PowerPointファイル/8.68MB

Download Report

Transcript PowerPointファイル/8.68MB

第14回大阪府市統合本部会議資料
資料3-3
市水道事業のあり方について
平成24年6月19日
水道TF(A項目)報告資料
【市水道局】髙島広域事業開発・推進担当部長
TFサブリーダー【市水道局】磯野経営企画担当部長、山野工務部長
TFリーダー
アドバイザー 大阪府・大阪市特別参与 福田隆之
1
目
次
1.府市統合本部での論点・・・・・・・・・・・・・・3
2.本資料の留意点・・・・・・・・・・・・・・・・・4
3.府域水道事業の概要・・・・・・・・・・・・・・・5
4.市水道事業の事業分析と今後の経営効率化策・・・・15
5.柴島浄水場用地の活用検討・・・・・・・・・・・・37
2
1.府市統合本部での論点
【項目:水道 】
【H24.3.29 第7回統合本部会議資料】
分析の視点
主な論点(試案)
○市水道局と大阪広域水道企業団との統合検討
○柴島浄水場の活用検討
・企業団との事業統合について検討する「水道事業統合検討委
員会」を企業団、大阪市及び府内市町村で設置(2月1日)
・平成25年度早期の統合を目指して浄水場の適正配置、料金
への影響・決定方法、職員の移籍、議会構成等の課題につい
て検討を行う
○市水道事業の事業分析
・類似する大都市水道事業と比較すると、水道料金、コストは最
も安いが、近年の水需要の減少、施設稼働率の低さ、職員数
の多さが課題
○市水道事業の改革
・今後の需要動向を見据えた施設のスリム化(柴島浄水場の
まちづくりへの活用を前提)及び組織体制のスリム化
・浄水場の廃止に向けて6つのパターンを想定し、施設の再構
築に伴うコストや期間、企業団からの受水、水道料金への影
響を検討中
○市水道事業の改革の観点からみた将来の水
道事業のあり方
・広域展開を視野に入れた経営形態のオプション(一部事務
組合、独立行政法人、株式会社化など)も並行して検討
今後の作業予定
○柴島浄水場の活用パターンの詳細検討
・水道事業として給水安定性の確保の観点と有効活用可能な
土地の創出の観点の両面から検討を進める
○市水道事業の改革の観点からあるべき姿を
検討
・大阪広域水道企業団との統合による対応と市独自での対応
など複数のシナリオを検討
3
2.本資料の留意点
 本資料は、柴島浄水場の活用及び市水道事業の改革手法につ
いて、市独自での対応案をまとめたものである。
 大阪広域水道企業団との統合による対応については、大阪市以
外の府内42市町村及び企業団との検討、協議をした上、最終案をと
りまとめる予定。
4
3.府域水道事業の概要
(1)水道事業の範囲
大阪市
→水道水の製造、大阪市域の各家庭や法人への給水
大阪広域水道企業団→水道水を製造し大阪市以外の市町村水道事業へ卸売り(用水供給)
大阪市以外の42市町村→企業団から購入(32市町村は一部の水道水を製造)し、市町村ごとに各家庭へ給水
お客さま
琵琶湖
淀川
導水管
取水施設
送水管
浄水場
配水場
大阪市
水道事業
水源
取水
浄水
送水
大阪
広域水道
企業団
水源
取水
浄水
送水
水源
取水
浄水
送水
42市町村
水道事業
配水管
配 水
給水管
給水エリア
給 水
大阪市域
給 水
それぞれの
市町村域
用水供給
配 水
5
(2)府域の水道事業体数
大阪府域
取水
大阪広域水
道企業団
導水
浄水
送水
配水
給水
大阪市
水道局
東京都
泉
北
水
道
企
業
団
○ ○ ○ ○○
○
○ ○ ○ ○ ○‥‥ ○
市 市 市 市町
市
水 水 水 水水
水
道 道 道 道道
道
用
水
供
給
末
端
給
水
東京都水道局
特
別
区
市
町
村
3
市
42市町村
事業体の数
45
事業体の数
1+3
6
(3)府域の給水人口と給水量の推移
給水人口は減っていないが、1日平均給水量は減少傾向で推移し
ており、今後も水需要の減少が続く見込み。
1日平均給
水量(府域
全体)
1日平均給
水量(うち
大阪市)
棒グラフ:給水人口(大阪市以外)
棒グラフ:給水人口(大阪市)
年度
府水需要予測
7
(4) 府域の市町村別水道料金
(円)
5,000
300%
各市町村ごとに料金は異なり料金格差は約2.3倍、大阪市は2番目
に安い。
4,500
4,000
水道料金(20m3/月)【右軸】
大阪広域水道企業団からの受水率(%)【左軸】
3,500
200%
2,773円
2,688円
3,000
2,016円
2,500
(
受
水
率
2,000
)
100%
99%
100%
91% 95%
85%
100%
94%
93%
86%
69%
72%
67%
56%
100%
98%
59%
48%
76%
78%
77%
55%
54%
大
阪
市
1,000
42%
31%
500
22%
16%
0%
72%
54%
32%
0%
87% 1,500
87%
69%
41%
40%
100% 100% 100% 100%
20%
10%
6% 5%
東
京
