発表資料

Download Report

Transcript 発表資料

未来へ向けた日本活性化
学習院大学 杉田ゼミ 村山班
村山由希子 阿久津友子 根本友里
金刺保人 山岡直登
1
目次
1. 研究課題・着眼点
2. 現状分析
3. 問題提起
4. ターゲット
5. アンケート調査の実施
6. アンケート結果
7. 新商品提案
8. プロモーションについて
2
9. 研究のまとめ
1.研究課題・着眼点
未来へ向けた日本活性化とは?
国民の仕事効率UP
生産性の向上
日本の経済活性化
3
1.研究課題・着眼点
〈生産性の定義〉
生産性=産出÷投入
 投入量と産出量の比率
 投入量に対して産出量の割合が大きいほど
生産性が高い。
 投入量:労働、資本、土地、原料、燃料、機
械設備、などの生産諸要素。
 産出量:生産量、生産額、売上高、付加価値、
GDPなど。
出典:公益財団法人日本生産性本部 生産性とは
4
1.研究課題・着眼点
 労働を投入量として測った生産性
〈労働者1人1時間あたりの生産性
=労働生産性(Labor Productivity)〉を指す。
 生産性は効率や能率と同じ概念で、効率性を
示す指標。
 労働生産性は、国民経済全体でみた生産性と、
特定の産業、業種、企業の生産性とに分けら
れる。
出典:公益財団法人日本生産性本部 生産性とは
5
朝食
6
生産性の
健康
向上
朝ごはんを食べる
習慣がある人とな
い人では、勉強、
仕事、スポーツ、
さらに精神面でも
大きな差が出る。
1.研究課題・着眼点
朝食欠食という現代社会の問題
• 日本人の食生活に着目。その中で最も欠乏しがちな
「朝食」について考える。
これからの日本を担う若者達
次の世代の
若者
へ・・・
• 朝食を摂ることのメリットはほとんどの人が多少の
認識はしていると思われるが、現在、朝食を摂らな
い世代は20~30代と若い。彼らが朝食をしっかり摂
取し、心身ともに健全に、また仕事の効率が上がる
ことにより日本の未来活性化につながると私たちは
考えた。
7
1.研究課題・着眼点:朝食をとるメリット
疲労感を
予防
集中力を
高める
8
知的作業能率
を高める
1.研究課題・着眼点:朝食をとるメリット
9
出典:農林水産省/めざましごはん
1.研究課題・着眼点:朝食抜きの影響
 生活リズムの乱れ
 太りやすくなる
 ストレス、栄養バランスの崩れからの
病気
10
2.現状分析
男女とも20~30代の
欠食率が高い
11
出典:厚生労働省:平成20年国民健康・栄養調査結果の概要
2.現状分析
朝食の主食は何ですか?(2009年の調査)
ほとんどお米と
パンが主食
12
参考:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0329.html
2.現状分析
ほとんどがご飯かパン…
朝食欠食率は上がりつつある…
朝食の新定番を提案してみたらどうか…?
13
2.現状分析
 着目したのが…
14
2.現状分析
 そばの栄養素(ごはん、パンよりすぐれている)
可食部10
0g中の含
有量
主な成分
成分名
エネル
ギー
たんぱく質
脂質
炭水化物
ナトリウム
カリウム
カルシウ
ム
マグネシ
ウム
リン
鉄
亜鉛
15
単位
そば粉
小麦粉
(中力)
精白米
Kcal
361
356
g
g
g
mg
mg
12
3.1
69.6
2
410
6.1
0.9
77.1
1
88
mg
17
5
成分名
銅
368 マンガン
9 ビタミンE
1.8 (トコフェロール
α)
74.8 ビタミンB
2 1
100 ビタミンB
20
mg
190
23
18
mg
mg
mg
400
2.8
2.4
94
0.8
1.4
74
0.6
0.5
2
ビタミンB
6
ナイアシン
葉酸
パントテン
酸
植物繊維
単位
そば粉
精白米
小麦粉
(中力)
mg
mg
mg
0.54
1.09
0.2
0.22
0.8
0.1
0.11
0.5
0.3
mg
0.46
0.08
0.12
mg
0.11
0.02
0.04
mg
0.3
0.12
0.05
mg
μg
4.5
51
1.2
12
0.7
8
mg
1.56
0.66
0.47
g
4.3
0.5
2.8
2.現状分析:企業努力
15~30種
類のスパイス
「朝にぴったり」な3つの理由
(1)手軽さ:朝食に丁度よい茶碗1杯分(約150g)のあつ
あつごはんに、本製品を温めずにそのままかけるだ
け(注)で、手軽に早くおいしく食べられます。
(1袋にカレー75g入り)
(2)朝食に合う味付け:味覚が敏感といわれる朝にあわ
せ、スパイスや辛味を控え、植物油脂を使用した、
“朝においしい味わい”です。
(3)食のバランス:朝に摂りたい素材(フルーツ・野
菜・ヨーグルトなど)をバランスよく配合しました。
16
Copyright (c) 1997-2010 House Foods Corp. All rights reserved
2.現状分析:政府努力
 朝ごはんの大切さ
 朝ごはんは9時までに
 スタイル朝ごはん
 家アサ
スタイル
 駅ナカ スタイル
 店ナカ スタイル
 席アサ スタイル
17
出典:農林水産省/めざましごはん
3.問題提起
若者に多くみられる
“朝食欠食”
• 男女とも20歳代が最も高く、続いて30歳代、10歳代の欠食率も高い。更に、
朝食を欠食する人は夕食なども不規則で内容にも偏りがあり、1日の食生活
のリズムが乱れていると考えられている。
企業や政府の努力にも関わらず
劇的な効果は見られていない
• 朝カレーやめざましごはんなど、朝食摂取を促す策として様々な努力が見ら
れるが、今のところ朝食欠食に対する目覚ましい効果は確認されていない。
18
3.問題提起
 新商品の提案によって…
 ①朝食欠食率の低下を目指す
 ②新たな市場を形成し、経済の活性化を目指す
 ③朝食を食べることにより、国民が健康・元気
になることを目指す
19
4.ターゲット
アンケートにより理由
を調査
朝食欠食率が最も高い
20~30
歳代の男女
20
理由があっ
て朝食欠食
している人
これからの日本を担う若者としてエネルギーが不可欠と考えたこと
からこのセグメントを狙うことにする。
5.アンケート調査の実施
調査対象
→20~30歳代の男女63名
(男:36名/女:27名)

