A Large Scale Taxonomy Mapping Evaluation(担当:濱崎)

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Transcript A Large Scale Taxonomy Mapping Evaluation(担当:濱崎)

A Large Scale Taxonomy
Mapping Evaluation
Paolo Avesani(1), Fausto Giunchiglia(2), Mikalai yatskevich(2)
(1) ITC-IRST
(2) Dept. of Information and Communication Technology,
University of Trento
Semantic Web 輪読会
2005年12月20日
濱崎雅弘
産業技術総合研究所
Taxonomy mappingとは
• 二つの階層構造があったときに,対応する階層を発見する
• 利用例:
– 家電量販店のネット通販を統合したサイトを作ろう!
– でも各ショップごとに分類が違うからカタログ作りも大変だ・・
→mapping手法によって自動でカタログ統合が可能に
冷蔵庫
AV機器
TV
家電
どのカテゴリが,
どのカテゴリに対応?
家電
コンポ
冷蔵庫
テレビ
液晶
ラジオ
プラズマ
本論文の目的
• Taxonomy Mappingの各手法を比較可能にするた
めに評価セットを提案
– データセット
– 性能評価手法
• 代表的な手法で評価セットをテストする
論文の章立て
1.
2.
3.
4.
5.
6.
Introduction
The Matching Problem
The Evaluation Problem
Building a Large Scale Mapping Dataset
The Empirical Evaluation
Discussion of Results
1.
2.
3.
4.
Complexity
Discrimination Ability
Incrementality
Correctness
7. Conclusions
2 Matching Problem
• やりたいこと
– 部分は似ているが全体としては異なる構造を
持つ、2つの階層構造を統合したい
代表的なMatching手法
• Syntactic matching
– ラベルの字面から類似度を測る
• Semantic matching
– WordNetなどの語彙体系を用いて、
概念間の類似および上位下位関係も測る
3 The Evaluation Problem
• さまざまな手法が提案されているが比較評価
ができていないのが現状
• 本論文の提案
– Webディレクトリを用いた
巨大な評価用データセットの作成
– Matching結果に対する評価指標の作成
Matching結果に対する評価指標
• データセットとしてWebディレクトリを考える
– 各概念(ディレクトリ)はインスタンス(文書)を持つ
– 一致する文書数から概念間の関係を計算可能であるとい
う仮説に基づいて評価指標を作る
概念AとBが似ている度合い
• 一致している部分が多いほど0に近づく
A
B
A
B
Equivalence =
概念AがBの上位概念である度合い
• 概念Aと概念B、概念Aと概念Bの親、概念Bと概念A
の子、で共通している部分が多いと0に近づく
A
B
Generalization =
Bの親
A
B
Aの子
概念AがBの下位概念である度合い
• 概念Aと概念B、概念Aと概念Bの子、概念Bと概念A
の親、で共通している部分が多いと0に近づく
A
B
Specialization =
Aの親
A
Bの子
B
4 Building a Large Scale Mapping Dataset
• 評価用データセットとしてWebディレクトリを用いる
• Webディレクトリを用いる利点
– それぞれが厳密なフォーマットにしたがっているわけではないがある
程度の類似性があり、一般的なトピックをそれぞれカバーしている
– URLによって文書の同一性が保証される
評価データセットの作り方
• 対象とするWebディレクトリはGoogle、LookSmart、Yahooの3つ
•
•
•
•
•
Step1. クロールしてデータを取得
Step2. 3つのディレクトリすべてが持っているURL以外は削除
Step3. URL数の少ないノードは削除(今回は10個以下)
Step4. 使えそうなブランチを手作業で選択
Step5. 評価値を計算してノード間の関係を求める
– 三つの評価値を全ノードの組み合わせに対して計算し、
評価値を全体で[0,1]に正規化する。
– 閾値以下の評価値は削除する(今回は0.5)
– ある組み合わせに対して最も高い評価値が示す関係(類似、上位、下位)を、
その組み合わせの関係とみなす
5 The Empirical Evaluation
• 複数の手法で実際に評価セットでテストする
– COMA
– S-Match
– Base line (適当につくったアルゴリズム)
COMA
• データスキーマの統合を目的とした,Matchingシステム
• 複数の手法を併用している点に特徴がある
http://www.vldb.org/conf/2002/S17P03.pdf
http://dbs.uni-leipzig.de/Research/meta-Dateien/COMA-vldb02.pdf
S-Match
•
Step1:ラベルをシソーラスにマッピング
– 例:Pictures → Picture、Wine and Cheese → Wine & Cheese
•
Step2:ノードの概念を求める
– シソーラスにマッピングしたラベルを、現在地からルートまでさかのぼってつなげる
•
•
Step3:ラベル間の類似度をシソーラスを使って計算
Step4:ラベル間の類似度からノード間の類似度を計算
http://drops.dagstuhl.de/opus/volltexte/2005/37/pdf/04391.GiunchigliaFausto1.Paper.37.pdf
Base line
• パス(を構成するラベル)の字面のマッチだけ
を使う
• 類似関係:
– パスが字面も含めて同じ
• 上位・下位関係:
– 一方のパスがもう一方の中に包含されている
結果
6 Discussion Results
• 提案する評価セットを4つの軸で評価する
–
–
–
–
Complexity:問題として複雑かどうか
Discrimination ability:手法ごとの特色が現れるか
Incrementality:手法の弱点を発見できるか
Corectness:評価の正確さ
6.1 Complexity
• COMAやS-Matchは70-80%のrecallと論文では報
告されていたが、評価セットでは40%弱だった
問題は十分に難しかった
6.2 Discrimination Ability
• S-MatchとCOMAではそれぞれ発見できたペア
が異なっている
各手法の差が現れた
6.3 Incrementality
• S-Matchの例:
– 「Nazca_Lines」と「Nazca」が意味的に同じであることを発見できなかった
– アーティスト名をアルファベット順で分類するなど、概念的には変化のない分
類の影響を受けてしまった
– その他10件ほどの問題点がわかり、それを元にS-Match++を作成した
システムの問題発見に貢献できた
6.4 Correctness
• 人手で評価セットによるMapping結果を確認したところ、
60%程度が分析できたところで2~3%の誤りがあった
• 十分に巨大なデータセットの場合、Annotatorでも分類結果
は20%程度しか一致しない傾向がある
問題ない誤り率であった
7 Conclusion
• Taxonomy Matchingのための評価セットを提案
• 評価セットを四つの指標で検討し、妥当性を示した
–
–
–
–
Complexity
Discrimination ability
Incrementality
Correctness