Transcript E-Score：スポーツへの統計の利用 Part Ⅱ

秋田県高等学校教育研究会情報統計教育部会研究大会
『野球における統計の活用』
～ E-Score：スポーツへの統計の利用 Part Ⅱ ～
秋田県立西仙北高等学校
藤 田 秀 明
野球における統計とは
野球
統計を取りやすい競技である
傾向の分析に利用できる
何を行いたいのか
最終目的
試合に勝つことである
試合中にゲームプランの修正に活用
時間を掛けずに解析をしたい！！
スコアブックの開発
得たい情報は？
①試合途中でも見れる自軍・敵軍の打撃成績及び守備成績
②個々の投手及び打者毎の成績
③走者の有無と打撃成績及び守備成績
④走塁状況の分析
以降、徐々に機能を追加予定
スコアブックの設計①
～ E-ScoreⅠ ～
特徴
★打者に視点を置かずに投球に視点をおいて分析
発生回数
球数
頻度及び発生時が分かり易い
スコアブックの設計②
～ E-ScoreⅠ ～
特徴
★記入上の細かなルールを知らずとも入力可能
球
数
回
表裏
1
1
2
投手
打順
打者
表
21
1
1
表
21
2
3
1
表
4
1
5
打
球
左右
ｺｰｽ
打撃
結果
6
右
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
死球
1
1
左
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
ﾎﾞｰﾙ
1
21
1
左
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
ﾎﾞｰﾙ
表
21
1
左
ベルト
ﾊﾞﾝﾄ
ﾌｧｳﾙ
1
表
21
1
左
ベルト
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
ｽﾄﾗｲｸ
6
1
表
21
1
左
ベルト
ｽｲﾝｸﾞ
三振
7
1
表
21
2
右
高め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
ﾎﾞｰﾙ
8
1
表
21
2
右
高め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
暴投
9
1
表
21
2
右
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
暴投
10
1
表
21
2
右
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
四球
11
1
表
21
3
左
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
暴投
盗塁
2
12
1
表
21
3
左
ベルト
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
ｽﾄﾗｲｸ
盗塁
3
13
1
表
21
3
左
低め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
暴投
3
14
1
表
21
3
左
高め
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
ﾎﾞｰﾙ
3
15
1
表
21
3
左
ベルト
ｳｪｲﾃｨﾝｸﾞ
四球
13
3
4
Out
走塁
盗塁
走者
得点
2
2
盗塁
1
3
3
3
走塁
1
1
E-ScoreⅠの検証
長所
★パッと見で投球の傾向は分かり易い！
①各バッターへの投球の傾向が分かり易い
②ランナーの出塁状況が分かり易い
③全体のプレーの流れが時系列的に把握し易い
短所
★ランナーの動きの内容の把握が困難
①ランナーの動きがつかめない
②バッターの打席毎の比較がしづらい
E-ScoreⅠの改良
E-ScoreⅠ
長所
短所
引継ぎつつ
改善を図る
E-ScoreⅡ
これがE-ScoreⅡだ！
回
表/裏
1
Pit
No
Pos
Bat
表
①
4
7
1
表
②
5
5
1
表
③
2
2
1
裏
1
①
1
裏
1
②
1
裏
1
③
1
裏
1
④
1
裏
1
⑤
1
2
●
3
4
5
6
7
8
9
CS
2
6
W
1
●
/T
^
2
●
△
N
●
F
△
F
△
×
×S
●
●
×S
△
×S
●
W
3
1
S
W
●
×
7
●
W
K
×S
1
×S
/
●
×S
2
●
S
F
△
×S
1
E
F
6
S
G
●
④
K
△
EC
●
8
W
W
3
N
3
10
11
12
13
14
15
E-ScoreⅡのコード表
手元にはコード表
E-ScoreⅡ開発のコンセプト
①いつでも必要な情報を得ることができる
・球数、打数、安打、四死球、犠打、盗塁、得点、打点
・ヒットの内訳、盗塁の内訳、打球の方向等
・投球の内訳等
②入力上の記号等も簡単に入力できる
・リスト入力でミス入力の予防
・コード表で確認可能
E-ScoreⅡの操作
E-ScoreⅡでの分析
ここからはエクセルの画面でご紹介します。
※エクセルを終了の際は、エクセル右上の×印をクリックしてください。
まとめ
①エクセルで処理が可能
誰もが使える
②コード表＆リスト入力
ミスの予防
③自動集計処理
関数の利用
④オートフィルタ機能の利用
検索の効率化
⑤標準モデルに準じた様式
高度な分析が可能
⑥手作り故、自由度が高い
チームによるアレンジ可能
終わり
ご静聴ありがとうございました。