看護師レポート作成の基本③図表の使い方

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Transcript 看護師レポート作成の基本③図表の使い方

基本姿勢と態度
専門職のビジネススキル
レポート作成の基本
③図表の使い方
図や表を使う理由
図でわかりやすくする
情報量は飛躍的に高まる
言葉、文字だけでは
伝わりにくい意味
表で説得力を増す
数値で(量、変化などを)具体的・客観的に示す
ポイントを印象づける
説明にメリハリがつく
大事なところが記憶に残る
厳選して使う
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論理性を確認する
因果関係
考えがまとまっていない場合、
文章よりも混乱が伝わりやすい
まずは、因果関係を明確にする
矢印の意味
矢印でつなぐ
原因
相互作用、影響し合う
要素A
矢印は意味を
考えて使う
結果
要素B
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図のポイント
どのような図を使うか
内容によって図の種類を選ぶ
• 量の比較
• 割合を示す
• 時系列の変化
→ 棒グラフ
→ 円グラフ
→ 折線グラフ
どのように図を使うか
本文の補足
中心となる概念
複雑な図は避ける
論旨に合わない
図は不要
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図:入出力関係
原因を見極める
原因は一つではない
着目する点を明確に
複雑な図は、
かえって混乱を招く
図が複雑になる場合
考えが整理されていない?
図の選定が違う?
原因
結果
単純な入出力
原因
結果
フィードバック
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図:三者関係
因果関係が循環的な場合
要因
A
定性的な概念の説明に有効
(例) 業績向上→給料が上がる
→モチベーションが高まる
→さらなる業績向上
三者関係の注意事項
要因
C
要因
B
三者(循環)関係
四者、五者・・・と増やさない
• 一般に理解しやすい対比概念は三つまで
強引なこじつけにならないように注意する
6
図:2×2モデル
基礎的な理論モデル
横の要因と縦の要因の
相関関係を考える
四つのカテゴリに概念を
整理できる
それぞれのカテゴリが
独立事象であれば論理的な
概念整理が成功している
論理を組み立てる
ツールにもなる
原因
あり
結
果
あ
り
な
し
なし
?
?
2×2モデル
7
表のポイント
縦軸と横軸を選ぶ
読者の目線の動きを意識する
• 縦に変化を追ってもらうのか?
• 一連の項目を横一列で捉えてもらうのか?
• 長すぎると目で追えなくなるので注意
数値の表の場合
重要な数値を目立たせる
不要な数値は載せない
• 有効数字、求められる精度にも気をつける
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図表を利用する上での注意点
キャプション(図表のタイトル)のルール
通し番号をつけて、図は下、表は上につける
簡素に示す
使う意味を再考する
本文と図の関係を
大切にする
すべてを説明しようとしない
複雑にしない・・・図の意味が無くなる
図に多くの文字を詰め込まない
・・・本文の意味が無くなる
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