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第9章
自己意識と発達課題
道案内
1 準備
(0) 授業を始める前に
(1) 発達心理学とはどんな学問か?
(2) なぜ発達心理学を学ぶのか?
2 知覚の発達
(3) 子供に世界はどう見えるか?
3 認知の発達
(4) 子供はものごとをどう理解するか?
(5) 子供は心をどう理解するか?
4 感情の発達
(6) 子供に愛情を注ぐこと
5 性格の発達
(7) 性格は生まれつき?
6 社会性の発達
(8) 人間関係の中で育つ
(9) 自己意識と発達課題
7 発達上の問題
(10) 発達上の心の問題
8 まとめ
(11) まとめと試験情報
メインメッセージ9
自分の発達課題を意識し、
自分らしさを発見しよう
自己認知の発達
鏡映像の理解
[VTR9.1]
鏡映像への反応
1 00
80
反 60
応
率 40
20
0
15
19
月齢
22
自己の芽生えを示す行動
第一反抗期
(1歳3ヶ月〜2歳6ヶ月頃)
「自分でする!」など
自己の芽生えを示す行動
名前や所有の認知
(1歳3ヶ月 ):自分の名前を呼ばれて「はい」と答える
(1歳5ヶ月 ):自分のものであると主張する
(1歳8ヶ月 ):自分のことを「***ちゃん」と呼ぶ
自己主張と自己抑制
[VTR9.2]
発達課題とは?
各年齢で達成または克服
されなければならない
心理的、行動的な課題
Freudの心理性的発達段階
口唇期
0 - 1
性的エネ ルギー( リ ビド ー) は主に口唇に向かう 。 おし ゃぶり 、 吸いつ
き 、 かみつき など。 <固着する と >サディ ス ティ ッ ク なふる ま い
肛門期
2 –3
排泄の訓練を通じ て愛や賞賛が学ばれる 。 排泄を我慢する こ と で性的満
足を得る 。 <固着する と >脅迫的な潔癖さ や、 物をためこ むよ う になる 。
あま り に厳し く 叱ら れる と 恐怖や罪悪感が残る
性器期
3 - 4
く すぐ り や性器に触れる こ と が性的快感を与える 。 リ ビド ーは両親に向
かう ( エディ プス コ ンプレ ッ ク ス 、 エレク ト ラ コ ンプレ ッ ク ス )
<固着する と >同性愛
潜在期
4 - 13
性的活動が抑圧さ れる 時期。 自発的に異性を加えた集団を作ら なく なる 。
<固着する と >異性の前でリ ラ ッ ク ス でき ない。 攻撃的な性的行動
成熟期
14- 20
異性を愛する よ う になる 。 利他的なふる ま い
Huvigurdの生涯発達課題
乳児期・幼児期
1.歩くことを学ぶ
2.かたい食べ物を食べることを学ぶ
3.話すことを学ぶ
4.排泄をコントロールすることを学ぶ
5.性の違いと性に結びついた慎みを学ぶ
6.概念を形成し、社会的現実と物理的現実を表す言葉を学ぶ
7.読むための準備をする
8.良いことと悪いことの区別を学んで、良心を発達させはじめる
Huvigurdの生涯発達課題
児童期
1.ふつうのゲームをするのに必要な身体的スキル(技能)を
学ぶ
2.成長している生物としての自分について健全な態度をきず
く
3.同じ年頃の仲間とうまくつきあっていくことを学ぶ
4.男性あるいは女性としての適切な社会的役割を学ぶ
5.読み、書き、計算の基本的スキルを学ぶ
6.日常生活に必要な概念を発達させる
7.良心、道徳性、価値基準を発達させる
8.個人的な独立性を形成する
9.社会集団と社会制度に対する態度を発達させる
Huvigurdの生涯発達課題
青年期
1.同性と異性の同じ年頃の仲間との間に、新しい、
そしてこれまでよりも成熟した関係をつくりだす
2.男性あるいは女性としての社会的役割を獲得する
3.自分のからだつきを受け入れて、身体を有効に使う
4.両親や他の大人からの情緒的独立を達成する
5.結婚と家庭生活のために準備をする
6.経済的なキャリア(経歴)に備えて用意する
7.行動の基準となる価値と倫理を修得する
−イデオロギーを発達させる
8.社会的責任をともなう行動を望んでなしとげる
