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今後の予定
13日目
1月 8日 エレキテル
エンジンの効率
口頭報告(2)の答あわせ
まとめ
口頭報告課題・追加演習レポート提出
14日目
1月15日 予備テスト (定期テストと同様のテスト)
テスト答え合わせ
15日目
1月22日 定期テスト
本日の課題
予備テスト準備
1
なぜ熱の流れはいつも高温→低温なのか?
S univ  0
冊子5.8節
p82
2
なぜ熱の流れはいつも高温→低温なのか?
高熱源
TH
Q
低熱源
TL
S univ  S H  S L
Q
Q
    0
TH
TL
3
エンジンの効率に限界はあるか?
S univ  0
冊子5.9節
p83
4
エンジンの効率に限界はあるか?
QH
QL
高熱源
エンジン
低熱源
TH
TL
W
力学的周囲
QL  QH  W
S univ  S therm,H  S therm,L
QH
QL
 
  0
=
TH
TL
5
高熱源
QH
QL
低熱源
エンジン
TH
TL
W
力学的周囲
QL  QH  W
最大効率のエンジンでは...
S univ
QH
QL
 
  0
TH
TL
w
QH  QL
TH  TL
効率    QH
QH
TH
熱源の温度差が大きいほど効率が良くなる.
6
高熱源
QH
エンジン
TH
低熱源
TL
W
力学的周囲
どんなにがんばっても QH  W は無理.
(第二種永久機関は実現でいない)
7
高熱源
QH
エンジン
TH
低熱源
TL
W
力学的周囲
力学的エネルギーを全て熱エネルギーに変換
するのは可能.
熱はエネルギーの墓場!
8
スターリングエンジンのしくみ(1)
冷却
加熱
9
スターリングエンジンのしくみ(2)
冷却
加熱
10
スターリングエンジンのしくみ(3)
冷却
加熱
11
スターリングエンジンのしくみ(4)
冷却
加熱
12
スターリングエンジンのしくみ(5)
冷却
加熱
13
スターリングエンジンの特徴
•
•
•
•
•
熱効率が良い.
低温度差でも動く.
熱源を選ばない.廃熱利用の可能性.
低騒音,低振動.
排気ガスがクリーン.
• 出力が弱い.瞬発力がない.
• サイズが大きい.
14
水飲み鳥
永久機関??
15
16
口頭報告課題 答え合わせ
17
<エンタルピー>
H  E  PV
エンタルピー変化は吸熱量
H  q
エネルギー
or
エンタルピー
吸熱
系のエネルギー変化と吸熱
18
<エントロピー>
S  k lnW
エントロピーは乱雑さの指標
分子レベルでどちらが乱雑か考えよ!
S  H / T
の場合のみ.
G  0
G  H  TS
が成り立つのは
19
<自由エネルギー>
G  H  TS
Gが負なら変化が自発的に進行
(Gが正なら逆変化が自発的に進行)
G  H  TS
反応進行の要因
・H が負(発熱する)
・S が正(乱雑になる)
20
固体の水への溶解熱
食塩の水への溶解は吸熱変化だが、塩化カルシウム
の溶解は発熱変化である。
結晶を壊すのは必ず吸熱だが,水和は発熱である.
両者の兼ね合いで溶解熱の符合が決まる.
+
―
―
+
―
+
―
+
―
+
+
―
+
―
+
―
+
―
―
+
―
+
―
+
―
P13
図1-16
21
+
G
G  H  TS
気体
凝縮
液体
蒸発
融点
T
22
力学的周囲 Emech
w
系
系
q
E
熱的周囲
E P
Eel
w   PV
q  H
H  E  PV
K, trans
3
 k BT
2
Euniv = 0
定圧過程では
E
E K

Etherm
宇宙
T により
変化
(Tに比例)
分子集合
状態に
より変化
化学反応
により
変化
23
混合
p74 図5-6
G  H  TS
24
触媒
活性化エネルギーが高すぎて
熱力学的な再安定状態が実
現しないことがある.
触媒は活性化エネルギーを
変化させる.
始状態
終状態
始状態と終状態は変わらない.
25
砂糖を加熱すると,どうなるか?
加熱したものを冷やすと,どうなるか?
ガラス
G
G  H  TS
×
過冷却液体
結晶
液体
融点
p109 図6-5
T
26
様々なエネルギーの値の比較 (p63)
•共有結合: 約500 kJ/mol → Eel
水素の燃焼熱: 約500 kJ/mol
•水素結合: 約20 kJ/mol → Ep
水の蒸発エンタルピー: 40 kJ/mol
•ファンデルワールス力: 約1 kJ/mol → Ep
アルゴンの蒸発エンタルピー: 6.5 kJ/mol
•PV仕事(300 K,1 atmで1 molの気体発生): 2.4 kJ/mol
•分子運動のエネルギー(300 K,RTの値): 2.4 kJ/mol
多くの場合
H  E  PV  E
27
力学的周囲 Emech
w
系
系
q
E
熱的周囲
E P
Eel
w   PV
q  H
H  E  PV
K, trans
3
 k BT
2
Euniv = 0
定圧過程では
E
E K

Etherm
宇宙
T により
変化
(Tに比例)
分子集合
状態に
より変化
化学反応
により
変化
28
G
G  H  TS
気体
凝縮
液体
蒸発
融点
T
29
まとめ
30
化学変化の進む方向はどのようにして決まるのか?
定温・定圧過程では,
系の自由エネルギーが減少する方向に変化が進む.
(自由エネルギー減少の法則)
G  H  TS
H  E  PV
エンタルピー変化は吸熱量
H  q
エントロピーは乱雑さの指標
31
力学的周囲 Emech
w
系
系
q
E
熱的周囲
E P
Eel
E  q  w
w   PV
q  H
H  E  PV
K, trans
3
 k BT
2
Euniv = 0
定圧過程では
E
E K

Etherm
宇宙
T により
変化
(Tに比例)
分子集合
状態に
より変化
化学反応
により
変化
32
重り = 力学的周囲
宇宙
(熱力学的世界)
= 系
+熱的周囲
+力学的周囲
系
系=現在注目している部分
恒温槽 = 熱的周囲
P59 図4-3
33
力学的周囲 Emech
w
系
系
q
E
熱的周囲
E P
Eel
E  q  w
w   PV
q  H
H  E  PV
K, trans
3
 k BT
2
Euniv = 0
定圧過程では
E
E K

Etherm
宇宙
T により
変化
(Tに比例)
分子集合
状態に
より変化
化学反応
により
変化
34
分子の運動エネルギー
加熱
E  EK  EP  Eel
P38
図3-1
35
分子間ポテンシャルエネルギー
E  EK  EP  Eel
P39
図3-2
36
ポテンシャルエネルギーと力の関係
落下・上昇にともなう重力ポテンシャルエネルギー変化
力に従って落下
→ EP減少
力に逆らって上昇
→ EP増加
重力
力が大きいほどEP の
増減は大きくなる.
P32
図2-5
37
分子間距離とポテンシャルエネルギー
EP
固体・液体
気体
0
r
理想気体ならEp=0.
dE P

F
dr
38
電子エネルギー
E  EK  EP  Eel
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
39
H
H
エネルギー
発熱
H-H
結合エネルギーと発熱
P41
図3-5
40