Transcript リン酸

リン酸化超低分子フコイダン
(トンガ産イワモズク由来 β-L-フコース1-リン酸 含有飲料)
STEM01ついて
株式会社ステムズ/Stems Japan Bio Laboratory
資料配布元(有)NDYunited お問合せ 045-931-4296
1
会社概要
社
所
U
設
資
役
在
R
本
名
地
L
立
金
員
社
員
取 引 銀 行
業 務 内 容
株式会社ステムズ
本
社/〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-11-4 共立ビル5階
研究所(Stems Japan Bio-Lab)・製造/〒834-0023 福岡県八女市馬場1-5
http//www.stem01.com
2004年3月3日
2135万円
取締役会長 萩原 均
代表取締役 浅井 信太郎
取締役
應和 恭介 (CTO:Chief Technology Officer)
監査役
前田 雅輝
10人
みずほ銀行 青山支店
1.健康補完食品・化粧品の企画・開発・製造・販売
2.糖鎖物質や生体物質の合成・開発・研究
3.医薬品原料・加工食品原料の開発・製造・販売 他
【弊社開発者について】
弊社開発者(應和恭介)はメルボルン大学・タスマニア大学大学院での長年の海洋生物学・分子生物学を研究開発。
海洋生物や自然界物質を活用し、生体内や細胞内へ優しく健康に提案できる物質を研究開発及び商品化。
またオーストリア政府の要請でFAO(食料農業開発機構※国連組織)トンガ王国に赴任。FAOの海藻プロジェクトリーダーとして、トンガ王
国でモズクの養殖など2700人の専業者及び雇用を創出。同時にNANO of merchandise development Co.,Ltd社の代表としてトンガ産モズ
ク流通の全権利を保有。
※現在同社は弊社開発者帰国に伴いトンガ政府、アジア開発銀行、FAOの3者により運営されている。
世界で流通しているフコイダンの50%以上が同氏の技術を元に商品化されている。現状フコイダンドリンクとしては、米国・EUではLimuブラン
ドとして100万人以上が飲用。また国内で販売されるトンガ産のモズクによるフコイダン開発技術は弊社開発者の技術がベースとされている。
2
1.フコイダンについて
A.フコイダンとは海藻(褐藻類)に含まれる多糖類物質
※フコースに硫酸基が結合した長い鎖状の糖鎖物質
【断面図】
①細胞壁多糖≒骨格・器官
セルロース:β-D-Glc(1,4)
②粘質多糖≒体液・血液
フコイダン・アルギン酸
B.海藻の体液・血液に相当する、細胞間粘質に多く含まれる
C.海藻の食用摂取では、セルロイド物質により覆われてフコイダンは
消化吸収困難
③貯蔵多糖≒肝臓・脂肪
デンプン・β-D-Glc(1,3)(1,6)
D.海藻自体、フコイダンにより、外傷やバクテリアの侵入箇所を修復
世界の論文検索を
「フコイダン」で検索
すると600件弱の論
文が発表されている
及び保水維持を行う
E.世界各国で抗腫瘍、抗ウィルス、免疫活性、造血作用、抗血液
凝固など数多く発表
抗腫瘍
抗ウイルス
免疫活性
造血作用
抗凝血
抑血栓
3
3.フコイダンの有効物質について
■フコイダンの有効物質は『フコース』という糖質です
フコースはヒト血液型の決定基
≒
血液型物質
≒
糖タンパク質/糖脂質の主要物質
≒
抗原(抗体の生産や免疫の誘発を促す物質)の元となる
⇒
フコースは免疫に深く関与する重要物質
【参考】生化学辞典第3版 東京化学同人
フコイダンの品質の基準は『フコースの含有量』と『分子量が低分子である』ことが第1条件となります。
※生体内での役割は補足資料ご参照
4
2.フコイダンの現状マーケット
5
補足(1)・・・・フコースの生体内での概要
【参考】生化学辞典第3版 東京化学同人
※Fuc フコース、Gal ガラクトース、Man マンノース
