スライド - 都市計画DocumentSV

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躍
動
都
市 土浦
風間善光 慶田恭一 瀬尾誠
富田美香 水谷亮介
T.A. 森口壮一郎
背景
中心市街地の衰退
都市の郊外化
地球温暖化
少子高齢化
都市は大きな変革期
「人」をキーワード
に
将来の土浦を考える
2
目指すべき都市フレームモデル
人とまちがきらめく躍動都市 土浦
目標年次
土浦市人口予測
万
16
40%
高齢化率
14
2029年
人口フレーム
13万人
35%
12
30%
10
25%
8
20%
6
15%
4
10%
2
5%
0
0%
H12
H17
実測値
H22
H27
H32
H37
H42
H47
H52
H57
推計値(コーホート法)
3
使用データ 国勢調査
提案モデル
基
本
構
想
重
点
整
備
計
画
4
人がにぎわうまち
■歩行空間整備
■土浦ファーム事業
背景
相次ぐ大型店舗の撤退等の商業衰退
 中心市街地商業地データ(商工会議所資料)
1999年
2004年
売り場面積
7.6ha
6.2ha
販売額
783億円
552億円
 多い交通量
 閉店の多い商店街
その結果・・・
 都市景観の低下
 人通りの少ない商店街
 活気のない町並み
STOP 空洞化!
このままいくと・・・
6
提案モデル
地域特性を活かした
水辺空間の創出
歴史を感じるストリート
バリアフリーで
安全なまち
・ひとが歩きやすい、歩きたくなるまち
 人通りが多くにぎわいあるまちへ
7
提案
地域特性を活かした水辺空間の創出
土浦の特性
 霞ヶ浦
 亀城公園
 水の郷
亀城公園
etc…
これらを活かすには・・・
点と点をつなぐ線
→
市街地マップ ー人の流れ ー水路
水路の設置
水の郷アピール
観光者にもわかりやすい
モール505
再開発地区
Google map引用
Google map引用
→水のせせらぎと共に観光客数up!
8
提案
歴史を感じるストリート
・亀城通りの景観を整える


例)埼玉県川越市
歴史を感じる町並みへ
電柱の地中化
バリアフリーで安全なまち
・歩道と道路の間の段差をなくす



景観は市民が主体となって
統一感を持たせている
みちにゆとりができる
歩行者、自転車に優しい
キララ祭り等イベント時に広場として利用可
→歴史感ある歩きやすい空間へ
9
景観シミュレーション
10
人がにぎわうまち
■土浦ファーム事業
■歩行空間整備
遊休農地を活用したまちづくり
• 茨城県は全国有数の農業県
⇔農業離れの進行
⇒遊休農地が土浦市内で249ha
遊休農地を活用したまちづくり
(戸)
4000
(ha)
4500
3500
4000
3500
3000
3000
人を呼び込むことで
2500
2500
2000
2000
まちがにぎわうことを目指す!
1500
1500
1000
1000
500
500
0
農家数・経営耕地総面積の推移
0
S60
H2
農家数
H7
H12
経営耕地総面積
H17
出展:茨城統計情報ネットワーク
農林業センサス
12
クラインガルテン
• 滞在型市民農園のこと
• 農業を通じて自然や人とのふれあいを深める
農村部で
過ごす
種まき
収穫
http://www.town.yachiyo.ibaraki.jp/welcome/ss_event/kleingarten.html
13
クラインガルテン
• 首都圏住民向けの
滞在型市民農園
• 現地農家からの技術支援
⇒地元住民とコミュニケーション
• レンコン収穫ツアー
• 小町うどん
小町みそ
土浦
35km
東京
70km
14
オーナー制度
• 農産物のオーナーになることで
収穫時に農産物を受け取ることができる制度
果物オーナー制度
桜の木
• 農業体験型が人気
オーナー制度
●
●
●
●
●
種まき
収穫
オーナー
●
●●
●
●
●
●
●
●
●
栽培
地元農家
15
人がつながるまち
■交通の分析と渋滞解消案
■新キララ流通システム
交通の分析
• 現在の市内の渋滞ポイント
⇒ 土浦駅西口のR125
と 荒川沖のR6
バイパスの開通、交通需要の変化
• 20年後の渋滞ポイント
⇒ 土浦駅西口のみ
17
土浦駅西口の渋滞
• 地区内交通が多い
⇒ バイパスを作って
も変わらない
• 沿線には商店街
⇒ 拡幅工事は難しい
地区の
外へ
11,202
1,072
交通容量 総交通量
同地区へ
地区を
通過
0
混雑度
(①)
(②)
(②/①)
8,000
12,274
1.53
既存の道路を生かせるように
交通需要を下げる!!
