Transcript 土砂災害とは - 奈良県砂防ボランティア協会

奈良県砂防ボランティア協会監修
出前講座
平成２４年度版
土砂災害に備えて
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奈良県砂防ボランティア協会
目的
本会は土砂災害から県民の生命や財産を護るため、土砂災害防止に関わ
るボランティア活動を行い、もつて県民の福祉に寄与することを目的とする
会員
平成２４年度本会の会員は、個人会員１１５名・法人会員４３社。
活動状況
毎年の活動
「砂防ボランティア全国連絡協議会」 （東 京）
「砂防ボランティア全国のつどい」
「県砂防ボランティア協会」総会 （婦人会館）
土砂災害防止月間キャンペーン （奈良県内の主要鉄道駅）
奈良県防災総合訓練 （奈良県浄化センター）
「土砂災害に関する現地研修会並びに斜面判定士の現地講習会」
「近畿ブロック砂防ボランティア協会」合同講習会
機関誌「砂防ボランティア通信」の発刊
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その他の活動
土砂災害緊急総点検・監視活動
紀伊半島大水害における土砂災害の監視活 （国道１６９号 川上村）
深層崩壊セミナーへの出席
その他奈良県からの要請による活動
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奈良県砂防ボランティア通信 １３号
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土砂災害とは
大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、
水と混じり合った土や石が川から流れ出たりすることで起
こる自然災害。
主に３種類の土砂災害をいう
 土石流
危険箇所数 3,136 箇所
 がけ崩れ
危険箇所数 4,944 箇所
 地すべり
危険箇所数
106 箇所
奈良県 土砂災害危険箇所数
平成14年度 公表
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土石流災害
谷や斜面に溜まった土・石・砂などが、
大雨による水とともに一気に流れ出
す現象。
こんな時は注意！
山鳴りがする
川の流れが濁り流木が混じりはじめる
雨が降り続いているのに川の水位が
下がる
腐った土の臭いがする
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土石流災害
五條市大塔町 辻堂地区
やなぎだに
柳谷
か
じ
や
だ
に
鍛冶屋谷
平成２３年 ９月４日
鍛冶屋谷では、崩壊土砂が土石流となって
下流の集落まで到達し、家屋が流出。
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がけ崩れ災害
地中にしみ込んだ雨水で柔らかくなった
土砂が斜面から突然崩れ落ちる現象。
こんな時は注意！
がけに割れ目が見える
がけから水が沸き出ている
がけから小石がパラパラと落ちてくる
がけから木の根が切れる音がする
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がけ崩れ災害
むかいとちお
天川村 向栃尾
平成１３年 ６月２０日
被害状況：人家１戸半壊
村道通行止め
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地すべり災害
比較的ゆるやかな斜面で地中の粘土層
などがゆっくりと動き出す現象。
こんな時は注意！
沢や井戸の水が濁る
地面にひび割れができる
斜面から水がふき出す
家や擁壁に亀裂が入る
家や擁壁、樹木や電柱が傾く
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地すべり災害
五條市大塔町 宇井地区
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平成１６年 ８月１０日
崩壊規模：幅、長さともに約１００ｍ、深さ約１０ｍ
被害状況：国道１６８号線通行止め
（平成２０年３月まで迂回路による迂回）
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紀伊半島大水害による大規模土砂災害
つぼのうち
天川村 坪内地区
あしのせ
ひやみず
冷水
崩壊地諸元
高さ = 約 １５０
長さ = 約 ３００
幅 = 約 ３００
深さ = 約 ３５
芦瀬
崩壊地諸元
高さ = 約 ８５
長さ = 約 １１０
幅 = 約 ６０
深さ = 約 ２５
ｍ
ｍ
ｍ
ｍ
崩壊地諸元
高さ = 約 １８０
長さ = 約 ２４０
幅 = 約 １１０
深さ = 約 ２５
ｍ
ｍ
ｍ
ｍ
つぼのうちだに
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坪内谷
ｍ
ｍ
ｍ
ｍ
紀伊半島大水害による大規模土砂災害
あかたに
五條市大塔町 赤谷地区
崩壊地諸元
高さ
＝ 約 ６００
長さ
＝ 約１，１００
幅
＝ 約 ４５０
深さ
＝ 約
３０
湛水量 （※） ＝ 約 ５５０
崩壊土量
＝ 約 ９００
（※）災害直後の状況
ｍ
ｍ
ｍ
ｍ
万㎥
万㎥
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紀伊半島大水害による大規模土砂災害
くりだいら
十津川村 栗平地区
崩壊地諸元
高さ
＝ 約 ４５０
長さ
＝ 約 ９５０
幅
＝ 約 ６５０
深さ
＝ 約
６０
湛水量 （※） ＝ 約 ７５０
崩壊土量
＝約 １，３９０
（※）災害直後の状況
ｍ
ｍ
ｍ
ｍ
万㎥
万㎥
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土砂災害とは
砂防事業（土石流）
地すべり対策事業（地すべり）
急傾斜地崩壊対策事業（がけ崩れ）
ハード対策
ソフト対策
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ソフト対策
• 土砂災害防止法
• 土砂災害ハザードマップの整備
• 土砂災害・防災情報の提供
(土砂災害警戒情報)
• 防災訓練
等
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防災訓練
宇陀市 比布地区の実施事例（平成２２年５月）
災害対策本部
警戒配備体制状況
無線による本部との
情報伝達状況
地区住民避難状況
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地区住民避難状況
避難所 避難者受入状況
避難完了（47世帯67名）
避難時の心得
早めの避難を心がける
集団で行動する
忘れ物などを取りに帰らない
安全な避難路を事前に確認しておく
避難時になるべく車は使わない
非常持ち出し品の事前準備をしておく
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自分の身を守るため
に、
日頃から土砂災害に
注意しましょう！
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