ボランティア・恵贈 有難うございました

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Transcript ボランティア・恵贈 有難うございました

ケアハウス清水苑会報 “うるおい”
(1)
平成23年5月1日
第119号
編集・発行 ケアハウス 清水苑
福井県福井市大森町第7号1番地
TEL (0776) 98 - 5790
FAX (0776) 98 - 5780
http://www.shimizuーen.info
Eーmail:info@shimizuーen.info
題字は 嶋田哲夫さん です
入居時
退院直後【2009.12】
現在(2011.4)
移動
押し車
車椅子
基本的には車椅子
車椅子を押して歩行可能
食事
自立
居室配膳
自立
入浴
ヘルパー介助
ヘルパー2名で介助
(制度ヘルパー&キーパー
ヘルパー2名で介助
(制度ヘルパー&キー
パー)
排泄
自立
紙パンツ内排泄
自立
※夜間のみPトイレ
整容
自立
介助
自立
確認のみ必要
社交
余暇活動
その他
難聴あり
難聴あり
難聴あり
ホワイトボードを使って意 ホワイトボードを使って意思 ホワイトボードを使って意
思疎通を図る
疎通を図る
思疎通を図る
喫茶
喫茶
喫茶・俳句
頑張り屋さんで、出来る
頑張り屋さんで、出来る範囲 頑張り屋さんで、出来る範
範囲ではあるが、自分の
ではあるが、自分の出来る 囲ではあるが、自分の出
出来る事はご自分でされ
事はご自分でされる
来る事はご自分でされる。
る
名前
J氏
年齢
102歳
性別
女性
介護度
要介護4⇒要介護2
現病歴
上室性期外収縮期外収縮・骨粗鬆症
【入居前】
J氏には子供が1人(長男)居られましたが、病気で亡くなり、その後は1人暮らしをして
いました。しかし、加齢と共に下肢筋力が低下し、庭先で転倒、家内で転倒・・・で病
院へ入退院を繰り返していました。保証人はお孫さんです。お孫さんにも仕事があり
家庭があります。早々、見に行くことも出来ません。しかし、何かあった時は、お孫さ
んが出てこなくてはならないので、これを機にケアハウスを探し清水苑に入居されま
した。
【入居後】
年齢の割にはしっかりされており、ほぼ自立で生活されておられました。制度ヘル
パーにより入浴介助、掃除洗濯の支援に入っていました。日中は、杖歩行にて行事・
クラブにも自由に参加されていました。そんな中、孫夫婦と金銭問題で仲がこじれて
しまい、縁を切ってしまわれました。「自分は一生をここで過ごす。私のお金は私が自
分で管理し自分の為に使うんだ。」と強く主張されました。その後も、孫夫婦と何度か
話し合いましたが、本人の意志が強く、そのまま孫夫婦も来訪されなくなりました。
【入院】
心不全、圧迫骨折にて入院されました。心不全の原因としては、内服を自分で勝手に止めておられたことでした。スタッフが食事中に栗を手渡していたが、スッとポケットに隠し
てしまい飲んでいなかったのです。そして体中がむくみ、歩行しにくくなり、居室内で転倒されました。Drに診て頂いたところ、圧迫骨折でした。すぐに入院となりました。その間、
もちろんADLも低下していき、介護度も今までの要介護1から要介護4まで跳ね上がりました。今まで出来ていたことも、出来なくなってしまいましたが、治療は終わり病院側か
ら「退院して下さい。」と言われ、車椅子で帰って来られました。
【退院後】
退院直後は居室内の生活が主で、食事もベッドをギャッヂアップし食べて頂き、定期的にオムツ交換をしました。少し身体を動かすだけでも「アイタタタタ~」と言う状態でした。
このような状態であってもJ氏は「ここにおいてくれる?頼むわ。どこも行く所も無い。誰もいない。」と、涙目で言われました。それから、キーパーが毎日関わるようになりました。
朝晩は、おむつ交換、整容、モーニングケア(ナイトケア)、食事配下膳、薬の確認、日中もおむつ交換に定期的に入りました。半年もするころには、車いすで、食堂まで誘導し、
食堂にて食事をされるようになりました。そこからの回復は早く、車椅子を自走しながらトイレや同階の友達の居室へ遊びに行ったり、以前の状態に勝るとも劣らない状態へと
なりました。
【現在】
整容などはご自分でされる様になり、キーパーは食事の誘導と、内服の確認等に関わっています。ご自分でポータブルトイレを使用でき、友達の居室へも
