地方証券取引所は不利!!

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Transcript 地方証券取引所は不利!!

地方証券取引所の存続の是非
~否定派~
亀井 貴生
加島 奈菜子
林 和輝
主張①地方証券取引所は
流動性が極めて低い
以上の3点より
主張② 市場の規模が
縮小傾向にある
我々は地方証券取引所は
日本には必要ないと主張します
主張③ 取引の高度化により
存在意義が薄くなった
地方証券取引所について
Q.そもそもなんで日本って
5つも証券取引所が存在するの?
A.かつては、各地の取引所で証券会
社の仲買人が売値と買値を言い合っ
て、実際の株券をやり取りして取引をし
ていたためどうしても一定数の取引所
が必要であったため!!
Q.他の地方証券取引所は
どうなったの?
今は福岡証券取引所と札
幌証券取引所の2つを指し
ます。もともとは、京都、神
戸、広島、新潟といったとこ
A.広島・新潟証券取引所
ろにもあったが吸収合併や
…東京証券取引所に吸収合併
京都証券取引所
廃止などで消滅。
…大阪証券取引所に合併
神戸証券取引所
…解散
お待たせしました!
それでは主張の説明に入ります
ご注目ください!
主張①
地方証券取引所は
流動性が極めて低い
主張① 地方証券取引所は流動性が極めて低い
しかし!
そもそも
図表1 各証券取引所の上場企業数
区分
上場企業数
1部
1680
2部
431
マザーズ
181
合計
2292
1部
529
2部
218
J
ASDAQ
996
合計
1743
1部
209
2部
105
セント
レックス
27
合計
341
メインボード
66
アンビシャス
10
合計
76
メインボード
120
Q-b
o
a
r
d
10
合計
130
東京
証券取引所の基本的機能は、
図表2 福岡証券取引所の売買高推移
大阪
高度に組織化された市場を開設し、
減少!!
上場企業数だけでなくその取引金額も非常に少
その市場に有価証券の大量の
名古屋
なくその機能に関しても大いに疑問である
受給を集中させることによって、
有価証券の流通性を高める
ととも
札幌
に受給を反映した公正な価格を形成
福岡
し、その価格を公示することにある
(『入門 日本の証券市場』P10より引用)
800
700
600
500
単
位
・ 400
億
円
300
200
100
0
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
主張① 地方証券取引所は流動性が極めて低い
図表3 株式年間売買代金の内訳(2007年)
地方証券取引所の
単独上場社数がとても少ない
よって、
3.90% 0.10%
東京証券取引所
取引所の基本的機能である
大阪証券取引所
1.40%
市場の流動性が見劣りするため、
図表4 地方証券取引所の単独上場社数
JASDAQ これ以外の企業は
市場としての魅力が
他の取引所でも取
その他の証券取引所
地方証券取引所は
札証
福証
引を行っている!!
大きく欠如している!!
76社
上場会社数
日本には必要ありません
94.60%130社
単独上場会社
20社
37社
主張②
市場の規模が
縮小傾向にある
主張② 市場の規模が縮小傾向にある
図表6 福岡証券取引所の市場規模
図表5 各証券取引所のIPO数の推移
今後市場規模が
ずっと1ケタ台をキープし続けて
縮小していく一方である
いるのが両地方証券取引所!!
ここ数年は上場企業
は
減少していく一方!!
主張② 市場の規模が縮小傾向にある
さらに!!
よって、
地方証券取引所はIPO拡大支援を各々行っている…
規模の縮小→上場企業の
減少という負の連鎖が
地方証券取引所は
実際に効果は…
地方取引所の
出ていない!!
日本には必要ありません
機能を鈍化させている!!
◆福岡取引証券所◆
1)
2009年7月設立
九州・山口・沖縄地域で「3~5年以内に株式公
開を果たす!」という確たる自覚認識を持つ企
業に対し、QSPをはじめとする応援団が、最長
『2年間』『無料』で集中的にサポートするプロ
ジェクト
⇒25社がIPOに向けての準備を行っている。
(H22年4月現在)
2)外国株上場制度 2010年4月導入
◆札幌取引証券所◆
1)北海道資本市場会議
地域の資本調達・流動化の
ニーズに答え、北海道経済
の活性化に向けて、札幌証
券取引所の役割について説
明・議論を行っていく。
⇒セミナーや会議を行っている
だけ。
主張③
取引の高度化によって
存在意義が薄くなった
主張③ 取引の高度化により存在意義が薄くなった
取引システムは、地方証券取引所と
東京証券取引所は同じ!!
・情報技術の発達により証券取引の効率が着々と向
上している!
・情報伝達速度の向上により、新しい情報が即座に取
引に反映されるようになった
主張③ 取引の高度化により存在意義が薄くなった
さらに!
□アルゴリズム取引□
売買チャンスの判断をコンピューター
に任せる取引。人間の介入を限りなく
□東証アローヘッド□
ゼロに近づけることで、1/100秒レベ
高速性・信頼性・拡張性を兼ね備えた、次世代売
ルの世界での取引を実現させる。
買システム。このシステムの導入により、機関投
資家にとってはアルゴリズム取引が行いやすくな
るなどのメリットがある。
高速取引の発展により、
4地方証券取引所が
併合・消滅したとき同様
その必要性に疑問が…
主張③ 取引の高度化により存在意義が薄くなった
さらにさらに!!
コロケーションサービスなんてものもでできている!!
前述の高速技術に
地理的な距離を縮めることで
対応すべく
サーバーの地理的
取引注文の速度を補完していくレ
条件を向上させるこ
ベルまで求められている!! とで
この分速い取引が
可能となる!!
主張③ 取引の高度化により存在意義が薄くなった
よって、
以上のサービスが注目を
集めてきている現状を踏まえ、
地方証券取引所は
取引所の高速化に伴い取引が一極集中
する今後を考えると
日本には必要ありません
地方証券取引所は不利!!
地方証券取引所は日本には必要ありません!!!!
主張①地方証券取引所は
流動性が極めて低い
主張②市場の規模が
縮小傾向にある
主張③ 取引の高度化により
存在意義が薄くなった
ご清聴ありがとうございました!!!