6
補足(2)・・・・フコースの生体内での役割
生体内でフコースの働きは細胞内に入り、初めて機能が開始されます。
①細胞認識や免疫応答は、糖鎖(抗原)が伝
達源(シグナル)となり機能が開始します
②そのためには細胞内へ糖鎖抗原の元と
なる糖質を送り込まなければならない。
【細胞質】
抗原
糖鎖 修飾
トランスゴルジ
糖鎖 修飾
⑤特に血液型の決定基物質であるフコース
の代謝が正常でなければ、ガンや造血に
関る多くの血液型抗原が修飾不能。
③免疫の低下状態≒糖鎖修飾が正常に行わ
れていない状態、と考えられる。
※ゴルジ装置の機能が正常に働かない
UDP-GalNac
UDP
UDP
シスゴルジ
⑥通常フコースは食物から摂取する事は容易で
はなく、長く複雑な代謝経路を通り多くの酵素
反応により代謝され作られる。
※別途補足資料(3)参照
Gal-GalNac-Ser/Thr-ペプチド
GDP-Fuc
ゴルジ小胞
小胞体
GalNac-Ser/Thr-ペプチド
UDP-Gal
中間ゴルジ
核
【ゴルジ装置】
Ser/Thr-ペプチド
GDP
Fuc-Gal-GalNac-Ser/Thr-ペプチド
④特に細胞内の代謝が低下している場合、
又は十分な必要物質が摂取できない場合
様々な疾病等の異常の原因となりうる。
⑨通常のフコイダンの形態は、分子量も大きく
何より硫酸基が結合しているため、細胞を通
過する事が出来ない。⇒代謝で分解する工
程を必要とする。
CMP-Sia
CMP
Fuc-Gal-GalNac-Ser/Thr-ペプチド
Sia
通常のフコイダン
Fuc+ROSO3H
弊社のフコイダン
Fuc-1-P
通過不可能
GDP-L-Fuc
Fuc-1-P
⑦フコースを補完する場合、前述の通り細胞
へ入りやすい状態でなければならない。
⑩弊社のフコイダンはフコースから硫酸基を外し、
細胞を通過可能にするために、フコースを極低
分子化。又世界で唯一リン酸化しているため
細胞を通過する必要十分条件を満たしている。
ムチン型糖鎖
Fuc-1-po4
GDP-Fuc
GDP-Fuc
小胞体
⑧細胞内へ入る事の条件は、分子が低分子
(Fw:500以下)であることが第一条件
⑪代謝や免疫の低下している細胞へより効率
的に、細胞内ゴルジ装置の正常化が可能。
※上述のフコースは全てL-フコースを意味します。生体内血中ではL-フコースとして存在します。
核
7
補足(3)・・・・フコースの生体内での代謝経路
Fructose and mannose metabolism - Homo sapiens
8
補足(4)・・・・「フコース 1-リン酸」について
現状検索できる競合品は米国シグマ社(http://www.sigma-aldrich.co.jp/index2.html)にて販売している
β-L-フコース1-リン酸はDNA研究など基礎研究目的の他,軍事目的に活用されている。
製造方法の違いにより価格は1kg=27億円(下記参照)。
製品番号
F1395
製品番号
F1395
検索
製品名
beta-L-Fucose 1-phosphate bis(cyclohexylammonium)
salt, minimum 98%
容量
価格
10MG
27,400
9
補足(5)・・・・その他物質について
【海藻】
■ラミナラン:β-D-グルカン(1-3)(1-6)
アガリクスなどは水溶性に対し、海藻には
水溶性と不溶性両方を持ち合せる
■アルギン酸
2種類のウロン酸「グルクロン酸」と「マン
ヌロン酸」により構成。
薬物の解毒や放射線物質の排泄作用。
【キダチアロエ/ヒノキチオール】
■キダチアロエ
6種類のポリフェノール物質。抗酸化、抗炎
症、保湿
■ヒノキチオール
フラボノイド物質。抗酸化、殺菌、P450
の活性作用。
【クエン酸/リン酸】
■クエン酸
疲労回復、オルトリン酸と結合しATPの補