※単位は台/日
18
モビリティ・マネジメント
• モビリティ・マネジメントとは・・・
一人一人の移動や地域の交通流動の自発的な
変化を促す取り組み
• 土浦駅周辺
⇒ バス路線が多い
自動車利用から
バス利用へ
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実施とその効果
• アンケートなどにより、
住民の自動車利用見直しを図る
渋滞の解消
15%削減
20
人がつながるまち
■新キララ流通システム
■交通の分析と渋滞解消案
地域通貨「キララ」
• NPO法人「まちづくり活性化土浦」が発行
• コミュニティバス「キララちゃん」と結びついた仕組み
• バスと駅前商店街の連携
乗車券
無料乗車券としてだけのキララ
1000円以上
の買い物
流通の拡大へ
商店
100キララ
22
拡大の方策
• イベントボランティア参加による配布
→ ボランティアの促進、配布量の拡大
• 協賛店での買い物、仕入れ、
イベント中の支払い、商工会議所への支払い
→ 流通促進、利便性の改善
• 贈り手・受け取り手の記入欄
→ 地域通貨への参加意識の向上
人や商店のつながりの可視化
23
「キララ」の目指すべき姿
キララの特長
普通の地域通貨
地域コミュニティ
の活性化
コミュニティバス
との連携
NPO
100キララ
乗車券
協賛店
NPO
100キララ
24
人がそだつまち
■市民エコスクール
■スチューデントタウン
土浦の環境問題
17年度の霞ヶ浦の汚濁要因別負荷割合
豊富な自然資源:霞ヶ浦・宍塚・新治地区etc
工場・事務所
3 .6 %
畜産
工場・事務所
畜産 6 .7 %
6 .5 %
生活排水
霞ヶ浦の水質汚濁・二酸化炭素の排出量
2 5 .5 %
1 3 .1 %
湖面降雨
1 0 .5 %
湖面降雨
9 .2 %
COD
山林
1 3 .9 %
山林
7 .4 %
市街地
1 9 .9 %
りん
生活排水
5 1 .8 %
農地
9 .5 %
市街地
8 .9 %
農地
1 3 .5 %
平成19年版環境白書より
26
環境教育システムの提案
自ら行動し環境問題に対応できる
環境問題の原因の多くは市民の活動
人材の育
成
市民の環境への意識の変容が重要
環境水準の向上
土浦市民を対象とした環境教育の充実
地域の活性化
27
システム構造
⇒ 自ら行動できる人材の育成
環境スクール
認定証
指導者育成プログラム ⇒ 地域の環境問題の解決を
協力
審査
リードできる人材の育成
筑波大学
合格
“環境教育指導者”
指導者登録システム
⇒充実した環境教育の場を提供
28
システム構造
環境スクール
自ら行動できる人材の育成
認定証
指導者育成プログラム
協力
審査
環境問題コース
郷土資源コース
生活改善コース
環境実習コース
筑波大学
合格
“環境教育指導者”
指導者登録システム
知識・体験を通した
意識の改善
各コース修了者へ認定証
29
システム構造
地域の環境問題の解決を
リードできる人材の育成
環境スクール
認定証
指導者育成プログラム
大学での講義・研究
協力
審査
筑波大学
合格
高度な知識と
指導者としての技術
“環境教育指導者”
指導者登録システム
30
システム構造
地域の環境問題の解決を
リードできる人材の育成
環境スクール
認定証
指導者育成プログラム
大学での講義・研究
協力
審査
筑波大学
合格
高度な知識と
指導者としての技術
“環境教育指導者”
指導者登録システム
審査に合格
環境教育指導者の資格
31
システム構造
充実した活躍の場を提供
環境スクール
認定証
指導者育成プログラム
協力
審査
学校・NPOへの派遣
環境スクールの講師
筑波大学
合格
“環境教育指導者”
市民による市民の
環境教育の実現
指導者登録システム
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人がそだつまち
■スチューデントタウン
■市民エコスクール
学生のまち・土浦
大きな強み
特性 土浦の特徴
県南の都市の中で最も高校生が多い
学業・スポーツの名門校が多数存在