都
府
内
平
均
0
・料金は平成24年2月1日現在、大阪市調べ
・消費税を含む。・受水率は22年度数値
・口径別料金の場合は20mmとする。
・メータ使用料がある場合は料金に含む。
8
(5) 府域の水道施設の状況
能勢町
市と企業団以外にも多数の市町村が浄水場(=自己水
源)を保有。
豊能町
島本町
・事業体数 … 用水供給事業:2
上水道事業 :43
(内、33事業体で自己水源保有)
高槻市
茨木市
箕面市
池田市
枚方市
吹田市
村野浄水場
摂津市
豊中市
・水 需 要 … 1日最大給水量 合計:364万m3 【137万m3 】
1日平均給水量 合計:323万m3 【122万m3 】
庭窪浄水場
寝屋川市
三島浄水場
豊野浄水場
庭窪浄水場
柴島浄水場
守口市 門真市
・浄 水 場 … 51施設
四條畷市
大東市
: 大阪市 3施設
: 大阪広域水道企業団 3施設
: 府内市町村及び泉北水道企業団 45施設
大阪市
東大阪市
八尾市
・配水場等 … 362施設 【10施設】
・管
交野市
松原市 藤井寺市
路 … 22,912km 【5,199km】
堺
市
柏原市
羽曳野市
高石市
※ 数値は平成22年度時点
※ 【 】内は大阪市の数値で内数
泉大津市
富田林市
大阪狭山市
忠岡町
太子町
河南町
岸和田市
貝塚市
千早赤阪村
和泉市
熊取町
田尻町
河内長野市
泉佐野市
阪南市
泉南市
9
岬 町
出典:「平成22年度 大阪府の水道の現況」(大阪府健康医療部環境衛生課)
(6)府域水道事業の収支状況
府内水道事業の経営収支は、おおむね良好である。
府域事業体の経常収支比率※
(平成22年度)
※経常収支比率=
経常収益/経常費用
経常赤字
経常黒字
データ総数:45(43市町村+2用水供給事業)
数値は大阪市調べ。
10
(7)府域水道事業の職員数
職員数は、財政状況の影響などにより年々減少。また職員数が10名以下の小規模
事業体が多い。
府域の職員数の推移
府域の職員数別事業体数
累積構成比(%)
7,000
6,322
職員数(人)
6,000
5,000
4,498
4,000
累積構成比
(上軸)
3,000
2,000
1,000
0
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
年度
事業体数
データ総数:45(43市町村+2用水供給事業)
出典:水道統計(平成10~22年度)を市水道局が加工
11
年齢構成でみると、経験豊富な50代職員の割合が高く、技術継承の問題を抱え
ている。
大阪市
1,802人
府内市町村(大阪市以外)
2,501人
45%
22%
人
人
データ総数:44(42市町村+2用水供給事業)
出典:水道統計(平成22年度版)を市水道局が加工
12
(8)府域水道事業施設の経年化状況
20年以上経過している水道資産は約8,000億円(全体の約40%)。
7000
33%
27%
5000
21%
4000
13%
3000
2000
4%
1000
10年以内
20年以内
30年以内
40年以内
50年以内
60年以内
1%
70年以内
80年以内
100年以内
110年以内
0
90年以内
1%
120年以内
水道施設の資産額(億円)
6000
経過年数
大阪府環境衛生課作成
水道ビジョンレビュー結果(H17)
水道ビジョンレビュー結果(H17)
※29事業体(府内給水量の93%、府水含む)が回答
※29事業体(府内給水量の93%、府水含む)が回答
13
(9)まとめ:府域水道事業の課題
給水人口・給水量
の減少
水道施設の
老朽化
ベテラン職員の
大量退職
料金収入の減少
施設の余剰
更新費用の
増加
技術力の
低下
課題解決には運営基盤の強化が必要
大阪府環境衛生課作成
14
4.市水道事業の事業分析と今後の経営効率化策
(1)市水道事業の事業規模
大阪市は給水人口と料金収入で第3位、企業債残高で第2位の規模。
(上位)
(全市町村)
(上位)
(全市町村)
(上位)
(全市町村
+企業団)
数値は22年度決算で大阪市調べ
【備考】対象は、規模、事業内容から東京都とおおむね給水人口100万人以上の12政令指定都市の13都市と
する。
15
(2)市水道事業の経営状況
数値は22年度決算
経常収支(億円)
収益
資本的収支(億円)
経常
利益
費用
その他
修繕費
料
金
収
入
支払利息
減価償
却費
168
640
職員給
与費
雑収益等
34
(11%)
139
(14%)
(10%)
(9%)
(25%)
建設改
良費
減価償却費
等留保資金
(自己資金)
償還金
288
180
企業債 その他
17
その他
57
補助金
4
67
委託料
63
(
77
%
)
(
23
%
)
(9%)
(22%)
出典:総務省「決算状況調査」の各都市回答を
市水道局が加工
(
け 1
るか
費月
用の
構水
成道
料
金
20
㎥
に
お
148
59
63
96
77
収入
支出
16
(3)市水道事業の実施体制
H22年度末
(
水
道
事
業
1
、
8
0
