電子点数表 - 柳韓大学
Download
Report
Transcript 電子点数表 - 柳韓大学
4万項目の請求点数にデータコードを付与した
電子点数表(案)実現のご報告
平成20年11月11日
柳韓大学 保健医療福祉研究所
日本事務所 所長 客員教授
西山孝之
2015/10/1
1
ご説明の要旨
データ処理システムにはデータコードが必須です。
しかし、「レセ電算」にはデータコードがありません。
それはレセコンの方式を継承したためです。(レセコン=「レセ電算」)
レセコンの方式はプログラムによる点数計算です。
レセコンのコードはプログラムコードであり、データコードではありません。
すべての点数計算を予め実行し、その結果にコード付ければデータコー
ドが実現します。しかし点数表が複雑なので、それは実現できないとして
きました。
今回それを実行し、4万件のデータコード(案)の作成に成功しました。
「レセ電算」も「オンラインレセプト」も、データコードによって通常のシステ
ムと同様になります。システムコストは低減し信頼性も向上します。レセ
プトのデータベース化も可能になります。
2015/10/1
2
プログラムコード(診療行為マスター)による現行方式
計算要素5000件
点
数
表
基本点数
コード
加算点数
コード
加算率
コード
減算率
コード
40,000件
改造費
200万円/病院
プ
ロ
グ
ラ
ム
基本点数
コードあり
加算付点数
コードなし
加算付点数
コードなし
減算付点数
コードなし
コード不整備
データ処理不可
データコードによる請求(提案する方式)
電子点数表による処理
電子点数表
コード
請求点数 コード
請求点数 コード
請求点数 コード
請求点数 コード
請求点数 コード
請求点数 コード
40,000件
請求点数
点
数
表
2015/10/1
2008/9/13
展開
(全国で1回
限り)
選択
レセプト
請求点数
コード
請求点数
請求点数
コード
コード
請求点数
コード
コード整備
3
データ処理可
2
電子点数表(案)の件数
電子点数表(案)
計
基本
項目
①
156
入院
917
医学管理
135
在宅
236
検査
3,295
画像
774
投薬
25
注射
57
リハビリ
28
精神
67
処置
2,414
手術 27,209
麻酔
3,505
放射線
76
病理
15
計
38,909
初診再診
2015/10/1
23
895
116
216
971
296
15
43
28
67
497
2,577
141
73
15
5,973
加算付
加項目
②
131
0
16
0
2,285
468
6
7
0
0
1,912
24,601
3,364
0
0
32,790
診療行為マスター
単独加 計算請 まるめ
算項目 求項目 差額
③
2
12
3
18
22
10
4
7
0
0
4
28
0
3
0
113
④
0
10
0
2
1
0
0
0
0
0
1
3
0
0
0
17
計
基本
項目
52
449
119
132
1,280
152
20
51
20
73
389
2,339
156
58
15
5,305
12
376
91
86
1,216
117
11
36
18
59
372
2,295
142
50
13
4,894
加算
項目
⑤
0
0
0
0
16
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
16
40
73
28
46
64
35
9
15
2
14
17
44
14
8
2
411
4
エクセルで表現した電子点数表(案)の例
請求コード
請求
点数
主名称
D3020010
D3020010010
D3020010020
D3020010200
1500
2400
1950
1350
気管支ファイバースコピー
気管支ファイバースコピー
気管支ファイバースコピー
気管支ファイバースコピー
D3020010210
2160
気管支ファイバースコピー
D3020010220
1755
気管支ファイバースコピー
D3020020
1700
気管支ファイバースコピー
D3020020010
2720
気管支ファイバースコピー
D3020020020
2210
気管支ファイバースコピー
D3020020200
1530
気管支ファイバースコピー
D3020020210
2448
気管支ファイバースコピー
D3020020220
1989
気管支ファイバースコピー
基本点数+∑注加算①②③+∑通則加算④⑤⑥
2015/10/1
補足名称
基
本
点
数
加算名称
新生児
乳幼児
月 2 回目以降
月 2 回目以降
新生児
月 2 回目以降
乳幼児
