イメージングリオメータを用いた オーロラ発生時のCNAと 電離活動の関連

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Transcript イメージングリオメータを用いた オーロラ発生時のCNAと 電離活動の関連

電離層活動と共役CNAの関連性
ー日照時間を考慮した解析ー
発表者 5EI 内藤
目的
• 南極の昭和基地と北極のチョルネスに
設置されたイメージングリオメータから
得られたデータを用いてオーロラ発生時
のCNAと電離層活動の関連性について
解析する。
オーロラの発生原理
地
球
CNAとQDC
• 銀河電波が電離層で吸収を受ける
現象のことをCNAという。
• 吸収のあまりない時の銀河電波強
度の日変化曲線の事をQDCという。
イメージングリオメータ
• アレーアンテナでCNAを2次元的に観測
する装置である.
• 利点として日照や天候に関わらず観測
可能、また、無人観測、多点観測が可
能である。
K-index
•地球全体、または
地磁気圏全体の擾
乱の程度を表す指
数の事である。
K-indexの経年変化
★解析方法
・ozaMIXにより解析
★解析結果
今回行ったこと
• 昼間の定義を正確にするため、各観測地の
日の出・日の入りの時刻を求めるプログラム
を作成した。
プログラムの流れ
• 日の出・日の入りの時刻を求めたい年月日を
入力する。
• 入力された値に対する日の出・日の入りの時
刻を出力する。
日の出(日の入り)の計算方法
1.日の出(日の入り)の高度kを求め、そのkに
対する時角tkを計算する。
2.仮定時間dに対する太陽の時角tを求める。
3.tkとtが一致すれば、仮定時間dが日の出
(日の入り)の時間となる。
4.一致しなければ、仮定時間dを修正し、再度
計算する。
太陽の出没高度k
k=-S-E-R+Π
S:視半径 S=16’1’’.18/r
E:見かけの地平線 E=2’.12√H
R:大気差 R=35’8’’
Π:視差 Π=8’’.794148/r
H:観測点の高度[m] r:太陽距離[AU]
時角t
t=Θーα
Θ:恒星時 Θ=Θg+λ+360.9856474°d
α:太陽の赤経 α=ATAN(tanλs*cosε)
時角は天球上の点を表す方法の1つであり、点
X、子午線Q、観測者Oとしたとき、∠QOXの
ことである。
解析方法
• プログラムから求めた日の出・日の入りの時
刻から昭和基地とチョルネスが同時に昼間で
ある時間帯の時刻(日照時間)を求める。
• この日照時間におけるozaMIXで得られる吸
収強度差の平均を求める。
• これで、1日の昼間の吸収強度差が求まる。
今後の課題
・作成したプログラムを用い
て昼間の解析を行う。