足物質として。
■リン酸
細胞脂質と糖鎖物質の融合物質として。
ATPの補足物質として
10
補足(6)・・・・その他物質について
【他社商品とSTEM01有効成分比較】
フコイダンの
有効成分
フコース
アガリクスなど
キノコ類の水溶性
β-D-グルカン
ヒアルロン酸と
同一物質の
アルギン酸・ウロン酸
ガン細胞のアポトーシス/免疫活性等
免疫活性
細胞活性/保湿/美白
プロポリス有効成分
フラボノイド物質
ヒノキチオール
ポリフェノール
物質6種類
キダチアロエ
不溶性
β-D-グルカン
抗菌/抑炎症
抗酸化/抑炎症
免疫活性
細胞の構成物質
リン酸
必須
ミネラル
黒酢などの
有効成分
クエン酸
エネルギー( ATP )生産必要物質
11
毒性及び安全性証明
~亜急性毒性(30日間連続投与試験)により安全性を証明~
試験表題
研究報告
各群の平均体重がなるべく等しくなるよう 3 群(1 群:雄 10 匹、雌 10 匹)に割り付け
2.被験物質の名称
フコダイン物質のラット 4 週間反復投与毒性試験
STEM
01
た。その後、動物には動物番号を付けた。余剰動物は群分け終了後、試験系から除外し
た。
試験番号
(1)提供者
株式会社 ステムズ
No.04009
6.投与
(1)投与区分
試験委託者
フコダイン物質のラット 4 週間反復投与毒性試験
名
(2)保管条件
称:株式会社 ステムズ
冷暗所
所在地:東京都渋谷区広尾 1-11-4-5F
(3)投与検体
試験受託者
名
(試験番号:04009)
高用量群は試験委託者より送られたままの状態で用い、
低用量群は投与濃度になるよ
称:株式会社ティーティーシー
う必要量を量り取り、注射用蒸留水にて希釈して用いた。なお、調製頻度は、6~8 日
所在地:東京都渋谷区恵比寿西 1-20-2 西武信用金庫恵比寿ビル 6F
間とし、調製した検体は冷暗所に保管、使用後は破棄した。
群
投与区分
1
2
3
対 照(注射用蒸留水)
S T E M 0 1 低 用 量
S T E M 0 1 高 用 量
投与量
動 物 数
(㎎/㎏)
雄(動物番号)
雌(動物番号)
0
2
8
10(101~110)
10(201~210)
10(301~310)
10(121~130)
10(221~230)
10(321~330)
以下の通り 3 群とした。
(2)投与経路および方法
試験担当者
(4)被験物質の返却
株式会社ティーティーシー
代表取締役社長 山本 哲郎
試験終了後、残量は試験委託者に返却した。
試験コーディネーター 熊田 要市
生方 恵祐
を基に 0.01mL/g として各個体毎に算出して、1週間一定量を投与した。
3.使用動物および飼育環境
4 週齢の SD ラット、雌雄各 33 匹を日本エス エル シー株式会社より平成 16 年 4 月
試験目的
13 日に納入し、受入時に外観の検査を行い全例に異常のないことを確認した後、飼育
本試験は、ラットに4週間連日経口投与し、血液学的および血液生化学的検査、剖検等
を実施し、被験物質による血中成分および各臓器への影響ついて検討する。
提出先:株式会社
ステムズ
7.観察および測定
~138.4g であった。
(1)一般状態
温度 22±3℃(許容範囲:18~26℃)、相対湿度 55±20%(許容範囲:30~80%)、換気回
平成 16 年 4 月 13 日~平成 16 年 月 日
数 12 回/時、明暗時間 12 時間(照明時間 8 時から 20 時)に設定した飼育室にて、プラス
動物受入日
平成 16 年 4 月 13 日
チック製ケージ(23.5×32.5×17.0cm)を用いて 1 匹ずつ飼育飼育した。飼料は固型飼料
投与開始日
平成 16 年 4 月 20 日(雄)/平成 16 年 4 月 21 日(雌)
CRF-1(オリエンタル酵母工業株式会社、以下省略、Lot No.040113B1)を、飲料水は公共
