Transcript 2010年3月

台日経貿研究
日本と台湾のレコード会社発展概況ー
avex とGold Typhoonの対象として
2010/05/18
碩研日語一甲 張智軒
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目次




研究動機と背景
研究対象
avex企業グループとは
avex企業グループ発展概況






avex企業グループ業績の概要
Gold Typhoon レコード会社とは
Gold Typhoonレコード会社発展概況
avex とGold Typhoon基本面の比較
総結
参考文献
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研究動機と背景
 21世紀の現代、PC情報社会の影響で、人類社会に便利な生活に
おくっている一方、レコード会社の収益は音楽ソフトの世界的
な販売不振のため悪化傾向のあり、世界中多くのレコード会社
は従業員削減、会社合併する現象が多い。
 その背景のもとの下に、日本と台湾もその衝撃を受けた。しか
しながら、avexとGold Typhoonこの二つの会社は、アジア有数
のレコード会社として経営業績を持ち、規模も大きいな企業で
ある。
 なぜこの二つの会社は、不景気の音楽産業で業績を維持と上昇
するのか。二つの会社の発展状況を中心に研究したいので、こ
の主題を選らんだ。
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研究対象
 今回の研究対象は日本のavex企業グループと台湾のGold
Typhoon レコード会社二つの音楽産業として研究する。
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avex企業グループとは
 エイベックス(Avex)とは、「エイベックス・グループ・ホー
ルディングス株式会社(Avex Group Holdings Inc.)」を持株会
社とし芸能事務所である「エイベックス・マネジメント株式会
社」を中心にする日本の企業グループ「エイベックス・グルー
プ(Avex Group)」の総称である。
 傘下には音楽・映像コンテンツ制作会社である「エイベックス
・エンタテインメント株式会社(Avex Entertainment Inc.)」や、
音楽・映像パッケージの製造・販売、音楽・映像コンテンツの
配信事業、会員ビジネス、などを行っている「エイベックス・
マーケティング株式会社(Avex Group Marketing Inc.)」がある。
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avex企業グループ概要
 創立は1988年4月11日。
 当初は松浦勝人(MAX松浦)らによって立ち上げられた輸入レ
コードの卸会社だった。
 1990年代後半から2000年代前半にかけては、マネジメント事務
所・ホワイトアトラス(後のアクシヴ)を立ち上げた上で、
TRFや安室奈美恵が基礎を造り、 浜崎あゆみを主力とし、レコ
ード業界での一大勢力を築き上げた。
 2000年代に入るとCD市場の縮小などもあり、急成長に急ブレー
キがかかりマイナス成長に転じる。
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avex企業グループの沿革
 1987年10月 - 松浦勝人ら数人のメンバーが東京都町田市にて創
業。
 1988年4月 - 法人化。輸入レコードの卸会社「エイベックス・デ
ィー・ディー株式会社」を設立。
 1990年9月 - レコード部門 avex traxを設立。ダンス系音楽のブ
ームにのり高成長を遂げる。
 1992年 - 現在のロゴの前身となる(楕円形の中に小文字の「a」
が入る)マークを制定。それと合わせて創美企画から日本クラ
ウンに販売元が移管。
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avex企業グループの沿革
 1993年 5月 - 本社を東京都港区南青山に移転。
9月 - 依田巽が代表取締役会長に就任。
 1999年11月 - アニメーション製作事業に参入。
 1999年12月 - 東証一部上場。
 2000年1月 - 新CI(コーポレートアイデンティティ)ロゴおよび
マークを制定。
 2000年2月 - これまで東芝EMIに委託していた「Cutting edge」
の販売を「株式会社エイベックス・ディストリビューション」
に移管。
 2002年3月 - コピーコントロールCD(CCCD)を発売。
 2002年3月 - 本社が入居していた住友生命青山ビルを購入してエ
イベックスビルとする。取得価額は205億円。
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avex企業グループの沿革
 2004年8月 - 専務だった松浦が売り上げ中心の経営方針に異を唱
え、新会社を設立するために辞表を提出、新たに小林敏雄が社
長に就任。
 2005年7月 - Appleが出資した「アイチューンズ株式会社」のオ
ンライン音楽ダウンロード配信サービス「iTunes Store」に楽曲
提供を発表。
 2007年4月 - ネットワーク事業を担ってきた「エイベックス ネ
