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Report on DIRC Radiator Y. Horii, Y. Koga, N. Kiribe April 2011 1 Contents 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 2 DIRC NOTE 40 (1996) H. Kawahara’s Report (1996) DIRC NOTE 82 (1997) SLAC-PUB (1997) SLAC-PUB (1997) DIRC NOTE 130 (2000) DIRC NOTE 132 (2000) DIRC NOTE 140 (2000) SLAC-PUB (2001) NIM (2003) 堀井 古賀 桐部 1. DIRC NOTE 40 (1996) Blue at 442 nm UV at 325 nm 3 Bulk transmission Quartzを透過したレーザーの強度 結果 良い透過率 セットアップ (スキャン可) 若干の位置依存性 曲がった光路の可能性(端の方) 4 Surface reflectivity レーザーの内部表面反射率 透過率をxとすると、 セットアップ 測定したI0-4を用い、xを求める。 結果 I0-4を測定 反射率 > 99.9% 表面粗さ ~ 10Å 5 RTV coupling RTVの屈折率がQuartzと違い、 Windowが傾くと、経路が変わり得る。 RTV: 接着用ゴム RTVによる影響を知りたい。 セットアップ 結果 図は、空白。 文字のみ: ”No appreciable angular distortion” 6 2. H. Kawahara’s Report (1996) QuartzのSquarenessやStraightness、ミラーの角度などの影響をMCシュミレー ションで見積もる。 結論としては・・・ non-squareness の影響が最も顕著で、補正できない効果として現れる。 他の影響に関しては無視できる。また、補正が可能。 7 Particle Track ←角度の取り方 ・MCシュミレーションでβ=1の粒子から出るチェレンコフ光のnominal angle とreconstructed angleを比較 δθcのmean値とRMSをParticle Trackの角度θtrackを横軸にして値を比較する →mean値のずれは補正可能。RMSが大きいと補正不可 8 non-squareness ←Quartz製造(研磨)の方法から右のような 形は考えにくいので、左のように直角から のずれの角度を定義 η=0.5mradの時、RMS<6 → RMS mean 9 表面精度 RMS<4 チェレンコフ光の反射回数に比例 してRMSは大きくなる 実際の表面精度はこれより良い ミラー角度 RMS<1.7 ξ=1.0mradのとき チェレンコフ光がミラーに行かない 10 たるみ δ=1.0cm歪んだ時のシュミレーションをしているが、現実的ではない 効果も小さい 結論 Quartz Bar のnon-squareness の影響が最も大きい 11 3. DIRC NOTE 82 (1997) pre-production のQuartz Bar 52本の測定結果 測定項目 ・寸法 ・内部反射率 ・透過率 12 DIRC Note#40の 測定装置で測定 寸法 特に問題なし 透過率 特に問題なし Zygoの測定結果より良くなっていた→SLACで表面をさらに研磨したため 内部反射 #2,3で内部反射率がR<0.998 →”lobes”によるもの 47回内部反射させたレーザーの強度分布 Peak power の15%が”lobes” 52本のうち28本に”lobes”が見られた。 このセットアップでは”lobes”があると内部反射率が正確に測定できないが、”lobes”が 無いbarに関しては内部反射率も要求を満たしていた total R=0.9996±0.0001 13 4. SLAC-PUB (1997) DIRCの説明とQuartzの精度についてのまとめ Quartzのサイズ 17mm 1225mm 35mm これを4つつなげて長さ4900mmのbarにする 14 Quartzの精度の要求 チェレンコフ光の内部反射回数が数百回にもなるため、 表面精度や面と面の平行度、直角度に厳しい制限を設ける必要がある ・表面精度 ・平行度 ・直角度 ・エッジ :0.5nm(RMS) :25μm :0.3mrad :r< 5μm 角の半径r<5μm 325nm:1%/m 442nm:0.2%/m ・内部全反射率 :0.99960±0.00006 ・吸収 15 5. SLAC-PUB (1997) DIRC NOTE 40 16 Radiation damage 10 krad照射後に、透過率が落ちない事を確認したい。 Co60を用い、O(MeV)の光子を照射。 2つのタイプのQuartzをテスト。 Natural fused silica: 自然の粉状のQuartzから構成。 Synthetic fused silica: SiCl4などから合成。 