行き来しておられます。本当にお元気で、100歳を超えているとは到底思えないぐらいです。難聴ではありますが筆談にて会話も可能です。
【考察】
J氏は清水苑に来られてからも、何とか「自分で出来る事は自分でやる。」という思いが強いので、その通り思ったまま行動されます。目や耳が少し不自由だったりされるので、
完璧にこなすというのは難しいかもしれませんが、出来る事はしっかりとやられます。そういった元々の性格もあるのでしょうが、キーパーの支援もあって、介護度が要介護4か
ら2まで軽減されました。キーパーとコミュニケーションを図る上でいつも言っていることは「自分で出来る事は自分でさせて下さい」ということです。高齢になると、「面倒くさい」
や「甘えたい」という思いからか、出来る事も他人にやってもらうことが多くなってきます。しかし、それではADLが低下し、終には寝たきりへの道へと進んでしまいます。「最期
のときまで元気で、自分の事は自分でして、最期を迎える。」というのが、理想の終末だと思います。そういう最期を迎えるためにも、残存機能を活用し、出来る限りADLの改善
に努めることが介護者の務めであると思います。何でもしてしまうというのは、その介護者のどこかに「してあげる」という驕りが、あるのではないでしょうか。ここで生活するには
どうすればよいかを介護者(支援者)と利用者が一体になって考え、実施していくことが本当の生活支援だと考えます。今回のケースは、『利用者満足=スタッフ満足』ではあり
ますが、それが「=家族満足』には繋がっておりません。金銭問題が絡むと施設側としては深入りできませんし、難しいところであります。縁を切ってしまわれたJ氏ではありま
すが、最終的には血縁関係である孫夫婦に連絡する事しかできません。苑で生活され家族との仲も深まるケースが多い中、逆に「強み」に出てしまい不仲になってしまった
ケースでした。
ケアハウス清水苑会報 “うるおい”
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恵
贈
小さな法人の東北大震災支援を考える
ある方のディサービスの送迎時の事です。
久寶会清水苑はどうしたらよいのか。
私は偶々、東京のど真ん中で震災に遭遇し、ビルの大揺れと長い振
動恐怖を体験した。
何はともあれ、太平洋戦争を除外して、未曾有の国家的大事変であ
り、少なくとも国民すべてが関わって行くべき事ではある。
人間的にも支援の在り方を問う前に、全国民が出来得る限りを為す
べきであることを一人、一人確かめるときであると考える。
まず法人としては、ケアハウスと云う制約もあり、人的人数の自ずか
らなる制約もあり、とりあえず僅少ではあるが、資金援助があると思
う。老施協の要請、全軽協等とりあえず30万円用意、献金しました。
単発支援ではあまりにも限界的であり、そこで新たに継続事業として、
義捐金協力出来る事によって、より社会的意義が生じるのだと思わ
れる。次第に増やしていくことを、フローを見ながら積み上げていきた
いと思っている。
他に諸々の協力の仕方はあり、どれを非、どれを是とする事は問わ
ないまでも、まず一石を投じ、私共の微意を申し上げた次第である。
その方には、“ディの送り出し”という名目で、朝制度ヘルパーが入って
います。実際どういった事をしているのかと云うと、ディの準備をして、
ディからのお迎えが来るのを一緒に待つ。というものです。ディの送迎は
各自の居室まで伺うのは当然の事ですが、歩くことができるその方のお
迎えを「時間がかかるから」という理由で車椅子でされるのです。
その方の歩行は確かに不安定ですが、ゆっくりとなら自分の力で歩行が
出来ています。それをヘルパーが付いているにも拘らず、車いすで送迎
するというのはどうなのでしょうか?
ヘルパーが付いているのであれば、一緒に歩いて降りてくることはでき
るのではないでしょうか?
私たち福祉施設で働く職員の使命として、「ADLの改善」というものがあ
ります。このディサービスの送迎はそういったことを全く考えておらず、む
しろその方の残存機能を縮小させることにつながるのではないでしょう
か?
担当しているヘルパーやケアマネにはその旨を報告し、改善していただ
く様話を何度かしていますが、未だに返事はありません。
(H.Y)
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