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
注
加
算
1
通
則
加
算
1
1500
1500
1500
1500
-150
1500
-150
810
1500
-150
405
900
450
1500
200
新生児
1500
200
1020
乳幼児
1500
200
510
月 2 回目以降
1500
200
-170
1500
200
-170
918
1500
200
-170
459
月 2 回目以降
新生児
月 2 回目以降
乳幼児
気管支肺胞洗浄法検査加算
月2回目以降減算(10%)
月 2 回目以降減額分(10%))
通
則
加
算
2
5
新生児加算、乳幼児加算
わかりやすい電子点数表(例1)
入院基本料(病棟ごと、入院開始日からの一連で表示)
コード
主名称
A1000020
A1000030
A1000040
A1000050
A1000060
A1000070
A1000080
A1000090
A1000100
A1000110
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
2015/10/1
補足名称
15日以上30日以内
30日超
外泊
他医療機関受診
後期高齢者、14日以内
後期高齢者、15日以上30日以内
後期高齢者、30日超90日以内
後期高齢者、90日超
後期高齢者、外泊
後期高齢者、他医療機関受診
請求点
数
1747
1555
233
467
1983
1747
1555
928
233
467
6
わかりやすい電子点数表(例2)
X線撮影診断(部位ごと、フイルム枚数ごとに撮影料・診断料の合算表示)
コード
主名称
E0010020
E0010020010
E0010020020
E0010030
E0010030010
E0010030020
E0010040
E0010040010
E0010040020
E0010050
E0010050010
E0010050020
頭部単純撮影・診断 1枚
頭部単純撮影・診断 1枚
頭部単純撮影・診断 1枚
頭部単純撮影・診断 1枚
頭部単純撮影・診断 1枚
頭部単純撮影・診断 1枚
頭部単純撮影・診断 2枚
頭部単純撮影・診断 2枚
頭部単純撮影・診断 2枚
頭部単純撮影・診断 2枚
頭部単純撮影・診断 2枚
頭部単純撮影・診断 2枚
2015/10/1
補足名称
加算名称
請求点数
150
170
160
108
128
118
226
255
240
162
191
176
新生児
3歳未満(新生児を除く)
(他法と同時併施)
(他法と同時併施) 新生児
(他法と同時併施) 3歳未満(新生児を除く)
新生児
3歳未満(新生児を除く)
(他法と同時併施)
(他法と同時併施) 新生児
(他法と同時併施) 3歳未満(新生児を除く)
7
わかりやすい電子点数表(例3)
検体検査
(同一検査項目は検体が異なっても主コードは同一とし、検体は付加コードで区分)
コード
D0070010400
D0070010500
D0070010300
D0070020400
D0070020500
D0070020300
D0070030400
D0070030500
D0070030300
D0070040400
D0070040500
D0070040300
2015/10/1
主名称
生化学検査(1)(尿)
生化学検査(1)(穿刺液・採取液)
生化学検査(1)(血液)
生化学検査(1)(尿)
生化学検査(1)(穿刺液・採取液)
生化学検査(1)(血液)
生化学検査(1)(尿)
生化学検査(1)(穿刺液・採取液)
生化学検査(1)(血液)
生化学検査(1)(尿)
生化学検査(1)(穿刺液・採取液)
生化学検査(1)(血液)
補足名称
総ビリルビン
総ビリルビン
総ビリルビン
直接ビリルビン
直接ビリルビン
直接ビリルビン
抱合型ビリルビン
抱合型ビリルビン
抱合型ビリルビン
総蛋白
総蛋白
総蛋白
請求点数
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
8
点数表の条文を忠実に再現した「きざみ算定」
J045 人口呼吸
1. 30 分までの場合
242 点
2. 30 分を超えて 5 時間までの場合
242 点に 30 分またはその端数を増すごとに 50 点を加算して得た点数
3. 5 時間を超えた場合(1日につき)
819 点
1.2.の規定を定義する きざみコード 「140009310」
下限値:242点、 きざみ値:30分、 きざみ点数:50点
3.の規定を再現する通常コード「140023510」
2015/10/1