土浦の貴重な資源かつ、将来を担う人材
¯
その育成と、活躍が活性化のカギ
提案
0 4 8
学生のポテンシャルをひきだす事業
16
24
km
スチューデントタウン・つちうら事業
35
事業概要
スチューデントタウン・つちうら事業
土浦を舞台に、学生が興味あるプロジェクトに参加し、活動や
交流の中で、自己成長や普段とは土浦に触れてもらう事業
モデル
参加登録
学生
A高校
B専門学校
C大学
興味ある
プロジェクト
プロジェクト選択
キララビジネスP つちうらインターンP まちなかメディアP
活動
36
プロジェクト説明
キララビジネス事業
経済活動の疑似体験
経営者の視点を体験
地域通貨を活用
地域住民との交流
つちうらインターン事業
学生を企業に派遣
市内事業者への関心を深める
実践的な研修プログラム
将来のキャリアプランを考える
まちなかメディア事業
学生視点でまちを取材
つちうらの魅力を再発見
フリーペーパーで発信
学生主体のまちづくり
37
事業の効果
学生と地域の新たな出会い
仲間発見!
魅力発見!
夢発見!
自分発見!
非日常的なビジネスを体験
学生からの土浦を発信
いつもとは違う“自分”
学生に夢を、まちに
いつもとは違う“土浦”を実感
学生の将来と土浦を未来を描く
スチューデントタウン つちうら
38
参考文献・Webページ
(1)第7次土浦市総合計画(発行2008/3)
(2)土浦市公式ホームページ <http://www.city.tsuchiura.lg.jp/>
(3)霞ヶ浦環境科学センター
<http://www.kasumigaura.pref.ibaraki.jp/>
(4)農林水産省 <http://www.maff.go.jp/index.html>
(5)滋賀大学環境学習支援士<http://www.shiga-u.ac.jp/ela/index.htm>
(6)大津市ホームページ
<http://www.city.otsu.shiga.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html>
(7)淡海生涯カレッジ <http://www.nionet.jp/lldivision/college/>
(8)エコ・カレッジ <http://www.pref.ibaraki.jp/kankyo/10edu/04ecocollege/>
(9)社団法人土浦市観光協会ホームページ <http://tutiura.727.net/>
(10)茨城のグリーン・ツーリズム
<http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/nokan/ibarakigt.htm>
(11)笠間クラインガルテン <http://www.city.kasama.lg.jp/garten/index.htm>
(12)笠間市(笠間市クラインガルテン)
<http://www.maff.go.jp/nouson/seisaku/ourai_nippon/jirei08.pdf>
(13)茨城県における企業城下町の振興と2つの城下町での市民交流活動
<http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/region-insight/EEI081224.pdf>
(14)オーナー制度を活用して都市住民との交流を図る
<https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/nri0807gr1.pdf>
(15)茨城県地域情報誌常陽リビングホームページ<http://www.joyoliving.co.jp/index.html>
最終閲覧日2009/2/20
39
謝辞
今回の調査のため、以下の方々にヒアリングを
行いました。記して心より感謝いたします。
• 土浦商工会議所商工振興課
菅原伸司様
• 筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科
早川公様
40
ご清聴ありがとう
ございました