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平成26年11月14日
<学習内容>
1. 確率
2. 順列と組み合わせ
3. 同じものを含む順列
4. 期待値
<目的>
指定された条件で確率や期待値を計算できるようになること。
又、順列と組み合わせの数え方を理解すること。
 確率とは
ある現象が起こる度合い、またはある事象が現れる割合のこと
 例)
 サイコロの1の目が出る確率
1/6
 赤球と白玉が1個ずつ入っている袋から赤玉を取り出す確率
一般に・・・
その事象の起こる数
確率 
全事象の数
1/2
その事象の起こる数
確率 
全事象の数
例1)サイコロを振って1または2の目が出る確率
 事象が起こる数⇒2 全事象数⇒6
 確率=2/6=1/3
例2)サイコロを2回振って、最初に1、2回目に2が出る確率
 事象が起こる数⇒1 全事象数⇒6×6=36
 確率=1/36
事象Aが起こる確率⇒P(A)
事象Bが起こる確率⇒P(B)
サイコロを振って1または2
の目が出る確率=
加法定理)
事象Aと事象Bが同時に起こらない場合・・・
1/6 + 1/6 = 1/3
事象Aまたは事象Bが起こる確率=P(A)+P(B)
乗法定理)
事象Aかつ事象Bが起こる確率=P(A)×PA(B)
PA(B):事象Aが起こった条件下で事象Bが起こる確率
サイコロを2回振って最初に1、2回
目に2の目が出る確率=
1/6 × 1/6 = 1/36
 問題 5 本のうち 2 本が当りのくじがあります。このとき、1回目のく
じで当たり、2回目のくじではずれになる確率を求めて下さい。
<考え方>
 事象A:1 回目のくじ引きで当りが出る
 事象B:2 回目のくじ引きで外れが出る
 確率=P(A)×PA(B)=2/5 × 3/4 = 6/20 = 3/10
その事象の起こる数
確率 
全事象の数
(当たり+外れ)の 組み合わせの数=6
5本のくじから2本を選ぶ
選び方の数=20
順列とは
 n個のデータの集まりからr個を取り出して並べる場合の並べ方の総数
⇒
nPr と表す
 例1)1,2,3,4の4個の数字から4個の異なる数字を取り出して4けたの
数字を作る場合の順列
1桁目:4通り、2桁目:3通り、3桁目:2通り、1桁目:1通り
4P4=4×3×2×1=
 例2) 4P2
24 (通り)
= 4×3 =12
 一般に・・・
nPr
r個
= n×(n-1)×(n-2)×・・・×(n-r+1)
r!=r×(r-1)×(r-2)×・・・×2×1
組み合わせとは
 n個のデータの集まりからr個の組を取り出す方法の総数
⇒
nCr と
表す
 例)A,B,C,Dの4人のグループから二人一組のペアを作る時の組み合わ
せの総数。
 4人から二人を取り出す並べ方:
4P2=
4×3 =12
 それぞれのペアに対して、例えば(AB)、(BA)の二通りカウント
 そこで、
 一般に・・・
4C2
nCr
= 4P2/2 = 12/2 = 6
= nPr / r!= n×(n-1)×(n-2)×・・・×(n-r+1)
r!
 n個の中に、同じものaがp個、bがq個、cがr個あるとする。この
とき、これらを全て使って一列に並べる並べ方は次の式で与えられる。
n!
p!q!r!
(n  p  q  r )
 例)赤玉が3個、白玉が2個あります。この5個を一列に並べる並べ方
は何通りありますか?
5! 5  4

 10
3!2!
2
 異なるn個のものから重複を許してr個とる順列
n×n×・・・×n = nr
r個
 次のような宝くじを考えます
1等
2等
3等
はずれ
賞金
5000円
本数
1
2000円
500円
0円
3
10
86
 このとき、賞金総額=5000×1+2000×3+500×10=16000(円)
 1枚当たりの賞金平均値=16000/100=160(円)⇒
次のようにも書ける
1等の確率
期待値
2等の確率
 期待値= 5000×(1/100)+2000×(3/100)+500×(10/100)
3等の確率
 【応用課題6-1】~【応用課題6-5】
明日(11月15日)17:00