Transcript 解説資料
揺動成型機について
概
要
• この成型機は、ロシアの科学者によって
30年あまり前に発案された原理によるもの
で、その後試行錯誤を繰り返すことによって
機械化に成功したものです
• 今般、ロシア技術者の協力を得て日本国内
での本機の独占的販売を開始いたしました
成形の流れ
原料粉体の仕込み
原料粉体をホッパーを
通してモールドに投入
揺動成形
粉体内に電球などの
割れやすい物体を
入れて成形しても
破壊することはない
製品
型抜きと取り出し
原
理
• この技術は、浜辺の砂が、うち寄せる自然の
波によって引き起こす「自己組織化現象」を
種々の粉体について機械的に実現したもの
で、世界で唯一の又初めての画期的な技術
です
• 様々な粒径を持つ粉体原料は、この機械に
よって自己組織化能力が発現され、粒子ど
うしの接触面積が極限まで高められる結果、
高緻密化された均質な成形体が得られます
特
徴
• 「加圧成形法」、「振動成形法」、「蒸気養生法」
等の多量のエネルギー、高価かつ複雑な設備
を必要とする既存の方式と全く異なり、シンプ
ルな設備とシンプルな操業により、高品質の
製品が経済的に得られます
• 粉体の持つ「自己組織化現象」を機械的に実
現することによって、省エネルギー化と短時間
化による低コスト化、高緻密化等の高品質化
が達成されます
振動成型と揺動成型との違い
項目
揺動成型機
振動成型機
設備
・単に揺動バーをカム機構で
上下左右に動かすだけの
単純な構成
・概して大型で、振動機構を
持つために負荷も大きい
・ブロック成型の場合には、
型込成型に振動を加える
ために大がかりな油圧
系統を付帯する
原料体への作用
・原料体自体に振動を与える
・原料体自体に、概して
のではなく、連続して投入
強力な振動力が、間接的
される原料体に、逐次 軽い
乃至は直接的に加えられ
圧縮力が繰り返し与えられる
る
成型機構
・粉体の持つ自己組織化力が、 ・粉体に強力な強制力を
揺動によって顕在化され、
与えることにより粒子間
粒子が最適な状態に配列
距離を縮め、成型に至ら
されて成型に至る
しめる
性能概要
• 様々な粉体の利用
• 搬入、搬出、運搬が容易
(土・砂、焼却灰、各種セラミックス 原料等)
• 省スペース、低ランニング
コスト
• 多様な成形用途、成形現場に
適用
• 高圧力、高振動が不要で
機械負荷少なく、損傷が
• 成型製品の均質化、高緻密化
軽減
• 連続成型、長時間運転
• 型の変更により、複雑形
• 高寸法精度の成形体
状を含む種々の形の成型
が可能
試作原料例
赤 土
黒 土
シ ラ ス
(火山灰)
砂 木チップ
も み 殻
おがくず
石炭かす
パルプ廃材
肥 料
石膏ボード
汚 泥
ス ラ グ
焼 却 灰
そ の 他
試作配合例
赤 土:100%
セメント:なし
銅スラグ:63.6%
赤 土:27.3%
セメント:9.1%
粘 土:90.9%
セメント: 9.1%
銅スラグ:75.2%
セメント:24.8%
焼 却 灰 :45.5%
黒 土:45.5%
セメント: 9.0%
下水汚泥焼却灰:90.9%
セメント: 9.1%
赤 土:54.5%
銅スラグ:27.3%
木チップ:9.1%
セメント:9.1%
沖縄赤土:90.9%
セメント: 9.1%
応用分野例
建築外壁材
建築内装材
建築構造材 ガーデニ ング資材 外構資材
軽量物体積減容
固形燃料成型 食品分野
そ の 他
揺動成型機RK250の主な性能
成型体の大きさ
成型体の最小厚さ
消費電力(揺動駆動用)
390×190×90 mm
2 cm
4 kw
消費電力(型の移動用)
2.2 kw
生産性(毎時生産数)
生産性(1成形体生産所要時間)
型数
型移動速度
機械の大きさMachine size (本体)
250 成型体/hr
14.4 秒
4
機械の重量 (本体)
1,700 kg
1.5 m/分
2210×1820×1580 mm