結果 17 Natural Typesは、~10 kradで 透過率が半減。 Synthetic Typesは、O(100) krad まで問題ない事を確認。 Inhomogeneities Heraeus Suprasilを用いた不均等性の確認 干渉によるLobes(極大部分)を見る事で、Quartzの不均一性を調査。 Ingot(素材の塊)を用いる。 レーザーを入射し、脇の点を見る。 脇の点の強度は、 典型的に真ん中の数% 結果 18 Quartz構成の際、Quartzを回転させている。 円の接線上に入射した時に、脇の点が発生。 端の方に入射したときは、脇の点が出ないが、 入射角度により脇の点が出なくなる位置が異なる。 Rotation of the ingot during growth plays a role in the formation of the LAYERS. 6. DIRC NOTE 130 (2000) SLAC-PUB (1997) 19 Periodic structure 周期的構造の有無の確認: セットアップ 顕微鏡に移る周期構造 左右に走る1本の黒いラインは、 スケールを表すためのワイヤー。 周期構造の存在が、再確認された。 20 Comparison between QPC and Heraeus QPCでは、脇の点の強度が真ん中の点に比べO(10-4)。Heraeusの1/100。 21 Opening angle measurement 入射と透過の角度の違いを見る事で、Layer spacingやInhomogeneity amplitudeがわかる。 22 7. DIRC NOTE 132 (2000) デジタル顕微鏡を使い、Quartz barの形状が維持されているか確認。 (角が損傷されていないか、表面は平らで、各面が平行/垂直かを確認。) 23 8. DIRC NOTE 140 (2001) 24 Measurement of the reflection index of EPOTEK301-2 glue ≒3m Glueの成型 laser ・glueで作ったwedgeにレーザーを入射し、図の距離と角度を測る ことで、325,442,543,633nmでの屈折率を測定(error ±0.005) 25 Fresnel reflectivity Fresnel theoryから反射率を入射角の関数として計算。 26 Measurement of the EPOTEK301-2/ Fused silica interface reflectivity(TE mode) (a) ・EPOTEKで接着した石英と、接着していない石英の比を測定 することで、EPOTEK301-2/fused silica面での透過率を測定 ・ EPOTEK301-2とfused silica面での反射率(relative)を測定 27 Relative transmission & Fresnel reflectivity(TE mode) ・442nmでのEPOTEK/silica面での透過率から、 EPOTEK/silica面でのフレネル反射を計算 (TE mode) ・20°以上の入射角でFresnel theoryとの相違が みられる。(理由はわかっていない) 28 9. SLAC-PUB (2001) 29 Setup for study the photon background scintillation counter EPOTEK301-2 ・粒子の軌跡を2つのscintillation counterで決める。 (uncertaintyは1°) ・Pbのshieldingで≒0.4GeVのμをselection 30 Monte Carlo simulation ・DIRC NOTE 140 (2001)の実験結果をphoton background のシミュレーションに使用。 ・Delta-Rayに加え、EPOTEK/silica面での反射もシミュレー ションに加えると、データを説明できた。 31 10. NIM (2001) 「Optical properties of the DIRC fused silica Cherenkov radiator」 DIRCについてのまとめの論文。これまでのノートに書いてあ るものもほぼ全てまとめられている。 32 Radiation damage in optical glue(EPOTEK301-2) ・EPOTEK301-2がガンマ線(Co60)70kradに耐性があることを 確認。 33 fused silica edge damage or chips (a)A bad bar edge (b)A good bar edge ・microscopeでとったfused silica のedge ・全てのquartz bar でedge chipの総面積が 6mm^2以下という要求を満たした。 34 結び 最終的に、TOPにおける時間分布の詳細を理解したい。 Arita, M. thesis 下に横たわる分布の源や、ガウス関数 の幅がデータで広い理由の理解。 そのために、Quartzの形状や内部構造の理解は不可欠。 DIRCにおける研究は、非常に参考になる。 35 Backup Slide 36 37