投与終了日
平成 16 年 5 月 17 日(雄)/平成 16 年 5 月 18 日(雌)
水道水をそれぞれ試験期間中自由に摂取させた。
剖 検 日
平成 16 年 5 月 18 日(雄)/平成 16 年 5 月 19 日(雌)
4.個体およびケージの識別方法
本試験は、SD 系ラットに 4 週間連日経口投与し、最終投与翌日に血液学的および血液
全例について、投与第 1 週より週 1 回測定した。
全例について、投与第 1 週より週 1 回測定した。
個体識別は、受入翌日に各動物の尾根部に入墨する個体番号により行った。ケ-ジに
は、受入から群分けまでは試験番号および個体番号を記したラベルを、群分け以降はさ
らに被験物質名および動物番号を記したラベルを付けて識別した。
生化学的検査、剖検を実施し、被験物質による血中成分や各臓器への影響ついて測定・
観察した。
全例について、一般状態を 1 日 1 回以上観察した。
(2)体重
(3)摂餌量および摂水量
試験実施計画
報告書提出:平成 16 年 6 月 18 日
28 日間、連日
よび馴化最終日に体重測定をした。なお、投与開始時の体重は雄 137.9~159.7g、雌 115.3
試 験 期 間
1.概要
(3)投与期間
室へ搬入した。馴化期間は 7~8 日間行い、その間一般状態を毎日観察し、受入翌日お
試験実施期間
研究企画:株式会社ティーティーシー
ラット用金属製経口胃ゾンデを取り付けたプラスチック製ディスポーザブル注射筒
を用いて強制経口投与した。投与は午前中に実施した。なお、投与液量を週1回の体重
8.採血(血液学的検査・血液生化学的検査)
最終投与日より約 16~18 時間の絶食を行い、最終投与翌日 (剖検日)にエーテル麻酔
下にて腹大動脈より可能な限り血液を採取し、遠心分離(3000rpm,15 分)後血清を採取し
5.選別および群分け
て以下の項目について検査を実施した。
馴化最終日に馴化期間中の体重増加および一般状態の良好な動物を雌雄各 30 匹選び、
(1)血液学的検査(EDTA-2K)加採血管にて血液採取)
赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値、平均赤血球容積、平均赤血球ヘモグ
ロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度、白血球数、血小板数、白血球型別百分率およ
び網状赤血球数
3.摂餌量
総コレステロールにおいて高用量群<低用量群<対照群、トリグリセリドにおいて対照
群<高用量群<低用量群、ナトリウムにおいて高用量群<低用量群≦対照群、カリウム
雌では、全群投与第 1~2 週にかけて減少傾向を示し、その後はほぼ平行推移であった。
および無機リンにおいて対照群<低用量群<高用量群の順位であった。高用量群のナト
雌雄共に群間に顕著な差は認められなかった。
リウムで 1%、カリウムで 5%の有意差をそれぞれ示した。この他については、群間に有
4.摂水量
摂水量の推移を Table4-1.4-2 および Fig-3 に示した。
7.剖検
ム、無機リン、ナトリウム、カリウムおよびクロール
雄では、全群投与第 1~3 週にかけて増加傾向を示し、その後はほぼ平行推移であった。
(1)剖検所見
雌では、対照群は投与第 1~3 週にかけて減少傾向を示し、その後はほぼ平行推移であっ
全例について、最終投与翌日に実施した。動物を採血致死させた後、主要臓器の肉眼
た。低用量群および高用量群は全試験期間を通して減少傾向を示した。雌雄共に群間に顕
著な差は認められなかった。
肝臓、膵臓、脾臓、副腎、腎臓、腸間膜リンパ、食道、胃、十二指腸、空腸、回腸、盲
腸、結腸、直腸、精巣、卵巣、子宮、膣、胸骨、その他異常の認められた器官)を実施
した。
10.統計処理
平均値と標準偏差で表された測定値について、2 標本の t 検定をおこなった。危険率