0
人
柴島
(128人)
浄 水 場(450)
庭窪
(93人)
豊野
(50人)
水質試験
所(40人)
南部
(153人)
北部
(146人)
施設保全センター(139人)
東部
(153人)
水道工事センター(595)
西部
(143人)
野田
(27人)
大宮
(42人)
今里
(30人)
豊里/扇
町(49人)
庁
総務、経営企画、職員、経理、管財、お客さま
サービスなど(244人)
上本町
(31人)
境川
(28人)
粉浜
(46人)
田辺
(43人)
)
営 業 所(296)
工水
事業
舎(459)
工業用水道事業部門(
36)
H24.5月現在
各
事
業
所
の
業
務
内
容
計画、工務、配水、施設、給水など(215人)
H22年度末
H22年度末
施設保全セン
ター含む
17
大阪市は職員数で第2位の規模、職種別では技能職員の割合が高い。
(上位)
(全市町村
+企業団)
(全市町村
+企業団)
人
【備考】数値は22年度末で大阪市調べ。
対象は、規模、事業内容から東京都とおおむね給水人口100万人以上の12政令指定都市の13都市
とする。
18
(4)市水道事業の強み
大都市水道事業体(類似団体)との比較では、水道料
金や水づくりに要するコスト(給水原価)が最も低く、
また、近年は110%を超える経常収支比率を維持するな
ど、相対的に経営状態は良好。
なお、類似都市も含め水道事業は、一般会計からの繰
り入れに頼らない独立した事業となっている。
(全市町村)
(全市町村)
(全市町村)
【備考】数値は22年度末で大阪市調べ。
対象は、規模、事業内容から東京都とおおむね給水人口100万人以上の12政令指定都市の13都市
とする。
19
→日本有数の規模の水源から蛇口までトータルシステムを持った水道事業体であり、世界
の公営企業で初めてISO22000を取得、海外展開に向けた調査、10を超える近隣市町村の
技術支援を行うなど技術は高いレベルにある。
①ISO22000の認証
③周辺都市への技術支援、連携
大阪市の水道事業運営
システムについて
ISO22000食品安全管理
の国際規格を取得(2008
年12月)
兵庫県
吹田市
阪神水道企業団
(神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市)
②ベトナム・ホーチミン市での官民連携に
よる事業化に向けた取り組み
収益の確保
技術継承・人材育成
海外展開
海外展開
市域水道事業
市域水道事業
【水問題を抱える国々】
【水問題を抱える国々】
【厳しい経営環境】
【厳しい経営環境】
技術の有効活用
 世界の水問題解決
 官民連携による経済の活性化
 住民・地域の利益
 水道事業の持続性の確保・向上
西宮市
尼崎市
締結日
柏原市
H18.10.16
吹田市
H18.12.25
●
松原市
H19.1.31
●
●
羽曳野市
H19.11.16
●
●
●
泉佐野市
H20.3.28
●
阪神水道企業団
H20.5.14
●
西宮市
H20.9.22
●
藤井寺市
H20.12.24
●
●
●
大阪狭山市
H21.3.23
●
●
●
太子町
H21.3.23
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
四條畷市
H21.4.1
河内長野市
H23.2.16
尼崎市
H23.5.17
八尾市
H23.11.9
大阪市
大阪市
主な連携項目
(実施協定)
締結都市等
技術
支援
人材
育成
災害
相互
●
●
●
●
●
四條畷市
八尾市
柏原市
藤井寺市
松原市
羽曳野市
太子町
大阪狭山市
河内長野市
泉佐野市
20
(5)市水道事業の弱み
数値は22年度、大阪市調べ
・長期的に、水需要の減少傾向が続いており、施設能力
との差(=最大稼働率)が乖離し続けている。
・今後も水需要の減少傾向は当面続くと見込まれ、需要に
見合った施設能力へダウンサイジングする必要がある。
S46
施設能力
一日最大給水量
乖離拡大
ダウンサイジング
する必要あり
130
予測値
(暫定値)
年度
21
・類似団体に比べ、職員一人あたりの生産性は下位に位置しており、退職者不補充(=新
規採用凍結)による削減を5年間実施。
・ただし、急激な職員削減は技術継承など事業持続性の観点から将来の弱みとなる。
数値は22年度、大阪市調べ
市水道局の職員数推移
(ピーク)
(目標) ▲800人以上削減
5年間で▲440人削減
今後5年間で
▲200人以上
の削減
2,300
ピークの
半分に
1,860
10年後(H32年
度末)の年齢構
成
約4割
1,660
以下
H22.5月
H2
2.5
度
末
度
末
H2
1年
度
末
H2
0年
度
末
H1
9年
H1
7.7
S5
0.1
H17.7月
H1
8年
S50.5月
度
末
約 1,500 人
0
3,100
3,000
2,900
2,800
2,700
2,600
2,500
2,400
2,300
2,200
2,100
2,000
1,900
1,800
