アニメ制作現場 が抱える問題点 大東2年渡辺翔

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Transcript アニメ制作現場 が抱える問題点 大東2年渡辺翔

目次
1.
2.
3.
4.
5.
はじめに
アニメ産業の売上高
歴史
アニメ産業のプラス面
アニメ産業のマイナス面および解決策
①コピー問題
②産業の空洞化及び人材不足の問題
6.
まとめ
7.
参考文献
1. はじめに
 私達にとって昔からアニメは身近な
もので、幅広い年代の人々が楽しめ
る作品が多い。
 日本のアニメが社会にどのような影
響を与えているのか、またどのよう
な問題を抱えているのか調べること
にした。
2. アニメ産業の売上高
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
(億円)
テレビ
劇場
ビデオ制作・
権利料
ビデオ販売
配信
商品化
海外
音楽・出版
その他
2003年
313
51
197
695
8
164
163
10
73
2004年
401
166
163
620
12
188
187
27
347
2005年
420
159
269
571
16
224
196
51
343
2006年
555
307
219
825
30
245
213
72
122
2007年
475
242
180
805
32
215
184
81
182
有限責任中間法人日本動画協会推定値
3. 歴史
第1次アニメブーム
『鉄腕アトム』が放映開始されてからアニ
メが子供に定着するまでの1963年から
1966年まで
新作数
1963年
1964年
1965年
1966年
6作品
3作品
14作品
11作品
増田弘道著『アニメビジネスがわかる』
第2次アニメブーム
劇場アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛
の戦士たち』公開からOVA発売タイトル
ピーク期まで
新作数
新作数
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
30作品
25作品
38作品
40作品
47作品
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
43作品
41作品
37作品
23作品
35作品
増田弘道著『アニメビジネスがわかる』
第3次アニメブーム
『新世紀エヴァンゲリオン』放映開始した
1995年から2005年ごろまで
新作数
1995年
38作品
2000年
1996年
42作品
2001年
1997年
45作品
2002年
1998年
77作品
2003年
1999年
78作品
2004年 2005年
新作数
62作品
78作品
86作品
96作品
132作品 124作品
増田弘道著『アニメビジネスがわかる』
4. アニメ産業のプラス面
国内
 アニメを発端として、アニメ内の技術を
実現させようと科学者を目指す人がいる
 出来高制により個人の実力が確実に評価
される
 契約社員であることで自由に仕事が選べ
る
アニメ産業のプラス面
海外
 世界のアニメと違いストーリー性があり
、安価である
 海外のテレビ局を支えるコンテンツであ
る
 海外で高い影響力を持っている
 日本文化の浸透により海外旅行者を呼び
込む材料になっている
 アニメという共通の話題の提供
5. アニメ産業のマイナス面
および解決策
問題①:コピー問題
原 因:
 DVDレコーダーと一体となった
HDDレコーダーによるコピーやP2P
ソフトによるファイル交換
 Youtubeといった動画サイト
解決策:
 付加価値による販売促進
 ファイル共有ソフトの悪用の取り締
まり
 Youtubeとの付き合い方
問題②:産業の空洞化と人材不足の問題
原 因:
 アニメーターの高齢化
 海外発注の弊害
 マイナスイメージ
 会社に余裕がない
解決策:
 人材育成プロジェクトの立ち上げ
 イメージ改善
 出来高報酬制の導入
 現場を知る団体の運動
6. まとめ





アニメは海外に広く普及していることがわ
かった
調査の結果、アニメ制作現場は多くの問題
を抱えていることがわかった
問題解決には内側と外側両方の働きかけが
重要
アニメを産業として認知すること、アニメ
というものを理解することも重要
日本の文化として世界に示し、技術を輸出
することも考えるべき
7. 参考文献
増田弘道著『アニメビジネスがわかる』
 多田信著『これがアニメビジネスだ』
 社団法人コンピューターソフトウェア著作権協会
http://www2.accsjp.or.jp/
 無限責任中間法人日本アニメーター・演出協会
http://www.janica.jp/
 有限責任中間法人日本動画協会
http://www.aja.gr.jp/
 しんぶん赤旗「アニメーター過酷 朝から深夜ま
で働き年収は100万円未満 芸団協が調査」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-1103/2005110315_01_2.html
