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第10章
教育現場での問題
教育をとりまく問題と心理学
道案内
♢はじめまして
(0) イントロダクション
♢なぜ教育心理学を勉強するか? (1) 心理学とは何か?
♢効果的な授業をするために
(2) 記憶のしくみを知る
(3) 記憶のしくみを知る
(4) やる気の心理学
♢生徒を正しく評価するために
(5) 評価はだれのため?
♢生徒の心を理解するために
(6) 性格とは何か?
(8) 心の病気とは何か?
(7) 性格の測定
♢生徒の心の問題に対処する
(8) 心の病気
(9) 心の病気を治療する
(10) 教育問題 & まとめ(試験情報)
メインメッセージ10
現実から目をそらしては
いけない
1 不登校
「学校嫌いを理由として年間50日以上の欠席」(文部省, 1966)
「身体的な病気や経済的理由など特別な原因が見当たらない
のにもかかわらず、何らかの心理的要因によって登校しない
、あるいは登校したくてもできない状態」
(法務省人権擁護局, 1989)
(1) 不登校の件数
38人に1人
120,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
(2) 不登校の分類
その他
学校生活
上の影響
複合
遊び
非行
意図的な
拒否
無気力
不安.情
緒的混乱
(3) 不登校のきっかけ
その他不明
3% 5%
家庭内の
不和
23%病気など
35%
親子関係
をめぐる
問題
48%
入学、転編
学校の決ま 学校環境
り等をめぐ 入学、進級
40%
時の不適応
る問題
8%
8%
家庭の生
活環境の
急激な変
クラブ活動
化
への不適応
29%
3%
学業の不振
2 4%
教師との関
家庭環境
係をめぐる
問題
17%
4%
友人関係を
めぐる問題
5 3%
(3) 不登校のきっかけ
学校生活 遊び・
不安
意図的な
上の影響 非行
無気力
情緒的混乱拒否
友人関係をめぐる問題
1,618
2,384
6,861
1,148
★4,919
教師との関係をめぐる問題
279
166
181
353
215
学業の不振
627
2,235 ★
3,741
1,344
384
クラブ活動への不適応
222
49
231
451
52
学校の決まり等をめぐる問題
175
1,840
387
126
313
入学、転編入学、進級時の不適応
311
177
585
1,153
231
★ 1,227
家庭の生活環境の急激な変化
143
760
1,256
205
★
親子関係をめぐる問題
199
1,677
1,809
2,094
475
家庭内の不和
94
833
864
882
163
病気による欠席
328
149
1,388
2,184
157
その他本人に関わる問題
770
4,009
7,744
7,405
1,561
(4) 学校・教師の不登校への対応
不登校の問題について、研修会や事例研究会を通じて全教師の共通理解を図った
全ての教師が該当児童に触れ合いを多くするなどして学校全体で指導にあたった
教育相談担当の教師が専門的に指導にあたった
養護教諭が専門的に指導にあたった
スクールカウンセラー、心の教室相談員などが専門的に指導にあたった
友人関係を改善するための指導を行った
教師との触れ合いを多くするなど教師との関係を改善した
授業方法の改善、個別の指導など授業が分かるようにする工夫を行った
様々な活動の場面において本人が意欲を持って活動できる場を用意した
保健室等特別の場所に登校させて指導にあたった
登校を促すため、電話をかけたり迎えに行くなどした
家庭訪問を行い、学業や生活面での相談にのるなど様々な指導・援助を行った
保護者の協力を求めて、家族関係や家庭生活の改善を図った
教育相談センター等の相談機関と連携して指導にあたった
病院等の医療機関と連携して指導にあたった
その他
3537
2894
1682
2408
4028
3239
3376
1259
2397
4038
4579
5905
3929
2760
1142
602
(5) カウンセリングマインドと指導援助
①早期発見・早期対応
②学校生活上の問題の再点検
③問題の理解
(性格、家庭環境、生育暦、友人関
係、きっかけ)
(5) カウンセリングマインドと指導援助
④症状の理解(孤独感、孤立感、自己否
定感、焦燥感、身体的症状など)
⑤指導目標 再登校のみを目標としない
⑥保護者への援助的姿勢
⑦再登校に備えての体制づくり
指導援助のポイント
原因追求をし過ぎない
プレッシャーを与えない
立場ではなく一人の人間として関わる
サブメッセージ10.1
不登校児の心の問題は
「再登校」だけでは解決しない
2 いじめ
自分より弱い者に対して一方的に、身
体的・心理的な攻撃を継続的に加え、
相手が深刻な苦痛を感じているもの。
なお、起こった場所は学校の内外を
問わないこととする。
(1) いじめの件数
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
00
(2) いじめの分類
たかり
その他
親切の押し
つけ
冷やかし・
からかい
集団による
無視
持ち物隠し
暴力を振る
う
言葉の脅し
仲間はずれ
(4) 社会心理学から見たいじめ
(1) 同調行動
(2) 責任の分散
(3) 服従行動
同調行動
左の線分と同じ長さなのはどれ?