1,700
1,600
1,500
1,400
3,080
H1
2年
人
新規採用凍結による削減
さらに採用凍結を
10年間続けると
現在(H22
年度末)の
年齢構成
22
(6)市水道事業の将来見通し
今後5年間の収支計画においては、料金収入の減少をさらなる職員数削減や経費の削
減でカバーし利益を確保する見込みだが、今後さらなるコスト削減が必要。
実績値
中期経営計画
経常収益
経
常
費
用
経常利益
建設改良費
定期的な更新
が必要
72
64
69
50
77
13
24
19
25
18
資金残高 302 238 289 306 274 209 197 172 143 116
(単位:億円)
23
(7)市水道事業の今後の更新需要
管
路
億円
400
1960年代前後の高度経済成長期に整備
した多くの資産が今後更新時期を迎える
ため、アセットマネジメント手法の適用
などにより、効率的な整備が必要。
人口増に伴う出水不良対策や
市域拡大により集中的に整備
:鋳鉄管
:ダクタイル鋳鉄管
アセットマネジメント手法の適
用
による更新投資の抑制
300
(法定耐用年数40年)
200
100
0
1950
1960
1970
1980
1990
2000
2010
2020
2030
年度
土木構造物/建築物(浄水処理施設等)
億円
400
高度浄水処理施設の整備
将来的に更新
300
庭窪
24万m3
200
庭窪
24万m3
7次
庭窪
豊野
77万m3
柴島
20万m3
9次
アセットマネジメント手法の適
用
による更新投資の抑制
8次
6次
水 道 拡 張 事 業
(法定耐用年数50~60年)
100
0
1950
1960
1970
1980
1990
2000
2010
2020
2030
年度
24
■ 水道拡張事業における浄水処理施設の整備内容
柴島浄水場増強
下系
上系
第9次拡張
(3系)
第9次拡張
(4系)
11万㎥/日 増強
9万㎥/日 増強
庭窪浄水場新設
豊野浄水場新設
第6,7,8次拡張
第8次拡張
80万㎥/日
45万㎥/日
8拡
(3系)
7拡
(2系)
6拡
(1系)
32万㎥/日
24万㎥/日
24万㎥/日
25
26
(8)市事業分析のまとめと今後の対応策
弱
現
状
評
価
市
水
道
局
の
対
応
策
み
強
水需要の
継続的な減少
職員生産性
が低い
施設稼働率
が低い
水道料金
が安い
今後、料金収入
の減少
5年間の
採用凍結
更新財源
の確保
トータルシステムの
組
織
面
徹底した合理化
技術力が高い
施設整備面
浄水場の
ダウンサイジング
み
給水原価
が安い
独立性の高い
事業性質
さらなる向上
をめざす
更新施設の
アセット
マネジメント
柴島浄水場用地の
まちづくりへの活用
27
(9)組織面での徹底した合理化策
■徹底した合理化策への方向性
課 題
①給水収益逓減の中での職員数削減による合理化
②トータルシステム技術の継承
③技能職の早期の抜本的見直し
「退職不補充」を基本とした従来型合理化策の限界
①技術者の減少に伴う「技術の継承」への支障
②合理化策にかかるスピード感の欠如
「トータルシステム技術の継承」と「早期実現性」が可能となる
新たな視点での合理化案が必要
28
従来型の合理化策からの転換
①現行業務をコア業務・準コア業務・定型業務の3つに分類
②コア業務は直営で実施し、従事する技能職員は技術職員に転任 (※)
③準コア業務に相当する業務は、職員とともに外郭団体へ移管
④定型業務は一旦、外郭団体へ移管し、順次、民間会社へ委託
コア業務
(直営で実施す
べき業務)
市
水
道
局
業
務
①
準コア業務
(外郭団体へ委
託可能な業務)
一部定型業務
(民間へ委託可
能な業務)
○技能職員の転任
②
コア業務に従事する技能職員を技術職
(※)
員へ転任 させ、「技術力の確保」と
「技能職員の削減」を図る。
○外郭団体の活用
③
外郭団体を活用し、職員とともに準コア
業務を移管し、「合理化の早期実現」を
図る。
○外郭団体⇒民間会社
④
一旦、外郭団体へ職員とともに移管
し、職員の退職等に合わせて、順次、
民間会社へ委託
※転任制度:一定の資格(国家、日水協)を条件に選考(1次⇒実務研修⇒2次)により、合格者を
技術職へ転任
ト
ー
タ合
ル理
シ化
ス策
テ
ムの
技早
術期
の実
継現
承
と
29
一体的運営にかかる業務の分類
コア業務とは
トータルシステムとしての技術・ノウハウを伴う根幹的業務 ⇒
直営で実施
(例)
・ 水道事業の経営方針、施設整備計画などの策定・進捗管理
・ 浄水場の運転管理業務(浄水管理・配水管理)
・ 配水管工事等についての設計、作業計画
など
準コア業務とは
コア業務と一体的に実施する補完的業務 ⇒
大阪水道総合サービスで実施
(例)
・ 民間委託業務・工事の監督指導・立会
・ 浄水設備における水道法等に基づく日常巡視点検
・ 道路漏水の受付・現場確認
など
定型業務とは
民間事業者にノウハウがあり参入が可能な業務 ⇒
(例)
・ 浄水施設や給配水管等の請負工事
