第15回 血液学入門セミナー - 東北大学 血液・免疫病学分野

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Transcript 第15回 血液学入門セミナー - 東北大学 血液・免疫病学分野

第15回:悪性リンパ腫ってなぁに?

1.

アントラサイクリン系薬剤の心毒性について 戸澤 亜紀 先生 宮城県立がんセンター薬剤部

2.

悪性リンパ腫ってどんな病気 佐々木 治 先生 宮城県立がんセンター血液内科

3.

びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の治療について 原﨑 頼子 先生 宮城県立がんセンター血液内科

4.

ろほう性リンパ腫~

Why treat FL

? 遠宮 靖雄 先生 宮城県立がんセンター血液内科

5.

新しい風を宮城から!-リンパ腫例の登録と長期追跡調査- 一迫 玲 先生 東北大学大学院血液病理学

6.

悪性リンパ腫の新規薬剤治療について 石澤 賢一 先生 東北大学病院血液免疫科 バイオテクノロジーを強みとする 協和発酵とキリンファーマ。 抗体医薬の研究開発に取り組んできた2社 が創薬力の更なる向上を目指して 2008年10月ひとつの会社になりました。 私たちにしかできない画期的な医薬品の開発を 通じて、癌と戦う世界中の人々に貢献したい。 そんな日本発グローバルスペシャリティ ファーマを目指します。 主催 : 協和発酵キリン株式会社 (連絡先=平野・後藤・美濃/TEL=022-262-7695) 後援 : 東北大学大学院医学系研究科 血液・免疫病学分野/血液病理学分野

HAC技術について 従来からの遺伝子導入方法ではヒト抗体遺伝子が あまりにも大きいために遺伝子の一部しか導入でき ず、ヒトの体内で作られるものと同様の多種多様な ものができませんでした。そこで、私たちは非常に 大きな遺伝子を塊として含むヒト染色体の断片をマ ウスに導入するという画期的な手法(ヒト人工染色 体:Human Artificial Chromosome)を考案し、米国メ ダレックス社のヒト抗体産生技術と融合させることで ヒト抗体産生マウス(KMマウス®)を生み出しました。 本技術は、この分野では世界最高レベルと考えられ ています。 これにより、ヒトと同様に多種多様な完全ヒト抗体を 作るマウス(ヒト抗体産生マウス)を作製することが でき、継続投与可能な抗体を提供できるなど抗体の 医薬品としての可能性を広げることができるように なりました。 ポリクローナル抗体について 完全子会社である米国ヘマテック社では、効率良く トランスジェニック(遺伝子組み換え)ウシを生産す る技術を有しており、協和発酵キリンのヒト抗体産 生動物作製の技術を応用することで、ヒト抗体を産 生するウシを誕生させることに成功しています。この ウシを目的とする抗原で免疫することでヒトポリク ローナル抗体を産生することができ、現在はこのポ リクローナル抗体の実用化に向けた取り組みを進 めています。ポリクローナル抗体は様々な抗原をも つ感染症に有用と考えられており、これまでの動物 由来ポリクローナル抗体による免疫グロブリン製剤 に変わる画期的な医薬品として期待されています。 ※お車で来場された場合、 飲酒はご遠慮くださいます ようお願い申し上げます。