二分脊椎症と社会福祉 ~想像・創造(そうぞう)性から~

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Transcript 二分脊椎症と社会福祉 ~想像・創造(そうぞう)性から~

二分脊椎症と社会福祉 ~想像・創造(そうぞう)性から~

埼玉県立大学 社会福祉学科 4年 成澤俊輔 (患者塾 代表発起人 http://kanzya-zyuku.net/ )

1)社会福祉援助技術

• 人間として尊厳される自立した生活を、何ら かの事由によって脅かされ、確立できていな い人に対する自立生活支援のための対人援 助

2)展開過程(段階)

1、問題把握からニーズの確定 2、アセスメント 3、支援標的・目的設定 4、支援プログラムの作成 5、支援プログラムの実施 6、モニタリング 7、評価

• • • • • 1、実践形態 2、実践内容 3、実践視点 4、実践技法 5、実践用具 3

)実践

4

)資源

情報的資源 物的資源 人的資源 クライエント 関係的資源

5)鈴木信行さん

1969

年生まれ。

1994

年 第一製薬株式会社に入社。 現在は、同社 製剤技術研究所に勤務。 先天性二分脊椎症(身体障害者認定第1種2級) 脊椎部、両下肢等の幾度かの手術経験あり。 現在は両下肢の変形と感覚マヒのため靴型補装具を使用 また排尿・排泄障害あり。

1995

年より日本二分脊椎症協会の役員に就任。

2004

年~

2005

年会長を就任。

2000

年結婚。 コーヒーと酒と旅行が趣味。 東京都足立区在住。

6

)発達段階

■妊婦期 ⇒ 妊婦・母子を取り巻く環境 ■乳幼児・学童期 ⇒ 生活環境を家族から家から外へ ■青年期 ⇒ 他との共生 ■壮年期 ⇒ 何かをうみだす存在へ

7)資源 その1

■人的資源 ・両親 ・妻 ・他の家族、親戚 ・友達 ・教育関係者 ・仕事における仲間 ・医療関係者 。相談関係者(カウンセラー、 SW ) ・行政関係者

8)資源 その2

■情報的資源 ・医療者、医療施設からの医学的情報 ・自助グループ、患者会の手引き ・行政関係から情報 ・同僚、仲間からの情報

9)資源 その3

■関係的資源 ・医療職種間 ・医療、福祉関連機関 ・家族関係 ・医療、地域関係

10)資源その4

■物的資源 ・身体障害者手帳により ※ 両下肢の著しい障害 ⇒ 自治体による医療費償還 ⇒ 生活福祉金資金の貸付 ⇒ 舗装具の交付 (身体障害者舗装具給付事業) ・障害児福祉手当(14430円 月額) ・障害年金 ・

目標設定等

現状では、顕著な問題・課題は見受けられない。 そのためにも今の環境、体制の継続を意識 する必要がある。 ⇒ 非常に自立に近い ⇒ 相談機関との定期的なコンタクト (今後の人生設計、家族計画時に考えられ る) ⇒ 病状、の自己管理、説明

まとめ

• • 社会福祉の立場、見地からは鈴木さんご自 身を様々な形でお手伝いできる情報・環境等 があることを伝え、認識してもらう • またよりよい協力のためにも、常に新たな資 源・援助方法がないか考える 発達段階によって、距離感・関わり方を見極 める