・ 水道 メータ検針
民間会社で実施
など
30
・外郭団体活用等による合理化により、平成27年度までに職員数を、900人台とする。
・技能職員の外郭団体への移管や転任により、コア業務は事務・技術職のみとする。
H24年5月
H27年度
従来型合理化
(退職不補充)
コア業務
退職不補充
(コア業務、準コア業
(▲100人以上)
務、一部定型業務)
直 営
約 1,600人
(コア業務、準コア業
務、一部定型業務)
㈱大阪水道総合サービス
222人
約200人
施設の維持管理、施工管理、他都
市業務受託
施設の維持管理、施工管理、他
都市業務受託
準コア業務
定型業務
(600人超)
直 営
900人台
子
ト会
ー社
タと
ルの
シ一
ス体
テ的
ム運
営
(コア業務)
※技術・事務職のみ
㈱大阪水道総合サービス
約800人
)
㈱大阪水道総合サービス
(技能職は技術転任)
(
直 営
1,712人
外郭団体の活用等に
よるさらなる合理化
施設の維持管理、施工管理、
他都市業務受託、海外展開、
準コア業務、一部定型業
務
順次、民間委託
民間会社
(定型業務)
民間会社
(定型業務)
民間会社
(定型業務)
31
外郭団体の活用等による合理化策を実行することにより、一定の生産性の向上が図れ
る。
職員1人あたりの給水人口(人/人)
都市名
給水人口
職員数
都市名
(損益勘定+資本勘定)
給水人口
職員数
(損益勘定+資本勘定)
1
福岡市
1,422,506
384
3,704
1
福岡市
1,422,506
384
3,704
2
東京都
12,837,049
3,717
3,454
2
東京都
12,837,049
3,717
3,454
3
さいたま市
1,233,427
393
3,138
3
さいたま市
1,233,427
393
3,138
4
札幌市
1,907,639
630
3,028
4
札幌市
1,907,639
630
3,028
5
北九州市
982,452
361
2,721
5
北九州市
982,452
361
2,721
6
仙台市
1,019,713
421
2,422
6
大阪市
2,657,394
990
2,684
7
横浜市
3,704,363
1,597
2,320
7
仙台市
1,019,713
421
2,422
8
川崎市
1,426,879
666
2,142
8
横浜市
3,704,363
1,597
2,320
9
神戸市
1,539,349
772
1,994
9
川崎市
1,426,879
666
2,142
10 京都市
1,458,311
773
1,887
10 神戸市
1,539,349
772
1,994
11 広島市
1,205,161
650
1,854
11 京都市
1,458,311
773
1,887
12 名古屋市
2,388,316
1,350
1,769
12 広島市
1,205,161
650
1,854
13 大阪市
2,657,394
1,800
1,476
13 名古屋市
2,388,316
1,350
1,769
参考
類似都市(※)平均
参考
大阪府域
8,840,891
4,283
2,455
参考
類似都市平均
2,064
参考
大阪府域
2,545
8,840,891
4,283
2,064
【備考】数値は22年度で大阪市調べ。類似都市は、規模、事業内容から東京都とおおむね給水人口100万人以上の12政令指
定都市の13都市とする。
さらなる生産性・効率性の向上をめざすには、経営形態そのものを変更する検討が必要
○事業拡大(国内外への展開等)による人材の有効活用
○多様な雇用形態による民間人材の活用
など
32
(10)施設整備面での徹底した合理化策
アセットマネジメント手法を適用し、施設に応じた使用可能年数の設定や
集中的に投資する対象の設定、適切な維持・補修による延命化により、
全体事業費を抑制
管
路
● 法定耐用年数(40年)を超える実質的な使用可能年数(60~80年)を目安に延命化
● 管種・埋設状況を考慮した更新規模の抑制・平準化
1960年代半ばまでに布設した
鋳鉄管の早期解消
1960年代以降に布設した
ダクタイル鋳鉄管の段階的な更新
古い継手形式で、
防食対策の無い管路の更新
土木構造物
その他の
管路の更新
● 法定耐用年数(60年)を超える実質的な使用可能年数(90~120年)を目安に延命化
● 需要水量に見合った系統のみを集中的に耐震改良
5,500億円
243万m3/日
(8系統)
古い継手形式で、
防食対策の有る管路の更新
2,700億円
投資対象
143万m3/日
(4系統)
:集中的に耐震改良
投資対象外
100万m3/日
(4系統)
:投資対象の整備の進捗に合わせてダウンサイジング
(ダウンサイジングまでは日常運用に資するレベルの維持・補修を実施)
33
(11)外部環境を踏まえた市水道事業の将来目標
市水道事業
外
部
環
境
評
価
目
標
国内外水道事業
事業エリアが大阪市域に限定される
現状では、右肩下がりの斜陽産業
