Transcript 提携内容

Sharp
Panasonic
Sony
Smart Tough
Speedy
1. What
is Haier
2. Business strategy
3. The method of entry
Sharp
Panasonic
Sony
Smart Tough
Speedy
ハイアール企業とは
2. ハイアールの企業戦略
3. 日本市場への参入
1.
海爾集団(ハイアール・グループ)
５
従業員
万人を抱える、
中国最大の家電メーカー、グローバ
ル企業グループ
西暦
1984
中国青島にて、赤字企業2社が合併し、冷蔵庫工
場として出発
1984
現代表・張瑞敏が工場張就任
1999
アメリカに海外初の生産工業団地を設立
2002
三洋電機と「三洋ハイアール株式会社」を設立
2005
北京五輪の公式スポンサーとなる
2006
2011
中国企業としては初のNBAスポンサーとなる
三洋電機の洗濯機・冷蔵庫事業買収
8,300
11984年売上348万元（4500万円）
2008年売上1220億元(1兆8300億円)
（出所：ハイアールホームページ資料）
ブランドマーケット
シェア世界第
位
１
ドラム型洗濯機「陽光麗人」
冷蔵庫
「０８オリンピック光3ドア冷蔵庫」
ワインセラー
165
ヨーロッパ
●
★
■
４
１
２
東ヨーロッパ
●
１
★
２
西アジア
★
２
南アジア
●
▲
★
中国
●
４２
▲
１１
★
３
■
５
１
１
６
東アジア
●
３
★
１
■
２
アメリカ
●
３
▲
１
★
２
■
１
アフリカ
★
４
オーストラリア
●
１
(出所：ハイアールホームページ資料)
● 貿易会社
▲デザインセンター
★工場
■工業団地
「高品質冷蔵庫」の
ブランド確立戦略
製造
販売
品質不良のクレーム
選んでもらうが・・・
満足できる冷蔵庫なし
調べてみると・・・
４００台中７６台に問題
それは・・・
福利品や贈り物として使用
☆ 安く売る＝粗悪品の生産を認める
☆ 責任を取ってその月の給料はゼロ
☆ やるからには一番
☆ 欠陥があれば、それは廃品
☆ 言ったことは必ず実行
従業員の信頼
品質は何より重要
さらに・・・
リープヘル社での研修
社内研修
品質管理に関する知識を
ドイツで勉強・訓練
品質管理に関する知識
を従業員に指導
リープヘル社の管理基準を導入
イタリア産の部品を採用
国より高い標準で検査
「高品質冷蔵庫」の
ブランド確立戦略
製造
販売
一般的な流通方法
メーカー → 一級卸
↓
二級卸
↓
三級卸
↓
小売 → 消費者
ハイアール
メーカー
↓
国有大型デパート
↓
消費者
高級
信用
ブラン
ド
さらに・・・
①値下げブームでの値上げ
⇒消費者の信用UP
②外国風ブランド名の使用
⇒「高品質・高級・おしゃれ」な
イメージ
製造
販売
中国最良の冷蔵庫ブランド
張CEO
日本は家電強国であり、米国や
EUのように殴り込む形では進
出できない。日本の家電会社と
提携するという方法で市場に入
ろうと考えている。日本企業と
真っ向から競争するような方法
では失敗するだろう。
2011年7月28日
ハイアールによる三洋
電機の家庭用電化製品
事業の買収が合意
(1)ハイアールの強い販売網を活用しての三
洋
ブランド、ハイアールブランドでの中国市
場
での販売
(2)ハイアールブランド商品の日本市場での販
売と合弁会社設立
(3)三洋の基幹部品のハイアールへの技術協
力と供給拡大
日本市場の場合
マーケ
ティン
グ計画
製品開
発
原材料
調達
生産
物流
ハイアール
販売
サービ
ス顧客
対応
中国市場の場合
マーケ
ティン
グ計画
製品開
発
三洋電機
原材料
調達
生産
物流
販売
サービ
ス顧客
対応
１．ハイアールの中国における
販売、サービス網の優位性
巨大な中国市場に自社ブランド製品を
販売することが期待できる
２．技術的優位性
ハイアールに対して部品、基幹部品を
供給することで三洋ブランドの家電製
品以外でも市場拡大できる
１．日本における販路の開拓
２．三洋電機からの技術ノウハウの吸収
３．中国におけるブランドイメージ向上
洗濯機
冷蔵庫
26%
39%
海爾
海爾
小天鵝
科龍
栄事達
松下
金羚
10%
8%
1%
4%
3%
新楽
楽金熊猫
中迪
その他
4%
5%
23%
26%
サムスン
美菱
2%
3%
3%
4%
新飛
16%
7%
シャープ
ボスコ
8% 8%
華意
その他
カラーテレビ
エアコン
TCL
美的
13%
13%
格力
長虹
創維
海爾
10%
55%
中意
8%
4%
3%
2% 2% 3%
13%
45%
サムスン
海信
華僑電子
海信
10%
シャープ
康桂
飛達仕
東菱
春蘭
海爾
その他
3%
3%
3% 4%
6%
その他
(出所:ビジネスシステム応用研究)
洗濯機
冷蔵庫
No.1
No.1
エアコン
カラーテレビ
No.3
No.8
他の家電製品に比べるとカラーテレビが振るわない
セグメント別売上高(三洋電機)
1000000
900000
800000
700000
AV・情報通信機器
600000
電化機器
500000
産業機器
400000
電子デバイス
300000
その他
200000
100000
0
2006
2007
2008
2009
(出所:三洋電機HPより作成)
テレビ・ビデオ等のAV・情報通
信機器セグメント好調
白物家電を扱う家電機器セグ
メント低調
テレビは強いが、白物家電製品が弱い
ハイアールと三洋電機の提携戦略
は・・・
今後の動向に注目
海外市場への参入には・・・
・「中国企業の市場主義管理‐ハイアール」 吉原英樹
白桃書房 2006
・「ハイアールの戦略 孫健」 かんき出版 2003
・「世界に挑戦するハイアール集団」 王曙光 2003
・「中国企業の競争力」 安室憲一 日本経済新聞社 2005
・「一目でわかる中国有力企業と業界地図」
サーチナ総合研究所 2002
・「ハイアール集団」 欧陽桃花 KOBE BUSINESS SCHOOL
2004
・ハイアールHP http://www.haierjapan.com/
・三洋電機HP http://panasonic.co.jp/sanyo/