研究室紹介 - 国際情報農学研究室

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Transcript 研究室紹介 - 国際情報農学研究室

東京大学
大学院農学生命科学研究科
農学国際専攻
国際情報農学研究室
研究内容紹介
東京大学 国際情報農学研究室
ホームページ: http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp
相良 泰行(さがら やすゆき) 教授
【専門分野】食品感性工学、食品冷凍・乾燥・品質設計工学
■連絡先
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
TEL:03-5841-7536 FAX:03-5841-5335
部屋:農学部7号館A棟5階 517号室
E-mail:asagara(a)mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
溝口 勝(みぞぐち まさる) 助教授
【専門分野】土壌・環境物理学、農業IT論
■連絡先
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
TEL・FAX:03-5841-1606
部屋:農学部7号館A棟7階 718号室
E-mail:amizo(a)mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
荒木 徹也(あらき てつや) 助手
【専門分野】国際協力、食品工学
■連絡先
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
TEL:03-5841-1567 FAX:03-5841-5335
部屋:農学部2号館地下 15-2号室
E-mail:aaraki(a)mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
東京大学 国際情報農学研究室
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研究室メンバー:相良 泰行 教授、溝口 勝 助教授、荒木 徹也 助手
秘書1名、海外特別研究員1名、研究生1名
大学院生5名、卒論生3名
合計14名
研究分野:国際協力、食品工学、食感性工学(おいしさと食嗜好を探求!)、
国際食糧工学
研究方法の特色:プロジェクト方式共同研究(マネージメント担当)
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研究レベル:
1. 国内学会ポスター・口頭発表(修士1年終了時)
2. 共同研究先(公的研究機関・民間研究所) 成果報告
3. 修士論文(国内・国際ジャーナル投稿原稿相当)
4. 国際会議参加・プレゼンテーション(修士2年~博士1年)
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卒業生の動向:
学術振興会 博士・ポストドクター研究員(6名/9年間)
フルブライト奨学生(米国クラーク大学国際学部)
民間企業(味の素、湖池屋、森永乳業、サントリー、資生堂、
三井物産、三菱商事、日産自動車、キリンビール、テレビ東京など)
団体(東京工科大学、新潟薬科大学、食品総合研究所、JETRO)
国際情報農学研究室(相良グループ)
研究活動紹介
・クノール食品 卵スープ製造特許
凍結乾燥
・コーヒーアロマの変性とリテンションのメカニズム
・アジア-オセアニア乾燥会議学術賞
・国際乾燥シンポジウム:クリオファルマ凍結乾燥賞
・北欧乾燥会議学術賞
(味の素グループ・三菱電機・三栄源FFI・東京電力)
冷 凍
・冷凍食品内氷結晶3次元構造計測法特許
・外国産米飯の冷凍保存条件と品質評価
・日本冷凍空調学会学術賞
(生産技術研究所・工学部・食品総合研究所・前川製作所)
国際協力
・ジャカルタ市農産物市場建設の基本計画
・開発途上国NGOの実態調査と国際協力
・熱帯産植物油を利用した無触媒バイオディーゼル燃料
製造プロセスの開発
(インドネシア農業省・ジャカルタ市・JICA・ボゴール農科大学)
国際情報農学研究室(相良グループ)
研究活動紹介
食感性工学
・食パン生地ミキシングと発酵条件の最適化
総合科学
技術会議へ
提案
Consumer-oriented
Technology !!
・高齢者の食感性にマッチした健康食宅配社会システム
の構築(食育社会システム)
・農産食品の誘起蛍光3次元計測による識別システム
(食の安全・安心を届けるシステム)
・食感性モデルによるドレッシングの開発
・緑茶飲料(伊右衛門)の品質設計とマーケティング
手法の開発(水と生きる商品開発)
・消費者の食嗜好にマッチしたマーガリンの開発手法
(農林水産技術会議・食品総合研究所・サントリー・花王・
三栄源FFI・旭電化工業・セブンイレブン・武蔵野フーズ・
太陽化学・ネスレローザンヌ研究センター)
国際情報農学研究室(相良グループ)
地球を救うバイオディーゼル燃料(BDF)
省エネルギー
バイオマス・ニッポン
BDF製造基礎研究
(化石燃料高騰)
地球温暖化防止
(京都議定書:CO2削減)
環境汚染対策
BDF製造実用プラント
(河川・湖沼・都市
大気汚染)
バイオマス原料
廃食油・ナタネ油・
ヒマワリ油・
パームオイル・
南洋アブラギリ
など
東南アジア(インドネシア・マレーシア)
バイオマス・BDF生産(外貨獲得)
化石燃料の枯渇防止(新エネルギーの創造)
環境汚染防止(河川・大気)
What is MIZO?
溝口
勝 (みぞぐち
まさる)
国際情報農学研究室・助教授
キーワード
農業IT ・土壌物理・
土壌水文・凍土・環境・
海外土壌調査に対するIT革命
シベリア土壌調査から学んだこと(1997-2000)
※アラス:タイガにできた湖や草地のこと
アラス調査
ツンドラ調査
遠隔で土壌情報を
ゲットしたい!
めざせ、地べたモニタリング
提示している研究テーマ
1.ITによる農業・土壌情報モニタリングシステムの構築
2.傾斜畑の土壌保全に関する技術開発
到達目標
調査対象地(予定)
・地球環境の保全
・群馬県嬬恋村(キャベツ畑)
・多様な生態系の維持
・インドネシア(イチゴ畑)
・総合的な農地保全技術の開発
・タイ東北部(天水田)?
・地についた研究の実践
・シベリア?
・北朝鮮?
1.ITによる農業・土壌情報
モニタリングシステムの構築
2.傾斜畑の土壌保全に関する技術開発
嬬恋キャベツ畑の収穫
ワシントン州の小麦畑でも
同じ現象が起こっている
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雨で肥沃な黒土が毎年流される
美味しいキャベツは黒土の代償?
現地調査で土の特性を調べる
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インドネシアのNGOと市民社会に及ぼす
援助国個人主義の影響(荒木グループ)
インドネシアのNGOネットワークは、全国レベルでは大手NGOが
中心となって形成されており、また州レベル以下では中小規模の
NGOが自主的にネットワークを立ち上げるという傾向が強い。
しかし、NGOのネットワーキングが時間と労力を要するプロセスで
あるのに比して、草の根レベルの人々が得られる便益が少ないこと
が以前から指摘されており、ネットワーク社会に内在する問題点と
されてきた。
そこで、インドネシアにおけるNGOネットワークの可能性と限界を
検討した結果、相互行為的ネットワークの一つであると考えられる
NGOネットワークにおいても、実際には戦略的ネットワーキングが
相互行為的ネットワーキングよりも優位に考えられていることが分
かった。
ここに、援助国における功利的な個人主義の文化が被援助国におけ
る市民社会の形成プロセスを阻害しているのではないかという仮説
が示唆され、今後の実証研究が期待される。
また、戦略的なネットワークだけでなく相互行為的なネットワーク
についてもその存在価値を認めた上で、民主化と平和構築の観点か
ら、相互行為的なNGOネットワーク形成の支援が政府開発援助の新
たな実施対象として真剣に検討されるべき時期に来ているのではな
いかと考えられるのである。
インドネシア
スタディツアー
農学国際専攻は国際的スペシャリストの育成を目的として
設立された専攻です。
国際情報農学研究室では、相良泰行教授と深い関わりのある
インドネシアを対象国として、同国でNGO活動を実施している
荒木徹也助手が企画調整員となり、現地NGOが主催するスタディ
ツアーという方式で海外実地研究を実施しています。