携帯電話

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Transcript 携帯電話

ーテーマー
スマートフォンについて
情報機器工学
1班
1.定義
携帯電話
携帯電話
スマートフォン
無線方式の通信を用いた、持ち歩いて使用する小型の情報端末
主な機能
音声や映像による通話機能
文字・画像による電子メール
インターネット
など
携帯電話
スマートフォン
携帯電話の歴史
1940
モトローラ社 『Walkie-Talkie』(トランシーバー)
移動運用に適した携帯型の双方向無線機
1970-1980 携帯電話実用化(車載電話)
1979年に世界初の車載電話機を使った電話サービスが実用化
→自動車の中でしか使えない電話
1980-1990 携帯電話実用化(ポータブルタイプ)
1985年 NTT ショルダーホン
1990- 携帯電話の多機能化
着信メロディの設定などが可能に
インターネットの利用など
携帯電話
スマートフォン
日本の携帯電話
1985
日本初の携帯電話(ショルダータイプ)
重量約3kg 肩から掛けるタイプ
NTT ショルダーホン
1987
日本初の携帯電話(ハンディタイプ)
重量約900g まだ重い
1999
カメラ内蔵携帯登場
ウィルコムから世界初のカメラ機能付き携帯が発売
NTT TZ-802型
2007~ スマートフォン普及
ガラケーからスマホの時代へ
VP-210
iPhone
スマートフォン
携帯電話
スマートフォン
インターネットとの親和性が高く、パソコンの機能をベースとして
作られた多機能携帯電話
日本での普及率 約20%
(世界第一位 シンガポール 約62%)
初期のスマートフォン
1996 Nokia 9000 Communicator
閉じた状態では携帯電話として利用でき、
端末を開くとQWERTYキーボードと横長の
大型ディスプレイが現れる
1999 BlackBerry
当初 電子メールの使えるキーボード付
ポケットベル
現在 音声通話機能や、インターネット上
のウェブサイトの閲覧など
様々な機能を持つスマートフォンに
携帯電話
スマートフォン
ガラパゴス携帯
日本独自の市場で特殊な多機能化が進んだ携帯電話
機能例:着うた・着メロ・ワンセグ・edy(おサイフ携帯)
ゲーム・アプリ など
携帯電話
スマートフォン
日本におけるスマートフォン
2000年代中頃までに、西欧ではNokiaのSymbian OS、米国では
RIMのBlackBerryが高いシェアを持っていた。しかし、日本では
多機能携帯電話(ガラケー)が普及、スマートフォン自体への関心
が低かった。
2008年
iPhone 3GSの発売とソフトバンクによる積極的な
キャンペーンにより関心が高まる
→2009年から爆発的に普及
2010年
Android搭載機が多く発売
スマートフォンの国内市場を確立
携帯電話
スマートフォン
ガラケーとスマホ
■ガラケー
・電話がベース
・多彩な機能
・アプリを追加するのは
難しい
・ボタン式のものが多い
■スマホ
・パソコンがベース
・自分でアプリをインストール
してカスタマイズ
・タッチパネル式のものが多い
・webの閲覧が容易
2.種類
スマートフォンの種類
搭載されているOS(オーエス)によって種類分けされる
OS・・・
コンピュータ全体を管理するソフトウェアのことで、パソコンで言うWindows(ウィンド
ウズ)やMac(マック、マッキントッシュ)と同じ種類のもの
OSが異なることで、操作の仕方や使える機能などに違いが出る
スマートフォンの種類
OSにはたくさんの種類がある
パソコンの世界でOSと言えばWindowsである。引き合いに出されるとしたらせ
いぜいMacとLinuxくらいのものである。
一方スマートフォン市場ではWindowsに加え、iPhoneに搭載されているiOS(ア
イオーエス)、検索サイトで有名なGoogleが主体となって開発されたAndroid(ア
ンドロイド)、かつての世界シェアNo.1で今でも高い人気を誇るBlackBerry(ブ
ラックベリー)など多くのOSが存在し、シェア争いをしている状況である。
スマートフォンの種類
OSの勢力
凄まじい勢いで成長しているのがiOSとAndroidである。iOSはiPhoneに搭載され2007年
にリリースされ、人気の音楽プレイヤーiPodの機能を内蔵し、また、ディスプレイを指で直
接触れることで端末を操作する「タッチUI」を実装したことで話題となり、スマートフォンの
革命児として爆発的なHITを遂げた。
その後を追うように登場したのがAndroidである。iPhoneと同じくタッチUIを実装し、また
iPhoneには無いいくつかの特徴を備え人気を集め、iPhoneのシェアを追い抜こうとしてい
る。
iOS
Android
スマートフォンの種類
OSの勢力
Windowsはパソコンの世界ではMacと並び不動の存在であるが、スマートフォン
