Transcript ジェット気流！！

ジェット気流が延々と吹き続けて
いる理由を理解する
波と平均流とのコラボ
北極振動の力学の理解にもつながる
冬の北極振動
北極振動が負→北が高気圧で南が低気圧→偏西風が弱い
北極振動が正→北が低気圧で南が高気圧→偏西風が強い
ジェットが摩擦によって、図のようには弱まらないのはなぜ？？
ジェット気流
北
u
南
ジェットが摩擦や傾圧不安定によって
図のように弱まらないのはなぜ？？
ジェット気流
上空
u
下層
ジェット気流が維持されるているのはなぜ？？
v  0
T 0
温度Tで考える
北
H
L
v  0
T 0
H
L
T 0
南
v 0
T 0
v 0
T 0
vT  0
い
ず
れ
は
‥
温度の北向きの
フラックスの平均が正
v 0
T 0
全体的に混ざって等温になってしまう
温度風の関係よりジェット気流は止まる
しかし！実際はジェット気流は吹き続けている
暖かい空気が北に向かい、冷たい空気が南に向かう
なぜ？？
鉛直断面が下記ならば・・・
上空
H
高
温
500ｈPa
850ｈPa
H
低
温
高
温
L
H
H
低
温
W
v  0
T 0
高
温
L
低
温
H
L
L
北
高
温
L
H
H
H
E
L
L
下層 v  0
T 0
v  0
T 0
東
v 0
T 0
vT  0
v 0
T 0
v0
T 0
v 0 T 0
暖気が南に向かい、冷気が北に向かう→寒気・暖気は混ざらない
南北の温度勾配が維持される
温度風の関係によりジェット気流が維持される！
ジェットが摩擦によって、図のようには弱まらないのはなぜ？？
ジェット気流
北
u
南
uv を考える uv :水平運動量（u）の北向きフラックスの平均
地衡風は等圧線が狭いところほど速い！というところが味噌
北
H
H
H
H
H
v  20
u  20
u  u  u'
u 'v'
15
5
正
南
v   10 v  20
u  10 u  20
-15
-5
正
15
5
正
u成分が北に運ばれる
気圧配置が東傾→、北側でのジェットの強化
L
H
H
L
L
u'v'  0
L
L
L
v  v  v'
H
L
L
v   10
u  10
v 5
-15
-5
正
u  15
0
0
運動量のu成分が北でたまる
逆は？？
気圧配置が西傾のとき
北
H
H
H
L
L
H
N
L
v  v  v'
u  u  u'
u 'v'
L
H
H
南
v  10
u  10
u'v'  0
L
H
E
H
L
v   20 v  10
u  20 u  10
L
L
v   20
u  20
v  5
u  15
15
-5
-15
5
15
-5
-15
5
負
負
負
負
u成分が南に運ばれる
0
0
運動量のu成分が南でたまる
気圧配置が西傾→、南側でのジェットの強化
実際はどうなっているの？？
北
まとめ
H
H
H
L
H
L
u
H
H
H
H
L
ジェット気流！！
u
L
L
気圧配置が東に傾く
気圧配置が西に傾く
L
L
H
H
H
南
H
H
H
L
成分
H
L
u
成分
成分
H
u
u
成分
L
L
u
成分
成分
L
L
L
L
u成分が北に運ばれる
＋
u成分が南に運ばれる
ジェット気流が強まる