入試広報における職員の職能開発-アドミッションズ

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大学コンソーシアム京都 第7回SDフォーラム 分科会A
2010-10-18
入試広報における職員の職能開発
アドミッションズオフィサーとしての役割
横浜市立大学 アドミッションズセンター
出光 直樹
[email protected]
http://www.idemitsu.info
レジュメ
• 自己紹介
– 5つの大学での学生と、2つの大学での職務経験
• 教育の質の向上を支える職員の役割・職能とは?
アドミッションズオフィサーとしての役割
– 入学者選抜(高大連携や入学前教育も含めて)
の企画立案者
– AO入試の担い手
– 学びの水先案内人
プロフィール
• 横浜市立大学 アドミッションズセンター
大学専門職(学務准教授)
【アドミッションズセンターの体制】
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センター長(部長級 教員の兼務)1
課長1
係長1
大学専門職1
一般職員3
派遣職員2
「事務組織規程」
(職員)
第3条 大学及び事務局に次の職員を置き、相互に連携して業務を行う。
(1)事務局長、副局長、経営企画室長、評価センター長、治験推進センター長、学務センター長、ア
ドミッションズセンター長、研究推進センター長、国際化推進センター長、保健管理センター長、担
当理事、担当部長、課長、担当課長、課長補佐、担当係長、主任
(2)大学専門職、事務職員、技術職員、医務職員その他必要な職員
<中略>
6 課長、担当課長、課長補佐、担当係長、主任は、上司の命を受け、所管の業務を運営し、執行す
る。
7 大学専門職は、上司の命を受け、所属の業務のうち専門的事項に係る業務を中心に従事する。
8 事務職員、技術職員、医務職員等は、上司の命を受け、所属の業務に従事する。
「大学専門職に関する規程」
(定義)
第2条 この規程において「大学専門職」とは、法人における学習・教育支援その他の学務、総務・人
事その他の経営企画、病院経営・管理他の専門的事務に従事する、常勤又は非常勤の法人固
有職員をいう。
(職務及び勤務)
第3条 大学専門職は、上司の命を受け、その専門的分野の職務を遂行する。
2 専門職員は、法人の運営に寄与するため、常にその有する専門的能力及び知識の研さんに努
めなければならない。
(名称)
第4条 理事長は、大学専門職のうち、特に高度な専門的知識、実務経験等を備えていると認められ
る者については、第6条に定める大学専門職人事委員会の承認を得て、「横浜市立大学学務教
授」又は「横浜市立大学学務准教授」と称することを認めることができる。
【主な所属学会・研究会】
• FMICS・高等教育問題研究会
(幹事1994- / Webmaster2000-)
• オセアニア教育学会 (理事2000-)
• 関東地区大学教育研究会 (幹事2000-)
• 大学教育学会 (理事2009-)
• 初年次教育学会 (理事2009-)
略歴
• 1967/1 東京に生まれる
• 1985/3 明星学園高等学校卒業。
• 1985/5~12 アメリカ・コロラド州の田舎町のコミュニティーカ
レッジで学ぶ。
• 1986/4~1990/3 札幌学院大学人文学部人間科学科卒業
– 4年次に一般教育学会(現:大学教育学会)に入る。
• 1990/4~1994/3
– FMICS(高等教育問題研究会)と出会う
– オーストラリアの英語学校と大学院で学ぶ。
– 塾の講師、シンクタンクのアルバイト。
• 1994/4~1997/3 桜美林大学 大学院国際学研究科 修士課程
(修了)
• 1997/4~1999/9 同 博士後期課程(中退)
– 大学教育研究所の補助研究員(2002/3まで)
– 情報処理科目の授業担当も経験(大学院生・教職員向けの講習会
も)
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1999/10 教務課職員(大学院担当)
2001/4~2002/3 同(新宿キャンパス担当)
2002/4~2005/8 アドミッションセンター職員
2005/9~2005/12 横浜市立大学 嘱託員
2006/1~現在
横浜市立大学 アドミッションズセンター
大学専門職(学務准教授)
• 1997/4~現在 放送大学教養学部全科履修生
(2005/3 発達と教育専攻 卒業)
桜美林大学 大学院生時代
• 大学教育研究所
– ニュースレターの発行
– 講演会等の企画
– 大学基準協会の相互評価
• 情報リテラシー教育のTA・講師の経験
• 科目等履修生・聴講生の営業活動
桜美林大学
大学院教務課
• 引き続き大学教育研究所の業務も兼務
– 実験的な授業運営のサポート
– 新設総合科目の企画・サポート
• 新設された社会人大学院の運営
– 「大学アドミニストレーション専攻」
「言語教育専攻」
桜美林大学
アドミションセンター
• 35歳にして悟った天職
– 学びの水先案内人
• 職員主導型のAO入試
– 書類審査から面接まで
• 大学院入試
• ミニ・オープンキャンパスとインターン学生
横浜市立大学 アドミッションズセンター
• 法人化にともなう混乱から大学としての体制整備へ
• 伝統ある大学の強み 質の高い学生
アドミッションズオフィサーの役割
• 入学者選抜の企画立案者
• AO入試の担い手
• 学びの水先案内人
• 【番外編】
– 紙裁きスキル
– エクセルのvlookup 関数、ピボットテーブル
– アクセス(リレーショナルDBのイロハ)
– 制御文字の置換機能を持つテキストエディタ
入学者選抜の企画立案者
• 受験生・学生の視点に立っての入試制度の
提案、運営
• データの分析と活用
AO入試の担い手
• アメリカの高等教育の強さを実感した経験
• 多様な情報の集約による選抜
• 選考プロセスでの議論を通じたアドミッション
ポリシーの形成と共有化、ノウハウの集積
• 専門家の分業体制
学びの水先案内人
• 1回の入試相談、1本の電話対応の大切さ
– 高等教育・大学についての理解が試される仕事。
– カウンセリングマインド
• 質問に額面通り答えるだけでなく、いかに質問を引き出し、
掘り下げていくか。
• 学生のプロデュース
• 自らが学び続けること
– 大学・大学院での修学
– 学会や研究会への参加
– 基本的な情報誌の定期購読
個人で定期購読可能な情報誌
• 『IDE現代の高等教育』 IDE大学協会
– 年10回発行 10,000円(維持会員)
• 『大学マネジメント』 国立大学マネジメント研究会
– 年12回発行 10,000円(正会員)
• 『大学時報』 日本私立大学連盟
– 年6回発行 5,000円(協賛協力金)
• 『Between』 進研アド
– 年4回発行 3,000円(年度会費)
• 『キャリアガイダンス』 リクルート
– 年5回発行 2,400円(定期購読)