(p)が 0.05 以下の場合を有意差ありとした
試験結果
1.一般状態
一般状態を Table1-1~1-4 に示した。
剖検所見の写真(各群雌雄代表例および異常所見例)を Photo1 および 2 に示した。
雄では、A.No.102 において肝臓内側右葉の横隔膜ヘルニア(約φ3mm と約φ5mm)、
A.No.209 において右腎の萎縮が認められた。雌では、A.No.123 において肝臓内側右葉の
はないが、強制投与時の忌避行動にみられるストレスが影響しているように窺われる。
血液学的検査では、雄の高用量群で網状赤血球数の増(5%有意)、雌の低用量群で血小
板の増(5%有意)と網状赤血球数の増(5%有意)、高用量群の平均赤血球血中色素濃度の増
(1%有意)が認められたが、いずれも僅差且つ偶発的である。
横隔膜ヘルニア(約φ5mm)、A.No.325 において左腎の表面変形が認められた。この他の
的観察、臓器の重量測定(脳、胸腺、肺、心臓、肝臓、脾臓、副腎、腎臓、精巣、卵巣、
子宮)ならびに臓器の固定(10%中性緩衝ホルマリン:脳、胸腺、肺および気管支、心臓、
摂水量は、被験物質水溶液投与(飲水量の約 1/10)の影響もあると考えられるが、対照群
と投与群の間に特筆すべき差はみられない。
これら用量に相関した摂餌効率ならびに体重増加の抑制傾向は、正常域を越えるもので
リグリセリド、総ビリルビン、尿素窒素、クレアチニン、AST、ALT、ALP、カルシウ
9.剖検
増体量の抑制傾向がみられ、僅かではあるが用量に相関した。摂餌効率の低下が窺わ
れる。
意な差は認められなかった。
(2)血液生化学的検査(無処置採血管にて血液採取・室温 1 時間放置後、遠心分離)
総タンパク、アルブミン、グロブリン、A/G 比、グルコース、総コレステロール、ト
雌では、AST,ALT および尿素窒素において低用量群<対照群<高用量群、ALP および
摂餌量の推移を Table3-1.3-2 および Fig-2 に示した。
雄では、全群投与第 1~3 週にかけて増加傾向を示し、その後はほぼ平行推移であった。
5.血液学的検査値
動物については、特記すべき異常は認められなかった。
血液学的検査値の推移を Table5-1.5-2 および Fig-4 に示した。
雄では、赤血球数および血小板数において高用量群<低用量群<対照群、白血球数にお
いて低用量群<高用量群<対照群、網状赤血球数において対照群<低用量群<高用量群、
血液生化学的検査値では、雄の高用量群で総タンパクの減(1%有意)、無機リンの減(5%
有意)、雌の高用量群でナトリウムの減(1%有意)、カリウムの増(5%有意)が認められた。
(2)臓器重量測定値
臓器重量測定値の推移を Table7-1.7-2 および Fig-6-1.6-2 に示した。
白血球型別百分率の分節核好中球において高用量群<対照群<低用量群、リンパ球におい
雄では、肝臓において絶対重量、相対重量共に差が認められ、絶対重量は高用量群<低
て低用量群<対照群<高用量群の順位であった。高用量群の網状赤血球数で 5%の有意差
用量群<対照群の順、相対重量は低用量群<高用量群<対照群の順であった。脾臓にお
を示したが、この他については、群間に有意な差は認められなかった。雌では、赤血球数
いて相対重量に差は認められなかったが、絶対重量に高用量群<対照群<低用量群の順
において高用量群<低用量群<対照群、白血球数および平均赤血球血色素濃度において対
で差が認められた。精巣において絶対重量、相対重量共に若干の差が認められ、絶対重
照群<低用量群<高用量群、血小板数および網状赤血球数において対照群<高用量群<低
量は低用量群≦対照群<高用量群の順、相対重量は低用量群=対照群<高用量群の順で
用量群、白血球型別百分率の分節核好中球において低用量群≦対照群<高用量群、リンパ
あった。