調査目的
→朝食に関する現状を知る、そばに関する意識を知る

21
8.アンケート調査の実施

調査内容

実際にどの程度朝食をとっているのか?
なぜ朝食をとらないのか?
どこで朝食を食べるのか?
朝食に求めることは何か?
企業や政府の朝食促進のための取り組みはどの程
度認知されているのか?
朝食の内容
そばに対するイメージ
そばを食べる場面
朝食にそばを食べることに抵抗はあるか?









22
Q.平日にどの程度朝食を食べているか?
毎日朝食を食べる人
は約7割程度!
23
Q.なぜ朝食を食べないのか?
時間がないために
朝食を食べられな
いのが現状!
24
※朝食を「毎日食べる」と回答した人以外の人を対象
Q.平日に朝食をどこで食べるか?
 自宅:
93%
 学校・職場:7%
25
自宅で朝食を食べる人
をターゲットに!
Q.朝食に求めることは何か?
(人)
26
Q.現在、企業や政府の朝食促進に関する取り組
みはどの程度認知されているのか?
5割程度
 めざましごはんキャンペーン:31名
Copyright:2007 Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
 朝カレー:26名
4割程度
27
Copyright (c) 1997-2010 House Foods Corp. All rights reserved
Q.朝食は主に何を食べていますか
栄養調整食品
5%
お菓子
3%
麺類
2%
シリアル
7%
飲料のみ
3%
ご飯
38%
パン
42%
やはりご飯とパンがほとんど
28
Q.そばに対するイメージを教えて下さい
栄養が
ある!!
汁が飛び散る…
低カロリー
29
Q.そばをどこで食べますか
職場・学校
15%
6割以上が
自宅
店
22%
自宅
63%
30
Q.朝食にそばを食べることに抵抗はありますか
半数以上が朝食そ
ばに抵抗なし!!
抵抗ある
25%
抵抗ない
37%
少し抵抗ある
13%
どちらとも言
えない
8%
31
あまり抵抗ない
17%
6.アンケート結果
Q.どんなそばがあったらいいと思いますか
火を使わずに
調理できる
そば自体に味
が付いている
満腹感が得ら
れる
32
6.アンケート結果
SPSSによる分析
 第一段階:クロス集計表
朝食を欠食する理由は何かという質問の答えを
それぞれ質的変数とし、変数の関連性を記述統計
を用いて検証する。
 第二段階:カイ二乗検定
各変数の関連性を知った上で、変数の独立性を
検証する。
 第三段階:クラメールの連関係数Vとファイ係数
これらの変数の関連性の強さを検証する。
33
34
35
36
6.分析結果より…
有意な差があると判断できた。つまり…
時間が
ない
37
食欲が
ない
習慣が
ない
朝食
欠食
Segmentation
Targeting
Positioning
7.新商品提案
 新ターゲット
アンケート結果より
簡単に朝食を済
ませたい
自宅で朝食を
摂りたい
38
朝食欠食率の
最も高い
20~30代の
男女
自宅で朝食を摂る
20~30代の男女
Product
Price
7.新商品提案
39
Promotion
Place
Product
Price
Promotion
Place
7.新商品提案:商品特徴
さっと水を通すだけで、ゆでずに簡単に食べられ
る「流水麺」
 調理が簡単で手間がかからず、家でも簡単に食べ
ることができるため、朝食向け
カルシウム、ビタミンC
 朝食に必要な栄養素の内、そばだけでは補えない
40
分を補う食材(緑黄色野菜、わかめ、とろろな
ど)を小分け包装で別売りし、バリエーションも
楽しめる
Product
Price
Promotion
Place
7.新商品提案:価格
 価格
 1食分で大体110円+小分け食材分など
158円~200円以内にしたい
※シマダヤ株式会社で販売されている流水麺が3
80gで220円。(一食分190g)
41
シマダヤ株式会社ホームページ参照
Product
Place
Place
Promotion
7.新商品提案:流通
コンビニエンスストア・スーパー
 身近にあるため購入に手間がかからず、学校帰
り、仕事帰りにでも購入することが可能
 商品が手に取りやすい
42
Product
Price
Place
Promotion
7.新商品提案:広告
 広告
ごはん・パンに次ぐ第3の朝食
 朝食抜きによる影響を訴えつつ、そばが朝食に適
しているということをアピールし、そばを朝食に
することのメリット・朝食を食べることのメリッ
トをパッケージに記す
 小分け包装にもその具材によって何の栄養素が摂
取できるのかを記す
43
7.新商品提案:「朝食そば」を提案する訳
 ルチン・・毛細血管の働きを安定、強化!
脳出血、高血圧、心臓病、糖尿病、認知症予防。
 タンパク質・・蕎麦たんぱくに含まれるレジスタン
トプロテインにより、コレステロールの減少、血管
強化、体脂肪蓄積抑制するという動脈硬化予防!
 ビタミンB1・疲労回復、食欲不振解消
B2・血圧低下、成長促進、抵抗力強化
 コリン・・高血圧、記憶障害予防
 食物繊維・・便秘症予防
ご飯・パンより栄養豊富!!
そばに食材プラスでより効率
的な栄養摂取が可能!!
44
7.新商品提案:「朝食そば」を提案する訳
食券を買って提示し待つだけ→