1
2
3
同調行動
人数
N
平均誤答数
0
37
0.08
1
10
0.33
2
15
1.53
3
4
10
10
4.00
4.20
8
50
3.84
10-15
12
3.75
冷淡な傍観者(Latane & Darley, 1970)
責任の分散
アイヒマン実験(Milgram, 1974)
服従行動
「XXX」
「危険。すごいショック」
「極めて激しいショック」
「激しいショック」
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
接触
近接
発声
遠隔
(5) いじめ解決へ教師がやるべきこと
①児童の不穏な動きに敏感になる
いじめチェックポイント!
教師が教室に入ると同時に、複数の児童がある児
童の周りから散っていく
休み時間など、教師の所在を確かめるように職員
室にやってくる児童がいる
「どうしてあの子が」と思うような児童がある仲間に
加わって行動を共にしている
授業で指名した時に、特定の児童に対して野次が
飛んだり、顔を見合わせたりする
班学習や昼食などでグループを組む時に、ある児
童だけ席が離れている
(5) いじめ解決へ教師がやるべきこと
②他の教師と共に情報を収集し、発信する
 対象児童の近くで過ごす時間を増やし、注意深く、しかもさ
りげなく観察する
 教室が無人の時に、机、ロッカー、ゴミ箱、掲示物などをチ
ェックする
 いじめに関するアンケート調査を行なう
 被害が予想される子や、信頼のおける子に様子を聞く
(5) いじめ解決へ教師がやるべきこと
③いじめの事実は行動レベルで
確かめる
④いじめの訴えにはまず感情レベルで
寄り添う
(5) いじめ解決へ教師がやるべきこと
⑤いじめられた児童は教師全体で守る
⑥いじめていた児童も救われる指導をす
る
⑦学級、学年の問題として考えさせる
サブメッセージ10.2
人間の「悪さ」を認め、
その上で対策を考えよう
メインメッセージ10
現実から目をそらしては
いけない
授業評価について
平均値
5
4
3
2
1
0
よ
く
ま
と
ま
・
て
い
る
か
授
業
内
容
は
全
体
と
し
て
授
業
内
容
い は
かわ
か
り
や
す
容
と
い
え
る
か
興
味
や
感
心
の
持
て
る
内
授
業
内
容
と
い
え
る
か
開
講
科
目
要
項
ど
お
り
の
と
い
え
る
か
熱
意
の
感
じ
ら
れ
る
授
業
適
当
と
い
え
る
か
声
の
大
き
さ
や
話
し
方
は
ど
に
工
夫
る が
かな
さ
れ
て
い
教
も 受
材
の講
や
が前
授
充に
業
足期
か
の
さ 待
進
れし
め
て て
方
い い
な
る た
る
こ
と
が
多
く
あ
る
か
こ
の
授
業
か
ら
触
発
さ
れ
に
勉
強
し
て
い
る
か
意
欲
的
に
出
席
し
・
熱
心
め
て
い
る
か
内
容
の
深
化
・
発
展
に
努
自
分
で
調
べ
た
り
し
て
・
に
受
講
し
ま
し
た
か
あ
な
た
の
ク
ラ
ス
は
熱
心
授業評価について
授業内容は全体として
よくまとまっているか
118
人
数
授業内容は理解しやすいか
118
N=118
N=118
人
数
59
0
59
0
1
2
3
4
5
1
2
得点
人
数
4
5
得点
興味や感心のもてる
内容といえるか
開講科目要項どおりの
授業内容といえるか
118
3
118
N=118
人
数
59
N=118
59
0
0
1
2
3
得点
4
5
1
2
3
得点
4
5
授業評価について
118
人
数
N=118
118
人
数
59
N=118
N=118
118
人
数
59
0
0
1
2
3
得点
4
5
教材や授業の進め方などに
工夫がなされているか
熱意の感じられる
授業といえるか
声の大きさや話し方は
適当といえるか
59
0
1
2
3
得点
4
5
1
2
3
得点
4
5
授業評価について
受講前に期待していたものが
充足されているか
この授業から触発される
ことが多くあるか
N=118
N=118
118
人
数
118
人
数
59
0
59
0
1
2
3
得点
4
5
1
2
3
得点
4
5
授業評価について
意欲的に出席し、
熱心に勉強しているか
N=118
N=118
118
人
数
あなたのクラスは
熱心に受講しましたか
自分で調べたりして、内容の
深化・発展に努めているか
N=118
118
118
人
数
59
0
人
数
59
0
1
2
3
得点
4
5
59
0
1
2
3
得点
4
5
1
2
3
得点
4
5
評価について
出席点 40点
試験
60 点
(1回4点)
ホームページ上での予習
質問に答えると加点あり!
(上限10点)
プリント
試験について
記載事項
第1問
講義の中で取り上げられたメインメッ
セージを1章から10章まですべて書いて
下さい。さらにその中から一つを選び、
そのメッセージに関係のある心理学的
知識を説明した上で自分の将来にどう
生かせるのかを述べて下さい。
試験について
第2問
性格について (第7章)
第3問
心の病気について (第8章)
再試験について
1 教育における評価の目的を挙げてくださ
い
2 学習性無力感現象と教育との関わりにつ
いて論じてください
ラストメッセージ
ありがとうございました!