ットワーク株式会社」と、音楽・映像ソフトのパッケージ企画
・製造・販売事業を展開してきた。
 2009年 5月 - BeeTV開局。
 2010年2月 - 東方神起が所属していた、SMエンターテインメン
トの株を売却。売却益は7億8300万円。
 4月 - 組織の統廃合を行い、純粋持株会社に組織変更。
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avex企業グループ経営の事蹟
 2003年から会長兼社長の依田は、2004年からは日本レコード協
会(RIAJ)会長、日本映像ソフト協会(JVA)会長を兼任した。
かつては山水電気の取締役を務めるなど音楽関連の経営畑の仕事
を続けてきたため、業界、政界や海外への強い影響力を持ってい
ると言われた。
 しかしながら、創業者である松浦との経営方針の対立が深刻化、
松浦が退社したことで、浜崎あゆみを筆頭とする所属歌手が移籍
の動きを見せ、株価に影響。
 それを受け2004年8月3日に依田は会長兼社長を辞任、名誉会長と
なり、同日日本レコード協会、日本映像ソフト協会の会長も辞任
した。 これにより、松浦はエイベックスに復帰を果たした。
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avex企業グループ経営の事蹟
 エイベックス・グループ・ホールディングスが出資している
ディスクメーカー、メモリーテックはHD DVDプロモーショング
ループの幹事会員であるため、次世代光ビデオディスクはHD
DVDのみを出すという観測があった。
 2007年10月にBlu-ray Disc・HD DVD双方に参入することを発表
した。ただし現在はどちらの陣営の組織にも参加していない。
 なお次世代光ビデオディスクの第1弾として2008年1月1日に大塚
愛の「LOVE IS BORN 4th Anniversary 2007」のライブDVDが発
売された。
 グループ各社は三和銀行→UFJ銀行の流れで三菱東京UFJ銀行を
メインバンクとしている。
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avex企業グループ業績の概要
2010年3月
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avex企業グループ通期予想 業績ダイジェス
2010年3月
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avex企業グループ業績の推移
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2009年主要作品の売上数
2010年3月
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avex企業グループ今後の展望
 音楽パッケージ市場が縮小を続けるなか、当社グループでは新
たなエンタテインメント・ビジネスモデルの構築を急いでおく。
 その一環として2009年4月、株式会社NTT.DOKOMO合弁会社
「エイベックス通信放送株式会社」を設立し、同5月に携帯電話
向け映像配信サービス「BeeTV」をスタート。
 これまでの映像配信サービスは、映画やテレビなどで既に公
開・放映されたものを、2次利用しているケースが多く、必ずし
も携帯電話で視聴することに適したコンテンツとはいえなかっ
た。このような点に着目し、BeeTVでは携帯電話の小さな液晶
画面で視聴するのに最適な画像や音質、脚本やカメラワークを
追求したオリジナルコンテンツを配信する。
 「マーケットやムーブメントは自分たちで創り出すもの」とい
う創業初期からの理念を胸に、BeeTVは黎明期にある映像配信
市場のイノベーターを目指。
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avex企業グループのアーティスト
• 浜崎あゆみ
• 東方神起
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avex企業グループのアーティスト
• 大塚愛
• 倖田来未
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Gold Typhoon レコード会社とは
 金牌大風娛樂有限公司(英語:Gold Typhoon Entertainment
Limited)、金牌大風と略称して、中国、台湾、香港三地で支社
があって、規模が大きいな娯楽会社。
 会社のタイプ :(産業別)
レコード会社、マネージャー会社、コンサートの製作会社、映
画会社 。
 成立時間:
2009年9月
 本社:香港
支社:台湾、中国大陸
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Gold Typhoon レコード会社とは

1.
Gold Typhoonの前身
金牌娛樂
金牌娯楽、正式名称「金牌娯楽事業有限会社」、香港1つの主要
なレコード会社で、世界の四大レコード会社の1つEMIある香港
子会社のため、黃柏高が2003年に創設した。
EMIは2006年9月に公表する年度の中期が報告する中で、香港
の市場占有率の約30%に金牌娯楽に言及して、香港の最大のレ
コード会社である。
2.