国内水道事業は市町村単位での経営のた
め、中小の事業体は技術者不足等により、
事業持続性の確保が困難。
現状の経営形態のままでは、事業規模
の縮小が続き、今後の成長や発展が見
込みがたい。
海外では、新興国を中心に水インフラの
整備に関する需要が増大(市場規模87
兆円)
水道の持続性を確保し発展するため
1.効率性の追求
2.発展性の追求
3.規模の拡大
施設と人員の徹底したスリ
ム化による一層の安定経営
に努める。
本市の技術力を活かし、国
内外での新たな事業展開を
積極的に推進する。
一元的なガバナンスのも
と、広域化による規模の
拡大を目指す。
目標達成には市水道局の合理化にとどまらず
抜本的な事業改革が必要
34
(12)将来目標の実現に向けて
・地方公営企業(=公務員組織)としての事業改革には一定の限界があ
る
・事業の「効率性」、「発展性」を最大限追求するには、「規模の
拡大」とともに「経営形態の見直し」が有力な選択肢
経営形態の見直し
規模の拡大
民営化の検討
府域一水道の実現
(府域水道の一体化)
・将来目標実現へのプロセスとしては2つのアプローチが存在
(下記「府域水道の取りうる選択肢」参照)
・どちらからのアプローチが最適であるか、今後、市の経営課題と
して引き続き検討が必要
35
■府域水道の取りうる選択肢
目
1
標
3
企業団との統合
大阪広域水道企業団
府域一体化+民営化
・規模の拡大
統
先行民営化
市
水
道
局
合
大阪広域水道企業団
42市町村水道
・さらなる効率化
・発展性の追求
2
0
徹底した合理化
民営化
36
5.柴島浄水場用地の活用検討
(1)浄水場の状況
大阪市水道では、以下の3つの浄水場を所有している。
豊野浄水場
柴島浄水場
桂川
琵琶湖
宇治川
淀川
木津川
庭窪浄水場
大阪市
給水能力
平成22年度
一日最大給水量
施設最大稼働率
柴島浄水場
118万㎥/日
59万㎥/日
50%
庭窪浄水場
80万㎥/日
50万㎥/日
63%
豊野浄水場
45万㎥/日
31万㎥/日
69%
全体
243万㎥/日
137万㎥/日
56%
注)各浄水場で最大給水量を記録した日が異なるため、各浄水場の合計は全体と一致しない
37
施設整備方針(現行計画)
◆各浄水場で耐震化された浄水系統を確保
◆アセットマネジメントを適用し、需要水量※1に見合ったレベルに投資を抑制
(※ 1 一日最大給水量(H22):137万m3/日 )
沈
砂
池
:今後の投資対象
:ダウンサイジング対象
柴島浄水場
(4系統)
118万m3/日
庭窪浄水場
(3系統)
80万m3/日
豊野浄水場
(1系統)
33万m3/日
上
系
下
系
ポ
ン取
プ水
場
沈
澱
池
中
オ
ゾ
ン
ろ
過
池
処高
理度
棟浄
水
34万m3/日
11万m3/日
40万m3/日
24万m3/日
24万m3/日
32万m3/日
45万m3/日
45万m3/日
「グランドデザイン・大阪(素案)」において、「大阪・新大阪エリア」のポテンシャルに位置づ
けられている「柴島浄水場の利活用」の視点から、現行のダウンサイジング計画の見直しを行う。
38
(2)検討の方向性と課題整理
【検討の方向性】
柴島浄水場の廃止範囲を「①上系・下系廃止」「②下系廃止」「③上系廃止」の3パターンに
分類し(参考1)、浄水処理機能,配水池機能(参考2)の取扱いについて検討する。
【参考1:柴島浄水場模式図】
上部有効利用
(約2万㎡)
崇禅寺駅
配水池A
(約10万㎡)
柴島高等学校
浄水処理施設A
(約11万㎡)
下系
(24万㎡)
淡路駅
配水池B
(約4万㎡)
浄水処理施設B
(約10万㎡)
淀川キリスト教病院
柴島駅
排水処理施設
(約3万㎡)
柴島浄水場
施設能力
118万m3/日
阪急京都線
上系
(22万㎡)
阪急千里線
上部有効利用
(約1.5万㎡)
配水池C
(約6万㎡)
上系
67万m3/日
下系
51万m3/日
取水施設
(約2万㎡)
39
◆浄水処理機能
⇒廃止範囲の浄水処理機能は廃止し、他浄水場で代替する。
⇒浄水が不足する場合は、大阪広域水道企業団からの受水で補う。(代替施設は整備しない)
◆配水池機能
・安定給水確保のため、給水区域の近傍に配水池を設置し、かつ、他浄水場から浄水の送水を
受けられる施設形態にする必要がある。
⇒配水池機能を柴島浄水場近傍に確保する。
他浄水場から現行の柴島給水区域への送水ルートを整備する。
【参考2:機能の説明】
浄水処理機能
配水池機能
淀川から原水を取水し
浄水処理する機能
浄水を貯留し
配水する機能
お客さま
琵琶湖
淀川
浄水場
導水管
大阪市水道局
(柴島 庭窪 豊野)
大阪広域水道企業団
(村野 庭窪 三島)
配水場
取水施設
水源
取水
送水管
浄水
送水
配 水
給水管
給 水
既設連絡管で送水が可能
水源
取水
浄水
送水
大阪府内の42市町村で構成し、水の卸売
業として、受水市町村に水道用水を供給
大阪府内42市町村
配水管
用水供給
水源
取水
浄水
送水
配 水
【課題の整理】 課題(1):大阪広域水道企業団からの受水は必要か?