の分野においては世界でのシェアは3%弱しかない。もっともかつては大きなシェ
アを獲得していたようであるが、iPhone登場以降急激にシェアを落とした。
Windows Phone
Mac Phone
スマートフォンの種類
OSの勢力
Blackberryはというと、実は以前は世界シェアNo.1だった。日本国内でもdocomoが販
売し、主にビジネス向けの端末として4,000社を超える企業がビジネスツールとして採
用、活用している。
しかしこちらもWindows Phone同様、iPhone、Androidの勢いに対して圧倒されている
状態で、特に国内では完全にシェアを奪われてしまっている。
Blackberry
3.回線
3G
3G(3rd Generation)
電話回線で、第3世代移動通信システムの総称。
高速なデータ通信が可能で、高音質な通話や動画の配信、およびテレビ電話
機能など、さまざまなマルチメディア通信サービスが利用可能。
海外でも同じ携帯電話が使える国際ローミングも利用できる。
【 特徴 】
・ 携帯電話回線網なので、インターネットとメール以外に電話もできる
・ 基地局が全国に数万局あり、無線を飛ばせる範囲が広域なため大抵の場所
で使用可能
・ 通信時にパケット料が発生する
LTE
LTE(Long Term Evolutionの略)
国際標準の通信規格
第3世代携帯電話 (3G) と将来登場する第4世代携帯電話 (4G) との間の技術であ
るため、第3.9世代携帯電話 (3.9G) とも呼ばれる。
「Long Term Evolution」の名称通り、3Gを「長期的進化・発展」させることで、ス
ムーズに4Gに移行出来るようにする、いわば橋渡し(中継ぎ)的な役割を期待され
ている
【特徴】
・3G方式は、下り通信速度が最大384kbps~42Mbps程度となるのに対し、LTEで
は下り最大37.5Mpbs~326.4Mbps程度であるため、3Gより“高速”である
・3Gの各方式より周波数の利用効率化を進めたため、同じ周波数幅を利用しなが
ら、およそ3倍もの容量を確保しているため、“大容量”である
・ゲームやインターネット回線を使った通話などをした場合、3Gでは読み込みが遅
くなったり、声がずれて聞こえたりするが、LTEはそういったことが大幅に少なくなり
“低遅延”である
4G
4G(4th Generation)
電話回線で、第4世代移動通信システムの総称
3Gの発展型で、3Gを更に高度化させ、
光ファイバー並みの速度が実現できる。
【特徴】
超高速データ通信で動画閲覧や音楽ダウンロード
などの大容量データ通信も快適
電波の直進性が高いことにより屋内への電波が届きにくい
Wi-Fi
Wi-Fi(Wireless Fidelity)
無線LANを使用してインターネットに接続する方式のこと。
Wi-Fi によりコンピュータ、ゲーム機、携帯電話、 iPhoneやiPad 、iPodなどの多様な
機器が無線LANを 利用しインターネットへ接続できる。
通信のできる場所は、無料の公衆無線LANエリアのHotSpotやFreeSpotや、 有料の
無線LANエリア、もしくは、無線LAN機器を設置している個人の住宅付近でしか繋が
らない。
自宅に設置すれば、インターネットプロバイダ契約料のみで通信し放題。
【 特徴 】
・ 携帯電話回線網より速いので、インターネットに適している
・ 基地局の数が3Gより少なく、基地局から無線を飛ばせる範囲が狭い
・ 「ホットスポット」、「アクセスポイント」などの無線LANルーターを設置箇所で快適に
使える
・ Wi-Fi 回線に繋がっても、電話回線ではないので電話はできない(アプリにより可
能)
・ 携帯電話からWi-Fiでインターネットに接続する場合、パケット代(通信料)はかから
ない
GPS
GPS(Global Positioning System )
アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個のGPS衛星のうち、上空にある数個の衛星か
らの信号をGPS受信機で受け取り、受信者が自身の現在位置を知るシステムである。
元来は軍事用のシステムであったが、現在では非軍事的な用途(民生的用途)でもさかん
に用いられている。
携帯やスマートフォンなどに用いられるGPSは“ハンドヘルドGPS”という電池で駆動し手に
持って携帯しながら使えるGPS受信機である
【特徴】
・日本の通信がメインとなっているため、通話圏外や海外でも使用可能のスマートフォン以外
は海外ではGPSが使用できなくなる(ハンドヘルドGPS)
・雨天や曇天、雷などの天候状況にはほとんど左右されない
・衛星が十分観測できる状態なら24時間観測可能
・衛星からの電波を利用するため、電波が届かない水中や地下ではまったく使えない
4.機能
基本的な機能
・タッチパネル機能
iOS、Androidに関わらずほぼすべてのスマートフォンにタッチパネルが採