步升大風
步升大風,正式名称「歩升大風音楽文化伝播有限会社」、中国
の1つの主要なレコード会社で、世界の四大レコード会社の1つ
EMIある中国の子会社。鄭東漢が2002年に創設した。
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Gold Typhoon レコード会社の前身
3.科藝百代
科藝百代、正式名称「科藝百代株式有限会社」、台湾の1つの主要
なレコード会社で、世界の四大レコード会社の1つEMIある台湾子
会社。科藝百代所属はCapitolレコード、Virgin 維京音楽と
伊世代の娯楽の3つのブランドがあります。
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Gold Typhoon レコード会社の沿革
 歴史と動態
 金牌マネージャ/正東レコードの時期
金牌大風の前身、1998年に現れて、その時依然として勤める正
東レコードの黃柏高が金牌マネージャー有限会社を創設した。
この会社は主に正東のレコードと共同経営会社所属の芸人のマ
ネージャーに提供するサービス。
 金牌娯楽の時期
2002年10月、黃柏高決定はとUNIVERSAL環球音樂(つまり正東
の親会社)はもう契約を継続しなくて、自立して、金牌娯楽事
業有限会社を創立して、そしてとEMIはしっかり協力する。
 2005年末、陳澤杉は科藝百代に参加して、契約をしていた知名
度の台湾の芸人を備えて、蔡依林、孫燕姿、張恵妹などを含み
ます。
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Gold Typhoon レコード会社の沿革
 2007年11月7日、科藝百代の社長陳澤杉はEMIを離れて、重大な
人事異動を引き起こして、金牌娯楽に対しても影響を受ける。
 2007年12月20日、金牌娯楽が出して会社及び直属する芸人が
2007年香港の新城ラジオ放送局のレコード大賞に出席しするこ
とはできないと声明した。前はこのような挙動があるいかなる
レコード会社がなくて、事件は外部の多くの推測と論争を引き
起こした。
 2008年4月、EMIのレコード会社がとアジア区業務から退出する
こと意図がある。
 2008年8月、金牌娯楽の宣言は9位の数字で科藝百代と歩升大風
(つまりEMIのある台湾と中国大陸の業務)を買収して、「金牌
大風」というレコード会社を成立した。
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Gold Typhoon レコード会社の沿革
 金牌大風の時期(2008年9月~)
2008年8月、金牌娯楽の社長の黃柏高とEMI大中華の地区の主席
の鄭東漢の宣言を担当して、EMI総公司と合意に達して、億元を
過ぎますみごとに「EMI」大中華区の業務を買収して、そして正
式に「金牌大風」に改名する。
 合併後の業務
合併の後、金牌大風は映画、芸人のマネージャー、コンサート
の製作、「華研国際音楽」中国のレコードを発行と「EMI」国際
音楽のレコードを代行して事業を発行することを集中する。
 EMIは香港で国際レコードと大中華区内デジタルメディアの商品
の発行権利を保留することができて、同時にEMIは金牌大風所属
の歌手の作品を選んで、国際性の発行を行うことができる。
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Gold Typhoon レコード会社の沿革
 金牌大風の時期(2008年9月~)
2009年5月8日、現職の社長の黄柏高先生は「金牌大風の香港区
の主席」が全力で当公司の映画に広く開拓して業務を発展する
ことに抜擢する。現職の新しいメディアの理事の陳輝虹先生は
「金牌大風の香港区の行政の総裁」を担当して、音楽の製作と
マネージャーの事務を担当する。
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Gold Typhoon レコード会社の沿革
 2010年2月、太平洋資本アジア有限会社の主席龐維仁を投資協力
が成立して、40億元以上の資本金を金牌大風に投資して、金牌
大風の策略性株主になった。
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Gold Typhoon レコード会社のアーティスト
• 張惠妹
• 蕭亞軒
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Gold Typhoon レコード会社のアーティスト
•王心凌
•林隆璇
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Gold Typhoon レコード会社のアーティスト
•樹里Karen
•宇多田ヒカル
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avex とGold Typhoon基本面の比較
エイベックス・ホールディング 金牌大風娛樂有限公司
ス株式会社
Gold Typhoon Entertainment Limited
AVEX GROUP HOLDINGS
INC.
