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ADempiereの消費税の仕組み
~特別編~
2014年1月11日
OSERPユーザ会
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消費税設定の仕組み
製品マスタ
商品A
(一般商品)
商品B
(生活必需品)
商品C
(非課税商品)
税カテゴリ
消費税
税率
取引先マスタ
5%
取引先A
(国内顧客)
8%
消費税
(低減税率)
非課税
免税
3%
0%
0%
免税
取引先B
(海外顧客)
免税
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税カテゴリ
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税金の種類は「税カテゴリ」で設定します。
ひとつの税カテゴリに対して税率は複数設定可能ですが、製品との紐づけは税カテゴリで
行われるため低減税率の設定などは税カテゴリを分けて設定する必要があります。
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税率(1)
税率は「税率」マスタで設定します。
すべての税カテゴリに少なくともひとつの税率を設定する必要があります。
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税率(2)
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「税率」には「有効開始日」(受注伝票の日付をチェック)を設定できます。
また消費税計算を伝票レベル(OFFなら明細レベル)で行うかどうかの設定を行うことが
できます。
この設定はこの税率が適用されるすべての伝票に適用されるため取引先や伝票ごとに
個別に設定することはできません。
税金計算の対象外の場合は「免税」にチェックを入れます。
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税金申告
「税金申告」により税の明細のみを一覧で出力することができます。
元の会計伝票は「会計」タブにて確認できます。
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受発注伝票への反映
明細の「税率」には「伝票日付」に有効な税率が自動提案されます。
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売上時の修正(受注伝票を変更)
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売上伝票には受注伝票に設定された税率が適用されます。
受注伝票に遡り修正する場合には受注伝票を「再有効化」することで修正が可能になりま
す。
この場合、売上伝票は受注伝票の税額で生成されます。
※受注伝票を再有効化すると他のデータも修正できてしまいます。
後続伝票との整合性が取れなくなってしまう危険がありますので十分ご注意ください。
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売上時の修正(売上伝票を変更)
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売上伝票には受注伝票に設定された税率が適用されます。
売上時点で税率を変更する場合は売上伝票生成時に「準備」ステータスで伝票を生成し
明細の税率を変更することができます。
※受注伝票と売上伝票で税額が変わりますのでご注意ください。
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消費税設定のまとめと注意事項
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■消費税の課税対象かどうかは「製品」マスタの「税カテゴリ」と「取引先」マスタの「免税」
フラグ(OFFなら課税)の組合せによって決まります。
■消費税の課税方法は伝票単位と明細単位を「税率」ごとに選択できます。
■税率は「受注伝票」の伝票日付によって初期提案され変更できます。
(納品日、出荷日は影響しません)
■製品には税カテゴリが紐づくため製品ごとに税率の違う低減税率などの設定は税カテ
ゴリを分けて行わなければなりません。
■受注時と違う税率を適用するには、
1)受注/発注伝票を再有効化して税率を修正する
2)売上伝票を準備で生成し売上(/仕入)伝票で税率を修正する
のふたつの方法があります。
■消費税申告書を自動生成するためには税金申告のデータを元に別途レイアウトを作成
する必要があります。
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