用されており、今までの携帯電話と違い、ホームボタン等を除いて操作はす
べて指で画面をタッチすることで行う。それにともない、文字入力方法には
様々な種類が用意されており、従来の携帯と同じ感覚のもの、スライド式、
PCと同じようなローマ字入力のできるキーボード式などがある。
・通話機能
携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)の移動通話機能。海外で
の通話も問題ない。
・メール機能
以前のケータイメールだけでなく、同一キャリア同士でのSMS、Gmail・Yahooメール・
Windows liveメール等のWebメールも利用可能である。
基本的な機能
・パソコン機能
スマートフォンの最も大きな利点の一つ。フルブラウザを通してPCと同様
のウェブ閲覧が行える。搭載されているブラウザとしては、iOSにサファリ、
AndroidならGoogleCromeなどがある。PCメールの管理も同様である。PC
で作成されたPDF・Word・Excelファイルの閲覧も可能である。
・PIM機能
各種個人情報管理をするための機能のこと。ガラパゴス携帯同様にスケ
ジュール管理、ToDo管理、アドレス帳、メモ帳が使用できる。
・アプリケーション機能
スマートフォン用に開発された様々な無料・有料アプリを利用できる。基本
的にアプリは搭載OSごとに専用に開発されたものが存在し、例えば同じ名前
のアプリでもOS毎の専用のつくりとなっている。
基本的な機能
・マルチメディアプレイヤー
MP3などの音楽ファイルの再生が可能で、音楽プレイヤーとして使用すること
も可能。他にも静止画や動画の閲覧・再生、サウンドレコーダーとしての機
能も有している。
・カメラ機能
デジタルカメラ、ムービーカメラが搭載されている。従来の携帯と比べて高
精度で画素数の高いカメラが多く、撮影時の設定機能等は市販されているデ
ジタルカメラほどではないが豊富である。最近のデジタルカメラには搭載さ
れている光学ズームはほとんどの機種で採用されていない。
・GPS機能
スマートフォンにはGPSが搭載されており、位置情報サービスを受けるほか、
正確な位置情報によるマップ機能なども利用可能となっている。
基本的な機能
・デザリング
デザリングとは、通信端末を内蔵したモバイルコンピューター(携帯電話回線
に接続されたスマートフォンなど)を外付けモデムのように用いて、他のコン
ピューター等をインターネットに接続する機能のことである。例としては、
単体で通信可能であるスマートフォンを、パソコンなどの他の機器と接続し
て外付けのモデム(正確にはネットワークアダプタ/ブリッジ)のように扱い、
それを経由してWWANへ接続する。パソコンとスマートフォンの間の接続は、
USBによる有線接続のほか、Bluetoothや無線LANなどを使って物理的な
ケーブル接続なしに行うこともできる。現在はデザリングにおける制約はほ
とんど存在しないが、別途月額が発生したり専用プランが存在したりする。
・WiFi機能
WiFi接続でインターネットの接続が可能であり、会社や自宅の無線LANエリ
ア内、ホットスポット内、モバイルルーターなどのWi-Fi接続でネットの接続
できる。また、3G回線等よりも高速で大容量な通信が可能である。
基本的な機能
□その他の搭載機能
・ゲーム
・電子辞書・電子書籍
・電卓
・時計
これらについても従来の携帯よりも付加機能やクオリティが高く、タッチパネルも使用で
きることから、幅広い用途の利用が可能である。
5.アプリ
スマートフォンの様々なアプリ紹介
非常に多くのアプリがあり、元から端末にインストールされているものから、企業が開
発したもの、一般が開発したものまで存在する。それらは有料または無料で提供され
ており、ユーザーの判断で好きなアプリを選択してインストールすることができる。アプ
リの種類としては、エンターテインメント、教育、ゲーム、写真、ソーシャルネットワーキ
ング、ニュース、ビジネスなど様々なものが存在する。
iSO標準搭載アプリ
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□iOS標準搭載アプリ
・AppStore
iPhoneにおいて利用可能なアプリを検索・インストールできる。キーワード
で検索する以外に、無料・有料・トップセールス、カテゴリ毎やおすすめの
アプリがまとめてみて探すことができる。アプリ情報は作品ごとではあるが
いくつかのSSもあり詳細につかむことができ、ユーザーレビューも閲覧・投稿
することができる。
・Siri
SiriとはSpeech Interpretation and Recognition Interface(発話解析・認識イ
ンターフェース)のことをいい、iPhone4Sから登場したiOS専用の便利アプリで
ある。メールを書いたり、電話をしたり、アプリを起動させたりなど、様々
な操作を声の認識によって行うことができる、音声アシスタント機能である。