課題(2):送水ネットワークをどのように再構築するか?
課題(3):配水池機能をどこに、どれだけ確保するか?
給 水
40
(3)課題への対応
○課題(1):大阪広域水道企業団からの受水は必要か?
大阪市
柴島廃止範囲
(廃止能力)
ケース①
ケース②
上系・下系
下系
大阪広域水道企業団【参考】
1日最大
受水に
廃止後の施設能力
給水量
あたっての
(現状243万㎥/日)
(H42予測) 加算量※2
(A)
(B)
(C)
125万m3/日
144万m3/日※1)
11万m3/日
130万
m3/日
-
大阪広域
水道企業団
からの受水量
(B-A+C)
必要
(16万m3/日)
不要
(0万m3/日)
(暫定値)
ケース③
上系
144万m3/日※1)
-
不要
(0万m3/日)
施設能力
233万m3/日
(H23年度)
1日最大
給水量
(実績)
166万
m3/日
(H23年度)
【整備計画※3)】
将来的には
150万m3/日
※1) 庭窪浄水場のダウンサイジング(▲32万㎥/日)を併せて実施
※2) 沈澱池・ろ過池等の浄水施設の清掃や点検を考慮し、浄水場系統の1割の休止時を想定
※3)WATER WAY 2030(大阪広域水道企業団 将来構想)[H24.3策定]による
・ケース①の場合は、施設能力が1日最大給水量(約130万㎥/日)に対して不足する。
⇒ 大阪広域水道企業団から市内部で不足する16万㎥/日を受水することが必要
既存連絡管を活用し、新規投資を抑制する
・ケース②、③の場合は、施設能力の不足は生じない。
⇒ 大阪広域水道企業団からの受水は不要
41
○課題(2):送水ネットワークをどのように再構築するか?
⇒給水安定性を確保するために、必要な管路網を整備する
既存の管路網を最大限に活用し、新規投資を抑制する
 淀川横断管路:水運用形態を変更することで、既設の水管橋(2橋)を転用
 計画中の共同溝を活用:当初計画にある共同溝(約2km)を有効活用
○課題(3):配水池機能をどこに、どれだけ確保するか?
・淀川右岸地域(西淀川、淀川、東淀川の3区)内には、柴島浄水場敷地以外に
配水場が設置できる十分なスペースがない。(都市公園法上、水道施設の設置
が可能な規模の公園は1箇所あるものの、面積が不十分)
都市公園
送水管
配水管
半径約4km圏内
浄・配水場
柴島上系
柴島下系
十三公園
27,979㎡
旭公園
40,775㎡
配水池を敷地外に設置する場合の必要面積
ケース
廃止範囲
必要面積
①
上系・下系
約 9万m2
②
下系
約 4万m2
③
上系
約 4万m2
城北公園
95,207㎡
浦江公園
20,497㎡
扇町公園
73,195㎡
うめきた(2期)
約17万㎡
<都市公園法施行令 第十二条第二号の二(占有物件)>
第十二条 法第七条第七号の政令で定める工作物その他の物件又は施設は、次に掲げるものとする。
二の二 国土交通省令で定める水道施設、下水道施設、河川管理施設及び変電所で地下に設けられるもの
<都市公園法施行規則
第八条第一項(水道施設、下水道施設又は変電所を設けることができる都市公園)>
第八条 令第十二条第二号の二に掲げるもの(以下「水道施設等」という。)を設けることができる都市公園は、・・・〔中略〕その敷地
面積が、二ヘクタール以上であって、かつ、当該都市公園の地下に設けようとする水道施設等の占有面積及び当該都市公園の地下を占有し
ている既設の工作物その他の物件又は施設(以下「既設の地下占有物件」という。)の占有面積の合計の二倍以上であるものとする。
42
・仮に配水場用地が確保できた場合、浄水場敷地内の整備に比べて、以下の整備を
実施する必要がある。
 配水池の整備(地下式を想定)
 他浄水場から配水場までの送水管の布設
 配水場から既設管路への大口径管路の布設
⇒ 配水池機能は柴島浄水場敷地内に残す
⇒ ただし、既存配水池の活用による新規投資の抑制や、
コンパクト化による売却等の活用可能面積を拡大
 配水池の容量を実需要の12時間分まで規模を縮小。
(市内配水池容量:約68万m3 ⇒ 約65万m3 柴島浄水場で▲約3万m3 )
 配水池を集約化(コンパクト化)
現
状
更新に合わせて配水池を集約
配水池の集約後
配水池を深く
することで集約
売却可能
43
(4)検討結果
【ケース①】 廃止範囲:上系・下系
下系
上系
淡路駅
崇禅寺駅
現状どおり
