腸チフス - 中国医科大学

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腸チフス
中国医科大学附属第二病院伝染病科
李智偉
概念
腸チフス(typhoid fever)はチフス菌によっておこ
り,主として消化器のリンバ組織に特異な病変,菌
血症を伴い固有な熱型、徐脈,バラ疹、脾腫、白
血球減少症を緒も症状とする急性伝染病である。
病理解剖変化は主として全身網内细胞の增生
性反応である,回腸下部の孤在腸リンバ濾胞及
びバイエル板の变化が固有である。
腸出血、腸穿孔はよく見られる合併症である。
原因
 チフス菌はサルモネラの II群に属するの
的革兰染色阴性杆菌。
 長さ1~3.5/μm,幅0.5~0.8/μm,鞭
毛がある,盛んに運動するグラム陰性のか
んきんである。
 胆汁を含む培地に培養が必要である。
 耐久力は日光および乾燥を防げば,かなり
長く生存しうるものである。
抗原
本菌は菌体“O”抗原と鞭毛“H”抗原お
よび表面“Vi”抗原がある。
凝集反応を行うには、O抗体、H抗体、
Vi抗体を別別に測定し,特にチフス
性疾患の診断に必要である。これはW
idal‘s反応です。
Vi抗体は保菌者の診断に必要である。
腸
チ
フ
ス
菌
电
子
顕
微
鏡
の
写
真
抵抗力
腸チフス菌は自然の環境の中で生活力
が強いです。低温に対して抵抗力も強
いです。水の中で2—3週間ぐらい生存す
ることができる,糞便の中でl~2カ月
ぐらい生存することができる。
熱と乾燥に対しての抵抗力は弱いです。
化学消毒剤に抵抗力がない。
疫学
 全世界で流行の伝染病です。

今では、我が国の症例は著しい少なく
なっている。
感染源
 患者とキャリアです。病人は潜伏期の末から糞便
と一緒に細菌を排出する。発病後2-4週間ぐらい
に細菌の排出量は一番多いです,感染性が一番
強い。回復期或いは全快した後で細菌の排出量
は少なくなっている。
 細菌の排出期間は3カ月以内のは一時性細菌保有
者といって, 3カ月以上のは慢性細菌保有者と
いいます。
 細菌保有者は重要な感染源です。
感染経路
主なとして粪ー口経路を通って感染する。
水源の汚染と食物の汚染は常に爆発流行の
主な原因です。
水、食物、日常密切接触、ハエ、ゴキブリ
によって流行するのは多いです。
感受性
• みんなの人は腸チフスに敏感です。
罹患後に持続性の免疫力を獲得する。
• 再発症の例が稀です。
• 本病一年中は散在発症する。夏或い
は秋で多い。小児と青年で多い。
発症機序
腸チフス菌
腸粘膜に侵入する
腸管リンパ組織および腸間膜リンパ組織
血液循環に入る,第一次菌血症を起こる
腸管の病变が重くなる
肠穿孔と肠出血を起こる
肝脾、胆嚢、骨髓などの臓器に入る、盛んに増殖する
再び血液循環に入る,第二次菌血症を起こる
大量のエントドキシンを放出する
第2~3週間胆嚢から腸管に入る、大量の细菌は糞便と一緒に排出する。
発症因素
• 腸チフス菌のエントドキシンは本症の
重要な発症の原因です。
病理の変化
特徴として全身網内細胞の増生性反応
である。
以回腸の下部リンバ組織の(孤在濾泡
とバイエル板)病変は最も顕明である。
病理の変化
 第1週目,腸間膜リンパ節の増生と腫大です。
 第2週目,リンパ節壊死を起こる。
 第3週目,壊死の組織剥離で溃疡を起こる。
第4週目,溃疡の治癒。
臨床症状
• 潜伏期7~23d,普通のは10~14d。
• 典型のは4期に分けられる:
初期或いは増進期
• 発症の第1週間目。緩慢的に発症する。
• 発熱:早期の症状で、体温は日日階段
状に上升し。5-7日経て、40℃に
達する、稽留熱になる。
• 頭痛、全身症状を伴う、食欲不振がま
すます増悪する。
極期
• 発症の第2-3週間目。
• 持続性高熱、稽留熱になる。持続期間は10—
14d。
• 相対の徐脈
• 神经系统の症状 。
• 肝脾腫大 中毒性肝炎を起こる。
• バラ疹 。
• 肠出血と肠穿孔が多い。
• 白血球減少。
寛解期
• 発症の第3-4週間目。
• 熱は波のように下がり。、それぞれ症
状はだんだん軽快し、食欲が著明に回
復する。
• 肠出血と肠穿孔も多い。
回復期
• 第5週目。
• 体温は正常になり,症状が消失する。食欲亢
進。
• 1カ月左右で全快になる。
临床类型
•
•
•
•
•
軽型
典型
頓挫型
遷延型
暴発型
再燃
体温が平温まで下がらずに再び上升子、
バラ疹、脾腫などの症状が再現することを
言う。
再発
熱とほかの症状が消失した後、再びチフス
症候が現れる者を言う。
实验室检查
• 血液像 白血球は(3~5) ×109/L,
• 好酸球減少或いは消失。これは診断
及び予後の推定に意義がある。
チフス菌培養
• 血液培養:確診の根据。第1—2週間の陽性率
が高い(80%~90%)。
• 骨髄培養:抗生物質治療の症例も陽性検出が
しばしばある。陽性率が一番高い。
• 糞便培養:第3—4週目にて陽性率が高い。
• 尿培養:
• 胆汁培養:キャリアの診断に意義がある。
Widal反応
• 診断に参考な意義がある。抗体は7-10日
出現するから、陽性率は2週から増えてくる。
4週目にて90%に達しえる。
• “O”抗体1/80及びに“H”抗体1/160以上時,
陽性に認められる
合併症
• 腸出血
よく見られる厳しい合併症である。発症
後2ー4週に多い。
• 腸穿孔
一番厳しい合併症である。発症後2ー4週
に多い。
• 中毒性肝炎
中毒性心筋炎
• 気管支炎或いは肺炎
• 中毒性脳病
診
断
• 疫学資料 流行地方、季節、予防注射及
びに接触暦など。
• 臨床症状 発熱、バラ疹など。
• 实验室检查 WBC、好酸球消失など、
チフス菌培養
鑑別診断
• ウイルス感染
• マラリア
• レプトスピラ病
• 発疹チフス
• 敗血症
治
療
一般療法
• 隔離と休息
• 看護と飲食
• 対症処理
• 高熱
物理下熱法は主として施行する。大量の解
熱剤の投与を避ける。
• 便秘
生食塩水浣腸。
• 鼓腸
低糖と低脂肪の食事,肛門排気。
•
化学療法
• Ofloxacin,Ciprofloxacinなどの抗生物質は
第1選択剤です。 Ofloxacinは成人に每回
200mg,每日3回経口投与。下熱後さらに、
10~14日を投与する。
• Cefoperazone(头孢哌酮)Ceftazidime(头孢
他啶)等
• Chloramycetin(氯霉素) 成人每日1.5-2g,每
日3-4回経口投与。下熱後半分減量、さら
に、10~14日を投与する。
合併症の治療
• 腸出血
• 腸穿孔
• 中毒性心筋炎
• 慢性細菌保有者の治療
予
防
• 感染源の管理
で隔離する。
• 感染経路の遮断
• 予防接種
患者は体温正常後15日ま