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研究室入退室システムの評価 学校に来なくても卒論は進むのか? 菊池研究室 杉田 和敏 背景 従来 これから メッセンジャー ファイル共 有 メール 研究室 自宅 研究の動機 • 研究室での活動時間,ネットを利用した活 動時間の実態は? • 作業効率,生産性が良いのはどちらか? 研究室派 vs 自宅派 目的 1. 研究室メンバーの在室時間とオンライン時 間の調査 2. それらと次の関係を明らかにする →作業効率,生産性(卒業研究) →コミュニケーション力 入退室管理システム(1) [中村雄一,菊池浩明,RFIDとインスタントメッセージングエージェ ントによるリアルとバーチャルの融合,情処CSEC‐032,2006] 入退室管理システム(2) RFIDリーダ 入退室管理システム(3) RFIDリーダ 検索 更新 IMエージェント データベース インターネット 通知 問い合わせ 在室状況 ユーザーA ユーザーB ユーザーC 実験方法 1.活動時間の計測 入退室管理システムにより在室時間,メッセンジャーログイン時 間を記録 対象者 研究室の学生 計13人 期間 2006年6月6日~8月10日 2.作業効率,コミュニケーション力の評価 • 研究の状況などのアンケート調査 例:学校が遠いと感じる 正直なところ研究が遅れている 積極的に人の世話をするタイプである • 決定木解析 →特徴 意味を解釈しやすい、 連続属性の扱い [正直なところ研究が遅れている]の 決定木 入室時間が長い人 は研究が進んでいる 入室時間が短く,ログイ ン時間が長い人は研究 が遅れている 注)9月現在 在室時間およびログイン時間の散布図 自宅派 350 average of time in the room average of online time ログイン時間[hour/月] 300 研究室派 250 200 研究が遅れている 150 100 50 0 研究が進んでいる 0 10 20 30 在室時間[hour/月] 40 50 [友人が多いほうだ]の決定木 世話好きでログイン 時間が短い人は友 人が多い 結論 • 在室時間が77.4時間以上,もしくは,ログイン時間が4.3 時間未満の人は卒業研究が進んでいる →研究室派の人のほうが研究が進んでいる 在室時間と研究の進捗具合は正の相関 • 積極的に人の世話を行う,且つログイン時間が少ない人 は友人が多い →電子的なコミュニケーション手段をあまり使わな い人は社交的である 今後の課題 • 研究の進捗具合を数値化して,より具体的な相関係数を 調べる 閾値の決め方 コーヒー が好き No ログイン 時間 11 No 50 Yes 12 No 5 Yes 35 Yes 75 [11 50 12 5 35 75] [5 11 12 35 50 75] アンケートの例 • 研究室の環境に関する質問 Q.1,2,7,8 例)学校が遠いと感じる • 性格(コミュニケーション力)に関する質問 Q.9,10,11,12,13,14,15 例)積極的に人の世話をするタイプである • 研究に関する質問 Q.3,4,5,6 例)正直なところ研究が遅れている • その他の質問 Q.16,17,18,19,20 例) Web検索はGoogleを使ってる [在室時間]の決定木 冥王 短い 長い Googleを使っているかが在室時間に関係している? [ログイン時間]の決定木 発表が得意な人は ログイン時間が短 い 結論 • Googleを使用していているかが在室時間に関わっている Google使用している人ほど在室時間が長く そうでない人は短い • 在室時間が77.4時間以上,もしくは,ログイン時間が4.3 時間未満の人は卒業研究が進んでいる →研究室派の人のほうが研究が進んでいる 在室時間と研究の進捗具合は正の相関 • プログラム作りより発表のほうが得意,ならばログイン時 間は短い • 積極的に人の世話を行う,且つログイン時間が少ない人 は友人が多い →電子的なコミュニケーション手段をあまり使わな い人は社交的である