大学医学部第一内科2) 同医療情報部3)
国立京都病院薬剤科4) NECソフトウェア関西5) 国立循環器病センター研究所6)
研究の背景
カルテの役割
診療の正式な記録
病院内での情報交換
診療時の思考支援
•思考内容の外化
•各種データの検討
•過去の記録の参照
研究の背景
カルテの役割
診療の正式な記録
病院内での情報交換
診療時の思考支援
•思考内容の外化
•各種データの検討
•過去の記録の参照
従来の電子カルテ
○保存・検索・分析が容易
○瞬時に伝達。
×煩雑な入力操作によって
自由な思考が妨げられる。
本研究では、従来の電子カルテの
問題点であった情報入力の負担を
軽減し、さらに医師による柔軟な医
療判断を支援することを目的として、
ペン入力に基づくインタフェースを
提案する。
従来の電子カルテインタフェース
•煩雑な操作(メニュー、ボタン…)
•煩雑な画面(ウィンドウの重複…)
カルテへの記録がデータ入力作業
にすり替わっている。
提案するペン入力インタフェース
紙カルテへの入力のような
自然な入力&柔軟な表示
「医師による診察支援の道具」としてのカルテの実現
ダブル・ディスプレイ構成
メイン画面
(診療録)
サブ画面
(熱型表)
システム構成
サブ画面
カルテ画面
データベース
DEMO
まとめ
ペンによる手書き入力
一覧性を重視した画面デザイン
各種の手書き情報操作機能
2画面連携によるシステム
議論
手書きでは再利用できない!
通常参照される患者名・期日・病名・処方と
いったデータはきちっと残す。
それ以外の所見等は、テキストにしたとしても
データとしての再利用は困難。
手書きの速記性・柔軟性を優先。
議論
テキストデータ
手書きデータ
検索が容易。
検索が困難。
可読性に優れる。
可読性に難あり。
入力の手間が大きい。
入力が楽
柔軟性に欠ける。
柔軟性に富む。
互いの長所を活かすことが重要
今後の予定
手書き認識との組み合わせ
データの収集(入力時間・データサイズ)
携帯端末との連携
ペンIDによる認証
実証試験
END
はじめに
五十嵐 健夫
東京大学情報理工学系研究科
コンピュータ科学専攻・講師
ユーザインタフェースの研究に従事。
コンピュータを使いやすくすることが目標。
これまでの研究成果
手書きスケッチによる3次元モデリング
自動ズーミングによるスクロール
電子ホワイトボード用ペンインタフェース
声による計算機の操作法