産業別
その他製品
唱片製作、唱片發行、音樂版權、藝
人管理、電影製作、電影發行、演唱
會
成立時間
1973年6月1日(成立登記日
期;實際は1988年4月11日)
2008年9月5日
重要人物
代表取締役社長:松浦勝人
副社長:千葉龍平
鄭東漢(主席)
黃柏高(副主席)
陳輝虹(香港行政總裁)
黃偉菁(台灣及中國大陸董事總經理)
雷頌德(音樂部總監)
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avex とGold Typhoon基本面の比較
エイベックス・ホールディング 金牌大風娛樂有限公司
ス株式会社
Gold Typhoon Entertainment Limited
AVEX GROUP HOLDINGS INC.
会社規模
本社は日本、支社は中国上
海、台湾、香港、ハワイ
總公司在香港,台灣及中國大陸
設有分公司
経営範囲.
特徴
主要な市場は日本。日本の
歌手の発展のレコードと映
画の事業を主として、1つの
独資のレコード会社の経営
の体系
主要唱片市場以中港台三地的華
語歌手為主,是全球四大唱片公
司體系EMI的子公司,擁有龐大的
財力與資金
ほかの産
業
ネットTV、携帯TV、映画、
アニメ製作
從創業初期至今一直是以唱片產
業為主,直到2010年2月新股東的
加入才開始投資多媒體產業及電
影製作事業
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avex とGold Typhoon基本面の比較
エイベックス・ホールディング
ス株式会社
AVEX GROUP HOLDINGS INC.
金牌大風娛樂有限公司
Gold Typhoon Entertainment Limited
資本金
42億2,960萬日圓(2008年3月
31日現在)
40億台幣(2010年2月)
売上高
單獨:130億6,400萬日圓
集團加總:1,046億3,900萬日圓
(2008年3月期)
不公開
従業員数
單獨:166人
集團加總:1,249人(2007年9月
30日現在)
不公開
親会社
無
EMI百代唱片
子会社
avex Entertainment . avex
Group Marketing
金牌大風音樂文化股份有限公司
金牌大風電影有限公司
金牌大風文化傳播有限公司
風風火火文化傳播有限公司
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総結

私が今回報告するテーマーavexと金牌大風はアジアのレコード会社で、
業績が安定上昇の例。avexは日本の独資で経営するので、世界の四大レ
コード会社の体系ではなく、近年の経営手段は幅が広く、ネットワーク
テレビの経営業績も上昇中;金牌大風もとはEMIの子会社で、財力は充
実する上に、今年が若手新しい株主の参加で、さらに多くの資金を投資
し、今後、音楽産業のみならず、メディア産業と映画制作会社の発展も
中心している。

avexは日本で影響力を持つレコード会社である、そして金牌大風は中国、
台湾、香港で財力と資源を持つ会社。二軒のレコード会社の経営パター
ンはある程度異なっているが、不景気のレコード産業の中で、売上金は
成長しているからみると、音楽業界の未来が楽観的な見通し、二つの会
社の経営方針もほかのレコード業者経営の参考になれるかもしれない。
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参考文献
 日本語
西江肇司 《何故あの会社はTV型サイトにするのか》(幻冬舍、2008年10月)
前島聡《広告批評》(マドラ出版株式会社、2008年10月)
吉池理《テレビであなたの商品、会社をPRするとっておきの方法》(日本
能率協会マネジメントセンター、2006年12月)
宮麗穎《中国の広告と広告業 高度成長期を中心に》(雄松堂、2006年4月)
蓑島弘隆、ソフト研究会編《 『エンターテインメントが世界を征す―レコード
ビジネスに今、何が起こっているか?』 》 (ビクター音楽産業、1991 年)
 中国語
中華音樂人交流協会編《台灣流行音樂200最佳專輯》(天下文化、2009年3月)
陳建育《贏在不可能-金革唱片創辦人陳建育激發業務力的關鍵密碼》(遠流、
2009年9月)
 サイト
avex公式サイト http://www.avex.co.jp/
金牌大風公式サイト http://www.gold-typhoon.com.tw/
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