819点
9
複雑でデータ処理ができない「きざみ算定」
→簡単でわかりやすい電子点数表に
表13 人工呼吸の「電子点数表案」
(「電子点数表案」と「診療行為マスター」のコードの比較)
コード
電子点数表案
診療行為マスター
2015/10/1
人工呼吸の実施時間
請求点数
30 分まで
242
(存在しない)
30 分を超え 60 分まで
270
J0450030
(存在しない)
60 分を超え 90 分まで
320
J0450040
(存在しない)
90 分を超え 120 分まで
370
J0450050
(存在しない)
120 分を超え 150 分まで
470
J0450060
(存在しない)
150 分を超え 180 分まで
520
J0450070
(存在しない)
180 分を超え 210 分まで
570
J0450080
(存在しない)
240 分を超え 270 分まで
620
J0450090
(存在しない)
270 分を超え 300 分まで
670
J0450100
140023510
300 分を超えた場合
819
J0450010
140009310
J0450020
10
生化学検査の「まるめ算定」のデータ化対策
例:出血凝固検査を3項目実施した場合
• 現行方式 (請求項目と点数が対応しない)
検査名
点数
D-Dダイマー
第8因子様抗原
フィブリンモノマー 複合体定量
530
• 提案方式(「まるめ算定差額」欄を追加してデータ化)
検査名
2015/10/1
点数
D-Dダイマー
150
第8因子様抗原
160
フィブリンモノマー 複合体定量
240
まるめ算定差額
-20
11
最適医療実現のフィードバック・ループに
システムごとの個別対応
→電子点数表に標準装備
法的規定
医療的規定
審査基準
モニター
電子点数表(案)
点数計算規定
改善対策
最適医療
わかりやすい電子点数表(例1)
入院基本料(病棟ごと、入院開始日からの一連で表示)
コード
主名称
A1000020
A1000030
A1000040
A1000050
A1000060
A1000070
A1000080
A1000090
A1000100
A1000110
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
一般病棟7対1看護師比率70%以上入院基本料
2015/10/1
補足名称
15日以上30日以内
30日超
外泊
他医療機関受診
後期高齢者、14日以内
後期高齢者、15日以上30日以内
後期高齢者、30日超90日以内
後期高齢者、90日超
後期高齢者、外泊
後期高齢者、他医療機関受診
請求点
数
1747
1555
233
467
1983
1747
1555
928
233
467
13
エクセルで表現した電子点数表(案)の例
請求コード
請求
点数
主名称
D3020010
D3020010010
D3020010020
D3020010200
1500
2400
1950
1350
気管支ファイバースコピー
気管支ファイバースコピー
気管支ファイバースコピー
気管支ファイバースコピー
D3020010210
2160
気管支ファイバースコピー
D3020010220
1755
気管支ファイバースコピー
D3020020
1700
気管支ファイバースコピー
D3020020010
2720
気管支ファイバースコピー
D3020020020
2210
気管支ファイバースコピー
D3020020200
1530
気管支ファイバースコピー
D3020020210
2448
気管支ファイバースコピー
D3020020220
1989
気管支ファイバースコピー
基本点数+∑注加算①②③+∑通則加算④⑤⑥
2015/10/1
補足名称
基
本
点
数
加算名称
新生児
乳幼児
月 2 回目以降
月 2 回目以降
新生児
月 2 回目以降
乳幼児
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
気管支肺胞
洗浄法検査
通
則
加
算
1
注
加
算
1
1500
1500
1500
1500
-150
1500
-150
810
1500
-150
405
900
450
1500
200
新生児
1500
200
1020
乳幼児
1500
200
510
月 2 回目以降
1500
200
-170
1500
200
-170
918
1500
200
-170
459
月 2 回目以降
新生児
月 2 回目以降
乳幼児
気管支肺胞洗浄法検査加算
月2回目以降減算(10%)
月 2 回目以降減額分(10%))
通
則
加
算
2
14
新生児加算、乳幼児加算