バネ鋼への温間ショットピーニング における残留応力の効果

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ばね鋼の温間ショットピーニングにおける加工温度の影響
塑性加工研究室
堂前隆嗣
鋼球
鋼球
材料
材料
塑性変形
(a)冷間加工
圧縮残留応力 大
加工硬化 大
(b)温間加工
図 ショットピーニング加工
実験材料
ばね鋼(SUP9)
焼入れ温度
焼戻し温度 Tt
930℃
400℃(HV510)
500℃(HV420)
12
加工面
25
図 試験片形状
鋼球直径 :
カ バレージ :
投射速度 :
加工温度 Ts:
カ バー
軸受鋼
10mm
100%
36m/s
室温~400℃
( Hv700)
治具
鎖
台車
試験片
ヒ ータ ー
台車送り
図 ショットピーニングモデル装置
600
硬さ / HV
500
400
300
200
100
0
焼戻し温度T
t
:
● 400℃
:
▲ 500℃
100
200
300
400
加熱温度 / ℃
図 高温硬さ測定結果
500
残留応力 / MPa
0
-200
-400
加工温度Ts
:20℃
●
:100℃ ▲
:200℃
■
:300℃
▼
-600
-800
-1000
-1200
0
0.5
1
1.5
2
(表面)
表面からの深さ / mm
図 残留応力分布の測定結果(500℃焼戻し材)
加工温度の与える影響
変形量
加工温度
大
焼戻し温度T t
●:400℃
0.03 :500℃
▲
0.02
0.01
100 200 300 400
加工温度 / ℃
図 圧痕深さ比と加工温度の関係
残留応力 / MPa
0.04
h
圧痕深さ比 / h/D
大
圧縮残留応力
小
高
回復
0
圧縮残留応力
0
焼戻し温度T t
-200 ●:400℃
▲:500℃
-400
-600
-800
-1000
0 100 200 300 400 500
加熱温度 / ℃
図 残留応力と加熱温度の関係