私のプレゼンテーション例

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しし座流星群
3次元可視化データベースの構築
千葉大学大学院自然科学研究科
宮路茂樹
[email protected]
共同発表者
村岡,林(千葉大),
綾仁(美星天文台),
宮本(さじアストロパーク)
天文学における3次元可視化の価値
教育面
 理科離れ
現象認識の難しさ
時空間スケールの違い
研究面
 3次元解析
立体構造解析の難しさ
等値面としての2次元画像
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獅子座流星群
バーチャル
リアリティー
3次元立体視
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研究面:本質的に3次元な現象
磁気ループ構造の形成
降着円盤の大局的
シミュレーション
(表面付近の磁力
線と磁場強度の等
値面)
3次元構造を把握
するのは難しい。
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教育面:夜間観測、一過性の現象
獅子座流星群の観測
天文教育の抱える問題
夜間観測という特有な制限 バーチャルリアリティー
VR技術を用いること
があるため、学校教育と
して行うには困難が伴う。 で、立体的な再現が可
能になる。本来の3次
一過性の天体現象
元的な天体現象が、直
しし座流星群の観測は、一 感的に体感でき、インタ
般的によく知られ、関心も ラクティブな効果も得ら
高いが、一過性の現象で
あり、再現性が望まれる。 れる。
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千葉大学の3Dシアター

パワーウォールスクリーン
6.5m x 2.2m

マルチメディア・音響設備
DVD、BS-Degital、etc

時間分割型立体視

教室備品
座席数 52
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立体視の原理
- Stereoscopic Viewing -
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立 体 視 可 視 化 法
- Stereoscopic Method -
カラーフィルター方式
画面:赤と青での描画
眼鏡:レンズ部分に赤と青のフィルターの付いた眼鏡
偏光レンズ方式
画面:縦と横に偏光された映像を表示
眼鏡:縦と横の偏光フィルターの入ったレンズの眼鏡
時間分割方式
◎画面には右目用と左目用の画像を
交互に表示
◎眼鏡は画面表示に合わせて、左右の
目の視界を液晶シャッターで塞ぐ
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液晶シャッター眼鏡
高性能眼鏡
(CrystalEYES)
 高価
 高耐久性
 高利便性
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普及版眼鏡
(ELSA 3D Revelator)
 安価
 低耐久性
 低利便性
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3D シアターでの上映の様子
- 3D Theater -
スクリーン画面
利用状況
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2地点同時観測3次元データ
美星天文台と、さじアストロパークで行われた二地点同時
観測から得られたデータ。
フレームレート30枚/秒のビデオカメラで流星を撮影。
約一時間で、40個の流星を
観測。
発光点と消失点の2点間の、
時間、高度、明るさ、位置を
記録。
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2地点同時観測について
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利用した同時観測位置
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立体視ソフトウェアの特徴
流星のステレオ立体視が可能
地球から見て6.5等級より明るい星、約70
00個と地球を背景表示。
地球上で視点を自由に設定でき、視点の高
度や視線方向も自由に変えることができる。
3次元データからの再現の他、流星数/時
間のデータから、擬似的な流星雨をシミュ
レーションすることができる。
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流星を地上から見上げると
星空を背景に
流星が通過
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地球遙か上空から眺めると
地上付近を光
の点が移動
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流星の正面付近(高度90km程度)
流星の光度、
大きさが変動
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3次元データベースの構築

いつでも、どこでも再体験でき、色々な視点
から眺められる3次元立体視は教育、研究
両面で効果がある観測手段です。

立体視を可能とするデータを収集し、デー
タベースの構築を目指しています。

多くの方の協力をお願いしたい!
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