45
カップ麺
立ち食いそば
←お湯を注いで待つだけ
7.新商品提案:「朝食そば」を提案する訳
立ち食いそば
• 駅構内・周辺、オフィス街に立地する立ち食いそば
店。主に男性の朝食・昼食需要を満たしている。
問題点
• 立ち食い形式や男性客で常に埋まっていることよ
り、女性が入りづらく利用しにくいため女性の需要
が見込めない
• 食費がかさむ(1食約350円~380円)
• 食事をする時間を考え、朝多少早く家を出る必要が
ある
46
高い、女性は利用しにくい
7.新商品提案:「朝食そば」を提案する訳
カップ麺
• 手軽に購入でき、手軽に食べることができる。立ち
食いそばに比べ半額以上安い価格で販売されてい
る。
問題点
• 品数が極わずかで味や具も限られているため、バリ
エーションが少ない
• 栄養面で偏りがみられる
栄養がない、バリエーションがないから飽きる
47
7.新商品提案:「朝食そば」を提案する訳
手軽さ
• 前述で述べたように麺を水で流すだけなので
お米の様に前日に炊く必要もなく、手間取ら
ない!
食べやすさ
• ご飯やパンに比べて、喉を通りやすく食感も
柔らかいので食べることに手間取らない!
48
7.新商品提案:「朝食そば」を提案する訳
安い
• 様々な栄養素(前述)が含まれていて、なおか
つ1食あたり200円以下なので朝食としては安い
といえる。
バリエーションが多いので飽きない
• 薬味・卵・その他の具材など様々なトッピング
があるので毎日食べられる!
49
8.プロモーションについて
買い手の心理状態に着目
Attention
Interest
Search
Action
Share
注意
関心
探索
購買
情報発信
消費者に対し、従来のアピー
ル方法である、朝食を食べる
メリットではなく、朝食抜き
による悪影響の現状をアピー
ルし注意・関心を引き付け
る。
50
インターネットを利用したmixiや
Twitterなどで情報の共有により、
朝食を食べる習慣を広める。
8.プロモーションについて
Promotion
 モデルを起用
 「朝食の新定番」をコンセ
プトにテレビCMを放映
 ホームページで、朝食を食
べるメリットや欠食による
身体への影響を提示
 SNSサイトで朝食そばについ
て情報共有してもらい、口
普及を狙う
51
9.研究のまとめ
朝食そばの
提案
52
朝食欠食の
低下
健康
未来の
仕事効率
日本活性化
UP
ご清聴ありがとうございました
53