球において高用量群<対照群≦低用量群の順位であった。低用量群の血小板数および網状
雌では、肝臓において相対重量に差は認められなかったが、絶対重量に高用量群<低用
赤血球数で 5%、高用量群の平均赤血球血色素濃度で 1%の有意差をそれぞれ示した。こ
量群<対照群の順で若干の差が認められた。腎臓において相対重量に差は認められなか
の他については、群間に有意な差は認められなかった。
ったが、絶対重量は高用量群≦対照群<低用量群の順であった。
臓器重量には、雌雄各群に対照群に比べて有意な変動はみられず、剖検においては被験
物質との関連を示唆する変化は認められなかった。
全投与期間を通じて、経口投与の際、雌雄共 2 群では約半数例弱の動物に軽度の忌避行
動が見られた。高用量群では全動物に強い忌避行動が見られた。この他には、全試験期間
中を通して、全例に異常は認められなかった。
6.血液生化学的検査値
血液生化学的検査値の推移を Table6-1.6-2 および Fig-5-1.5-2 に示した。
雄では、AST において高用量群<低用量群<対照群、ALT において対照群<高用量群
2.体重
考察
一般行動に異常はみられなかったが、雌雄共被験物質強制投与を忌避する行動がみられ
た。
<低用量群、ALP および尿素窒素において高用量群<対照群<低用量群、総タンパクに
体重の推移を Table2-1.2-2 および Fig-1 に示した。
おいて高用量群≦低用量群<対照群、グルコースにおいて低用量群<対照群<高用量群、
全試験期間を通して、全群雌雄共に高用量群<低用量群<対照群の順位で増加傾向を示
トリグリセリドにおいて高用量群<低用量群≦対照群、総コレステロールにおいて低用
質投与群が用量に相関して僅かではあるが抑制傾向がみられ、雌の投与第 15 日では有意
した。雌の高用量群において投与第 15 日に 5%で有意差を示したが、この他については群
量群<高用量群<対照群、無機リンにおいて高用量群≦低用量群≦対照群の順位であっ
の差を示した。
間の差は認められなかった。
た。高用量群の総タンパクで 1%、無機リンで 5%の有意差をそれぞれ示した。この他に
ついては、群間に有意な差は認められなかった。
雌雄各群共、正常に体重増加を示したが、全投与期間を通じて対照群に比べて、被験物
摂餌効率は、雄の高用量群、雌の低用量群および高用量群に摂餌量の差はないものの
12
エビデンス①
13
フコイダンに関するエビデンス
①抗腫瘍効果
②抗ウィルス
③免疫活性
④造血作用
⑤抗血液凝固
⑥抗高脂肪血症
⑦繊維芽細胞増殖 他…
14
展開例
物質・成分
リン酸化フコイダンエキス
提案作用
中性脂肪抑制
提案事項
健康食品
【その他から】
■キダチアロエ(ポリフェノール)
■ヒノキチオール(フラボノイド)
■リン酸
■クエン酸
健康飲料(ドリンク)
ト
ク
ホ
を
視
野
に
入
れ
た
製
品
化
スポーツ飲料
【海藻成分から】
■β-L-フコース1-リン酸
※オルトリン酸-クエン酸
■L-フコース
■ウロン酸(グルクロン酸)
⇒DHCPとして
■ウロン酸(マンヌロン酸)
■ラミナラン(β-D-グルカン)
■マンノース
■キシロース
■硫酸エステル(L-フコステロイド)
具体案
血糖値改善
ジュース
フード
抗血液凝固
免疫賦活
ゼリー
お菓子
調味料
醤油
ドレッシング
造血作用
化粧品
化粧水/美容液
石鹸
抗がん
研究試薬
抗ウィルス
血液増殖剤
免疫活性剤
15
他社物質との違い
協和発酵
その他
GDP-L-Fuc
Fuc-硫酸基
タカラバイオ
ヤクルト
L-Fuc
通常のフコイダン
Fuc+ROSO3H
ステムズ
L-Fuc-1-P
弊社のフコイダン
Fuc-1-P
L-Fuc
通過不可能
GDP-L-Fuc
L-Fuc
Fuc-1-P
ムチン型糖鎖
Fuc-1-po4
GDP-Fuc
GDP-Fuc
小胞体
核
16