(約6万㎡)
配水池
を集約
売却
(約16万㎡)
柴島高等学校
売却
(約10万㎡)
現状どおり
(約4万㎡)
淀川キリスト教病院
柴島駅
上部有効利用
上部有効利用
【グラウンド・緑地等】
【グラウンド・緑地等】
(約3万㎡)
(約2万㎡)
※ 内、約1.5万㎡は現状どおり
売却
(約2万㎡)
現状どおり
(約3万㎡)
<有効利用可能面積>
計
売却
上部有効利用
約33万m2
約28万m2
約5万m2
Φ1500 6km , Φ1000 3km
整備項目
柴島 下
柴島 上
庭窪
1 送配水ネットワークを構築するための大口径管路整備 (右図)
(配)
(配)
(浄)
φ500~1,500㎜ 約25㎞ (4条)
Φ1500 6km , Φ1000 3km
2 配水池の整備
敷地内に配水池を集約化
大淀
巽
配水場
配水場
3 施設の移設・整備
Φ1000 2km , Φ500 1km
売却エリア内の機電設備及び管路の移設
Φ1000 3km
水質試験所の再構築
柴島
柴島
柴島
大淀
巽
給水
給水
給水
給水
給水
既存ポンプ設備の整備
区域
区域
区域
区域
区域
①
②
③
4 工業用水道の再構築
既設管路
新設管路(一部既設管路を有効活用)
5 不要となる施設の撤去
豊野
(浄)
企業団
(浄)
城東
(配)
城東
給水
区域
44
【ケース②】 廃止範囲:下系
下系
上系
淡路駅
崇禅寺駅
現状どおり
(約6万㎡)
配水池
を集約
売却
(約16万㎡)
柴島高等学校
現状どおり
(約14万㎡)
淀川キリスト教病院
柴島駅
上部有効利用
上部有効利用
【グラウンド・緑地等】
【グラウンド・緑地等】
(約3万㎡)
(約2万㎡)
※ 内、約1.5万㎡は現状どおり
現状どおり
(約5万㎡)
<有効利用可能面積>
計
売却
上部有効利用
約21万m2
約16万m2
約5万m2
整備項目
1 送配水ネットワークを構築するための大口径管路整備 (右図)
φ500~2,000㎜ 約12㎞ (5条)
2 配水池の整備
敷地内に配水池を集約化
3 施設の移設・整備
売却エリア内の機電設備及び管路の移設
排水処理施設の移転
水質試験所の再構築
既存ポンプ設備の整備
4 工業用水道の再構築
5 不要となる施設の撤去
Φ1500 2km
柴島 下
(配)
Φ2000
2km
柴島 上
(浄)
庭窪
(浄)
豊野
(浄)
巽
配水場
城東
(配)
巽
給水
区域
城東
給水
区域
φ1000 2km
大淀
配水場
Φ1000 2km , Φ500 1km
Φ1000 3km
大淀
給水
区域
柴島
給水
区域
①
柴島
給水
区域
②
柴島
給水
区域
③
新設管路(一部既設管管路を有効活用)
既設管路
45
【ケース③】 廃止範囲:上系
下系
上部有効利用
【グラウンド・緑地等】
上系
(約2万㎡)
※ 現状どおり
淡路駅
崇禅寺駅
柴島高等学校
現状どおり
(約20万㎡)
配水池
を集約
淀川キリスト教病院
柴島駅
上部有効利用
売却
(約14万㎡)
配水池
を集約
上部有効利用
【グラウンド・緑地等】
【グラウンド・緑地等】
(約3万㎡)
(約2万㎡)
※ 内、約1.5万㎡は現状どおり
現状どおり
(約5万㎡)
<有効利用可能面積>
計
売却
上部有効利用
約21万m2
約14万m2
約7万m2
整備項目
1 送配水ネットワークを構築するための大口径管路整備 (右図)
φ500~2,000㎜ 約8㎞ (3条)
2 配水池の整備
敷地内に配水池を集約化
3 施設の移設・整備
売却エリア内の機電設備及び管路の移設
既存ポンプ設備の整備
4 不要となる施設の撤去
柴島 下
(浄)
Φ2000
2km
柴島 上
(配)
大淀
配水場
庭窪
(浄)
豊野
(浄)
巽
配水場
城東
(配)
巽
給水
区域
城東
給水
区域
Φ1000 2km , Φ500 1km
Φ1000 3km
大淀
給水
区域
柴島
給水
区域
①
柴島
給水
区域
②
柴島
給水
区域
③
新設管路(一部既設管路を有効活用)
既設管路
46
(5)検討の進捗状況
○検討課題
①柴島廃止に伴う施設再構築について
・事業費の精査
・工事期間の精査
統合協議を進めている
大阪広域水道企業団と協議中
②既存施設の更新費用の影響
・事業費の精査
③イニシャルコスト、ランニングコスト、土地売却を考慮した
事業経営に与える影響(上記を踏まえ検証予定)
47