Huvigurdの生涯発達課題
成人前期
1.配偶者を選ぶ
2.結婚した相手と一緒に生活していくことを学ぶ
3.家族を形成する
4.子どもを育てる
5.家庭を管理する
6.職業生活をスタートさせる
7.市民としての責任をひきうける
8.気のあう社交のグループを見つけだす
Huvigurdの生涯発達課題
成人後期
1.10代に達した子どもが責任を果たせて、幸せな大人に
なることを助ける
2.成人としての社会的責任と市民としての責任を果たす
3.自分の職業生活において満足できる業績を上げて、それを
維持していく
4.成人にふさわしい余暇時間活動を発展させる
5.中年期に生じてくる生理的変化に適応して、それを受け入れ
る
Huvigurdの生涯発達課題
成熟期
1.体力や健康の衰えに適応していく
2.退職と収入の減少に適応する
3.配偶者の死に適応する
4.自分と同年齢の人々の集団にはっきりと仲間入りする
5.社会的役割を柔軟に受け入れて、それに適応する
6.物理的に満足できる生活環境をつくりあげる
Eriksonの心理社会的発達段階
乳児期 (0ー1歳)
信頼 対 不信
養育者からの愛情を受けて、基本的信頼を学ぶ
<失敗した場合>基本的信頼を獲得することができず
、情緒不安定になる
Eriksonの心理社会的発達段階
早期児童期 (1ー3歳)
自律性 対 恥・疑惑
身の周りの事を自分ですることができるという自信をつ
ける
<失敗した場合>過剰な羞恥心、猜疑心を身につけて
しまう
Eriksonの心理社会的発達段階
遊戯期 (3ー6歳)
積極性 対 罪悪感
外界への積極的な関わりの結果、様々な知識を身につ
ける
<失敗した場合>過剰な罰の結果、罪悪感を過剰にも
ってしまう
Eriksonの心理社会的発達段階
学齢期 (6ー11歳)
生産性 対 劣等感
地域社会や学校で、様々な生産的な知識を身につける
<失敗した場合>不満足や失敗などを経験し、劣等感を
生み出す
Eriksonの心理社会的発達段階
青年期 (11ー
歳)
同一性 対 同一性拡散
「自分とは何か」と問い、様々な価値観を統合して同一性(
アイデンティティ;自分らしさ)を獲得する
<失敗した場合>自分とはどのような存在なのかがいつま
でも定まらない
Eriksonの心理社会的発達段階
初期成人期
親密・連帯 対 孤立
他人と、互いの人格を傷つけることなく、対等で両方向
的な関係を築く
<失敗した場合>自分とは異なる存在を拒否し、孤立
する
Eriksonの心理社会的発達段階
成人期
生殖性 対 自己拡散
他者(子ども、親など)への援助に興味を向ける
<失敗した場合>自分自身を見失ってしまう
Eriksonの心理社会的発達段階
成熟期
完全性 対 絶望
自分の人生を振り返って評価し、それを受け入れる
<失敗した場合>自分の人生を肯定することができず
、絶望する
アイデンティティ
自我同一性
自分が何者であるかという意識
アイデンティティ地位
アイデンティ
ティ地位
危機
積極的
関与
概略
アイデンティ
ティ達成
経験した
している
幼児期からのあり方について確信がなく
なり、いくつかの可能性について本気で
考えた末、自分自身の解決に達して、そ
れに基づいて行動する。
経験して
いない
している
自分の目標と親の目標の間に不協和が
ない。どんな体験、幼児期以来の信念を
補強するだけになっている。融通のきか
なさが特徴。
アイデンティ
ティ拡散
経験した
して
いない
危機後拡散:すべてのことが可能であり
、また可能なままにしておかなければな
らない
アイデンティ
ティ拡散
経験して
いない
して
いない
危機前拡散:今まで本当に何者であった
経験がないので、何者かである自分を
想像することが不可能。
早期完了
アイデンティティ地位の発達
モラトリアム
猶予期間
• 危機はその最中、積極的関与はしようとし
ているところ。
• いくつかの選択肢について迷っており、そ
の不確かさを克服しようとしている
メインメッセージ9
自分の発達課題を意識し、
自分らしさを発見しよう