今でもどんどん新しい機能や要素を取り入れようと開発が進んでいる。
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□iOS標準搭載アプリ
・iPod
iPhoneに搭載される魅力的なアプリの一つ。市販されているiPodと同じような
に利用できる音楽プレイヤーである。PCでiTuneを使用し同期させることによ
り、PC内でiTuneに登録されている音楽・プレイリスト等を簡単に共有可能と
なっている。音楽以外にもミュージックビデオ等も再生することができる。
・マップ
Googleが提供しているマップ。Androidにも提供されていて、PCで地図を確認
するに当たり最も利用するであろうマップのアプリである。おなじみの通常
マップ・航空写真の他にも様々な機能が付いており、GPSを利用した正確な現
在位置の表示、場所検索、2区間の徒歩・車・電車のルート・所要時間の表示、
地図で表示した場所の連絡先への追加など、非常に多くのことができる便利
なアプリである。(余談であるがiOS6にて消滅したが、新マップへの苦情殺到
でGoogleがもう一度新しいマップアプリを提供した)
Android標準搭載アプリ
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□Android標準搭載アプリ
・Playストア
Androidにおいてアプリの検索・インストールを行うことのできるアプリ。無
料アプリ、買い切り型の有料アプリがあり、アプリ内課金機能を利用するこ
ともできる。月額課金型の有料アプリは存在しない。有料アプリを購入して
も、ダウンロードから15分以内であれば、1アプリにつき1回のみ返品して払
い戻しを受けることができる。パソコンからもアクセスでき、パソコンでコ
ンテンツを選択すると、Googleアカウントに登録されている指定した端末へ
自動でダウンロードされ、インストールされる。
・Gmail、Googleマップ
基本的機能はiPhoneと変わらない。AndroidはGoogleが大本で開発しているOS
ということもあり、この二つのアプリは標準搭載となっている。
ユーザーインストールにおけるアプリ
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□ユーザーインストールにおけるアプリ
・LINE
LINEとは、NAVER(韓国最大のインターネットサービス会社NHNの日本法人であ
るNHN Japanのブランド)が提供している、携帯電話(スマートフォン・フィーチャー
フォン)・パソコン向けのインターネット電話やテキストチャットなどのリアルタイムコ
ミュニケーションを行うためのインスタントメッセンジャーである。
パケット料が発生せず無料で利用できるため、現在日本ではスマートフォンを利用
している多くのユーザーが使用している。通話やチャットを行いたい相手同士でこ
のアプリをインストールしておけば、通信キャリアや端末を問わず、相手とインター
ネット電話やチャットを行うことができる。複数人でのグループ通話にも対応してい
る。
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□ユーザーインストールにおけるアプリ
・Skype
LINEと同じように無料通話・チャットの行える無料通話アプリである。
スマートフォンが広く普及する前からパソコンにおいて手軽に通話やチャッ
トが行えるとして重宝されてきたソフトである。LINEとの大きな違いはオン
ラインにしておかないと通話できないことである。その分LINEよりは音質は
よい。
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□ユーザーインストールにおけるアプリ
・Bump
Bumpは、iPhoneやAndroid端末同士をぶつけるだけで連絡先情報や写真等の情報交
換ができる便利なアプリである。
一回一回情報をメール等に添付して送らなくても、ガラパゴス携帯でいう赤外線通信の
ように簡単に連絡先を交換できるというもの。送受信にも時間はほとんどかからない。
欠点として、かならずインターネット接続ができる状態であること、データ送受信の成功
率が悪いことがあげられ、成功するまで何度もぶつけることを繰り返す必要がある。
スマートフォンの様々なアプリ紹介
□ユーザーインストールにおけるアプリ
・各種メーカー公式アプリ
マクドナルド、ヤフーオークション、twitter
など多くのメーカーが提供して
いる公式のアプリ。
これらのアプリは基本的にiOSAndroidど
ちらにも提供されていて、スマートフォン
用に情報が閲覧出来たり使いやすくなっ
ていたりする。インストールすることで特
典を得ることが出来たりもするため、普段
PCで利用しているメーカーやサイトが公
式アプリをリリースしている場合はインス
トールして損はないだろう。
ご清聴ありがとうございました。